Maison&OBJET (メゾン・エ・オブジェ)  Paris Deco Off  (パリ デコオフ)

新年のご挨拶もままならぬまま、しばらくの間ショールーム店舗をしばらくの間臨時休業とさせていただくご案内です。

昨年末はたいへん多くのお客様から、海外ブランドのッカーテンのご依頼をいただきまして本当にありがとうございました。

お客様のご期待とご要望にお応えできるよう、最新の情報を仕入れに、2年ぶりにパリで行われる「メゾン・エ・オブジェ」に行ってまいります。

今回は、店舗スタッフも行く為、1/15(火)~1/21(月)のお休みとなりますのでご注意下さい。

このイベントは、年2回(1月と9月)開催され、インテリア業界の「パリコレ」とも言われる華やかさとトレンド発信力を持ったトレードショーです。

世界中から、インテリアブランドの最新作が出店されます。

 

そして、もう一つのイベントはパリの市内で行われる「パリ・デコオフ」です。

こちらは、メゾンに出店しないブランドが独自に其々のショールームで行われる新作の発表会です。

パリの街を歩きながら最新のトレンドをチェックしてまいります。

本場ヨーロッパのトレンドを自分達の目で確め、最新の情報を皆様にお届けできるようパワーアップして戻って参りますので、どうぞご理解の程 宜しくお願い致します。

そして、その日に見た事を沢山の画像を使ってブログんいアップして行きますので、是非ご覧になって下さい。

今日は大雪が降って、交通機関が乱れておりますが、はたして無事に旅立つことが出来るのでしょうか・・・? (^_^;)

それでは、本日の深夜 羽田発の便で行ってまいります!

 

 

アンドリュー・マーチン・インテリアデザインレビュー VOL,16

イギリスの一流のテキスタイル・メーカー、アンドリュー・マーチン(Andrew Martin)は、「Andrew Martin Interior Designer of the Year Award」(アンドリュー・マーチン・インテリア・デザイナー・オブ・ザ・イヤー・アワード)を主催し、一年に一度、世界の優秀なインテリア・デザイナーを表彰しています。

そして、入選者のインテリアデザインは、Andrew Martin Interior Design Review(アンドリュー・マーチン・インテリアデザインレビュー)という写真集に編集され、世界各国で出版されてます。

毎年、その出版記念のレセプションが東京千代田区にあるイギリス大使館で行われます。

今年も主催するチェルシーインターナショナルさんから招待を頂き、参加してきました。

私自身は、昨年は都合が付かずに参加できませんでしたが、一昨年に続き2度目の参加となりました。

 

秋の風の肌寒さが心地よく感じられる中、千鳥ヶ淵の畔にあるイギリス大使館に向かいました。

さすがに大使館だけあってセキュリティーのチェックは厳重です。招待状と身分証明書の提示を求めらながら大使館のゲートを通りました。入って左側の1番奥にある館がパーティー会場です。

「Andrew Martin Intrior Design Review」は、レジデンス、ショップ、オフィス、ホテルなど、さまざまなインテリアデザインが紹介されている、どっしりとした永久保存版の年鑑です。

国際的なアワードらしく、洋の東西問わず、時代も問わず、何度見ても発見やインスピレーションが得られそうな面白いデザインばかりです。

招待客は大使館の中庭でワインを飲みながら歓談しています。そこにはモニターがあり、アワードに出展された作品が映し出せれています。

生バンドの音楽が流れ、お酒も程よく聞いてくると、秋風の肌寒さも心地よく感じられます。

その中に顔見知りを見付けては話に盛り上がりました。私の友人はトレードマークの帽子をアンドリューマーチンの新作で作り、社長とその話しで盛り上がっていました。

招待客は、ホテル関係やデザイン事務所などコントラクトな物件に携わる人は多いようです。

受付で招待客のリストが渡されるので、どんな人が来られているかが解るのです。

 

このアワードの受賞者は毎年秋に発表され、今年でもう第16回を数えるそうです。

そして今年度は、日本からも3名の方が受賞されました。

日本ではご存じない方も多いかと思いますが、海外のメディアでは、「インテリア・デザインのオスカー」と称され、世界中からエントリーされる程、規模の大きいアワードなのです。

アンドリュー・マーチンのコレクションは本当に斬新です。 このビートルズのクッションもその1つ。いかにもイギリスらしいファブリックです。

室内の窓辺には、新作のファブリックを使ったカーテンが掛けられていました。

 

それでは、アンドリュー・マーチンについて少し詳しくご紹介しましょう。

イギリスの一流のテキスタイル・メーカー、アンドリュー・マーチン(Andrew Martin)は、シンプルでありながら斬新でグローバルなデザインを提供しています。

   

世界の工芸品や文化的遺産を上品で現代的なスタイルにアレンジし、その独特な色調と風合いはインテリア業界で常に注目を浴びています。

元々インテリア・デザイナーであったマーチン・ウォーラー(MartinWaller)は、アンドリュー・ジレスピー(Andrew Gillespie)とビジネスパートナーを組み、1978年にリッチモンドで会社を立ち上げました。

ファブリックから始まったそのコレクションは、今や家具、壁紙、アクセサリーにまで拡大され、毎日3,000メートルものファブリックがオーダーされ、世界55カ国に流通されています。

こちらは2013年A/Wの新作「BERKELEY」のコレクションの表紙です。

今年の9月にパリ行われたメゾン・エオブジェでは、世界不況で、トレンドもミニマリズムに傾倒する中、この宇宙船のコックピットをイメージしたブースが異彩を放ち、とてもにぎわっていたとのことです。

『アンドリュー・マーチン』 今後注目のブランドなのです。

 

ZIMMER+ROHDE 新作発表会 

11月に入ってイベントが目白押しと以前のブログでも書きましたが、今回はその続きです。

東京・六本木の宝石店「ガレリアUCHIHARA」にて開催された、ZIMMER+ROHDE(チマー アンド ロード)の新作発表会へ行ってきました。

 

ZIMMER+ROHDE は、SAHCO や JAB などと並ぶドイツを代表するトップエディターです。

1899年創立以来「最上の布地」を企業理念としている4世代に亘る家族経営の会社です。

現在の社長アンドレ・チマーが27年前に入社し、それまでのドイツ語圏の市場からインターナショナルに市場に規模を拡大してきました。

 

 

そして現在、メリオット、ヒルトン、シェラトンなど世界的なホテルに商品を納めています。

また、イタリアのカッシーナやB&Bなどの有名な家具メーカーにもその生地を提供しています。

そして、そのブランド戦略は、自社内にブランドを作るのではなく、様々な国の特徴を備えた高級なブランドを傘下に収めるという形で展開しています。

現在は自社ブランドの ZIMMER+ROHDE 以外にもフランスの ETAMMINE 、イタリアの ARDECORA 、イギリスの HODSOLL MCKENZIE や WARNER FABRICS 、アメリカのTRAVERSなどの其々違う個性を持ったブランドを展開しています。

 

 

商品説明会には、本社よりエクスポートマネージャーのルーシェ氏が来日され、ZIMMER+ROHDE 、ARDECORA 、HODSOLL MCKENZIE の新作のデザインについて1つずつプレゼンテーションが行われました。

 

写真は今回目の引いた新作の柄です。

毎回、ディスプレイに使われるようなキャッチな柄も何点か発表されています。

しかし、基本的には、ジオメタリックでモダンなデザインが特徴といえるでしょう。

 

 

 

少し前のコレクションですが、当社にあるハンガーサンプルをご紹介します。

【Scroll】 生地巾310㎝ リピート60㎝ ポリエステル100% ¥22,000/m      

   

このように洗練された、モダンな空間に相性の良いコレクションが豊富です。

そして、フェミニンな雰囲気のものは ETAMIN が、ナチュラルな雰囲気は HODSOLL MCKENZIE が担当しているのです。

日本では、まだあまりお目にかかる機会がありませんが、長年、世界的名なトップエディターとして親しまれているZIMMER+ROHDEの商品は、今後日本でも注目のブランドです。

 

 

上の写真はパリのパレロワイヤルの近くにあるZIMMER+ROHDEのショールームです。

入口を入ると吹抜けになっていて新作の生地が上から垂れさがってディスプレイされています。(見上げているのは私です・・・)

ちなみにエディターとは、本来は編集者という意味ですが、ヨーロッパのインテリアファブリックの業界では、毎年トレンド取り入れた新作コレクションを発表する高級ブランドを持つメーカーのことをこのように表現しています。

 

 

 

ピエール フレィ社 マシュー・フレィ氏を囲む会 

 

世界各国のインテリアテキスタイルのディストリビューターを務める㈱トミタさんのお招きで、フランスはパリの高級ファブリックブランド「ピエールフレィ」の発表会に行ってきました!

本国フランスの人からも

「いつかはピエールフレィ・・・」

と言われる憧れのブランドなのです。

 

今回は、創業者ファミリーの一族であるマシュー・フレィ氏が来日され、㈱トミタさんの池田山サロンにて少人数でアットホームな雰囲気の中で行われました。

 

こちらは、ピエールフレィのファミリー 右から現社長で祖父の名前を引き継いだ長男のピエール、今回来日した三男のマシュー、二男のヴィンセント、そして会長でるパトリック・フレイさんです。

このように、ヨーロッパのファブリックメーカーはファミリー企業が多いようです。

現社長のピエールさん以外は、其々違う職に就いてキャリアを積んでいましたが、現在は全員が加わり、ファミリービジネスをより強固なものにしています。

お父さんであるパトリックはとても喜んでいるとのことです。

㈱トミタさん35年もの昔からとお取引があるとのことで、同じご兄弟でやられているスタンスが似ていてとても友好な関係を長年築かれているようです。

1935年創業のピエールフレイは、フランスでもトップシェアを誇ると聞きます。

そして、製品の60~65%は自社の工場で今も作られているのです。

   

パリ市内にも、サンジェルマン地区に2ヶ所、そしてショールームの連なる rue du Maill に大きなショールームを構えています。

上の写真は、パリのショールームの中の様子です。

 

それでは、今回見せていただいた中で印象に残った生地をご紹介させて頂きましょう。

   

 

ピエールフレイはデザイナーで会長であるパトリック・フレイ氏がデザイン全ての監修に携わっています。

そして、様々な旅の中からインスピレーションを得て、そのデザインは起こされことが多いようです。

これはLEOという生地です。日本の藍染のような色合いです。

パトリックさんが南仏を旅してした時に見つけた陶器のデザインからインスピレーションを得て作られました。

GAYA これも面白いですね!

中央アジアを旅した時の民族衣装をモチーフにしています。

こちらはVENUSという生地。ヨーロッパの教会にあるフレスコ画の様ですね!

これに関しては、面白いエピソードを伺いました。

新作のプレゼンテーションの時に、「お見せしますが、この商品は売れないと思います!」と言いながらご紹介したそうですが、実際はこれがけっこう売れているそうです!

どこで?  ラスベガスのカジノとか・・・だそうです (^o^)

これも面白いです! 人々の生活がパターンで表現されています。

ヨローッパの伝統的な柄で「トワレドジュイ」というのをご存じでしょうか。

こんな感じで人々の暮らしを絵に描いたような柄をよく見かけますよね。

これを、若いデザイナーを起用してデジタルプリントで現代版を作ってしまったと言う訳です。

今回初めて知りましたが、「トワレドジュイ」は、中世の読み書きの出来ない人々に伝える為の手段として作られたそうです。 (^.^)

プレゼンの後、美味しいワインとサンドイッチを頂きながらアットホームな感じの素敵な会でした。

トミタさん お招きいただきましてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

IFFT/ インテリアライフスタイルリビング

10月~11月に掛けて、私たちインテリア業界に携わる者にってはイベントが目白押しです。

その中の1つ、東京ビッグサイトで行われたライフスタイル提案型のインテリア総合見本市「IFFT/インテリアライフスタイルリビング」の最終日に行ってきました。

東京ビッグサイトは、私たちのショップとは同じ区内で車では15分位の距離にあり、ありがたいことにとても便利なのです。

来月にある「ジャパンテックス」と同時期開催が望まれますが、遠方の方々にとっては出張の繰り返しで本当にご苦労なことだと思います。

 

IFFT/ライフスタイルリビングは、(社)日本家具産業振興会とメサゴ・メッセフランクフルト(株)が主催していて、家具、ファブリック、雑貨関連の最新デザイン製品が集結して見てて、見る者の目を楽しませてくれます。

また、年明けの1月に行われる「ハイムテキスタイル」と同じメサゴ・メッセフランクフルトが主催していることもあり、世界的エディターの出展や、トレンドの予測など、私たちには興味のあるイベントやセミナー行われているのも面白いところです。

 

そして、最終日の最後に行われた“世界のブランドテキスタイル最新プレゼンテーション”と題されたセミナーに参加してきました。

Jacob Schlaepfer(ヤコブ・シュレイファー)のクリエーティブディレクターMr.Michele Rondelliのプレゼンテーションにはとても興味をそそられました。

写真は展示ブースの様子です。

他には無い斬新なデザインと素材感は、「これってどうやって作るの?」という疑問にかられるような独特な色彩と風合いを備えたデザインの数々です。

「ヤコブ・シュレイファー」は1904年設立のスイスのファブリク・エディターです。

アパレル生地の製造からスタートし、オートクチュールをパリ、ローマなどで展開しています。

近年はLOIS VUITTON,MARC JACOBS,VIVIENNE WESTWOODなどに生地を提供しています。

 

このPollockというファブリックは、総スパンコールで出来ています。手で撫でるとスパンコールの向きが変わり違う色の輝きを醸し出します。

アメリカのオバマ大統領夫人がこの生地で仕立てられたドレスを着られたことでも話題です。

上の写真は、「ヤコブ・シュレイファー」の生地を使った「DOLCE &GABBANA」のファッションショーです。

そのトレンドのコンセプトは“コントラスト”です。

それは、色の濃淡によるコントラストだけではなく、異なった素材の組み合わせや、古いものと新しいもの組み合わせです。

様々な対比が新しい形を生み出していきます。

このようにファッションは、インテリアをデザインする上でとても参考になります。

2008年よりインテリアファブリックを展開、2009年には数々のデザイン賞を受賞しています。

Red Dot Design Award の≪Best of Best≫に輝いたこの天使の羽衣のようなファブリックの名前は「Phantom」

世界で最も軽いファブリックの1つです。

セミナー中に空中に投げて見せるパフォーマンスも行われました。その後実物が回覧されて、参加者された方達は実物を手に取ってその美しさとしなやかさを体感しました。

驚くのはプリントの発色の美しさです。

デジタル転写プリントの技術は様々なデザインを可能にしています。

‘We Produce here something which now else in the world could be produced’

「我々は世界中どこを探しても見つからない製品を作り出す」

これが、「ヤコブ・シュレイファー」の商品開発におけるコンセプトです。

日本では、同じスイスブランドの「日本フィスバ」がエージェントを務めています。

☆資料を提供頂いた日本フィスバの藤田社長 ありがとうございました。

 

ALDECO

ポルトガル発のNEWブランド『 ALDECO 』をいち早くブログでご紹介します。

先日、都内某所のラグジュアリーホテルでおこなわれた「ALDECO」のプレゼンテーションに参加してきました。

フラワーアーチィストや写真家とのコラボで行われたプレゼンは、ホテルのVIPルームの会議室で行われました。

午前中の時間でしたが、シャンパンををいただきながら優雅で、ヨーロッパナイズされた雰囲気です。

                    

ブランドが立ち上がってわずか3年程ですが、ヨーロッパの高級エディターに引けを取らないラグジュアリーなコレクションの数々です。

それもそのはず、もともとはポルトガルのリスボンでFIISBA(クリスチャン・フィッシュバッハ)などヨーロッパの高級ブランドを扱うディストリビューターが立ち上げたブランドなのです。

        

しかも、ポルトガルだけあって、フランス、ドイツ、イタリア、イギリスなどの主要国のブランドと比べても、クオリティーやデザインは遜色ないのに、価格は2〜3割程お得なプライスとなっているにのが嬉しいところです。

昨年から、パリの高級ブランドのショールームが立ち並ぶメール通りにもショールームを構えています。 今、世界でも注目の新ブランドなのです。

新作コレクションを含めて多くのコレクションブックが入荷しますので、改めてご紹介させて頂きます。

 

FISBA 2012年イタリアンコレクション プレゼンテーション

1819年の創業以来、世界のセレブリティに愛され続けるクリスチャン・フィッシュバッハ。

日本では、フィスバ(FISBA)の名で親しまれています。

本日は、その中の2012年イタリアンコレクションの新作の発表会に行ってきました。

今回はイタリア支社より、マネージングディレクターのパオロ氏とチーフデザイナーのドナテッラさんが来日しプレゼンテーションが行われました。

1日2回の2部制で行われた午後の部に伺ったのですが、大入り満員の大盛況でした。

さすが、FISBAブランドの人気の高さが伺えます。

このコレクションを展開するイタリアン支社は、イタリアの北側のシルクの都と名のつくファッションやファブリックスの企業が集まる「コモ湖」にオフィスを構えています。

1961年に設立とクリスチャン・フィッシュバッハのグループ法人となって長い歴史を持ち、長い間ヨーロッパの市場向けに展開されていましたが、昨年より日本で発売されることとなりました。

従来のコレクションと違うところは、自然素材、リネンなどのレースを多く展開している点です。

前回までのトラディショナルな感じとは違って今回は、よりコンテンポラリーでモダンなコレクションを展開していました。

プレゼンテーションが終わると、来場者の皆さんが新作のコレクションを確かめようと、生地の廻りはまるでバーゲンセールの会場のようでした (^_^;)

その中で何とか取った写真がこちら。

日本フィスバの藤田社長から、「この3種類の生地見た目は全然違いますが全て同じ糸から作っているんですよ」と聞かされ、ちょっと驚きです。

以前は、織物の工房は生地を織るだけでしたが、今は入念にフィニッシャーを行います。

ポリエステル素材をまるでカシミアのような風合いに仕上げることが出来るのです。

色使いや柔らかな風合いなど、私たち日本人がとても好にそうな新作コレクションでした。

 

 

クリスチャン・フィッシュバッハ & ハンターダグラス 研修会

今日は朝から「金冠日食」の話題で持ちきりでしたね!

私も家の外が暗くなるのを感じながら「めざましテレビ」を見ながら感動しておりました!

そんな中、何を隠そう私、本日48回目の誕生日を迎えてしまいました!

フェイスブックを通して、多くのインテリア業界の友人や諸先輩方からお祝いのメッセージをいただきました!

この場を借りて御礼申し上げます。 本当にありがとうございました。

これからも、素晴らしいインテリアの世界をより多くの方々に紹介し、人々の暮らしがハッピーになれるよう頑張ってまいります。

さてそれではそろそろ本題に・・・。

 

本日は、海外メーカーさんのご計らいで、私たち「ホームデコア」のスタッフ、コーディネーターの為だけに、其々のショールームにてセミナーを開催していただきました。

 

まず午前中に向かったのは、世界を代表するスイスの高級ブランド「クリスチャン・フィッシュバッハ」(日本フィスバ)のショールームです。

実は、SS新作コレクションの発表会の招待状をいただいていたのですが、当社スタッフのAさんが招待状を机に仕舞い込んでいて、気付いた時には時すでに遅し・・・ 。

そこで、無理をお願いして、開催していだいたのでした。

話はちょっと戻って先程のフェイスブックのお話しですが、朝起きると、私のiphoneにメッセージが・・・。

何と、本日伺う予定の日本フィスバの藤田社長よりお祝いのメッセージが入っていたのです。

しかも朝の4:00にですよ!

後にショールムでお会いして聞いたところ、海外からの出張から戻られたばかりで、時差の関係で起きてしまっていたとのこと。

びっくりしましたが、ありがとうございました!

 

クリスチャンフィッシュバッハのショールームにて

上の 写真は、ショールームにて、コーディネーターがレクチャーを受けている様子です。

紹介頂いた今年のコレクションは、素晴らしいテキスタイルの数々です。

「ROMANCE」はフェミニンでありながら、モダンで都会的要素を調和させたコレクション。

「HOMEⅣ」はファーストフィスバとして、比較的扱いやすい価格帯を展開するコレクション。

第4弾となる今回はタフタやステッチ加工など機能的でありながらデコラティブなアイテムが充実しています。

「MIDSUMMER DAY」は夏らしいさわやかなデザイン、トレンドの水墨画のような花やかなインクジェットのプリントが印象的でした。

その中でも私が特に印象的だったのが、「URBAN NOMAD」=都会の遊牧民と訳された、エスニックな民族模様を革新的に捉えたコレクション。その中でも「LUNAR」という無地のコレクションのエレガントな光沢感と何ともいえない深みのある色合いに惹かれました。

たっぷり2時間ほどのレクチャーを受け、急いで昼食を取り、次に向かったのが、六本木に新しくオープンした「ハンターダグラス ジャパン」のショールームです。

 

 

 

 

 

 

赤坂アークヒルズに隣接したビルの中にあり、完全予約制の洗練された高級感漂うショールームです。

なんと嬉しいことに、プレゼン用のモニターには、ウェルカム ホームデコアの文字が・・・。

こころにくい演出に、思わず「パチリ!」と

ハンターダグラス ショールームにて

ここでもたっぷり2時間、商品の取り扱い方法や実例など細かい説明をいただき、私たちからの突っ込んだ質問にも、こころよくお答えいただきました。

ハンターダグラスのコンセプトは、次の3要素から成っています。

Light Control  

『部屋に取り込む自然光を積極的にコントロールして、光のある豊かな暮らしを演出』

Privacy Control

『景観を遮るのではなく、外からの視線を気にすることなく、安心して過ごせる空間を演出』

Universal Design

『世界中の人が快適に使用でき、豊かで充実した体験が得られるデザイン』

 

その中でも特に印象的だったのは、やはり季節柄注目のハニカム構造のシェード「デュエット」です。

優れた断熱・保温効果のハニカム構造は、夏涼しく、冬は暖かい省エネシェードです。

遮熱・断熱に関しては、改めて次回のブログでご紹介していきたいと思います。

 

この後、ビールでささやかに誕生日を祝っていただき帰路につきました。

事務所の戻って、ファイスブックで頂いたメーッセージに返信して、この充実した気持ちをお伝えしたくてブログを書きました。

 

もう日付が変わろうとしています。

 

48歳 今年は、人との出会いを大切に、1日1日を過ごしていきたいと思います・・・。

 

 

RUBELLI(ルベリ) SAHCO(サコ) 新作発表会

インテリアテキスタイル界において最上のデザインと品質を誇る2大ブランド『RUBELLI』(ルベリ)と『SAHCO』(サコ)の新作発表会に行ってきました。サコの新作プレゼンテーションは、何度か訪れたことはありましたが、今回はルベリから社長のニコロ・ファバレット・ルベルさんが来日され自らプレゼンするとのことで楽しみにしていました。

東京で行われた16:30からの第2回の部に参加したのですが、200人を超えて立ち見の人まで出る盛況ぶりでした。

ドイツ・ニュルンベルグに拠点をもつサコ社からは、輸出部門マネージャーのヘンドリック・ドライヤーによるプレゼンが行われました。

何度か来日されこの雰囲気にも慣れているようで、時折日本語のジョークも交えながら新作のファブリックを紹介してくれました。

「サコ」の新作は、クラシックなデザインを現代的色使いでモダンに表現したものから、リバーシブル使い、トレビラCSを使ったもの、42年のロングセラー商品の新色などなど、幅広いレンジのデザインを披露。

一番盛り上がるのはやはり奇才『ウルフ・モーリッツ』の新作です。彼曰く、ファブリックの嫌いな人の為のコレクション・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

透過性のあるプラスチックから、スペインにインスパイアされ「Matador」「Flamenco」といった新作が今年も楽しませてくれました。

写真は、透明感のあるシアーに大胆な花柄をアップリケしたデザイン。フライングフラワーとうフレーズで表現していました。

「どなたか、この生地でウェディングドレスを作ったら写真を送ってください!」と(笑) 盛り上がっていました。

続いてはルベリ。1858年ヴェネチアに創設されたルベリ。ダマスク、ランパス、ベルベットといったルベルが生み出す最高級テキスタイルの創造源は中世期ルネッサンスまで遡ります。

写真右側がルベリの名を持つ5代目社長のニコロ・ファバレット・ルベリさんです。ルベリは会社でありながらファミリーです。といかにもイタリアらしい表現で自社を語っていました。

拘りにこだわり、自ら工房を持ち、最高級のベネチアンシルクで表現される伝統的なデザインから、「アルマーニ・カーサ」とコラボした、9月には発表される斬新な新作を披露してくれるなど、すばらしコレクションを堪能させてくれました。

 

 

コレクションBOOKも重箱のようなケースに収まっています!

発表会後の、カクテルパーティーはあまりに女性率が高く居心地が窮屈だったので早めに抜け出し、同業仲間の男4人で「男子会」!!

話題は「サコとかルベリとかってどうやって売ればいいの!」で盛り上がりました。

お酒に後は、代官山にある、おしゃれなブックカフェ蔦谷でお茶して酔いをさまして帰りました。

これがとっても楽しかった・・・(笑)

(株)トミタ 新作発表会

こだわりの輸入壁紙やファブリックを取り扱うディストリビューター「株式会社トミタ」の主催する新作発表会に行ってきました。

写真はトミタさんの所有する『池田山サロン』の様子です。 

このサロンと、京橋にあるショールームを使い、3日間6部の構成で発表会は行われました。

私は、ショールームでの夜の部に参加したのですが、画像は当社のコーディネーターが撮影したものを借りてご紹介します。

夜の部に行くと、海外のショールームと同じ様にシャンパンがふるまわれます。

そして、ほろ酔い気分で一通り新作のコレクションを紹介してもらった後、1月の『パリ デコオフ』での映像を見ながら解説してもらうのです。

写真はフレンチブランド『マニュエルカノヴァス』のプリントのコレクションです。

何とも色が多彩でキャッチーなシノワズリー柄です。

こちらも同じ『マニュエルカノヴァス』のシルク地にビスコースでプリントされた、いかにもフランスらしい華やかなファブリックと、トレンドのナチュラルなイカット柄のコレクションです。

こちらは、昨年からトミタのコレクションに加わったアメリカのブランド『ラーセン』のコレクションです。日本の文化からインスピレーションを受けるジャック・ラーセン氏の監修するコレクションは、シックでモダンでありながら、日本の住宅にもとても合うのが特徴です。

こちらは、私が今回一番気に入ったイギリスの『ゾファニー』のコレクションです。

トラディショナルなデザインと落ち着いた色彩を基調にした、英国のエスプリを感じさせるファブリックを揃えています。

しかも、難燃素材のトレビラCSのコレクションでありながら、お値段も比較的リーズナブルで使いやすくなりました。

こちらは、フレンチブランド『ルリエーブル』より昨年から出されているファッションブランド『ソニア・リキエル』の第2弾のコレクションです。

『デザイナーズギルド』からの『クリスチャン・ラクロア』もそうですが、近年はファッションとインテリアとの境がなくなってきています。

ワインやおいしいカナッペをいただきながら、社長の富田さんと海外ブランドに対する熱い思いを語り合いました。

同感するのは、海外にはこんなに素晴らしい商品があふれている・・・。この素晴らしい商品を日本の皆さんにご紹介していくことが私たちインテリアに携わるものの役目なのだと。

(株)トミタでは、コレクションBOOKの10間貸出しサービスを行っています。

ショールームにお越しいただけない方でも当社にお申し付けいただければ、最新のコレクションBOOKをもってご自宅までお伺いいたします。

どうぞお気軽にお申し付け下さい。