Paris DecoOff…2019 | HOULÈS-NOUAILHAC

 

HOULÈS-NOUAILHAC

Paris Decooff を視察した中で、弊社がメインで取り扱っているブランドの新作コレクションをご紹介しています。

装飾タッセルやトリム・ブレードなどは、インテリアファニシングのデザインには必須のアイテムです。

HOULES(ウレス)のコレクションは本当に多彩。これらを上手に使うことで モダンからクラシックまでカーテンや椅子のデザインをオリジナリティある一点もののアイテムに設えることができるのです。

ショールームは、パリの一等地 『rue du MAIL』の一角に構えています。

なぜに一等地かというと、この通りには JAB、FISBA、Pierre Frey(ピエールフレイ)、Moris、Sanderson といった一流のエディターの常設のショールームがあり、それらと隣接しているからです。

各ショールームを訪れるデザイナーは、すぐに生地サンプルをウレスのショールームに持ち込んで打合せすることができるのです。

以前は少し離れたバスティーユ地区にありましたが、3年ほど前にこのエリアに移転してきました。

そして、昨年から家具ブランド ”NOUAILHAC” を傘下にして取り扱いアイテムの幅を広げました。

毎年 新しいタッセルの発表を楽しみにしているのですが、今回は新作はありませんでした。

その代わりにレパード柄のブレードや使い勝手の良いパイピングのコレクションが発表されました。

そして、椅子張り生地として昨年から出されて大変好評を得ている “FIBREGUARD” の新作が発表されました。

上の写真が ”NOUAILHAC” のソファーに使われた展示です。

ファイバーガードは、ペンやコーヒーやケチャップ、ワインなどの汚れを水だけ、または少量の洗剤だけで落とすことができるのです。

”HOULES” (ウレス) のショールームはインテリアファニシングデザインとしてのアイデアの宝庫です。

ブレードやトリムの使い方や様々なパターンのクッションがディスプレイされています。

カーテンのトップボーダーのスタイルもトリムを使うとシックでありながらゴージャスな雰囲気に演出できます。

また、 ”NOUAILHAC”(ノイアック)の家具は様々なカスタマイズに対応します。

生地使いのパターンや、パイピングなどのフレームなどを変えることでオリジナルデザインに。またフレームのカラーやサイズのスケール感の変更まで、お客様のご希望を叶えます。

新作コレクションのサンプルをオーダーしましたので、是非 弊社のショールームでもご紹介させていただければと思います。

 

The way you look tonight-Michael Buble

Prime étoffe リノベーション計画 

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久しぶりにブログ更新致します! 日頃はICメンバーに「頑張ってブログ更新ね!」と言っている自分ですが、ホントすいません・・・ <m(__)m>

南青山に新しくオープンしたショールーム Prime étoffe も移転して早や2月が経とうとしています。

ここで改めて、ショールームのご紹介と計画から自社で行ったリノベーション工事の経過をご紹介しましょう。実は私、カーテンや壁紙だけでなく、様々なリフォーム工事も行っているのです。

今までの店舗が手狭になってきたことから、そろそろ移転をしなければ・・・と前々から漠然と考えてはいたのですが、丁度10年目の節目を迎えた今年、物件探しは約半年程前から始まりました。

初めは元々の店があった地元の門前仲町から日本橋、ちょっと離れて銀座1丁目界隈など街を歩きながら・・・ 不動産屋さんを訪ねたり、インターネットでSOHOやおしゃれな物件を多く取り扱う「東京R不動産」のホームページをくまなくチェックしては、最終的に候補に残ったのが2つの物件でした。

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新店舗のイメージコンセプトは、ズバリ “パリのインテリアショップ” そして “シャビーシック”

毎年1月に訪れる展示会視察の時に、街を歩いては写真を取りためていたので、自分の頭の中ではある程度はイメージはかたまっていました。

上の写真は、パリのマレ地区のアパレルショップです。シックであったり、ポップだったり、自己主張をしっかりしながらも、古い建物に違和感なく上手く溶け込んでいる。こんなお店を作りたかったのです。

そんな中で、銀座にある築100年になる文化財にも指定されていたビルの1Fの設計事務所が退去することを知り、オーナーさんともお会いして意気投合し、ほぼ決めかかっていたのですが、立地と駐車スペースと倉庫スペースがあり、メゾネット構造になっているという利点から、迷いに迷ってこの南青山の物件に決めたのでした。

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これが最初の何も手をつけていない状態の写真です。

以前に借りていた設計事務所が退去してからしばらく時間が空いていました。

内装の外壁面はボードが張られていますが、ぼろ隠しといった感じ。垂直も出ていなので、後から結構下地からやり直すことになってしまいました。

スケルトンなので、自由にプラン出来るという利点もありましたが、設備関係を全て最初から作らなくてはいけないので、それだけコストがかかるというデメリットがあります。

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今年のお正月明け、最初の打ち合わせの様子です。

内装のデザインは、友人のインテリアデザイナーの衣笠直樹さんにお願いしました。

彼とは、知人を介して知り合い、たまーに彼のデザインした店舗で食事会をしながら、「何か面白いことやりたいねぇ~」などと情報交換したり、私が主催していたインテリア業界の集まりに来てくれたりする仲でしたが、仕事で組むのは今回が初めてのことです。

彼はまだ若いですが、イタリアでデザインを学んで、帰国後も多くの実践を積んでいる優秀なデザイナーです。しかも性格も気さくで親しみやすく、安心してまかせることができました。

今回は私がオーナーですので、「イメージを伝えるから、後は君の作品にして下さい!」と伝えました。

ラッキーなことに、彼が務めていた会社の先輩で、丁度転職するタイミングで時間の空いていた建築家の鈴木健司さんがユニットで加わってくれることになりました。

そして、照明のプランは、これまた知り合いのライティングエディターの谷田宏江さんとデザイナーの林崎暢亮さんのユニットに加わっていただき、様々なクリエーターのコラボによる作品となりました。

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いよいよ着工です。 壁面のボードを一部分壊して給排水の設備の配管を行います。

既存を生かしながら経路を考え、プランに沿って配管を行っていきます。

1階のフロアレベルは入口から決まっているので、部分的に床を斫って行わなくてはならないのが大変。しかし、以前からリフォームで組んでいるベテランの職人さんたちが上手くこなしてれました。墨出しが終れば、間仕切りの軽天スタッドを組んでいきます。

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水廻りの給排の配管も完了。 玄関の建具を撤去。間仕切りの下地組も着々と進行中。

今回電気屋さんは大変です。1Fの天壁面の仕上げはふかさないので全ては露出配管です。

コンクリート下地に金属電線管を曲げながら取付、その中に電線を入れていきます。

ライティングレールも天井から吊ったり、全て調光コントロールするので、電気屋さんには本当にご苦労をお掛けしました。

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1Fの床は勾配がついていました。天高か低く、なるべく床のレベルを上げたくないので生コンを流し込みレベルをとりました。その上に無垢のフローリングを中央部分だけヘリンボーンで張り、真鍮の見切りを付けて、廻りをもう一度モルタルで均して仕上げました。エアコン屋さんの大人数でテキパキとした作業には感服しました。水廻りのタイルはミラーの間にボーダータイルを入れ、女性のパウダールームを意識し、エレガントな感じにしています。

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そんな工事進行中の中で、什器に使う家具やインテリアの買い付けも同時進行で行わなくてはなりません。 シャビーシックなインテリアを求めて、アンティークショップを探し廻り、辿りついたのがここ。五反田TOCの地下室にはアンティーク家具の倉庫があったのです・・・。

探し当てた時には「おぉー!これだぁ~」と叫びました !(^^)! 右のミラー買いました!

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工事も終盤、仕上げ段階になり、私たちも工事に加わりました。 無垢のフローリングは蜜蝋ワックスで仕上げました。使い込むほどにいいアジが出てきます。これは私が担当しました。日頃やりなれない作業で腰が・・・(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

デザイナーの衣笠さんもこのためのつなぎの作業着を購入し大活躍。そして、外壁の框組の看板や什器家具もみんな自分たちで。 使ったペイントは今回当社がストッキストして認可され発売を開始した「アニースローン チョークペイント」で全て仕上げました。

極め付けは看板の文字。これは建築家の鈴木さんがハンドペイントで書いてくれました!

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上手い! 鈴木さん ありがとー!(^_^)/~

最後はバタバタでしたが、職人さんたちの協力で、何とかオープンまでに形にすることができました。 オープニングパーティーの前日までに什器を間に合わせてくれた家具屋さんのチームには本当に感謝です!

その後は前回のブログに書いた通りです。

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オープニングには間に合いませんでしたが、衣笠さんがデザインしたソファーもオープンから10日程遅れて届きました。

次回は、ショールームの商品の構成やその特徴についてご紹介しますね。

 

 

 

 

HOTEL FOUQUET’S BARRIERE (ザ・ホテル・フーケ・バリエール)

 

LEADING HOTELS

シャンゼリゼとジュルジュ・サンク大通りの角に位置する超豪華5つ星ホテル。ザ・ホテル・フーケ・バリエールです。

伝説的な老舗カフェ「フーケッツ」の名を配し、2006年秋にオープンしました。

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フランス人建築家ジャック・ガルシアによるインテリアは、モダンラグジュアリーの真骨頂と言えます。

曲線でデザインされたソファー

エントランスにある曲線を多用したモダン・ラグジュアリーを絵にかいたような作りに目を奪われます。

階段

エントランスから右側にのびる緩やかな階段は真鍮のカーペットホルダーでゴージャスな感じで装飾されています。

ライトアップされたレセプション

エントランスから一番奥に見えるフロントはライトアップされていて、引きこなれていくようで幻想的な感じがします。

レセプションの天井

その天井部は柔らかなテキスタイルで装飾されていて、つい見上げてしまいます。

階段室

やはり、階段は見せ場なのでしょう。本当に美しいフォルムです。

 

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廊下は華やかな柄のカーペットで彩られていました。

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ヘッドボードはゴールドのレザーで

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花瓶型にシルエットが浮き立つユニークなスタンドの横には、ビルトインされたテレビのマルチリモコンがあります。

美しい佇まいだけでなく、宮殿の名にふさわし施設と設備を備えていました。

パリの一流のホテルの中でもひときわ正統派であるこのホテルは、現代に蘇った古き良き時代のグランドホテルなのでしょう。

ホームデコア ウィンドウトリートメント

 

LÈ ROYAL MONCEAU RAFFLES PARIS ル・ロイヤル・モンソー・ラッフルズ・パリ

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1928年の開業以来、世界中のセレブの間で人気を博してきたロイヤル モンソーが、2008年から2年間の改修工事を経て2010年にラッフルズの傘下になり、リニューアルオープンされました。

そして注目なのが、このホテルのインテリアを手がけたのが、あの有名なデザイナー『フィリップ・スタルク』だという事です。

華やかさや興奮、創造性に溢れた1930年代のパリの雰囲気を再現した、この豪華なホテルのインテリアをご紹介します。

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場所はシャンゼリゼや凱旋門、モンソー公園や日本大使館からもすぐ近く、オッシュ大通りという一等地にあります。

ちょっとリッチに、ビュッフェのランチをいただくことに・・・。

1回にあるレストランの内装は、何ともフランスらしいカラフルな天井画施されています。

なんとデザートスイーツは全て『ピエール・エルメ』が手掛けています。

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エントランスから右側のバンケットホールに上がる鏡張りの階段には、無数のシャンデリアが掛けられています。

スタルクは、改装前に各部屋に飾られていたシャンデリアをここに集め、幻想的な「鏡の間」を創りだしました。

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ロイヤルスイートには、専用のエントランス、エレべーターで向います。

100㎡を超える雄大な空間は、落ち着きのある比較的シックなインテリアでまとめられています。

上質な家具とインテリアアクセサリーでアクセントになり、スタルクのこだわりが感じられます。

主寝室のヘッドボードは淡いピンクのレザーでゴージャスに演出されています。

同じフロアーの中に別室に向かう廊下あり、ベビーシッターやガードマンの為の部屋があるのです。

その部屋も同じ様な設えなのですが、カーテンの上部のボックスのスリット部分のアクントカラーがポイントとなっていました。

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ヨーロッパの建物って階段のデザインが素敵ですよね。昔のパリを感じさせます。

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廊下はストライプの空間。壁はまだしも天井と床にも・・・。

日本ではストライプて言うと、カジュアルなイメージが多い感じもしますが、

直線的なフォルムがアールデコの様式を感じさせます。照明効果もさすがオシャレです。

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階段室のホールには、スタルクがデザインし、カッシーナにカスタムオーダーしたソーファーが置かれています。

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しかし今回は、ロイヤルスイートが見学できて本当にラッキーでした。

なんともゴージャスな『ル・ロイヤル・モンソー・ラッフルズ・パリ』でした。

奥に凱旋門が見えます・・・。

 

ホームデコア ウィンドウトリートメント

ランプシェードの張替え(ビフォーアフター)

先日フェイスブックでもご紹介させていただいた事例を詳しくご紹介いたします。

アンティークのランプシェードの張替えをさせていただきました。

最近、このランプシェードの張替えのご依頼を多数いただいております。

   

上の写真は、張替える前の状態です。

長年使い込まれ、プリーツのジョーゼットはボロボロに劣化し、日焼けによる劣化で穴が開いている状態でした。

    

    

張替えてこのように蘇りました。

お客様のご希望はは淡いグリーンのイメージです。

素材はシルクでしたので、淡いグリーンのレースと中に使われているシルク地はフィスバからセレクトしました。

アクセントの縁取りに、伸縮性のあるベルベットのリボンテープを使いました。

製作納期は約1月程。 お客様が長年愛されて使ってこられたランプシェードが新しいお色で蘇りました。

 

 

サンルームをカーテンで遮熱対策!

大分春めいてきた今日この頃、東京の桜の開花もそろそろでないでしょうか。

さて本日は、これから日射しが強くなる季節ですので、サンルームの遮熱対策を行った事例をご紹介しましょう。

サンルームは冬は暖かいのですが、夏の温度は大変なことになってしまいます。

勾配の付いた傾斜天井面をどうしたらよいかのご相談をいただきました。

お客様のご要望としては、まず遮熱対策をどうするか?

しかし、天井からの圧迫感は出したくない。

リビングルームとつながっているので、インテリアとしても妥協したくない。

あまり予算は掛けずに見栄えよくしたい。

  

その答えがこのようになりました。

採用したのは、裏面にステンレス素材をコーティングしたハイテク素材、masa加工のレース生地を使いました。

masa加工の生地は、すぐれた遮熱効果を発揮します。

この日はお天気良く、サンルームの中にいると熱いくらいでしたので、実際に付けた前後では、その違いが良く解りました。 付けた後では本当に涼しく感じられます。

そして、天井面のFIXのスパンに合わせて同じようなたるみ具合が出るように計算して、裏側にタックを取り、その中に突っ張り式のテンションポールを付けてスタイリングしました。

 

今までコーナーで止まってしまうようにC型レールが付いていたのを取り外して、同じアンバー色のカーブレールを取付けました。

このようにすればコーナー部分にドレープが溜まること無く、全開放できるので解放感も生まれます。

しかも、masa加工の生地はミラー効果もあるので外からのプリバシーも保護できるのです。

これからの季節、とても重宝する機能とインテリア性を兼ねそなえた生地なのです。

お客様にも予想以上の仕上りと、とても喜んでいただきました!

 

モリスの壁紙とカーテンでコーディネート

イギリスの伝統的なコレクションであるウィリアム・モリスのコレクションは、MORRIS&Co のブランドで日本でも長く愛され続けいています。

そして昨年の2011年に創設150周年を迎えました。

この重要な記念の年を祝うべく、発売されたのが『Morris Archive Collection(モリス・アーカイブ・コレクション)』です。

      

本日は、そのアーカイブコレクションを使ってカーテンと壁紙をコーディネートした事例を施工の手順を見ながらご紹介します。

今回ご依頼を頂いたのは寝室の改装です。壁紙を張替えてカーテンを掛け替えます。

 

上の写真は、施工前の様子。一般的な白のビニールクロスに遮光のカーテンが掛っていました。

まず初めに行うのは床面の養生です。クロス工事は剥がす時の埃や、パテの粉が舞うのでフローリングのサネの部分に入り込まないようにしなければなりません。

続いて既存のクロスを丁寧に剥がします。この時になるべく下地を傷めないように注意します。

そして、コンセントプレートや器具類の外せるものは全て取り外します。エアコンなどの脱着には、専門の業者が必要なので、今回はカバーのみ外しました。器具が付いたままの施工は大変ですが、仕上りの見栄えには支障ありません。

パテで下地を平坦にならします。この時に既存のパテの後は剥がした時に残る裏紙が後から浮いてくるので、この部分を重点的にリーフォーム用の専用のパテを使いながら調整します。

パテが完全に乾いたら、サンドペーパーを掛けて下地の段階は完成です。

柄の出方を考えながら割り付けをして貼っていきます。輸入の壁紙の多くは紙質系ですので、乾いて硬化してしまわないように気を付けますが、ある程度湿気を含んで壁紙が膨張しするまでオープンタイムを取ることも重要です。

 

ジョイント部分はゴムのローラーを当てしっかりと圧着します。

この継ぎ目を如何にして目立たなく仕上げるかが職人の腕の見せ所です。

 

 

 

 

入り隅が後から捻じれたり浮いてきたりしないように、しっかりとへらを当て形を整えていきます。

この時に柄の連続性を考え、どこかで合わなくなる柄をどこで止めるのか考えます。

仕上がってしまうとお客様はあまり気にならないかもしれませんが、この辺が美しく見せる為の職人としての拘りなのです。

壁紙に糊を付けるのには、このような自動の機械を使います。

左側に電子式のカウンターが付いていて、必要なメーター数だけをロールから引き出してくれます。

もちろん手を使ってローラーで付けることもできますが、プロの職人はこんな風に。

これでしたら均等に糊が付き、その量も材料に合わせて調整が可能です。

 

 

それでは、仕上りをご覧いただきましょう。

 

カーテンでお使い頂いたのは、『マリー・イザベル』Mary Isobel (circa 1890s) です。

深紅のシルクの地に ジョン・ヘンリー・ダールのデザインで、渦を巻くアカンサスの葉と花が描かれています。

裾部には可愛らしいボールフリンジをアクセントとして取付けています。

 

 

全体的な壁紙は、『マリーゴールド』Marigold (1875) を使いました。

モリスがファブリックと壁紙の両方で制作した数少ないデザインのひとつです。

主役の深紅のカーテンとのコントラストを意識しました。

 

出窓のカウンターの背面部分をアクセントにして 『ピンパネル』Pimpernel (1876) を貼りました。

鏡面対照に描かれた、荒涼としたイメージの風に吹かれた花のパターンは、モリスの素晴らしいデザインの典型的な例の一つです。

こちらも主役のカーテンの色との統一性を意識して配しました。

右側の窓は、側面が見えてしまっていたので、レールをカーブレールに取り変えてリターンのような仕様にして横からの見栄えをよくしました。 右側にマグネットを付けて奥に開閉するようになっています。

 

カーテンのポイントは、裾部のフリンジと装飾タッセル。裏地もゴールドを使っています。

ご年配の奥様の寝室が華やかで明るく変わりました。

現在、追加でご依頼をいただいた上飾り(バランス)と照明器具をプラン中です。

完成しましたら、HPの施工事例で改めてご紹介させて頂きます。

 

アルフレックスのチェアー張替え

アルフレックスのダイニングチェアーの張替えをさせて頂きました!

張替え前の状態

長年使い込んでクッション性が無くなってきており、人工レザーの座面も傷んできてきていました。

張替え後の状態

雰囲気を変えて、テシードで扱っているオランダのDECORTEX社の

ざっくりとした生地感のあるテキスタイルをお選び頂きました。

存在感のあるブラック色が使い込んで飴色になった木質感とよくなじんでいます。

座面んの中のウレタン材がやわらかかったので、座り心地を高めるためにウレタンチップの心材にやわらかなウレタン材を挟み込んでサイドして仕上げています。

Design: Motomi Kawakami 2012年発表

木が持つ豊かな表情を集約させたチェア。シートバックは部位の形に合わせて1つ1つ成型した板状の素材を縦横に組み上げ、それとは対照的にアームには曲げ木を用いています。
2012年にリニューアルし、ひときわモダンな印象になりました。

遮熱カーテン

毎日日が続きますねェ~ (^_^;)

さて、本日から8月のスタートです。皆さん夏バテしないようにスタミナ付けて頑張りましょう!

本日は、汐留にある高級タワーマンションのお客様のお宅に遮熱のシアーカーテンを納めてきましたのでご紹介します。

薄くチェックの柄が入っているのですが、画像からはよく解らないですね。

積水ナノテクノロジーの技術、masa加工が施されたTESOROのコレクションからのセレクトです。

このTESOROは、当社ホームページの「夏の遮熱対策特集」でも詳しくご紹介しています。

『masa』とは、金属をナノメートルの薄さでコーティングした機能性テキスタイルです。

この超薄膜は、風合いや通気性を変えずに様々な機能を付与することができるのです。

特にこの季節、遮熱には抜群の効果を発揮します。

そして、うれしいことに、他の遮熱レースとは違い、ご覧の通り透け感も良く、窓からの景観を損ねることはありません。

また、同時に外からのフライバシーを保護する遮蔽の効果にも優れているのです。

FISBA  LUNAR 14301/001  ナイロン20% リネン80%

 

そして、ドレープはこんな感じです。

クリスチャン・フィッスバッハ(フィスバ)の春夏の最新のコレクションからのセレクトです。

素材は、ナイロンとリネンです。オフホワイト色が、総ワイド9mあるガラス面を圧迫感なく、優しく覆います。

しわの感じと表面のエレガントな光沢感がシンプルな中にも存在感を漂わせます。

こちらは改めてホームページの施工事例でご紹介させて頂きます。

施工事例は、現在現在470件を超えました。是非こちらもホームページのトップページよりご覧ください。

ホームデコアのホームページはこちらからご覧ください。

油単(ゆたん)をお作りました

桐の箪笥って最近あまり見かけなくなりましたが、昔は一家に一棹はあったものです。

私の実家にも母が大切にしていた桐の箪笥がありました。

そういえば箪笥って、一棹 (さお) 、二棹 … と数えるんですよね。

さて今回は、その桐箪笥のカバー「油単」(ゆたん)をお作りした事例のご紹介です。

今まで御使いになっていたいたものは、木綿の家紋入りの藍染のものです。

フジエテキスタイルのモダンな生地を使い斬新な「油単」をお作りしました。

和の空間にも上手く溶け込んでいます。

これで、大切な桐の箪笥をこれからも末永く御使いいいただけることでしょう。

このようにホームデコアでは、生地を使った様々なオーダーメイドのご要望にお応えします。

こんな物が作りたいんでけど・・・ というものがありましたら是非お問い合わせ下さい。

お待ちしております。