マンションの内覧会の同行について

早いもので、もう1月も最終日となりました。

さて本日は、新築マンションの内覧会の同行について書いてみようと思います。

最近、来月の3月末頃に入居を予定されている新築マンションの内覧会に同行させていただく事が多くあります。

内覧会とは建物の竣工時に不具合がないか確認する言わば竣工検査の機会のことです。

この検査に床や壁などのキズがないか、設備に不具合はないかなどのチェックをマンション販売するディベロッパーの立ち合いの元に行われます。

問題があれば補修を要求し、後日の入居までに修復をしてもらう訳です。

大凡引き渡しの1~2ヶ月前に行われるのですが、この時に私たちも同行して、採寸をしたり、後の打ち合わせの時に必要な情報を得る機会でもあります。

先週の土曜日と本日もこの内覧会の同行をさせていた頂きました。

今日も、お客様と玄関で待ち合わせてお部屋に入り、窓の形状や仕様、光の入り方、お部屋の雰囲気、窓からの景観などを確認させていただきました。

こにように、私たちには貴重な情報を得る機会なのですが、マンションを販売されているディベロッパーさんの立場からすると緊張の時間でしょう。

お客様不具合を指摘されれば、キャンセルになる可能性もあるでしょう。最善の注意をはらってご案内をしてるはずです。

そんな中で、私たちのような部外者がその場に立ち入るのは、あまり気持ちの良いものではないことは言うまでもありません。

御引渡し前にキズでも付けられたら大変なことです。

ましてや、マンションの1Fでは、タイアップした同業のオプション業者さんが待機しているのですから。

3年程前に同行した時のことを思い出します。

お台場のある高層マンションに伺った時です。玄関に入って靴を脱ごうとすると、いきなり同行しているスタッフの方に怒鳴られました!

君たちは業者なのだから玄関の外で靴を脱ぐのが当たり前だろう! と言うのです。 別に汚れた靴を履いていたわけではありません。

最初に「まだお引き渡し前なので協力して下さい」と言っておいてくれれば済むものを・・・。 

とても気まずい思いをしたのを思い出します。 

それ以来、新築マンションの内覧会に同行するのは、必要以上に気を使ってしまうようになりました。

しかし、最近はとても変わってきたように思います。

私たち同行業者もゲストとして迎えられるようになりました。 受付でもとても親切に案内してもらえます。

今日も玄関の外で靴を脱ごうとすると、「私たちは外で脱ぎますが、お客様と同行されているゲストですからどうぞ中でお脱ぎください」と言われました。

なんだかとても嬉しくなり、そのディベロッパーの会社のイメージがとても良く感じられました。

些細なことですが、やさしい言葉でなんだかとても気分の良い一日になりました・・・。 (^-^)

JBS ウッドブラインド

以前にも一度施工例でご紹介しましが、オーストラリアのブランド「JBS」(ジェイビーエス)のウッドブラインドをご紹介します。

カーテンの天然素材も同様ですが、人には欠かせない存在である天然木の素材感は身近にあるだけでとても心地よいものです。

JBSのTIMBER VENETIAN BLINDSは、ウェスタンレッドシダー、キリ、シナの3種類の材質からお選び頂けます。

ウエスタン・レッドシダーという名称は、アメリカの西部開拓時代にこの木材が開拓に使われたところから名付けられたと言われています。

ヒノキチオールという天然成分が含まれており、防腐・防虫効果を持っています。条件下によりその耐久性は違ってきますが、10年から20年の耐久性のあることが多く報告されています。

北米では、屋根や外壁材として多く使用されている木材であり、国内でも価格面を含めたバランスのよさで、最も人気のある木材です。

また、きれいな木目を持ち、その素材を活かした光沢のない塗装を施し自然な風合いを最大限に引き出したブラインドです。

上の写真の7色の展開で、国内に在庫しており、製作納期も約10日間ほどでお届け出来ます。

こちらはキリ材のスラットサンプルです。カラーは28色展開になります。

優しい木目を持ち、比重が軽く割れや狂いの少ないという加工性も持ち合わせた木材です。

熱伝導率も非常に低く断熱性にも富んでいます。成長も早いので環境にも優しい木材です。

日本では桐のタンスとして昔から親しまれている木材ですが、それは日本の風土に適しているからなのです。

梅雨時に桐タンスの引出しが堅くなることがありますが、 これは、湿度が高くなると桐材が膨張して気密性が高まり、タンス内に湿気が侵入するのを防いでいるのです。

また逆に、乾燥時には木が収縮して蒸れないように通気性を良くします。 同時に、板の面も木目(きめ)が粗密になって湿気の通過を自然にコントロールします。

また、これら2つの木材は、シナ材(バーチ材)に比べるとすごく軽量なのも特徴です。

価格もコード操作のタイプでしたら、国産のタイプのものとさほど変わりはありません。

ドラム操作の場合は、国内のメカで組み立て直す為、若干割高になるのがデメリットでしょうか。

欧米では、あまり上まで上げたりの昇降操作は行わず、スラットの開閉の操作によって光をコントールする使い方が普通だからなのです。

ウッドブラインドをご検討の際は、是非ご検討されてみてはいかがでしょうか。

 

カーペットの張替 階段編

前回に引き続きカーペットの張替の施工事例をご紹介します。

港区の広尾にある築30年以上のメゾネットマンションの階段のカーペットの張替を承りました。

上の写真はカーペットを剥がした状態です。

モルタルの上に直に貼ってありましたが、この剥がした状態をみても築年数の古さが解ります。

こちらが仕上がった状態です。

今回は踏み面の角の部分にノンスリップという金物をお付けしました。

こうすることによって靴下やスリッパでの昇降地に滑らなくて安全になるのです。

色はサイドのササラ巾木の色に合わせで一体感が出るようにしました。

また、段差なくすように工夫しました。 

ノンスリップは台座のアルミ部分と滑り止めのゴム部分に分かれているのですが、初めに金物を取付け、カーペットを仕上げた後にゴムの部分をはめ込みます。

そして、このゴム部分のがカーペットに少しかぶるような構造のものを選んで使いました。

こうすることによって、ノンスリップとカーペットには段差が生じず、素足での足触りも痛くありません。

個客様は高齢なので安全性を考えてお奨めしたのでした。

今回施工を担当したのは、若井さん。大ベテラン。腕は天下一品です。 !(^^)!

カーペットの張替え ジョイントってどうやるの? 

今日は、カーペットの張替工事を行いました! 

日頃お住まいになっていてもどのように工事されて収まっているのか解らないものです。

そこで、写真でご紹介しながら解説しちゃいます!

写真左上から、キッカー、トリマー、アイロン、カーペットローラー、カッター、目打ち、ハンマー、はさみです。だいぶ年季が入って使い込んでますね~ (^o^)

これらが、カーペットのフェルトグリッパー工法に使用する道具です。はさみは2種類。フェルト用とカーペット用に分けて使います。

本日、施工をお願いした市川さんとは、もうかれこれ20年以上の付き合いになります。

キャリア29年の大ベテランです。


部屋の隅には、カーペットを引っかけて固定するためのグリッパーが付いています。

これの内側にフェルトを敷き詰めて、あまった部分をきれいにカットします。


施工したお部屋のサイズは6.8m×4.2mです。カーペットの巾は3.64mですので、ジョイントが必要でした。

ジョイント部分が美しく仕上がるように、カーペットの目に合わせて、直線が出るようにカットします。これを目を通す作業と言います。


ここで登場するのがシーミングテープです。カーペットの裏側に入れてジョイントするために使います。


カーペットのジョイントのセンター部分にシーミングテープを入れます。


シーミングテープの表面を溶かす為に、熱したアイロンを入れます。


ジョイント部分に沿ってアイロンをスライドさせ、上から抑えてジョイントしていきます。
この時にカーペットのループ部分が交互に重なるようにするのがポイントです。


ジョイント部分にカーペットローラーを掛けながらなじませます。


目打ちの先端がジョイントした部分です。 

良く見ないと、ジョイントがいったいどこだか解りません。


ジョイントが冷えて固まってくれば、次の作業はキッカーでカーペットを4方に伸ばし、グリッパーに固定する作業です。

この引っ張り具合が悪いと、後でカーペットがたるんで、表面はしわになってきたりします。

大変な重労働。汗をかく作業です。でも今日は寒かったので丁度よいかも・・・(^o^)


あまった部分をトリマーでカットしていきます。


最後にカーペットの端部を巾木との間にきれいに入れ込んで仕上りです。

その後、手伝って掃除機をかけていたので、仕上りの写真を撮るのを忘れていました・・・。

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カーペットは温かみがあって歩行感もやわらかく、体にやさしいので最近特に見直されてきています。

特にウール素材の物は『冬暖かく夏は涼しく』断熱材効果がありとても快適です。

また空気を浄化する機能を持っています。シックハウスの原因となる「ホルムアルデヒド」などの有害物質を吸着し内部に閉じ込める効果もあるのです。

カーペットや壁紙のインテリアリフォームのご依頼も承っております。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

Photo Gobelin (フォトゴブラン)の紹介

本日はちょっと変わった商品のご紹介です。

その名前は『Photo Gobelin』(フォトゴブラン)と言います。メイドインUSAの商品です。

上の写真はタペストリーですが、実は、これはお手持ちのの写真をオーダーメードでゴブラン織りに仕上げたものなのです。

実は、私の以前勤めていたインテリアメーカーの大先輩が、日本での総代理店を務めていて、私も販売のお手伝いをしているのです。

ゴブラン織りとは、ジャン・ゴブラン(Jean Gobelin)の名にちなむ織物の手法(”つづれ織り”)のことで、ウールやシルク、コットンを使ったタペストリーの一種です。

種々の色糸を用いて人物・風景などを表した精巧な織物で、城の壁飾りとしても用いられていました。

上の写真が、元になっているワンちゃんの写真です。

このように、家族の記念写真、ペットの写真、結婚式の写真、旅行の写真など、貴方の思い出の一枚をゴブラン織のタペストリーやマルチカバー、クッション等にしてみませんか?

貴方の大切なお写真をお預かりし、高級感溢れるゴブラン織りの素敵なタペストリーやマルチカバー、クッションに仕上げます。

お客様よりお預かりした写真は、アメリカのノースカロライナにある創業77 年の歴史ある織り工場へ送られ、画像データ処理の後コンピュータ制御の最新鋭織機に情報インプットという工程を経て約4 週間から5 週間でゴブラン織タペストリーやマルチカバー、クッションなどに加工されて出来上がってきます。

以前は小ロットでは生産出来なかった高級なゴブラン織のモチーフをお好きな写真を使ってオーダー出来るのです!

現在ペットショップやブライダルの市場で大人気の商品です。

お子様の成長の記念やギフトとしてとても喜ばれています。

●展開商品は以下の通りです。

1、ゴブラン織りタペストリー ¥34800 円(税抜き)
  サイズ64cmx85cm(金属バー付属)

2、ゴブラン織りマルチカバー ¥29800 円(税抜き)
  サイズ130cmx160cm 綿100% ウォッシャブル

3、ゴブラン織りクッション2 個セット ¥29800 円(税抜き)
  サイズ45cmx45cm ポリ53%・綿47% 中綿:ポリ100%

ご興味のある方は、是非当社までお問い合わせ下さい。

カーテンの残布を使ってシートクッション


私たちはカーテンのプロですので、もちろんカーテンを作るときは、必要な要尺を計算して生地を注文して専門の縫製アトリエでカーテンに仕立て上げます。

そうすると、柄合わせのロスや巾を落とした生地の余りが出るのです。

そんな時は、お客様にクッションや小物をお作りすることをご提案します。

今回は、ダイニングのチェアに使うシートクッションをお作りすることにしました。

使用した生地は人気のボラスコットン(スウェーデン)のロックと言う生地です。

チェアの座面の形に合わせて台形型にして、両サイドに固定する紐を付けました。

裏面はブラウンの無地を使いこんな感じです。縁にはパイピングをまわしてオリジナルシートクッションの出来上がりです。

折角の素敵な生地ですので、有効に使っていただいて別の楽しみ方をお奨めしています。

その他にも、ファブリックパネルやオリジナルバッグの製作も承っておりますので気軽にお問い合わせ下さい。

ハンターダグラスのデュエットシェード

ここ2.3日本当に寒いですね~!

今日はそんな中ハンターダグラス社のデュエットシェードをお取付してきました。

お取付したお部屋は1F寝室なのですが、ここはお庭に出入りできるガラスの開きドアになっています。

おやすみになっているととても寒いということで、断熱性に優れたデェットシェードをお奨めしました。

まさに寒さ対策なのですが、そのシルエットも素敵です。

デュエットシェードは、1985年にアメリカで開発されました。優れた断熱効果のハニカム構造により夏は涼しく、冬は暖か省エネシェードです。

そしてお取付したのは、上の写真のように2層のハニカム構造のアーキテラシリーズです。

もちろんより高い断熱性と吸音性を発揮します。

上の写真は、少し前に付けたものですが、このようにスリット窓の内側にすっきり収まり、見た目も美しいシェードです。

CASAMANCE シルクのカーテン

フランスの高級ブランドCASAMANCE(カサマンス)のシルクのカーテンをお取付してきました。

iPhoneで撮影したので画像があまり鮮明でなく申し訳ありません・・・。

天然素材のシルクやリネンの刺繍のコレクションはまさに一番高価な価格帯になります。

今回は、ご新居のリフォームを機にリビングに採用してしていただきました。

  

一昨年に発表されたコレクションで「Baie d’Along」

ベトナムの世界遺産の名前が付いたこのコレクションは、オリエンタルからインスパイアされた花柄のデザインを中心に構成されています。

写真は、3年前のパリで開催されたメゾン・エ・オブジェでのディスプレイです。

それぞれのデザインは、刺繍、プリント、ジャガードなど素地によって様々な雰囲気を醸し出していますが、全体としてはエレガンスで上質な表情を持ち、優雅でモダンな印象のコレクションです。

ワイドスパンの形態安定加工

本日ご紹介するのは、ワイドが4m程ある大きなスパンでの形態安定加工を施した事例です。

以前のブログでも書きましたが、形態安定加工には2種類ありまして、縫製が仕上がってからスチームフィニッシャーで整えるものが1つです。

そしてもう一つは、上部のプリーツ部分を仕上げる前に型にはめて真空釜に入れ、圧力をかけてしっかりと形状を整えるやり方です。

今回は後者を採用しました。しかし、従来ならばその型紙の問題で仕上げられるワイドが2.5m程しか出来ないことになっていました。

そこを縫製工場にお願いして、このために4mのワイドスパンの型紙を特別に作ってもらったのでした。

こちらの窓は、クランク状にカーブレールが付いてます。入り済みで合わさるように左右アシンメトリーな寸法になりました。

ちょっと解り難いですが、裾の切替えし部分を家具のTVボードの高さに合わせて流れるような一体感を出すようにしています。

また、ボトム部分をダークな配色で切り換え、安定感とオリジナリティーを表現しています。

シンプルな生地ですので、形態安定加工を施し、美しいシルエットを作り出すことで、大きな総ワイド6m程ある窓がに圧迫感をもたらすことなく上手く仕上がりました。

使用した生地は、インハウスの新作「ESSENCE」よりセレクト。ポリエステル100%の組成、ベルギー製です。

お客様からの嬉しい✉

先月の暮れも押し迫ったある日のことです。 お客様から嬉しい1通の✉をいただきました!

昨年の11月にカーテンやシェードを納めさせて頂いたお客様が、取付けた様子を写真に収めてその画像をわざわざメールでお送りいただいたのでした!

カーテンを納品させて頂くタイミングはお引越しの時と重なることが多いのです。

当然お部屋の中は荷物であふれていて、足の踏み場も無いほど・・・という状態です。

そんな時は、写真を撮らせていただきたくてもなかなか「撮らせていただけますか?」とは言い出せません。

と言う訳で、荷物がかたずいて落ち着いたら「写真をメールして頂けますか?」とお願いしていたのです。

忘れかけていた12月のクリスマス前の日のこと・・・

「素敵なカーテンありがとうございました。写真が遅くなって申し訳ありません。」

 というメッセージと共に送られてきたのです。

S様 本当にありがとうございました!

リビングは素敵なクリスアスツリーで飾られていました。きっとご家族で素敵なクリスマスを過ごされたのでしょうね!