ルーブル美術館へ

 

ホームデコア公式ブログ-ルーブル美術館

パリの最終日は日曜日だったこともあり、ショッピングも出来ないので、ゆっくりとルーブル美術館を見て廻る事にしました。

 
ホームデコア公式ブログ-ミロのビーナス

ミロのビーナスやモナリザなどサモトラケのニケなど有名な絵画や彫刻などの前はとても込み合っていますが、その他は意外と空いています。

 

シーンとした美術館の中に自分の靴音だけが響きます。

 

様々な芸術作品を鑑賞しながら今回のパリの旅を振り返っていました。

あっという間に過ぎていった6日間でした。

今回は初めての視察と言う事もあり、何を見ても新鮮で驚きの連続でした。

 

パリの地理感も解ったし、来年来るときはもっと精力的に色々見てみようと思いました。

 

何よりの収穫は、世界のインテリアのトレンドを肌で感じられたということです。

 

そして、多くの人と出会い、色々な刺激を受けました。また、様々な人脈を得ることが出来たのも大きな収穫です。

 

この経験を日本に帰ってから生かして行きたいと思いました。

 

最先端のトレンドを日本の住宅に取り入れていくのはなかなか難しいことかもしれませんが、店作りや提案の中の一つのスパイスとして積極的に取り入れていきたいと思いました。

 

何よりもインテリアショップを営む者として、素晴しい商品をお客様に紹介していくことの大切さを痛感した旅でした。

 


マナトレーディング パーティー

マナトレーディングパリショールーム

マナトレーディング パリのショールームにて

(マナトレーディング斉藤社長、藤井さん、WBインテリアの奥村さんと 左から2番目が私です)

マナトレーディングのパリ市内で行われるパーティーにも誘っていただいているので、奥村さんと一緒に先に会場を後にしました。

本当はもっと居たかったのですが、時間が遅かったので、奥村さんが荷物を預けているプレス用のクロークがしまってしまうので急いでいたからです。なんとか間に合い、シャトルバスに乗ってパリ市内に向いました。

ポルトマイヨに着きメトロの地下道で「お疲れさまでした」と声をかけていただいたアフロディーテの山本、大和久さんのお二人と意気投合し一緒にマナのパーティーに向うことになりました。

ルーブル美術館に近いシャトレの駅から歩いてショールームに向うと、多くの人で会場は盛り上がっていました。到着するなりワインをいただき、またまた楽しく過ごしました。

びっくりしたことに越川さんと西垣さんは電車とタクシーを乗り継ぎ先に付いてもう盛り上がっていました。

メトロの地下道で偶然知り合ったアフロディーテさんはホテルのデコレーションをされている会社でホテルオークラさんの宴会場の仕事などもされているのを聞き、すごいなーとひとしきり感心したり、大和久さんが元積水ハウスの出身で僕もミサワホームでお世話になっていたんですよ!などと意気投合しワインをけっこう飲んじゃいました。

奥村さんからマナトレーディングの社長やデザイナーのLeeさんを紹介してもらいました。

Leeさんはフィリピンの方でマニラに200人の工房をもってらっしゃる世界的なテキスタイルデザイナーです。

しかし、とても気さくでニコニコしていて優しい人柄がうかがえます。

「これが私の作品です」と壁に掛かったレースの生地を見てその手の込んだ斬新なデザインに感服するばかりでした。

カサマンスのプレゼン&パーティー

CASAMANCE(1)

そうこうしている内にカサマンスのプレゼン&パーティーの時間になり、ブースに向うと多くの日本人の方々が集まっていました。

カサマンスは毎年好評でブースが込み合いなかなか説明を受ける事が出来ないとの事で、今年は日本人向けに特別に説明会とカクテルパーティーを開いてくれていたのでした。

しかし、5Cのホールが閉鎖されていた影響でプレゼンの開始時間が遅れブースの中も満員状態でした。

ここでWBインテリアの奥村さんと合流。奥村さんは昨日展示会用に使っていたスニーカーが壊れてしまい、今日はブーツで歩かれていたので、へとへとに疲れて「とりあえず座らせて・・・・」と座り込んでしまいました。

CASAMANCE プレゼン

そんな中でプレゼンは始まり、デザイナーのとても美しいフローレンスさんから今回のコンセプトの説明を受けました。

CASAMANCE(2)

シルクロードのオリエンタル感を表現した柄や渋いパープルやターコイズ色のシルクの花柄刺繍などが特徴です。

メタルヤーンやスパンコールなどを使い、常にファッションのトレンドを意識し取り入れています。

また、、シルクハンドプリントなど手作業の良さに拘った物作りをされていました。

CASAMANCE(3)

特に「エレガント」と言う表現を何度も使われていました。

カサマンスがどちらかと言うとコントラクト色の強いのに比べて、妹ブランドのカメンゴはフレッシュ、アンニュイ、ライトカラーが特徴です。

きれいな色使いとかわいらしい柄が完全にブランドを分けて2極化していることがうかがえました。

プレゼンも終わり、シャンパンを飲みながら色々な人と楽しく過ごしました。

オーブインターナショナルの越川さん、デコレーターズの西垣さん、スタイルクロトの及川さんなどメゾンエオブジェに先輩方に苦労話しや笑い話などを聞き、いろいろと情報を交換したりしました。

メゾンエオブジェ エディトゥール

sumikoHonda

川島織物セルコンのブースではデザイナーの本田純子さんとお話しすることができました。

メゾンエオブジェへの出展も今年で4回目になるとのことで、今回は『円が響く』をテーマに幾重にも円が重なるイメージを表現した「ナタンテ」と味わい深いストライプの「リネタリア」を新柄として発表されていました。

川島織物の持つ伝統の技術と日本人の手先の器用さを大切にして世界に向けて発信して行きたいとのこと。現にヨーロッパでも多くの反響が寄せられているとのことでした。

クリエイションバウマン

クリエイションバウマンは日本人向けのプレゼンに参加しました。

最先端のデジタルプリントで表現した自然の風景やリボンが風になびく表情などを表した透明感のある柄が印象的でした。

 

また、コントラクトに使える無地のパールカラーの難燃素材の新作などバウマンらしいシンプルな生地も発表されていました。

ハーレクイン

日本でもおなじみのハーレクイーンの美しい色使い

ニヤノルディスカ

オズボーン&リトル

デザイナーズギルドのピンクやグリーンの淡いトーンのエレガントさ、オズボーン&リトルの刺繍の素晴しさなどがとても印象的でした。

また、ニアノルディスカはイメージカラーのオレンジに囲まれたブースに、プリーツ加工のレースやメタル系のプリントなど、高級感のあるモダンなディスプレイが目だっていました。

再びエディトゥールへ

アルハンブラ

アルハンブラ

さて、昨日の見られなかったロスを取り戻すべく午後は積極的にエディトゥールの各ブースを廻りました。

当社でも扱いのあるスペインのアルハンブラ社では、最近のコレクションでは見られなっかた、イギリスの伝統的なプリントや色柄も落ち着いたとても使いやすい新しい柄が発表されていました。

日本のエージェントにここに来た事を伝えてもらう事を約束しました。

バーモラル、フローレンス、ロマンスのコレクションは当社でもブックを取り寄せいる予定です。

クリスチャンフィッシュバッハ

クリスチャンフィッシュバッハ

クリスチャンフィッシュバッハ(フィスバ)では、広報の井上さん色々と細かな説明をしていただきました。

FISBA アフリカンスピリットイメージ人形

FISBA アフリカンスピリット

アフリカンスピリットは、乾いた空気、民族などをイメージしたブラウン系のコレクション。

FISBA アーバンリビング

アーバンリビングは大きな花柄のレースのディスプレイがとても印象的でした。

FISBA ヴィンテージ

ヴィンテージのパウダーピンク~モーヴ色への色使いやがらがとても日本人の好みに合うと思いました。

またHOMEと言うコレクションは初めてフィスバを買う若い世代の方に向けた比較的リーズナブルな価格のコレクションです。

日本フィスバの社長の藤田さんともお話しさせていただきました。

「始めまして」とご挨拶すると、「年末のスタイリングプロのパーティーでお会いしましたよね!」と言われてたじたじ・・・。

そういえばあの時は知らない方ばかりなので緊張していてワインをけっこう飲んでしまってあまり記憶が・・・。

「すいません。そうでいたね・・・」などと言ってその場を取り繕いしのぎました。

メゾンエオブジェ 2日目

メゾンエオブジェ5B 照明

オリエンタルな照明器具

会場に入るとすぐにオーブインターナショナルの越川さんに会いました。

越川さんは毎年ヨーロッパの見本市を廻られていて、本当に良く知っておられるので色々アドバイスをもらいました。

越川さんとは川島織物セルコンのfiroマスターセミナーでたまたま隣り合わせて座ったことで、一緒に接客マナーの発表をする事になったのをきっかけにいろいろな所で会うたびに話をするようになりました。

聞くところによると、エディトゥールのホールは午後から再開されるとの事でした

メゾンエオブジェ5B 壁紙

壁紙のブース

再開までにまだ時間があったので、前日に見ることが出来なかったブースを見てみようと少し遠いところまで足を延ばしました。

ホール4や5Aのインテリアデコレーションのブースでは本当に様々な雑貨が出展されています。

例えば、キャンドルを扱うブースがある一角に行くと、そこには本当にたくさんのそれぞれが違った個性をもった企業・商品が競い合うように出展されています。

改めてインテリアエレメントの持つ可能性と奥深さを感じました。

さて、ベンチに座って買ってきたサンドイッチでお昼を取っていると隣に座った人がどうも日本の方のようです。

話しかけて見ると川島セルコンの社員の方でした。

私もOBであることを明かし共通の人の話など盛り上がってしまいました。

1時からのホールの再開の情報も確認し、後でブースに伺うことを約束して別れました。

モンマルトルのカーテン屋

モンマルトルの生地屋2

実はモンマルトルに来た本当の理由は別にあるからです。

それは、この近くに点在する生地屋を見に行く事でした。

丘を下り左手に向うとそこには、あるわ々ずーっと生地屋さんが続いています。

モンマルトルの生地屋1

店に入ってみると生地が山のように積んであり、カーテンに仕立てた物もディスプレイされています。

まるで日本の「ユザワヤ」さんのようです。

モンマルトルのカーテン屋1

もう一件の店を見てみると今度はカーテンに使うフレンジなどのパーツの数々、装飾タッセル、カーテンレールの部品などが大量に並んでします。

こちらもその種類と数の多さに驚かされます。

モンマルトルのカーテン屋2

どれも色が鮮やかでしかも安い!

思わず買って帰ろうかと思いましたが、これからメゾンの会場に向うこともあり荷物を増やしたくなかったので、今度来るときにしっかりと仕入れの計画を立ててこよう思いその場を立ち去りました。

RERの車内にて

だいぶ時間をロスしてしまったので、慌ててメゾンの会場に向うことにしました。

その前にオープンしたてのカフェのテイクアウトでお弁当用のサンドイッチを買い込みました。

会場のカフェやレストランは何処も込み合っているし、しかも高いのでこの日はお弁当にしようと決めていたのです。

メトロからRERに乗り換え、昨日と同じルートでパリノール会場へ向かいました。

時間が前日よりも遅かったので車内もそれほど混み合っていませんでした。

モンマルトルの丘

サクレ・クレール寺院

この日は少し早起きしてメゾンの会場へ向う前にモンマルトルに行く事にしました。

方向的には少しだけそれるだけなので、それほど時間のロスにはならないと思ったからです。

実は初日のショップ廻りの時に行くつもりだったのが、時間が無くてあきらめていたのです。

メトロ2号線のアンヴェール駅で降り、坂を上って行くとモンマルトルの丘にそびえるサクレ・クール寺院が見えました。

モンマルトルの丘より

方向丘を登り眼下を見下ろすとパリの町並みが見渡せます。

テルトル広場

パリの北部に位置するモンマルトルの丘といえば、昔から芸術家の住む場所として有名でした。

サクレ・クール寺院を左手から廻り込みお土産物屋のある通りをぬけるとテルトル広場にでました。

朝早い時間にもかかわらず似顔絵書きの画家の人たちが寄ってきます。

モンマルトルの坂道

私は時間が無いので写真を1枚だけ撮って次へ向かいました。

アクシデント

ハプニング 会場外の風景

(会場から締め出され戸惑う人々)

ふと天井を見るとテントの天井から吊られた照明やディスプレイが大きく揺れています。

この日は風が強く、こんなに揺れてて大丈夫なのかな?と思っていたら案の定。警備の人から非難するようにと言われ、皆5Cのホールから追い出されてしまいました。

このホールは会場の1番奥で仮設のテントホールとなっているので、風の影響をもろに受けてしまうからです。

マリメッコ

ホールを出たところで私の所属しているインテリアコーディネーターサークルでWBインテリアの代表の奥村さんにお会いしました。

奥村さんは取材でドイツのケルンからフランクフルトを経由してからこの会場に来られていました。日本を発つ前にもしかしたらお会いできるかな?と思っていたので感動し、早速帰りに待ち合わせて、今晩の夕食の約束をしました。

WBインテリア

WBインテリアのHP
http://www.filfull.com/wb-interior

イッソエッコ ブース

この日は結局エディトゥールは再開されませんでした。

そこで、もう一つ案内をいただいていた日本のメーカーでイッソエッコのブースを見に行く事にしました。

イッソエッコはコットンプリントのテキスタイルを使ったバックや小物、タオルなどを出展していました。

ッソエッコ柄

(当社で見本をそろえていますので是非見に来て下さい! )

その後も色々とブースを見て廻り6時半に奥村さんと待ち合わせて、この日はシャトルバスで市内まで帰ることにしました。

帰る途中で会場を見て廻るコツやポイントなどのアドバイスをいただき、日本での仕事のことなど色々な話をしました。

パリ市内のポルトマイヨに着き、その日の夕食はそこから近くの「リヨン」というムール貝の美味しい店に連れて行ってもらいました。ビールで乾杯し、山盛りのムール貝を食べながら、ヨーロッパでの苦労話など色々な話をしました。

奥村さんはヨローッパの見本市にここ6年ほど毎年来られていて、日本でプロ向けのセミナーや執筆などをされています。

とても気さくな方でバイタリティーがあり、女性お一人なのに頻繁に海外に取材に行かれています。

私の店にも何度か来ていただいたり、私もトレンドのセミナーに参加したり、WBインテリアの忘年会などでも話しはしますが、海外で聞く話はまた違った意味でリアルさが伝わり、本当に楽しい時間を過ごせました。

また、翌日の会場のパーティーでの再開を約束し、メトロの駅で別れました。

ホテルの近くの酒屋で黒ビールを買い、日記を付ながら一日を振り返りました・・・。

でも今日は本当に一日よく歩きました・・・。

メゾン・エ・オブジェ・エディトゥール

ガストン・ダニエラ

エディトゥールのホールに入ると本当にびっくり!

世界中のデザイナーズ・インテリアテキスタイルがここに一堂に会しているのです。

スペインのガストンダニエラ、オランダのキファソ、イギリスのオズボーン&リトル、デザイナーズギルド、スイスの、クリエイションバウマン、クリチャンフィッシュバッハ(フィスバ)、ドイツのJAB、ニアノルディスカ、フランスのサコ、私のお目当てのカサマンス、そして日本からは、川島織物セルコン、マナトレーディング、サンゲツ、「NEED’K」の日恵装飾さんらが出展されていました。

JAB1

その中でも最初に目を引いたのがJABのブースです。

薄くやわかな風合いで光沢感のあるベルベットに光沢感のある大きなダマスク柄をあしらった生地がドレスやオブジェとなって天井から飾られています。

丁度ホールのほぼセンターの位置にありものすごい人です。

私はキョロキョロしながらそれぞれのブースに立ち止まり、新作の生地を手に取ったり、拙い英語で新作のコンセプトを聞いたりと会場内を歩き回りました。

JAB2

さすがにこのホールでは日本の方も多く見かけました。