【バルドー博物館】
チュニジア3日目に目指したのは、「バルドー博物館」です。
朝食を済ませメトロ(と言っても地上の路面電車)のターミナルになっているバルセロナ広場に向いました。
券売所を3ヶ所たらい回しにされて、やっとチケットを買うことが出来ました。
もちろん日本のように路線図や自販機などありません。
メトロの車内は結構混んでいました。
目の前に座っていた男性が「次で降りるんだよ!」と教えてくれました。
チュニジアの人は本当にとても親切です。 (^-^)
バルドー博物館はチュニジアのみならず、北アフリカ地域を代表する考古学博物館です。
カルタゴの遺跡の出土品やチュニジア各地で発掘されたモザイク画など、考古学的に高い価値を認められた品を数多く所蔵しており「チュニジアのルーブル」とも言われています。
バルドー博物館の一番の魅力ははモザイクです。モザイクとは、大理石、陶器、ガラスなどの小片をはめ合わせて描いた芸術です。
紀元前のメソポタミアが発祥地と言われており、その後地中海へ渡り、ギリシャ、ローマ文明に組み込まれていきました。
3階の回廊に展示されていたブロンズ像のあまりに大胆なポーズに思わず見とれてしまいました。(^_^)v
館内には様々な国からの団体の観光客が訪れ、色々な言葉が飛び交っていました。
午後からはチュニスの旧市街メディナに向いました。
【メディナ(旧市街)へ】
ハビブ・ブルバキ通りの西側にあるバブ・ブハル(フランス門)を抜けるとメディナの始まりです。
メディナに入ると細い道の両側に小さな商店が立ち並びんでいます。
通りはスークと呼ばれ、同業の者が集まりおのおのが店を構えたり、同じ技術を持つ職人たちが工房を構えたりして、昔から小さな市場のような物を形成しています。
店先やカフェで男達が水パイプをふかしていたりで、いかにもアラビアンナイトの様な世界です。
スーク内の道は幅1mもないような細い道が迷路のように走っていて、あまりに複雑すぎて行きたい所には行けず、いつの間にかまた、偶然元の場所に戻ってきてしまいます。
メディナの中心部にあるグランドモスクに向ったはずが、とうとう迷路に迷い込んでしまいました。
迷路から脱出する為にメディナ外側にでたのですが、今度は自分達がどこにいるのか解らなくなってしまい、帰る事が出来なくなってしまいました。
これは道を聞くしかないと思い英語の解りそうな人に尋ねるのですが、「英語わからな~い・・・」の返答です。
どんどん深みにはまってしまいました。
その時、「コンニチワ! ジャパニーズ スシ! ナカタ!」と声を掛けてきた若者2人連れがいました。
そう、チュニジアの人々は東洋人が珍しいのか、すれ違うたびに「コンニーチーワ! ニーハオ!」と声を掛けてくる人が非常に多いのです。
「オー コンニチワ! 英語話せるの?」
「オレ 話せるよ!」
「道に迷ったんだけど、フランスゲートに戻るにはどう行けばいいか、教えてくれない?」
「いーよ! オレに付いてきな!」
と、英語の話せる1人の男の子が、友達と別れて親切にも道案内してくれる事になりました。
メディナの中に戻り、人通りのない細い道をずんずん歩いて行きました。
「君はとてもラッキーだね! チュニジアで英語を話せる人なんて1%くらいだよ!」
「どうして君は話せるの?」
「僕は 学校で英語を勉強したからさ!」
本当にラッキーだったな、と奥さんと話していると・・・
「メディナの中はとてもデンジャラスなんだぜ! 君のポケットの中を狙って沢山の人が襲ってくることがあるから気を付けてたほうがいいよ!」
マジかよ・・・
「ところで、君のワイフはアクセサリーをほしくないかい?」
ちょっとこいつ怪しんじゃないの? と奥さんも言い始めました。
「あー あそこがグランドモスクだね! もー解ったからこの辺でいいよ!」
と 断っても、いーよいーよと、ずーっと付いてきてくれます。 何とか断らないと・・・。
そうこうする内にメディナ中心であるグランドモスクにたどり着きました。
すると、そこには地元の警察官が2人立っていました。
案内してくれた若い兄ちゃんは 「キミ ちょっと来なさい!」 と警官に呼ばれ、何やら職務質問を受けています。
どうやら観光客目当ての詐欺かなにかと疑われているようです。
兄ちゃんには悪いが、これはチャンス!と 「アリガトー!」と言って足早にその場を離れました。
本当はいいやつだったかも? ごめんねー・・・
やっとのことでメディナを抜け出し、遅めの昼食をとることにしました。。
地元の人が行きそうな食堂に入ることにしました。
左「クスクス」チュニジアの代表料理。パスタのもっとも小さな形。
右「オジャ」炒めたピーマンや魚介をトマトソースで煮込んで卵を落としたもの。
これにまたオリーブの塩付けとかごいっぱいのフランスパンが付きます。
美味しいのですが、なんとも量が多いのでクスクスは残してしまいました。
腹ごなしに近くの市場を見て回ることに。
「中央市場」
フランス門の近くにある大きな市場です。
ここにはいろんな種類の肉、魚介類、野菜、果物、パンやオリーブ、香辛料にチーズ、それに日用品などが売られています。
肉(宗教上羊肉が主流)ひとつとっても、生きたまま売っているもの、さばいて売っているもの、骨付きはもちろん顔付き(!)のものまでさまざま。
写真は魚売り場です。 3時頃でしたがとても賑わっていました。
場内は意外に清潔なのにびっくりします。あまりににおいはなく、ハエなどもいません。
新鮮な魚がきれいに並べられています。
どれもおいしそう。
やはり地中海に面しているので、魚の種類も豊富でとても新鮮です。
今夜もシーフードにしよーっと!
(^ε^)
こちらはオリーブの売り場。。
色鮮やかですねー
食べ過ぎるとお腹をこわすので注意です・・・
(^^ゞ
市場の周りには、様々商店が並んでいます。
その中にカーテンショップを見つけました。
オリエンタルな雰囲気漂う生地が並んでいます。
品揃えのセンスは・・・・
国によって価値観は違うものです
(^▽^;)
このあと、スーパーによってお菓子やお茶などのお土産とワインを買て、歩き疲れたので早めにホテルに戻って買ってきたワインを飲みながら休憩、昼寝です。(正確には夕方寝?)
メディナの絨毯屋。
帰ろうとするといきなり友達価格に・・・。
ディスカウントは半値までOK?
メディナにあるフリンジ屋さん
ジャストルッキング!
再び夕食をとりに町に出かけました。
市場で新鮮な魚介を見ていたので今夜もシーフードです。
食べ始めてから気付いて撮りました・・・。
ごめんなさい舌ヒラメのグリルです。
弾丸チュニジアツアーでした・・・
ちょっとハードだったけど異文化に触れるってとってもワクワクすることですね!
さて次回はどこへいこうかな~? (*^o^*)