【アントニオ・ガウディの肖像】
バルセロナの2日目 今日はいよいよ「アントニオ・ガウディ」の作品達に会いにいきます・・・。
その前に・・・ チョット嬉しい事が・・・
朝食がアメリカンブレックファーストなのです。
ミラノではパンとコーヒーとヨーグルトだけでしたので、
ベーコンや卵、フルーツやサラダといったメニューに
幸せを感じます・・・
予約していた観光バスに乗るために「カタルーニャ広場」に向かいました。
私達は2階建てバス上階の作前列に乗り込みました。
このバスは、バルセロナ市内~郊外へレッド・ブルー・グリーンと3つのルートを巡回するルートがあり、その日の内でしたら何回でも乗り降りする事が出来ます。
そして特典として、様々な施設の入場割引きや食事の割引きなどのチケットが付いています。
そして何よりも嬉しいのは、日本語によるガイドサービスがあることです。(10カ国語あります)
専用のイヤホンを渡されて、それぞれの言語のナンバーの穴にプラグを差し込んで聞く事が出来るのです。
これで、一日21ユーロですからお得ですよね!
私達はまず、エシャンプラ地区から新市街を通るレッドルートに乗り込みました。
最初にグラシア通りをぬけると、一流ブランドショップとガウディやその他のモデルニス建築が立ち並び洗練されたバルセロナの表情が窺えます。
この辺はまた後でゆっくり歩いてみる事にして、最大の目的地である「サグラダ・ファミリア」に向かいました。
【サグラダ・ファミリア 生誕のファサード】
比較的早い時間ということもあってあまり並ばずに入ることが出来ました。
天才建築家ガウディの未完の傑作 「サグラダ・ファミリア」は、人々の現世の罪を購うために、聖家族に捧げられた大聖堂です。
ビリャールが無償で設計を請負い、1882年に着工したが意見の対立から辞任、翌83年よりガウディが引き継ぐことになります。
現在、生誕(東面)と受難(西面)の二つのファサードと、それぞれの四本の鐘楼、それに後陣が姿を現しつつあります。
しかし人々の浄財のみで建築されているために工事はしばしば中断し、完成するまでにあと100年かかるのか、200年かかるのか、誰にも分らないといわれています。
計画では、今ある生誕と受難の二つのファサードに加え、南面に栄光のファサードが作られ、ラテン十字平面を持つ聖堂の中央には、高さ150メートルの尖塔がそびえ立ちます。
すっかりおなじみ、ガウディの代名詞ともいえるサグラダ ファミリア。
1926年に列車事故でガウディがなくなってからも工事は続き、80年以上たった今でも完成がいつになるか見通しがたっていないようです。
天才建築家が一生をかけたこの教会の建築のスケールの大きさがうかがえます。
細部へのこだわりもかなりのもの。教会を飾る彫刻、ステンドグラスのひとつひとつが完成度が高く美しい芸術作品です。
そういえば日本の彫刻家の外尾悦郎氏が主任彫刻家として知られていますよね。
以前やっていたコーヒーのCMで知りました・・・o(^-^)o
内部では、1つの教会がどのように建築されているのかを見ることが出来ます。
平日はここで働く様々な人たち、例えば、建築家、鋳型工、左官工、彫刻家、そして、石工などの人々がこの偉大なる仕事に携わっているのです。
また、この建築作品では伝統的な建築技術だけでなく、最新の技術を同時に使っていることが窺えました。
内部のモンセラート回廊では、「自然の中のガウディ」の展示がされていました。
ガウディのデザインの発想は、自然の中から生まれている事が多いのです。
そしてこの建物も引力というものすごく大きな力を使って建てているのです。
しばらくぼーと眺めていたい気持ちに駆られ、後ろ髪を引かれる思いでしたが、次の目的地に向う事にしました。
【サン・パウ病院】
ガウディ通りを歩いて「サン・パウ病院」に向かいました。
こちらも、モデル二スモ建築を代表する世界遺産です。
モデル二スモ建築家 ドメ二ク イ モンタネールの代表し、かつカタルーニャのモデル二スモ建築の代表作の呼び名にもふさわしい建物です。
当時の型にはまりすぎた建築スタイルに同意できなかった彼はこの病院を45度ずらした角度からデザインしたそうです。
その結果として生まれたこの病院は彼の才能にスポットライトをあてるきっかけになり、このデザインのおかげで病院の中に日当たりのいい庭のスペースができたとのこと。
(散歩すると、病院にいるとは思えないほど気持ちがいいです。)
鮮やかな色で自然の形を生かした彫刻たちがそれぞれの建物に個性を添えています。
【グエル公園】
次に向ったのは「グエル公園です」
バスを降りて坂道を10分程昇った上にありました。
丁度お昼頃で暑いのなんの・・・
この公園はガウディのよき理解者であり、スポンサーでもあった、グエルが計画した分譲地の一部として作られた公園でです。
バルセロナの北方外れの丘の中腹に位置し、地形をうまく活かした設計になっています。
市場の上を覆った人工地盤には、砕いたタイルで装飾した、 座るのがもったいないような美しいベンチが設けてあります。
最下層に位置し、公道との境界にある門番小屋の屋根は白いタイルで装飾され、まるで砂糖菓子のようです。
それから、向ったのは私がバルセロナの訪れた理由の第2番目。
FCバルセロナの本拠地「カンプ・ノウ」のでした。
しかし、その日は日曜日で14:00時で閉まってしまい、ギリギリで入場する事が出来ませんでした・・・(>_<)
「明日また来ればいいじゃん!」
そう奥さんのなだめられて泣く泣く「カンプ・ノウ」を後にしたのでした・・・。
気を取り直して今度はバスをブルーコースに乗り換えモンジュイックの丘からバルセロナ湾を通り「ポルトベル」というオシャレなウォータフロントで遅めの昼食を取ることに・・・
(というかまた飲んじゃいました・・・)
お腹も一杯になったので、今度はゴシック地区に向いました。
【王の広場】
カエドラルから王の広場を通り趣のある細い路地を抜けるとランブラス通りに出ました。
カタルーニャ広場から海に向って延びる目抜き通りのランブラス通り。
中央の歩道にはカフェや花屋が並び、大道芸人の愉快な
パフォーマンスが繰り広げられています。
グラシア通りに戻りガウディや他のモデルニスも建築を見に行く事にしました。
【カザ・ミラ】
海をイメージした外観のガウディの傑作
地元の人には”La Pedrera(ラ ぺドレラ)”の名前で親しまれています。
Casa Mila(カサ ミラ)は1905年前後の建築されたガウディの建築の代表作です。
海藻を思い起こさせる柵のバルコニーや、波のような曲線を描く薄いグレーの建物…まるでガウディが海の底に座ってデザインしたかのような印象です。
【カザ・パドリョ】
カザ・バトリョはガウディの若いころの代表作のひとつです。
自然をテーマにデザインされたガウディの“おとぎの家”
カラフルな色と不思議な形の組み合わせは、まるで童話の世界のおとぎの家のようです。
外壁に埋め込まれた色鮮やかなガラス破片と円形タイル、ヴェネチィアの仮面を思い起こさせるバルコニーが印象的です。
ちなみにお隣もそのお隣もモデルニスモ建築。それぞれに素晴らしいですが、ガウディの異彩が際立ちます。
今日はガウディな一日でした・・・。\(゜□゜)/
「いつもと違う道で帰ってみようか?」
メトロの違う路線の駅で降りて見ることにしました。
案の定迷ってしまい、見知らぬ街で途方にくれながら夕暮のの公園を抜けると・・・
子供達がサッカーにこうじていました。
何だかほっとして見入ってしまいました。
気が付けばホテルの近くまで来ていました・・・。