Liberty Fablic 2016 New Collection

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リバティーインテリアファブリックの新作発表会へ行ってきました。

日本でも御馴染みのリバティープリントは、どちらかとと言うとファッションや手芸用のファブリックが有名かもしれません。

それらとは別に、インテリアファブリックとして3年程前からコレクションが始まりました。

カーテンや椅子の張地として使える、素材感もしっかりしたものなのです。

4冊目になる今回の新作の名前は 『The Chesham Cabinet Collection 』。

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リバティーといえば、色鮮やかなボタニカルナ花柄のコレクションが有名ですが、アールヌーボーや幾何学、ペイズリー柄など様々なデザインのものがあります。

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今回のコレクションは、17世紀から19世紀の魅力的なキャビネットドールハウスからインスパイアされました。

1880年代にLibertyのオリジナルショップChesham House で販売されていたものと似たインド製のキャビネットからデザインのインスピレーションを得ています。

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リバティーインテリアファブリックの特徴として、同じデザインでもベースには様々な生地を使うことが上げられるでしょう。

今回もリネン100%からリネンとシルクのミックスやビンテージベルベットなど、同じデザインでもカラーとテクスチャーが違うとまったくの別物になります。

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こちらは昨年の夏に訪れたロンドンにあるリバティー百貨店。

テューダー・リバイバル様式のアーツ・アンド・クラフツの建築物としては、ロンドンで最も代表的なものの一つです。

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インテリア売り場のフロアーには、リバティー社の生地はもちろん、沢山のブランドのプリントファブリックが並びます。

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リバティ百貨店は、外装だけでなく店内も本来のテューダー・リバイバル風の装飾を施した素敵な空間。歴史と伝統を感じます。

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内部は、窓のないアトリウムを囲むように部屋が配置されていて、ガラスの天井と木製のバルコニーから光が入ります。吹抜けに掛るシャンデリアがこの空間に映えます。

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弊社のショールームPrime étoffe にも新作のコレクションブックが入荷されました。

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また、全国のリバティーインテリアファブリック取扱店でアンケートを集計した人気ベスト10の生地を展示しております。 是非 ご来店をお待ちしております。

JAPAN DECOON in TOKYO   ~インテリアセミナーで学ぶ1日~

JAPAN DECOON

本日は、日頃の実務とはちょっとは離れた活動についてご紹介します。

私たち、インテリア販売に携わる有志でのメンバーで活動していることの一つに「JAPAN DECOON」があります。
DECOONとは、FACEBOOKの公開グループ『室内装飾・インテリア販売に関わる仲間の集まり』より派生したインテリア合同展示会のイベントです。

今や1600人を超えるインテリに従事するメンバーが学び、海外の最先端のインテリアに触れ、日本のインテリア市場を根底から盛り上げていこうというしがらみのない有志の集まりなのです。

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第1回目は昨年6月に代官山ヒルサイドギャラリーで合同展示会が行われました。

今まで海外のブランドの販売代理店を務める代理店(ディストリビューター)は、それぞれに新作発表会を行っていましたが、それを私たち第三者の立場の者が企画主催することで、多くの海外ブランドが一堂に会する機会となりました。

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私も各ブランドの代表が行うトークセッションの司会を務めさせていただきました。

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第2回目は10月にビックサイトJAPANTEXにて展示発表会を行いました。

この時は、出展側として当社が代理店を務める『PASAYA』の空間展示を行いました。

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空間展示の他に、各ブランドのプレゼンテーションが行われ、今までにない新しい企画に多くの来場者の方が訪れ大盛況でした。

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左から、この為に来日した 『Iliv』LIBERTY』 『GANCED』 『GASTON Y DANIERA』のメンバーの皆さん。

この後のJAPATEXオフ会のパーティーにも参加されて、日本を楽しんでくれていました!

このイベントの特長としましては、主催者が専門店や販工店など小売店の立場に携わる人たちで、しかもボランティアで運営されていることです。

海外の商品の中には、素晴らしいデザインや素材の商品がこんなに沢山あるのに、一般のユーザーの方々には中々伝わっていないのが現状ではないでしょうか。

海外の展示会やイベントに行けば、これらの商品を一度に見ることができます。

しかし国内では、個々の企業様が独自な発表会を行っていますが、それらを比較して一様に見る機会があまりありません。

そこで、私たちのような「B to C」のBの立場である仲間が協力して、国内のディストリビューターやインポーターの皆さまに依頼して共同で展示を行うイベントを企画することになったのです。

私たちの思いは『日本に素晴らしい海外のインテリアを広めたい!』そして「日本のインテイア文化の発展に少しでも力になりたい!」いうことの一心なのです。

さて、来月の5月18日(水)に第3回目のイベントが『~インテリアセミナーで学ぶ1日~』と題して代官山カラート71で行われることとなりました。

今回は、インテリアファニシングの枠を飛び越え、家具や照明、塗料など様々にインテリアエレメントも交えてのイベントなります。

また、海外最新のトレンド情報や日本に新しく紹介されるブランドの発表など内容盛りだくさんの会になりそうです。

もちろん業界の方のみならず、参加の方の参加も大歓迎です。

詳しくは下記のフェイスブックのページをご覧ください。

https://www.facebook.com/events/1701792890090922/

Maison & Objet 2016

2016年のメゾン・エ・オブジェはテロの影響もあり、会場に向かう電車RER Parc des Expositionの駅では銃を持った警官が、ゲートでは厳重なセキュリティーチェックがあり、物々しい雰囲気も漂っていましたが予定通りに盛大に行われました。

メゾン・エ・オブジェ

先ず私が目指す6号館には、以前はファブリックブランドが一堂に会すエディトールがParis Deco of に移行したために無くなり少しさびしい感もありますが、日本から出展の「有田焼」のブースが大変な賑わいを見せていました。

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集大成となる今回の出展では、プロデューサー奥山清行氏にゲストクリエイター3名(北野武氏、隈研吾氏、佐藤可士和氏)を加えた4名のクリエイターが出展し、話題を呼んでいました。

ボラスタペーター

その中でも、壁紙や敷物のブースは見どころ満載です。

上の写真は、北欧スウェーデンのブランド「borastapeter」のコレクションです。

今回は人気のHanna Werning の北欧らしい自然をモチーフとした色鮮やかなデザインが特徴です。 右側のecoは、立体的なテクスチャーが斬新

弊社のコレクションに加わりました。

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ベルギーブランドのOMEXCOは日本の住宅にも取りいれ易いシックなデザイン。

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壁面をいっぱいに使ったデジタルプリント壁紙は、今年も各所に見られました。

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イギルスの壁紙を塗料のメーカー「FARROW&BALL」 多色な色展開かをアピールしたディスプレイ

トゥールモンドボシャール

フランスの敷物やカーペットのブランド「TOULMONDE BOCHART」(トゥールモンド・ボシャール) 世界中の産地で作られた、モダンな最先端デザインと様々素材感が特長。

弊社でもサンプルコレクションを増やしていく予定です。

TEVENON

数少ないファブリック出展ブースの中で目を引くのはフランスの伝統的なトワレドジュイのデザインモチーフが人気な「TEVENON」(テブノン)

8号館には、ビッグネームのブランドが終結。イテリアのファッションデザイナー、ジャンフランコ・フェレのラグコレクション

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MISSONI HOME のソファー

アニースローンチョークペイント

こちらは6号館に初めて出展した「アニースローンチョークペイント」のコーナー。

アニースローンの楽しく、素敵なDIYの世界観を表現したDIYコーナーは、多くの人だかり。

弊社のショールームでは東京23区唯一のストッキストとしてワークショップを毎月開催しています。

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プロダクトデザイナーのトム・ディクソンが率いるイギリスのブランド「TOM DIXON」(トム・ディクソン)

日本でも表参道にショップがオープンして話題になりました。

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それでは、会場の他の雰囲気もランダムに写真でご紹介します。

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毎年見るフランスのトラディショナルなタッセルのメーカー。

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クラフトの会場のものすごく多くのブースがあります。これは必見。

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アジアやアフリカから集められた多彩なクラフト

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まるで日本の民芸品のようなブースはフランスの企業。

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こちらは本物日本から東京手仕事というブースで江戸切子などの手工芸品が出展されていました。

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2日間通いましたが、それではとても全てを廻ることはできない程のメゾン・エ・オブジェです。

今年も、多くの収穫がを得たパリへの出張でした。

また折りに触れてご紹介していこうと思います。

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帰りの飛行機の窓から見えた美しいブルーが印象的でした・・・・

 

Paris Déco Off... 2016 Ⅳ

日本でも人気のデザイナーズギルドのショールームは、1つだけけ離れたバスティーユ地区にあります。 HOULES のショールームも近くにありますが、Deco offは新設したメール通りで出展されています。

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さて、今回のDESIGNERS GUILD(デザイナーズギルド)のイメージはソフトカラー。

50’年代のニュールーック。クリスチャンディオールへのオマージュです。 

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COUTURE ROSE は、ギルドから毎回出される水彩画タッチのデジタルプリント。

今年はビンテージルック、ニュートラルなカラーが特徴。

右 ファンションデザイナー クリスチャン・ラクロアのコレクション。

エキゾチックな花柄プリントとストライプとの組み合わせが独自の世界観を表現しています。

CLARKE&CLARKE

CLARKE&CLARKE は、使い易い価格帯と洗練されたデザインが特徴。

今回のメインは、BLACK+WHITE デザインや技法、素材が其々違えど全てがチャコールカラー。 様々な組み合わせは可能になります。

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Glenmore のコレクションは、ウールライクなニュートラルトーンのチェック&ストライプ。

これも使い易そう。 ディスプレーはいつもののC&Cの見せ方で・・・。 

 Studioart

こちらはちょっと変わって、イタリアのレザータイルのブランドSTUDIOART

型押しされて立体感のあるレザータイルのコレクションは、壁装としてモダンでラグジュアリーな空間をもたらしてくれます。

NOBILIS

フランスの老舗ブランドNOBILIS(ノビリス)のディスプレイ。

ウールのフランネル素材のでやわらかさとリラックス感の中に背景のパーテーションとのデザインコントラストが斬新。 

LIZZO

スペインのブランドLIZZO(リッツォ)の壁紙。

日本の屏風絵絵のような作品は、イタリアの芸術家Elena Carozzi によるもの。

Jim Thompson

日本でも御馴染みの、タイのブランドJim Thompson のウィンドー。そこには毎回何かしらの動物がいます。今年は鮮やかなコンゴウインコでした。

オレンジとブルーの鮮やかなコントラストが映える BONSAI OF THE VANITIES のコレクションは、ジム・トンプソンのアーカイブから見出されました。