しばらく時間が空いてしまいました・・・ (^^ゞ パリの話の続きです・・・。
パリ2日目。 『メゾン・エ・オブジェ』に先駆けて一日早く開催される『Paris Deco Off』に行く為、会場の1つとなっているサンジェルマン・デ・プレ地区へ向いました。
通り地区を見て廻ると、初日とあってまだ設営の作業をしているショールームもあります。
そこで近くのカフェに入りスケジュールの確認をしました。
ついつい長くなってしまいます・・・。
写真はカフェの外です。
上がヒーターになっていて暖かい空気降りてきて寒くても大丈夫です。
パリは全面室内禁煙ですからね・・・。
最初に訪れたのは『JIM・THOMPSON』(ジム・トンプソン)です。ご存知の通りタイシルクで有名ですね。
『NO,9』のコレクションはイギリス人デザイナー リチャード・スミスが手がけた、レトロなデザインとコンテンポラリーな色彩が組み合わさったコレクション。
ジムトンプソンブランドの伝統を守りながら、東洋から新しいインスピレーションを取り入れており、カジュアルなリネンに軽い絵画的なタッチで描かれたプリント生地が、このコレクションを若々しくトレンド感に溢れたものにしています。
すべてがMADE IN TAILAND 。アジアを代表するエディターです。
説明してくれたMai N.Vejjajivaさんがとっても可愛らしい人でこちらも違った意味で感激でした・・・。
続いて 『MISSONI・HOME』(ミッソーニ・ホーム)と『KENZO・MAISON』(ケンゾー・メゾン)です。
こちらは、メゾン・エ・オブジェの会場にも大きなブースで出展していました。
何種類もの色糸で織り成すのファブリックは、多様化するホームファッションの中でもひときわ個性的な色彩を放ちます。
ホームコレクションなので、クッションなどの既製品も多くディスプレされています。
どちらのブランドも明るい色使いはお手の物。
フリンジやリボン使い、フレームによる切り替えしで個性あふれる仕上がりになります。
ちょっと面白いもの・・・。
左の写真は壁に張るステッカーなのですが、刺繍のようになっていて立体感があります。
無機質な壁に張るだけで華やかなアクセントになりますね。
『MANUEL CANOVAS』(マヌエル・カノーバス)
華やかな花柄のコレクションが際立っていました。というかプリントが好きなのでついつい目がいってしますのかもしれません。
でも華やかなショールムーにはやは女性の方があふれています。
春夏のコレクションということもありますが、世界不況の中元気が出る明るい華やかなデザインが目立ちます。
こちらはがらりと変わって、イタリアの高級テキスタイルブランド『RUBELLI』(ルベリ)のグループ傘下として展開しているフランスのブランド『Dominique Kieffer』(ドミニク・キーファー)です。
シンプルでありながら、洗練された自然素材、織り、色彩表現を特徴とし、モダンで控えめな、そして高いオリジナル性を持つコレクションを毎年発表し続けています。
今回はシックなフリンジのコレクションが数多く出展されていました。
『OSBORNE&LITTLE』(オズボーン&リトル)です。
同じグループ会社として『Nina Campbell』(ニナキャンベル) 『LORCA』(ロルカ)があります。
独創的なファブリックと壁紙で知られています。こちらもイギリスらしい華やかな色彩の刺繍のコレクションが人気です。
トレンドのターコイズやパープルをアクセンとしたコーディネートが良く見かけられました。
地図を見ながらショールームを巡ります。
OPERAの近くで昼食を取り、午後からは『Paris Deco Off』のもう1つの会場地域のルー・ド・メールに向いました。
この会場は何社からなる特設の会場となっていました。
『PARIS Deco Off』の会場としては最も大きかったのではないでしょうか。
ピアノの生演奏をBGMに優雅な雰囲気のなかで行われています。
麻や天然素材を使った天然素材の素材感や地の色を生かした刺繍やプリントなどなど・・・。
やはりパリでもNo,1シェアを誇るブランドだけあって大盛況でした。
『Sanderson』(サンダーソン)は伝統的なエレガントな花柄プリントのコレクションに新しいエッセンスが取り入れられています。
『Morris』(モリス)『HARLEQUIN』(ハーレクイン)も同じ会社のグループとして展示されています。
ドイツの高級テキスタイル『SAHCO』(サコ)は、インハウスデザイナーによるサココレクションを展示したメインストリートのショールム以外に特別会場を設けていました。
レッドカーペットに導かれて中庭に入っていく演出がかっこいい!
建物の2階にある会場も中世のトラディショナルな内装の部屋は幻想的な雰囲気にライトアップされていて、来客は皆シャンパンを飲みながら商談しています。
デザイナーのウルフモーリッツ氏も自ら説明してくれていました。
サコの特設会場の手前にあった『LELIEVRE』(ルリエーブル)では、入口には虎の剥製がお出迎え!日本人には今年の干支とあっておめでたいなぁ~と思ったり・・・。
ここにもパープルの絨毯が敷き詰められ、虎にはターコイズのジャガード地が掛けられていました。
階段の途中にスワッチサンプルのストックルームがありました。ドアの框が開きになっており、帰りには閉められていました。
なんか作業場って感じがいいですよね。 (^-^)/
その後行った『ROMO』(ロモ)では、昨年の11月に新宿のホテルで行われた「ヨーロッパデザイン展」でお会いした広報のマリアさんと再開して感激・・・!
私達の事を覚えていてくれていて、話が盛り上がってしまいした。
日本全体ではまだ知名度はそれほど高くはありませんが、ヨーロッパでは人気のブランドです。
最近では高級素材(シルクなど)に力を入れており、高品質で個性的なデザインで独自性を打ち出しています。
伝統的なイギリスの花柄やストライプ、チェックはもちろん、モダンな感覚の斬新なデザインまで幅広いコレクションを取り揃えています。
今日は1日良く歩きました・・・(*´Д`)=з
でも、『PARIS Deco Off』 によってパリの街を色々見て歩くことができました。
こんなに世界中の有名ブランドのショールームが見ることができる街パリは、やっぱりすごいなーと思うのでした・・・。
さて、一日中歩き疲れて、この日の夕食に向ったのは、私の滞在しているカルチェラタン地区にある『遊輪』(ユウリン)というレストランです。
こちらは、日本に留学していた経験のあるユウリン(Youlin)さんがオーナーをしています。
実はケーブルTVの「旅チャンネル」という番組で放映され、それを偶然見ていた私は、密かに行こうと決めていたのでした。 v(^-^)v
「京都で通っていた居心地のいいカフェのような雰囲気」を目指したというお店は、木の温もりが感じられるくつろぎの空間です。
日本人シェフによるお料理は純粋なフレンチ。
せっかくフランスにいるのだから、下手に日本風の料理ではなく、地元の食材を使ったフランス料理を楽しんでほしいというユーリンさんの考えからです。
とはいえ、お店全体の雰囲気はまるで日本にいるようで、リラックスして本場の味を楽しめます。
さらに、ユーリンさんの日本語が驚くほど流暢、かつ、おしゃべり上手!もちろんメニューも日本語付きなので、ちょっとパリの旅に疲れたときにでも、ふらっとたちよってみてはいかがでしょうか?
そんなこんなで、男2人の夜は更けてゆくのでした・・・。 ワインがうまい!(笑)
続く・・・