カーテンの色について その2

『橙(オレンジ)のイメージ』

楽しい・愉快・活気・元気・ユーモラス・創造力・陽気・暖かさと豊かな収穫のイメージです。

西洋では、たくさん実をつけるオレンジを多産の象徴として子孫までの繁栄を意味するとも言われています。

〔ワンポイントのアクセントカラーをカーテンと合わて事例です〕

①暖かく親しみやすい色なので食卓の団欒をイメージし、ダイニングルームやキッチン用品などに多く好まれる。

②落ち着いたテラコッタなどは、自然素材や煉瓦などのぬくもり感があり安定したイメージを演出できる。

③色味の変化や鮮やかさで落ち着きや優しいなどイメージが変わります。

『黄色のイメージ』

明るさ・活気・楽天的・愉快・軽快・喜び・明朗 明るい光を意味する陽気な色です。

①黄色が一滴含まれている様な温もり感のあるソフトなベージュ、キャラメルなどは、
インテリアの壁装材、床材、ウィンドウトリートメントなどによく使われます。

②優しい色調の黄色は、空間に広がりをもたせ、室内を広く見せる効果があり、またやわらかさや温もりを感じさせます。

③黄は橙と組み合わせると、よりカジュアルなイメージとなり、青や青緑とでは対比の強いシャープな配色になります。

続いては『緑・青のイメージ』です。


カーテンの色について

昨日のセミナーは、無事に終了致しました。
多数の方にご参加いただきましてありがとうございました。

前回のブログでお伝えして、そのままになってしまっていましたが、カーテンを選ぶ時のポイント “色と素材” についてお話します。

『赤のイメージ』

情熱・暖かさ・エネルギー・興奮・生命力・歓喜・愛情・躍動するダイナミックな力を感じさせる色と言えます。

赤は太陽の色、そして燃えさかる火の色。暗い夜空から昇る朝日や、暗闇や寒さから人間を守ってくれる火からイメージさせる赤は、まさに命の生命のシンボルであり、生きていく根源をしめす色なのです。

家族が集まるリビング・ダイニングなど楽しさが欲しい場所に適しています。
小物やソファ、壁の一部など、部屋の広さを考えたアクセント使いで、リズム感が生れます。

華やかな空間作りに欠かせない色。廊下やロビーなどパブリックなスペースに使われることが多い色と言えます。

暖かさを伝える色なので北向きや寂しい印象のある部屋をカバーする効果があります。

ボルドーの様に青味を帯びた赤は、華やかさと共に落ち着いた表情があるので、風格を必要とする場所に向いていると言えるでしょう。

次回は『橙(オレンジ)のイメージ』です。


素材と色がポイント!美しく、涼しく過ごすためのファブリック活用術

当社のホームページでもご案内しておりますが、来週の6/25(土)の15:00から、新宿にありますデザインセンター「OZONE」の6Fにて、一般の方を対象としたカーテンのセミナーを行います。

素材と色がポイント!美しく、涼しく過ごすためのファブリック活用術

夏を快適に過ごすためのインテリアファブリックの素材や色の選び方をカーテンのプロである石田氏とフランスのハイエンドファブリックブランドCASAMANCEの林田氏が豊富な事例で紹介します。快適にそして素敵に暮らすアイデア満載のセミナーです。

講師 石田剛((有)ホームデコア代表)、林田典子(CASAMANCE事務局)

http://www.ozone.co.jp/event_seminar/seminar/seminar_d/detail/1137.html

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以上のように「OZONE」のホームページで紹介していただいております。

現在、そして、これからカーテンをご購入検討されていらっしゃる方々。是非この機会にご来場いただければ幸いです。

今回のセミナーは、OZONEにショールームを構えますCASAMANCE(カサマンス)の主催によるものです。

私が、輸入のファブリックを本格的に取り扱うきかっけとなったのが、このCASAMANCEとの出会いからでした。

日本ではまだ、それほど馴染みの深くないブランドですが、ヨーロッパでは、今最も注目を集めるインテリアファブリックス、壁紙のエディターなのです。

この機会に改めてこのCASAMANCEのご紹介をさせて頂こうと思います。

CASAMANCEブランドの本体であるTEXDECOR社は1974年にフランス北部の都市リールで総業されました。

そして、2001年に新進気鋭のテキスタイルデザイナーと2人のプロジャクトマネージャーからなるクリエーションチームによってCASAMANCEはスタートしました。

CASAMANCEとしてスタートしてから、まだわずか10年程なのですが、ハイグレードな品質、そして、斬新なアイデアがちりばめられたコレクションは、瞬く間に世界中のデザイナーやデコレーターを魅了することになりました。

CASAMANCEのポリシーは「最高級の品質と最先端のデザイン性で常に新しい提案をしていく」と言う物です。

本当に毎年発表されるコレクションの多様性とその変化には、うれしい驚きを覚えます。

また、リネンやシルクなどの天然素材を積極的に取り入れ、最新の技術を駆使し、トライアルを重ねて作り上げていくという物作りに対する真摯な姿勢が、完成度の高い斬新的な商品を生み出しています。

CASAMANCEの最大の特徴は、そのカラーリングとコーディネーションにあります。

原糸や染料などの素材の厳選や高度な最先端技術への取組み、そして、気鋭のデザイナーたちのによるバランス感覚をもった確かな先見力とデザイン力に裏付けされたものなのです。

そのファブリックスは、暮らしの中で色を組み合わせる事の楽しさや、色空間で過ごす事の心地よさを感じさせてくれるのです。

そして、セミナーではその素材感や色使いの素晴らしさを実際に感じていただきながら、
事例を交えてご紹介していこうと思います。

次回は、セミナーに先立ちまして、色と素材に関して何回かに分けてブログに書いていきます。


『節電の夏』 遮熱カーテン

2011年、沖縄地方は4月30日に梅雨入りし、6月9日に観測史上最も早く梅雨明けというニュースが伝わってきました。

しかし、関東地方はまだ蒸し暑いじめじめした季節が続いていますね。

そして、梅雨が明けると本格的な夏の到来。暑い季節がやってきます。

地球温暖化が進み、夏の部屋の温度は毎年上がっています。
原油高で電気代も上がり、エアコン・クーラーの使用を抑えたいところです。

更に今年は、原発問題で夏場の電力不足が予想され、節電が必須になります。

省エネ、節電しながら如何にして快適に過ごすか?が重大なテーマとなっています。

そんな中、今注目されているのが  『カーテンで室内の温度を軽減』 ということなのです。

日中の直射日光や西日の日射熱を反射して断熱し、部屋を涼しくしてくれる「遮熱カーテン」を当店でもお勧めしてます。

ということで、前回のブログに引き続き、遮熱効果の高いシェアカーテンの事例をご紹介致します。

こちらは、当社にも近い豊洲エリアにある高層マンションのワイドスパンのFIX窓です。

前のブログでも事例としてご紹介しました「masa加工」を施したシェアの生地を使用したプレーンシェードです。

カーテン生地の裏側にステンレスの膜がコーティングしてあり、日射熱を約39%反射してくれます。

ステンレスの赤外線吸収効果により太陽光を遮断、夏場の室内温度を従来品より2~3℃低くし、エアコンの電気代を削減できます。

また、紫外線(UV)の透過率を抑えることから、家具やフローリングの日焼け等を抑える効果もあるのです。

やはり高層マンションからのこの景観は素晴らしいですよね。

この眺めを妨げることなく、窓から入ってくる熱や紫外線をカットできるので、高層マンションにはうってつけですね!

こちらも当社からはほど近い中央区佃エリアにある高層マンションです。

リビングの窓は西側に面しているので、午後には直射日光で蒸し風呂状態になってしまいます。

同じ「masa加工」のシェアでプレーンシェードをお作りしました。

シェード越しにも綺麗に夕日が見えますね!

昇降するこのスタイルも、窓からの景観をドラマチックに演出してくれる要素となっています。

こちらは、カーテンのスタイルでお作りした事例です。

階層は2階で窓の外側は公園に面しています。窓越しに見える公園の緑が、この明るいリビングのポイントともいえます。

しかし、外側からはミラー効果でお部屋の中は見ることが出来ないようになっています。

しっかりとプライバシーも確保しながら、遮熱効果もあるなんて、得した気分になりますね!

レースは機能的に、そしてドレープはお好きなものを!と言う事で、ホワイトのシャンタン地に花柄の刺繍を施した奥様お気に入りの生地を選ばれました。

ドイツのブランド「JAB」のコレクションです。遮光の裏地をお付けしてあるので、より遮熱効果も高まります。

こちらの事例は、やはりワイドスパンFIXの窓。しかもコの字型です。
ガラスの大きさに分割してシャープシェードに仕立てました。

90度コーナーの合わせも部分もバッチリ!隙間なく仕上ました。

ナチュラルな素材感の生地ですので、シャープのタイルですが、ソフトな感じも漂わせます。
使用した生地はニーディックテキスタイルよりのセレクトです。

今回は、遮熱効果を高めるためにガラスフィルムを施工しました。

ガラスフィルム カタログ

フィルムが窓ガラスから入る日射しの熱を最大で1/2もカット。
ペリメーター部の受熱量が減少するので、空調負荷を大幅に削減できます。

機能性カーテンやガラスフィルムの活用で  『2011 節電の夏』 ですね!    p(^-^)q


遮熱対策 天窓に『ウェーブロン』

6月に入り暑くなってきましたね!
本日は機能的なシィアカーテンを使った施工事例を1つご紹介します。

これは、階段室の天井部がガラス張りになっているお宅にカーテンを付けた事例です。

天井面が全面ガラス張りになっていて、とても明るいのですが、夏場は直射日光が入る為、階段室がとても暑くなってしまうのが問題でした。

この写真は下から見たところです。

使用した生地は帝人ファイバーが開発した『ウェーブロン』と言う生地です。

この生地の特長は、四つ山扁平断面の形状ののポリ工ステル原糸で織りあがっているという事です。
その特異な断面形状と使用ポリマーの光に対する特性を活かて、本来相反する機能である遮像性※(プライバシー保護性)と採光性を両立させることが可能となったのです。

つまり、適度な光を入れながら遮蔽性にも優れているのです。

もちろん赤外線もカットしますので、採光性や通気性は損なわず冷房効果を高めるという省エネ効果も発揮します。

しかも、とても柔らかくしなやかな生地ですので装飾性にも優れ、美しく軽やかに窓辺を演出すろことが出来ます。

また、通常のレースと比較して1.3 ~1.5倍程度紫外線を遮るので、家具やフローリング、カーペット、 畳などの日焼けを防止しする効果もあります。

1つ難点としては、窓に使った場合、部屋の中から外も見え難くなりますので、高層マンションのように外の景観を楽しみたいという場合は不向きかもしれません。

さて、どのように取り付けたかと言いいますと、先ず並列にカーテンレール(この場合はネクスティ)を取り付け、生地のやわらかな特長を生かし、カーテンの上下をペンシルギャザーで仕上げ、両側をカーテンレールに取り付けました。

カーテンの自然な重みで、このようにやわらかなウェーブが生れました。

操作の仕方は、4方に長いカーテンバトンを取り付け、これを両サイド同時に動かしながら開閉します。

こうすれば、あまり費用を掛けなくても、装飾性も損なわずに、遮熱対策をすることが出来ました。

あまり頻繁に開閉するのでなければこれで十分なのかもしれませんね。