遮熱対策 天窓に『ウェーブロン』

6月に入り暑くなってきましたね!
本日は機能的なシィアカーテンを使った施工事例を1つご紹介します。

これは、階段室の天井部がガラス張りになっているお宅にカーテンを付けた事例です。

天井面が全面ガラス張りになっていて、とても明るいのですが、夏場は直射日光が入る為、階段室がとても暑くなってしまうのが問題でした。

この写真は下から見たところです。

使用した生地は帝人ファイバーが開発した『ウェーブロン』と言う生地です。

この生地の特長は、四つ山扁平断面の形状ののポリ工ステル原糸で織りあがっているという事です。
その特異な断面形状と使用ポリマーの光に対する特性を活かて、本来相反する機能である遮像性※(プライバシー保護性)と採光性を両立させることが可能となったのです。

つまり、適度な光を入れながら遮蔽性にも優れているのです。

もちろん赤外線もカットしますので、採光性や通気性は損なわず冷房効果を高めるという省エネ効果も発揮します。

しかも、とても柔らかくしなやかな生地ですので装飾性にも優れ、美しく軽やかに窓辺を演出すろことが出来ます。

また、通常のレースと比較して1.3 ~1.5倍程度紫外線を遮るので、家具やフローリング、カーペット、 畳などの日焼けを防止しする効果もあります。

1つ難点としては、窓に使った場合、部屋の中から外も見え難くなりますので、高層マンションのように外の景観を楽しみたいという場合は不向きかもしれません。

さて、どのように取り付けたかと言いいますと、先ず並列にカーテンレール(この場合はネクスティ)を取り付け、生地のやわらかな特長を生かし、カーテンの上下をペンシルギャザーで仕上げ、両側をカーテンレールに取り付けました。

カーテンの自然な重みで、このようにやわらかなウェーブが生れました。

操作の仕方は、4方に長いカーテンバトンを取り付け、これを両サイド同時に動かしながら開閉します。

こうすれば、あまり費用を掛けなくても、装飾性も損なわずに、遮熱対策をすることが出来ました。

あまり頻繁に開閉するのでなければこれで十分なのかもしれませんね。


カテゴリー: 施工事例   作成者: DO パーマリンク

DO について

ファブリックメーカーからリフォーム会社の勤務を経て現職に。インテリアに対する探求心は尽きず、日々新しい発見を求めて飛び回っています。 インテリアエレメントの素材を見る目、物作りへの拘り、そして、建築の知識と経験を活かしてお客様の理想の空間を演出します!

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