ハイムテキスタイル その1「SARLAS」~「Trimmings By Design」

ハイムテキスタルの初日にまず訪れたのは、弊社が代理店をを務めるギリシャのブランド「SARLAS」のブースです。

テキスタルエディターが集まるホール8に、3面に面した比較的大きなブースで出展していました。

代理店をスタートしてから、初めての対面でのミーティングでしたので、時間を掛けていろいろとコミュニケーションが取れたのが良かったです。

先方もアジア諸国との取引はほとんど無いので、双方の情報を交換するのには良い機会となりました。

 

 

SARLASは世界中の多くのの生産者と協力して、独自の品質とデザインを輸入しています。

EU、インド、その他のアジア諸国、および国内の 100社 以上のサプライヤーから提供されるファッションのトレンド、デザイン、カラーに応じてコレクションを充実させています。

 

 

私たちが代理店を始めた2年ほど前から、ナチュラルな素材感とニュートラルな色合いのコレクションが増えてきました。

今回もその要素は強く、プレーンなニット系やナチュラル素材に刺繍やオパールやカットなどの特殊な加工を施したシアー(薄手)などが多く見られます。

 

  

 

今回の一押しは上の写真の生地です。不規則なデザインがフロントカットで表現された透け感のある生地です。

レースとしても、一枚で掛けるIn between として使っても素敵です。

その他にも、サンプルをセレクトしてたくさん買い付けましたので、改めてご紹介していきたいと思います。

 

 

次に訪れたのは、イギリスのタッセル&トリミングのブランド「Trimmings By Design」です。

こちらの会社は200年以上の歴史があり、世界中のデザイナーに高品質のトリミングをビスポークで提供しています。

そして「T&T」というブランド名で比較的なリーズナブルなタッセルやトリミングのコレクションを展開しています。

 

 

こちらのメーカーも弊社で代理店をしています。国内メーカーにはなかなか無いカラーやデザインのものも多く揃っています。

さて、上の写真は今後に発表するリサイクル糸を使った、アウトドア用に使えるブレードやトリムのコレクションのディスプレイです。

リサイクル糸を使ったものや、生産のプロセスにおいて環境に配慮するものは、今やヨーロッパのトレンドとなっています。

この辺の話は、ハイムテキスタルのトレンドブースの様子も合わせて次回に書きたいと思います。

 

フランクフルト へ

 

 

毎年、ヨーローパからインテリアシーンは1月の「ハイムテキスタル」から始まります。

世界中から約2,200社が出展する「ハイムテキスタイル」で発信されるテキスタイルトレンドの動向は毎年業界の注目となっています。

1月10日から13日にかけてドイツ・フランクフルトにて開催されるハイムテキスタルに行ってきました。

今回は、2年前から取引を始めたメーカーとのミーティングを行うことも重要なミッションとなります。コロナ禍でリアルで会うことが出来なかったので、3年ぶりの海外渡航となりました。

 

 

円安と物価高で航空券は高騰しています。今回は直行便は高いので、エミレーツ空港を利用しドバイ経由で行くことにしました。

写真は経由地のドバイの空港の様子です。早朝の6:30頃でしたが、すごい人で賑わっていました。日本と違いほとんどの人はノーマスクです・・・

 

 

フランクフルトで滞在したホテルです。ちょっと市街中心からは離れていましたが快適な空間でした。

冷蔵庫には常時ビールが2本ストックされていて、ホテルに帰ると補充されているのがありがたい!(笑)

 

 

ホテルに到着したのが午後3時頃でしたので、この日は展示会場には行かずにフランクフルト中央駅まで歩いて散策してみることにしました。

ちょうど夕方近くで、雨上がりに美しい夕焼け空を見ることが出来ました。まるで空が燃えているようです。

 

 

街中を優雅に流れるマイン川に架かる吊り橋を渡って市街中心地を目指して歩きます。

 

 

吊り橋の上からも美しい夕焼けを見ることが出来ました。

地元の人たちも足を止めて写真を取っていました。

 

 

フランクフルト中央駅まできました。

この後、地下鉄Sバーンで2駅目のハウプトヴァッヘまで移動し、先乗りしている友人と待ち合わせて、美味しいベトナム料理を食べに行きました。

さて、翌日からいよいよ「ハイムテキスタイル」の会場へ乗り込みます。

 

 

 

Paris Deco off 2020

 

今年も Paris Deco offMaison&Objet に行ってまいりました。

 

 

毎年1月から始まる本場ヨーロッパのインテリアシーンをレポートします!

今回の Paris Doco off は、パリの市内に何と97ヶ所ものショ-ルームが出展する大規模なイベントになりました。

パリ市内の交通ストライキの影響もあって、日本からの来場者は少し少なかったと聞いていますが、毎回 会場を飾るインスタレーションは、年を重ねるごとに思考を凝らしたものになっています。

 

 

毎回 目を引かれる、各エディターの新作が張られた150を超える数のランプシェードは今年も会場を華やかに彩ります。

これらは、マスター オブ リネン によって作られています。

 

 

こちらは、左岸のサンジェルマン・デ・プレ の広場に現れたスキーのゴンドラです。

 

 

キャビンと、そしてスキーの板にもエディターの新作生地が張り込まれています。

大学生時代にスキー部に所属し、年間100日近く山にこもってスキーにのめり込んでいた僕にとっては、何とも懐かしくうれしい気分になります。

 

 

そして、昨年に続いて巨大なソファーも登場しました。比較するものが無いので大きさがわかり辛いのですが、ワイドは4m 程もあります。

この背に張られたボタニカルなプリント生地は、Etro の新作。

 

 

この不思議なドームは、都市デザイナーの Olivier Saguez & Partners よるもの。

オフィススペースとリビングスペースを混合したハイブリッドな装飾的な宇宙を表現しています。

 

 

今回から DECO HOME も同時に開催されていますが、こちらは KENZO TAKADA がインスタレーションを行いました。「Magic Box」と題され、新しいライフスタイルブランド K三 (K-3と発音)は家具、装飾品、壁紙や陶器などが新たに紹介されました。

 

 

こちらは巨大なソファは、デザイナーJean-Michel FranckAdolphe Chanaux によるインスタレーション。華やかな花柄のプリント生地は、Jean-Paul GAULTIER の新作です。

次回からは、いよいよ各エディターのショールームをレポートしていきます。

 

 

ミラノ・デザインウィーク ~ Lolo Piana(ロロ・ピアーナ)  

ミラノサローネに行ってきました。

ミラノサローネとは、毎年4月にミラノで開催される世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ国際家具見本市」の通称。正式名「Salone del Mobile.Milano サローネ・デル・モービレ・ミラノ」と言います。

 

こちらは、ミラノ郊外のロー市にある見本市会場Rho Fiera Milano(ロー・フィエラミラノ)の初日の様子です。6日間の会期で来場者は30万人以上と言われています。

そしてこのミラノサローネ開催の時期に合わせて、ミラノ市内で自主的に開催される展示が多くあります。

これらを総称してFuori Salone(フォーリサローネ、サローネの外の意)と呼ばれ、この世界最大規模のデザインイベントが行われる期間を『ミラノデザインウィーク』いいます。

 

 

今回は、ミラノデザインウィークの開催より2日ほど早くミラノに入り、今年から取り扱いを始めました「ロロ・ピアーナ インテリア」本社とファクトリーの見学・視察に訪れました。

 

 

ロロ・ピアーナの本社は、ミラノから北西に車で1時間ほどの所、スイス国境にもほど近い「クロアーナ」にあります。

山並みにはまだ雪が残る長閑な風景を見ながら ロロ・ピアーナの本社に到着しました。

 

 

ロロ・ピアーナの創業者はピエトロ・ロロ・ピアーナで、1924年にイタリアで高品質のカシミアとウールの生地メーカーとして創業を開始しました。

ブランド名は創業者の名前から付けられています。長い歴史の中で培われたノウハウを守りつつ、独自の進化を続けることで約100年の実績と信頼を確立している有名ブランドです。

最高級の原料と生地にこだわることで世界中からの評価が集まり、アパレル部門にも進出しています。そして、12年前にインテリア部門を立ち上げ、ラグジュアリーブランドとして活躍の幅を広げています。

そして、5年程前に高級ブランドLVMH・ルイヴィトングループの傘下に入ることで、知名度の拡大に成功しています。

写真は本社ショールームです。

 

 

ミーティングルームで、ロロ・ピアーナのブランドの歴史や背景、又はコレクショス生産プロセスにおける環境へ取り組みなど、たくさんのビデオを見せていただきながらレクチャーをいただきました。

ロロ・ピアーナの扱う繊維は基本的には、ウール・カシミア・ベビーカシミア・そしてビキューナといった動物系の高級天然繊維が特徴です。

また、近年は天然素材を強化する為リネンのメーカーをグループの傘下としてコレクションの幅を拡大しています。

 

 

また、企業理念として、天然素材としての資源を守るために持続可能な様々な取り組みを行っています。

カシミアを扱うモンゴルの酪農家と親密な関係を維持し現地には工場を併設しています。また、希少価値の高いビキューナに関しては、ペルーにビキューナの保護区を設立して保護育成に取り組んでいるそうです。

 

 

ロロ・ピアーナの最大の特徴は、原毛の調達~紡績(糸作り)~毛織(生地作り)~仕上げまで、すべて一貫生産している 世界でも数少ない高級毛織物メーカーなのです。

様々なアーカイブの資料が展示されている部屋を後にして、本社から車で15分ほど行ったところにあるカシミアの紡績工場に移動しました。

 

 

この日はとても天気が良く、山も近いこともありすこし肌寒いけれども気持ちの良い気候でした。

 

 

工場は1994年に建てられたモダンな建築ですが、上手く背景の自然に溶け込むように配慮された外壁やカラー、建物になっています。

 

 

この工場はスピングといって、繊維の原料から糸をつぐむ紡績までを行う工場です。

ロロ・ピアーナでは、アパレルなどの製品などの他に、糸や生地の原反としての出荷が大きなビジネスとなっています。

工場内に入ると、昔に使われていた紡績の機会がオブジェとして飾られていました。

現在は使われていませんが、構造としては同様の工程を行う為に現代的な最新の機器になっているそうです。

 

 

膨大な敷地の中に最新の設備が配備され、天然繊維を扱う為に温度や湿度も詳細に管理され、床は振動を防ぐために天然の木材が使われています。

 

 

工場の中の様子はお見せすることは出来ませんが、広大な工場の中で最新鋭の機器が稼働し、清潔な環境で生産が行われていました。

 

 

これは、ちょっとだけ工場内を・・・

工場内で働く作業員の方たちの為に耳栓が用意されていました。織り機の音はすごいので・・・ 働く環境にも配慮されています。

 

 

ロロ・ピアーナの工場では環境にも特に配慮されています。

工場内では沢山の水を使いますが、この水は川に戻し循環できるように再生され、使われる電気は100%屋上に設けられたソーラー発電でまかなわれています。

 

 

工場のエントランスには桜が・・・ 日本ものとはちょっと種類が違うようですが

 

 

美しい山並みの風景にも自然に溶け込んでいますね

 

 

こちらは、ミラノ市内にあるロロ・ピアーナ インテリアのショールームです。

アパレルのショップがあるモンテナポレオーネ通りの1本裏側の通りにあります。

中庭を入り、またその奥にある中庭の中にありました。

非常にわかりにくいと聞いていたので、なんとかたどり着きました。が・・・

 

 

アポイントを取らずに行ったために、スタッフが不在で中に入れずじまい。

仕方がないので、ガラス越しに写真を撮らせてもらいました。残念・・・

また次回に伺った時にレポートさせていただきます。

Paris Decooff…2019 | Sanderson

Sandersonは、日本でも昔から人気のあるブランドです。

イギリスの WALKER GREENBANK 社はサンダーソンの他にもstylelibraryというグループに以下のような様々なブランドを持っています。

それは、Harlequin、Scion、Zoffany、Anthology、Morris&Co などなど・・・どれも人気のあるブランドです。

サンダーソンの特徴と言えばやはり”ボタニカル”なプリント生地です。

今回のコレクション ”Glasshouse” は、まさにサンダーソンの王道を行く動植物をモチーフとした美しいプリントや刺繍のコレクションです。

ヨーローパ以外の市場をはっきりと意識した、明るくコントラストのはっきりしたサンダーソンらしい華やかな色合いのデザインが多く発表されました。

PALM HOUSE は、優雅にアレンジされたヤシの葉とシルエットのある影が、あふれんばかりの色の配列で並んでいます。

RAIN FOREST EMBROIDERY はサンダーソンの1961年のアーカイブデザインから復刻されて刺繍で表現されました。

コントラストのはっきりしたプリントの生地も多く発表されています。

今回のサンダーソンはとても使いやすいコレクションです。

弊社ホームデコアのコレクションにも新しく加わります。

 

 

Paris Decooff…2019 | PIERRE FREY / BRAQUNIE

 

フランスのナンバー1ブランドといえばやはり “PIERRE FREY”(ピエール・フレイ)と言えるのではないでしょうか。

ヨーロッパが不況と言われるこの時代にも 前年比14%アップの業績を上げているとは素晴らしいものです。

今回は、その中のグループブランドの一つである “BRAQENIÉ”(ブラクニエ)をご紹介しましょう。

by Anne Pericchi-Draeger

ブラクニエは1858年にブラクニエ兄弟のアレクサンドルとシャルルアンリによって創設され、まさしくフランスの伝統的なドキュメンをもとに、古典的なファブリックを現代に蘇らせているブランドです。

フランスのナポレオン3世の公式供給者であり、ベルギー王国とドイツ皇帝の供給者でもありました。

ルーヴル、シャンボール、ヴァチカンなどナポレオン三世以降のヨーロッパの宮殿、ヴィクトル・ユーゴーの家などでも使われているのです。

そして、1991年にピエール・フレイのグループとなりました。

右岸の会場 “RUE DU MAIL”  にあるショールームの地下にはそのアーカイブのコレクションが数多く保管されています。

それらの貴重なデザインををもとに現代にマッチしたカラーリングで再解釈され、フレンチスタイルらしい素敵なコレクションを展開しているのです。

こちらは、左岸のサンジェルマン・デ・プレ地区にあるブラクニエの単独ショールームのディスプレイです。

テーマは「COMPTOIR D’ORIENT」フランス人デザイナー “Anne Pericchi-Draeger ” によるものです。

18世紀の装飾芸術における主要テーマであるエキゾチック主義です。

16世紀にオスマン帝国、インド、ペルシャ、中国からの輸入品で始まったエキゾチックな花パイナップルシノワズリは、世界の他の地域にとってこのうえなく魅力的なものでした。

これらの遠い土地は 夢のような異国情緒にあふれ、ヨーロッパ人を魅了しているのです。

ターゲットは30~40代の女性。大人可愛らしさを表現しています。

“Age of Enlightenment” と表現されたこの再定義は、純粋に古典が好きな人を安心させ且つ、色や壮観なデザインに恋をしている若い世代をも間違いなく魅了します。

シルク、プリント、刺しゅう、そしてベルベットの力強い色彩の大胆な組み合わせは、慣れ親しんできた18世紀の伝統的なパステルトーンとは対照的です

クラシックをこんな風に見せることが出来るなんて新しい感覚で驚き。とても参考になります。

花柄のモチーフが重なっても目障りにならないように、壁紙やカーテン、絨毯に上手にカラーやトーンのコントラストを付けて其々が引き立つよう上手くまとめられています。

クラシックスタイルのソファーでも、シート部分に幾何学のパターンを苦に合わせることで、なぜか可愛らしくなるから不思議です。

カジュアルなチャック柄サテンをプチバルーンスタイルでソファーと同柄のアールヌーボー柄の壁紙との組み合わせで Orient Style に…

クラシックの新しい使い方の再発見です。

そして、今季から新しく家具のコレクションも加わる ピエール・フレイ の今後の展開がとても楽しみです。

Paris DecoOff… 2019 | DESIGNERS GUILD

今年のデザイナーズギルドは使いやすいコレクションが充実 !

インテリアの世界で最も影響力がある人物の一人、『トリシア・ギルド』によるのコレクションが ”DESAIGNERS GUILD” です。

今回のプリントは、16世紀 のイタリア ヴェネツィアからのインスピレーションを得て、フレスコ画の様に上質なリネンに描かれたプリントのコレクション。

やはりここでも 世界的なマーケットを意識した鮮やかで色使いが施されています。

そして、まるで写真の様にリアルのデザインされた人気のローズ柄のプリント生地。

上質なリネンやコットンをベースにデジタルプリントの技法で描かれています。

バックグランドフレスコ画の様な幾何学柄のデザインされ、その上に重ねて花柄がプリントされています。

ピスタチオ、バニラ、ローズ、スカイブルーの色合いを加えた、ソフトニュートラルカラーの現代と古典の完璧な組み合わせ。

Christian Lacroix(クリスチャン・ラクロア)のコレクションは毎回見るものの目を楽しませてくれます。

ピンク&ブラックの幾何学パターンにグラデーションで表現したジャカードのカーテンと、ペイズリーにも見えるツートンのベルベットプリント。

そして下の壁紙同じデザインの BOIS PARADIS BOURGEON というデザインはクッションのコレクションからの発売です。

こちらは別会場に設けられたラクロアのポップアップショールームです。

シルエットの形でエキゾチックな生き物と森の木々の風景がパノラミックに表現されています。

このように、壁全体を壁画の様に表現する壁紙は他のブランドでも随所にみられるようになりました。

そして、何と先週パリでオーダーしたサンプルが本日届きました!!!

通常では、日本では2月から3月に掛けて発表会を行い、その後各店舗に入荷するのは4月からという流れですが、いち早く弊社でご覧いただくことができます。

これだけでも パリまで買い付けに行く価値はあるというものでしょうか。。。

ご紹介した以外にも使いやすい無地のシュリンクサテンやリサイクルヤーンを使ったポップなチェックの椅子張り地、リネンライクな防炎・完全遮光の生地、そしてアウトドアのコレクション第2弾など。。。 今回のコレクションは本当に使いやすく充実しています。

しかも、お値段もぐーっと使いやすくなりました! 是非この機会に・・・!!

まるでテレビショッピングのようですね! (笑)

 

Something Stupid- Michael Buble ft. Reese Witherspoon LYRICS!

Paris DecoOff…2019 | HOULÈS-NOUAILHAC

 

HOULÈS-NOUAILHAC

Paris Decooff を視察した中で、弊社がメインで取り扱っているブランドの新作コレクションをご紹介しています。

装飾タッセルやトリム・ブレードなどは、インテリアファニシングのデザインには必須のアイテムです。

HOULES(ウレス)のコレクションは本当に多彩。これらを上手に使うことで モダンからクラシックまでカーテンや椅子のデザインをオリジナリティある一点もののアイテムに設えることができるのです。

ショールームは、パリの一等地 『rue du MAIL』の一角に構えています。

なぜに一等地かというと、この通りには JAB、FISBA、Pierre Frey(ピエールフレイ)、Moris、Sanderson といった一流のエディターの常設のショールームがあり、それらと隣接しているからです。

各ショールームを訪れるデザイナーは、すぐに生地サンプルをウレスのショールームに持ち込んで打合せすることができるのです。

以前は少し離れたバスティーユ地区にありましたが、3年ほど前にこのエリアに移転してきました。

そして、昨年から家具ブランド ”NOUAILHAC” を傘下にして取り扱いアイテムの幅を広げました。

毎年 新しいタッセルの発表を楽しみにしているのですが、今回は新作はありませんでした。

その代わりにレパード柄のブレードや使い勝手の良いパイピングのコレクションが発表されました。

そして、椅子張り生地として昨年から出されて大変好評を得ている “FIBREGUARD” の新作が発表されました。

上の写真が ”NOUAILHAC” のソファーに使われた展示です。

ファイバーガードは、ペンやコーヒーやケチャップ、ワインなどの汚れを水だけ、または少量の洗剤だけで落とすことができるのです。

”HOULES” (ウレス) のショールームはインテリアファニシングデザインとしてのアイデアの宝庫です。

ブレードやトリムの使い方や様々なパターンのクッションがディスプレイされています。

カーテンのトップボーダーのスタイルもトリムを使うとシックでありながらゴージャスな雰囲気に演出できます。

また、 ”NOUAILHAC”(ノイアック)の家具は様々なカスタマイズに対応します。

生地使いのパターンや、パイピングなどのフレームなどを変えることでオリジナルデザインに。またフレームのカラーやサイズのスケール感の変更まで、お客様のご希望を叶えます。

新作コレクションのサンプルをオーダーしましたので、是非 弊社のショールームでもご紹介させていただければと思います。

 

The way you look tonight-Michael Buble

Paris Deco Off… 2019

毎年1月から始まりヨーロッパのインテリアシーン。

今年もトレンドの視察や新作サンプルの買い付けを兼ねて『Paris Deco Off… 2019』  と 『Maison&Objet』 に行ってきました。

この時期にパリに取材に来るようになって11年目となりました。早いものです。

経年で見ていると、今までのトレンドの流れや其々のブランドの変化など解って意外と面白いものです。

Deco Off の会期は1月の17日~21日までの5日間。Maison& Objet は一日ずれて1月18日~22日までとなります。

恒例となった其々のエディターの新作生地よって彩られたランプシェードのインスタレーションが開催エリアを華やかに彩ります。

左岸のサンジェルマン・デ・プレの広場には巨大なソファーまで現れました。

隣に写っている女性と比べても、その大きさが分かりますね。

パリの定宿は決めておらず、毎回 パリ在住の友人にB&Bのアパートを借りることにしています。

「1人なので交通の便がよければ、広さとか気にしません!」とリクエストしてるのですが、今回 用意してくれたアパートは、サンジェルマン・デ・プレ 広場からすぐ近くのこちらの部屋。

1階はレストランが入っている18世紀の歴史ある建物の最上階部。

らせん階段を中央部を使って取付れれた 1人用のエレベーターもちゃんと備え付けられています。

室内はコンパクトにリノベーションされていてセンスの良いインテリアで飾られています。

この部屋で1週間程、朝は自炊をしながら過ごすことになります。

建物は屋根の改装中で足場が掛かっていますが、ルーフトップの窓からは、サンジェルマン・デ・プレ 協会が望めます。夕方に鳴らされる鐘の音もまた格別なものです。

エルデコがプロデューしたインテリアショップ「Flamant」のウィンドウディスプレイ

夜になるとランプシェードの光がともされ、Deco Off 開催エリアの通りや広場を素敵に彩ります。

 

Avalon Jazz Band – I love Paris (Cole Porter)

Paris 2018 

毎年 1月から始まるヨーロッパのインテリアシーン。

今年もパリ市内で開催されるインテリアファブリックスの祭典 Paris Decooff と

世界のデザインシーンを占う総合見本市 Mason&Objet に行ってきました。

毎年パリに視察や買い付けに来るようになって今回で10回目になりました。

いつも滞在先は、パリ在住の友人に頼んでアパートを借りることにしています。

今回のアパートは、4区に人気のエリア、マレ地区のポンピドゥーセンターの隣にあります。

ポンピドゥーセンターは、前衛的デザインの総合文化文化施設。国立近代美術館や図書館、音楽研究所などがある パリの街中ではちょっと変わった建築物です。

さすが芸術的なエリアだけあって、アパートのエントランスにはこんなオブジェがありました。

部屋から見下ろすとこんな感じです。広場には素敵なレストランやホームセンターの裏口があったりして活気がるエリアです。

近くには、毎回訪れるトレンディーなデパートBHVがあって今回もすかさずチェックに行きました。

最新のインテリアが見ることができます。

フランスのラグのブランド トゥールモンド・ボシャール のコーナーも充実しています。

こちらは地下階あるDIYの売り場です。壁紙のコーナーもこんな感じです。

メトロから直結しているので、通勤帰りに週末のDIYの構想を考えるにも最適です。

ファッションブランド「ヴェルサーチ」の壁紙もあったりします。

弊社でも一部取り扱いできます。

ベルギーのモールディングのメーカー ORAC のコーナーもこんなに充実しています。

やっぱりヨーロッパとの文化の違い感じます。

日本ではマナトレーディングさんで取り扱っています。弊社でも見本を展示しています。

マレ地区を歩いていたら、写真アートのブランド YELLOW KORNER のすてきなショップを見つけました。日本でも六本木にショップがあるので見ることができます。

私の所属している icon(日本インテリアコーディネーター協会)の賛助会員にもなっていただいております。

なかなか忙しさに感けてブログをアップできておりませんが、これからパリでのレポートを更新していきますので是非ご覧ください。