ミラノ・デザインウィーク ~ Lolo Piana(ロロ・ピアーナ)  

ミラノサローネに行ってきました。

ミラノサローネとは、毎年4月にミラノで開催される世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ国際家具見本市」の通称。正式名「Salone del Mobile.Milano サローネ・デル・モービレ・ミラノ」と言います。

 

こちらは、ミラノ郊外のロー市にある見本市会場Rho Fiera Milano(ロー・フィエラミラノ)の初日の様子です。6日間の会期で来場者は30万人以上と言われています。

そしてこのミラノサローネ開催の時期に合わせて、ミラノ市内で自主的に開催される展示が多くあります。

これらを総称してFuori Salone(フォーリサローネ、サローネの外の意)と呼ばれ、この世界最大規模のデザインイベントが行われる期間を『ミラノデザインウィーク』いいます。

 

 

今回は、ミラノデザインウィークの開催より2日ほど早くミラノに入り、今年から取り扱いを始めました「ロロ・ピアーナ インテリア」本社とファクトリーの見学・視察に訪れました。

 

 

ロロ・ピアーナの本社は、ミラノから北西に車で1時間ほどの所、スイス国境にもほど近い「クロアーナ」にあります。

山並みにはまだ雪が残る長閑な風景を見ながら ロロ・ピアーナの本社に到着しました。

 

 

ロロ・ピアーナの創業者はピエトロ・ロロ・ピアーナで、1924年にイタリアで高品質のカシミアとウールの生地メーカーとして創業を開始しました。

ブランド名は創業者の名前から付けられています。長い歴史の中で培われたノウハウを守りつつ、独自の進化を続けることで約100年の実績と信頼を確立している有名ブランドです。

最高級の原料と生地にこだわることで世界中からの評価が集まり、アパレル部門にも進出しています。そして、12年前にインテリア部門を立ち上げ、ラグジュアリーブランドとして活躍の幅を広げています。

そして、5年程前に高級ブランドLVMH・ルイヴィトングループの傘下に入ることで、知名度の拡大に成功しています。

写真は本社ショールームです。

 

 

ミーティングルームで、ロロ・ピアーナのブランドの歴史や背景、又はコレクショス生産プロセスにおける環境へ取り組みなど、たくさんのビデオを見せていただきながらレクチャーをいただきました。

ロロ・ピアーナの扱う繊維は基本的には、ウール・カシミア・ベビーカシミア・そしてビキューナといった動物系の高級天然繊維が特徴です。

また、近年は天然素材を強化する為リネンのメーカーをグループの傘下としてコレクションの幅を拡大しています。

 

 

また、企業理念として、天然素材としての資源を守るために持続可能な様々な取り組みを行っています。

カシミアを扱うモンゴルの酪農家と親密な関係を維持し現地には工場を併設しています。また、希少価値の高いビキューナに関しては、ペルーにビキューナの保護区を設立して保護育成に取り組んでいるそうです。

 

 

ロロ・ピアーナの最大の特徴は、原毛の調達~紡績(糸作り)~毛織(生地作り)~仕上げまで、すべて一貫生産している 世界でも数少ない高級毛織物メーカーなのです。

様々なアーカイブの資料が展示されている部屋を後にして、本社から車で15分ほど行ったところにあるカシミアの紡績工場に移動しました。

 

 

この日はとても天気が良く、山も近いこともありすこし肌寒いけれども気持ちの良い気候でした。

 

 

工場は1994年に建てられたモダンな建築ですが、上手く背景の自然に溶け込むように配慮された外壁やカラー、建物になっています。

 

 

この工場はスピングといって、繊維の原料から糸をつぐむ紡績までを行う工場です。

ロロ・ピアーナでは、アパレルなどの製品などの他に、糸や生地の原反としての出荷が大きなビジネスとなっています。

工場内に入ると、昔に使われていた紡績の機会がオブジェとして飾られていました。

現在は使われていませんが、構造としては同様の工程を行う為に現代的な最新の機器になっているそうです。

 

 

膨大な敷地の中に最新の設備が配備され、天然繊維を扱う為に温度や湿度も詳細に管理され、床は振動を防ぐために天然の木材が使われています。

 

 

工場の中の様子はお見せすることは出来ませんが、広大な工場の中で最新鋭の機器が稼働し、清潔な環境で生産が行われていました。

 

 

これは、ちょっとだけ工場内を・・・

工場内で働く作業員の方たちの為に耳栓が用意されていました。織り機の音はすごいので・・・ 働く環境にも配慮されています。

 

 

ロロ・ピアーナの工場では環境にも特に配慮されています。

工場内では沢山の水を使いますが、この水は川に戻し循環できるように再生され、使われる電気は100%屋上に設けられたソーラー発電でまかなわれています。

 

 

工場のエントランスには桜が・・・ 日本ものとはちょっと種類が違うようですが

 

 

美しい山並みの風景にも自然に溶け込んでいますね

 

 

こちらは、ミラノ市内にあるロロ・ピアーナ インテリアのショールームです。

アパレルのショップがあるモンテナポレオーネ通りの1本裏側の通りにあります。

中庭を入り、またその奥にある中庭の中にありました。

非常にわかりにくいと聞いていたので、なんとかたどり着きました。が・・・

 

 

アポイントを取らずに行ったために、スタッフが不在で中に入れずじまい。

仕方がないので、ガラス越しに写真を撮らせてもらいました。残念・・・

また次回に伺った時にレポートさせていただきます。

Paris Decooff…2019 | PIERRE FREY / BRAQUNIE

 

フランスのナンバー1ブランドといえばやはり “PIERRE FREY”(ピエール・フレイ)と言えるのではないでしょうか。

ヨーロッパが不況と言われるこの時代にも 前年比14%アップの業績を上げているとは素晴らしいものです。

今回は、その中のグループブランドの一つである “BRAQENIÉ”(ブラクニエ)をご紹介しましょう。

by Anne Pericchi-Draeger

ブラクニエは1858年にブラクニエ兄弟のアレクサンドルとシャルルアンリによって創設され、まさしくフランスの伝統的なドキュメンをもとに、古典的なファブリックを現代に蘇らせているブランドです。

フランスのナポレオン3世の公式供給者であり、ベルギー王国とドイツ皇帝の供給者でもありました。

ルーヴル、シャンボール、ヴァチカンなどナポレオン三世以降のヨーロッパの宮殿、ヴィクトル・ユーゴーの家などでも使われているのです。

そして、1991年にピエール・フレイのグループとなりました。

右岸の会場 “RUE DU MAIL”  にあるショールームの地下にはそのアーカイブのコレクションが数多く保管されています。

それらの貴重なデザインををもとに現代にマッチしたカラーリングで再解釈され、フレンチスタイルらしい素敵なコレクションを展開しているのです。

こちらは、左岸のサンジェルマン・デ・プレ地区にあるブラクニエの単独ショールームのディスプレイです。

テーマは「COMPTOIR D’ORIENT」フランス人デザイナー “Anne Pericchi-Draeger ” によるものです。

18世紀の装飾芸術における主要テーマであるエキゾチック主義です。

16世紀にオスマン帝国、インド、ペルシャ、中国からの輸入品で始まったエキゾチックな花パイナップルシノワズリは、世界の他の地域にとってこのうえなく魅力的なものでした。

これらの遠い土地は 夢のような異国情緒にあふれ、ヨーロッパ人を魅了しているのです。

ターゲットは30~40代の女性。大人可愛らしさを表現しています。

“Age of Enlightenment” と表現されたこの再定義は、純粋に古典が好きな人を安心させ且つ、色や壮観なデザインに恋をしている若い世代をも間違いなく魅了します。

シルク、プリント、刺しゅう、そしてベルベットの力強い色彩の大胆な組み合わせは、慣れ親しんできた18世紀の伝統的なパステルトーンとは対照的です

クラシックをこんな風に見せることが出来るなんて新しい感覚で驚き。とても参考になります。

花柄のモチーフが重なっても目障りにならないように、壁紙やカーテン、絨毯に上手にカラーやトーンのコントラストを付けて其々が引き立つよう上手くまとめられています。

クラシックスタイルのソファーでも、シート部分に幾何学のパターンを苦に合わせることで、なぜか可愛らしくなるから不思議です。

カジュアルなチャック柄サテンをプチバルーンスタイルでソファーと同柄のアールヌーボー柄の壁紙との組み合わせで Orient Style に…

クラシックの新しい使い方の再発見です。

そして、今季から新しく家具のコレクションも加わる ピエール・フレイ の今後の展開がとても楽しみです。

Paris Decooff…2019  | Loro Piana INTERIORS

ロロ・ピアーナ・インテリアは、ロロ・ピアーナが誇る最高の品質をお求めの方へ贈るホーム・テキスタイルのコレクションです。

この度、弊社でも取り扱いを始める事になりました。

昨年末、インテリアテキスタイル部門のマーネージャーのアルバロ氏が来日した際に、私どものショールームに来られて紹介をいただき、改めてその素晴らしさを実感して取り扱いを始めることを決めたのでした。

そして、今回はそのサンプルの仕様を決める為に、日曜日の朝にパリにあるショールームを訪れました。

パリのサンジェルマン・デ・プレ地区にあるロロ・ピアーナ・インテリアの常設のショールームです。

以前はオズボーン&リトルが入っていたところがでしたが、3年ほど前にロロ・ピアーナに変わりました。

ロロピアーナは、1924年にピエトロ・ロロ・ピアーナがイタリアのクアローナで創業した最高級カシミヤと最高級ウールを取り扱う服地のトップメーカーです。

”上質でハイエンドなテキスタイルと言えばイタリア製”というイメージを植えつけたブランドがロロ・ピアーナと言っても過言ではありません。

インテリア部門がスタートしたのは比較的に遅く、2007年からになります。

ファッションと同様、最高級のカシミヤ・ウールを中心にモンゴル、オーストラリア、ニュージーランドといった原産地で買い付けた上質の繊維と最高品質の素材を使い、生産のあらゆる段階で厳格な品質管理のもと、イタリアで製作されています。

個人的には、以前からとても興味を持っていたブランドだったのですが、あまりにも高級で実のところ手を出せないでおりました。

しかし、実際に手に取って触ってみるとその肌触りと質感、そしてきめの細かい精工かつ繊細な仕上がりに感動してしまいます。

海外のインテリアファブリックスをメインに取り扱うショップとしては、その素晴らしさを日本の方々にご紹介していくことは、もはや私どもの務めなのではないかとさえ思うようになりました。

今回セレクトしたサンプルとしましては、まず初めのステップとしてロロ・ピアーナ 定番の最高級のウールとカシミア、リネンなどを中心に揃えることにしました。

そして、そのクオリティーの良さを実感していただくために、大きなスカーフサンプルも多数ご用意いたします。

小さめのものだと、その良さを中々お伝え出来ないからです。

デザインパターンもストライプやヘリンボーンなどからベルベットなど、インテリアとして使いやすいものも多く、現在1000アイテムのコレクションを揃えています。

ロロ・ピアーナというと、高級生地のみを扱うラグジュアリーブランドです。

その生地を使用したスーツやコートは、私含め一般的な消費者には、決して安いものであるとは言えません。

ただ、今回実際にショールームをを訪れ、ロロ・ピアーナのポリシーである『妥協のない最高品質の維持』ということを理解し、これはむしろ安いくらいなのではないか… と思うようになりました。

その価格には、充分納得できる価値があると思えるからです。

是非このロロ・ピアーナの魅力をお伝えしていければと思っております。

 

Lif/Lin リネンカーテンセミナー & ParisDecooff 2017最新レポート発表会

Lif/Lin リネンカーテン&ParisDecooff2017最新レポートセミナーを開催しました。

これは、弊社ショールームで定期的に行っているプロの方向けのセミナーイベントの一環です。

また今回は、現在開催している【 Lif/Lin リネンカーテンフェア 】と並行して、リネンの特徴をより知っていただくためのセミナーです。

当日は、年度末でお忙しい時期であるのもかかわらず、多くのインテリアコーディネーターやデザイナーの方々にご参加いただきました。

そしてこの度は、 Lif/Lin  のブランドでリネンカーテンのコレクションを展開し、大変な人気を誇る 株式会社 LLtrade 代表の石橋氏を講師に迎え、リネンの特徴や魅力、そしてその使いこなし方術を様々 な事例をご覧頂きながらレクチャーいただきした。

リネンの素材は、生地の収縮や防炎加工のことなど、取り扱いの様々なリスクが伴いますが、それ以上に天然素材ならではの肌触りやドレープ性など魅力が多くあります。

Lif/Lin は、ヨーロッパのリネンの素材を使ってアジアで生産することにより、上質でありながら、リーズナブルな価格が実現した使いやすいコレクションです。

全てで83アイテムの展開、無地ののカーラーバリエーションからストライプやチェック柄、また刺繍を施した高級感漂うコレクションまでオールリネンで揃っています。

また、リネンセミナーの後は、私が1月に訪れた、パリの最新レポートを発表させていただきました。

そして、セミナー終了後は、いつもの通り懇親パーティーを行い、情報交換を交えながらた楽しいひと時を過ごしました。

『Lif/Lin リネンカーテンフェア』は3月20日(月)まで開催しております。

是非この機会に、弊社ショールーム Prime etoffe に足をお運びくださいませ。

LINDSAY ALKER  (リンジ-・アルカー)

イギリス発 LINDSAY ALKER (リンジー・アルカー) のコレクションサンプルが入荷しました!

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ファッション及びインテリアのテキスタイルデザインを手がけるイギリス出身のテキスタイルデザイナーLINDSAY ALKER

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TOM FORD,CALVIN KLEIN,RALPH LAUREN,CHRISTIANLACROX,CACHARELなど 著名なヨーロッパブランドにもデザインを提供してきた彼女が満を持して発表したプライベート・レーベルです。

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ウィリアムモリスが主導した、アーツ・アンド・クラフト運動からインスピレーションを得たデザインも多く、モダンな幾何学柄と調和し、新しい伝統の美学を生み出しています。

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その製法は手作りの版によるシルクスクリーンです。模様に不揃いなところがありますが、それが独特の風合いとなります。また、手作りのため全く同じものはできないということも魅力のひとつです。

コットン・リネンをベースとしたプリントのコレクションは国内在庫品として3柄10色の展開。

147cm巾 ¥7,800/m となります。

ちょっと背伸びしたガーリーなお部屋にもマッチしそうなLINDSAY ALKERの新作に 今ご注目です!

 

Lif/Llin(リフリン)の取り扱い始めました 

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リネンのカーテン Lif/Lin (リフリン)の取り扱いを始めました。

リネンとはフラックスと呼ばれる植物の茎を原料とする麻の種類のひとつです。

麻の種類にはヘンプ(大麻)、ジュート(黄麻)、ラミー(芋麻)・・・だいたい20種類くらいありますが、フラックスは 夏のはじめに青く美しい花を咲かせるフラックスという植物の茎から生まれます。

日本では、リネンは夏の素材という認識が強いですが、ヨーローパでは、麻は通年 高級素材として扱われ、生活に根付いています。

また、リネンは非常に強度が強く、コットンの2倍、ウールの3倍もの耐久性があり、さらに濡れると強度が2倍になるという性質のため、大事に使えば数十年はもちます。

防カビ、防虫性に優れているため、雑菌が繁殖しにくく、臭いもつきにくい。繊維に含まれるペクチンの効果で汚れが付きにくく、付いても落とし易いという性質もあります。

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Lif/Lin のコレクションは世界有数の産地である東欧や南アジアなど各国から輸入されています。また輸入するだけでなく産地への生産指導や日本品質に合わせた生産の管理も現地との協業により行っています。

デザインや色調に関しても日本人の感性に合わせて産地と共に制作し日本の住宅に合うようシンプルナチュラルなデザインや北欧のデザインをベースに作られているのです。

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先日早速、自然素材が内装仕上げ材として使われたお宅に収めさせていただきました。

掃き出し窓はカーテンのレギュラースタイルにして、ベンチの小上がりがる窓にはツインシェードに仕立てました。

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最近の住宅には、内装材に無垢のフローリングや珪藻土、天然由来の塗料などを使うエコ住宅が増えていますね。

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こりらはまた違う物件でお納めした刺繍のタイプです。

ナチュラルなインテリアにリネンのカーテンはとてもよくマッチします。

海外にブランドにはリネンをベースとしたコレクションが沢山ありますが、それらに比べてリーズナブルな価格も Lif/Lin の魅力の一つです。

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プレーンなものも良いですが、カラーを取り入れたり、刺繍が施されたデザインでアレンジしてみたりして新しいリネンの使い方をインテリアとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

ZIMMER+ROHDE 2016新作コレクション説明会

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 弊社のショールームPrime etoffe にて、プロの方々を対象としたドイツのブランド ZIMMER+ROHDE(チマー&ロード)新作コレクション説明会を開催しました。

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今回はドイツ本国から、エクスポートマネージャーMatthias Fuchs氏を招いて日本での販促マーケティングを担当すエルクリエーションの高田さんの通訳にて行われました。

参加していただいたのは、私の所属する(一社)日本インテリコーディネーター協会の理事の方々を中心とした錚々たる顔ぶれです。

チマー&ロードは、 1899年の創立以来117年に亘り「FineCloth-上質の生地」をコンセプトに、常に美しさと普遍性を兼ね備えたファブリックを作り続けているエディターです。

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今回の新作テーマは「アンサンブル」 芸術の世界における演出がインスピレーションの源となっています。

質感のの繊細なコンビネーション、個性的で美しい色展開、豊かで洗練されたデザイン、これらすべてが空間にハーモニーとリズムを持った世界観を生み出します。

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今回は、昨年Z+Rグループとなった同じドイツブランドの ADO のコレクションも紹介されました。

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Z+Rがハイエンドな高級ボリュームゾーンなのに対し、ADOはリーズナブルで多彩なコレクションを要し、使いやすいブランドです。

Matthias氏は、ドイツで道行く人10人に聞けば9人は知っていると言っていました。それ程ドイツ国内ではメジャーなブランドです。

だいぶ以前から日本に入ってきていましたが、あまり紹介されていませんでした。今回Z+Rの傘下になったことで、世界的に広まっていくことでしょう。

弊社でもレースを中心に多くのサンプルをご用意しております。

Z+Rのコレクションには、それ以外にも以下ののようなブランドがあります。

フランスのブランドはETAMIN(エタミン)・アメリカブランドのTRAVERS(トラバース)

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イタリアのブランドはardecora(アルデコラ)・イギリスのブランドはHadsoll Macknzie(ハドソルマッケンジー)

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このように、ヨーロッパ各国のブランドの特徴あるコレクションを其々のブランドで展開しているのです。

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セミナーの後は、Matthias氏を囲んでのワインと軽食をご用意し、懇親パーティーを行いました。

最後にみんなで記念撮影。日本での忙しい滞在のひと時を楽しんでいただいたようです。

ホームデコアでは、このようなプロフェッショナルの方を対象とした様々なセミナーを定期的に開催しています。

もちろん一般の方でご興味のある方のご参加も承ります。

Liberty Fablic 2016 New Collection

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リバティーインテリアファブリックの新作発表会へ行ってきました。

日本でも御馴染みのリバティープリントは、どちらかとと言うとファッションや手芸用のファブリックが有名かもしれません。

それらとは別に、インテリアファブリックとして3年程前からコレクションが始まりました。

カーテンや椅子の張地として使える、素材感もしっかりしたものなのです。

4冊目になる今回の新作の名前は 『The Chesham Cabinet Collection 』。

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リバティーといえば、色鮮やかなボタニカルナ花柄のコレクションが有名ですが、アールヌーボーや幾何学、ペイズリー柄など様々なデザインのものがあります。

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今回のコレクションは、17世紀から19世紀の魅力的なキャビネットドールハウスからインスパイアされました。

1880年代にLibertyのオリジナルショップChesham House で販売されていたものと似たインド製のキャビネットからデザインのインスピレーションを得ています。

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リバティーインテリアファブリックの特徴として、同じデザインでもベースには様々な生地を使うことが上げられるでしょう。

今回もリネン100%からリネンとシルクのミックスやビンテージベルベットなど、同じデザインでもカラーとテクスチャーが違うとまったくの別物になります。

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こちらは昨年の夏に訪れたロンドンにあるリバティー百貨店。

テューダー・リバイバル様式のアーツ・アンド・クラフツの建築物としては、ロンドンで最も代表的なものの一つです。

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インテリア売り場のフロアーには、リバティー社の生地はもちろん、沢山のブランドのプリントファブリックが並びます。

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リバティ百貨店は、外装だけでなく店内も本来のテューダー・リバイバル風の装飾を施した素敵な空間。歴史と伝統を感じます。

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内部は、窓のないアトリウムを囲むように部屋が配置されていて、ガラスの天井と木製のバルコニーから光が入ります。吹抜けに掛るシャンデリアがこの空間に映えます。

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弊社のショールームPrime étoffe にも新作のコレクションブックが入荷されました。

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また、全国のリバティーインテリアファブリック取扱店でアンケートを集計した人気ベスト10の生地を展示しております。 是非 ご来店をお待ちしております。

JAPAN DECOON in TOKYO   ~インテリアセミナーで学ぶ1日~

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本日は、日頃の実務とはちょっとは離れた活動についてご紹介します。

私たち、インテリア販売に携わる有志でのメンバーで活動していることの一つに「JAPAN DECOON」があります。
DECOONとは、FACEBOOKの公開グループ『室内装飾・インテリア販売に関わる仲間の集まり』より派生したインテリア合同展示会のイベントです。

今や1600人を超えるインテリに従事するメンバーが学び、海外の最先端のインテリアに触れ、日本のインテリア市場を根底から盛り上げていこうというしがらみのない有志の集まりなのです。

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第1回目は昨年6月に代官山ヒルサイドギャラリーで合同展示会が行われました。

今まで海外のブランドの販売代理店を務める代理店(ディストリビューター)は、それぞれに新作発表会を行っていましたが、それを私たち第三者の立場の者が企画主催することで、多くの海外ブランドが一堂に会する機会となりました。

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私も各ブランドの代表が行うトークセッションの司会を務めさせていただきました。

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第2回目は10月にビックサイトJAPANTEXにて展示発表会を行いました。

この時は、出展側として当社が代理店を務める『PASAYA』の空間展示を行いました。

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空間展示の他に、各ブランドのプレゼンテーションが行われ、今までにない新しい企画に多くの来場者の方が訪れ大盛況でした。

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左から、この為に来日した 『Iliv』LIBERTY』 『GANCED』 『GASTON Y DANIERA』のメンバーの皆さん。

この後のJAPATEXオフ会のパーティーにも参加されて、日本を楽しんでくれていました!

このイベントの特長としましては、主催者が専門店や販工店など小売店の立場に携わる人たちで、しかもボランティアで運営されていることです。

海外の商品の中には、素晴らしいデザインや素材の商品がこんなに沢山あるのに、一般のユーザーの方々には中々伝わっていないのが現状ではないでしょうか。

海外の展示会やイベントに行けば、これらの商品を一度に見ることができます。

しかし国内では、個々の企業様が独自な発表会を行っていますが、それらを比較して一様に見る機会があまりありません。

そこで、私たちのような「B to C」のBの立場である仲間が協力して、国内のディストリビューターやインポーターの皆さまに依頼して共同で展示を行うイベントを企画することになったのです。

私たちの思いは『日本に素晴らしい海外のインテリアを広めたい!』そして「日本のインテイア文化の発展に少しでも力になりたい!」いうことの一心なのです。

さて、来月の5月18日(水)に第3回目のイベントが『~インテリアセミナーで学ぶ1日~』と題して代官山カラート71で行われることとなりました。

今回は、インテリアファニシングの枠を飛び越え、家具や照明、塗料など様々にインテリアエレメントも交えてのイベントなります。

また、海外最新のトレンド情報や日本に新しく紹介されるブランドの発表など内容盛りだくさんの会になりそうです。

もちろん業界の方のみならず、参加の方の参加も大歓迎です。

詳しくは下記のフェイスブックのページをご覧ください。

https://www.facebook.com/events/1701792890090922/

Prime étoffe リノベーション計画 

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久しぶりにブログ更新致します! 日頃はICメンバーに「頑張ってブログ更新ね!」と言っている自分ですが、ホントすいません・・・ <m(__)m>

南青山に新しくオープンしたショールーム Prime étoffe も移転して早や2月が経とうとしています。

ここで改めて、ショールームのご紹介と計画から自社で行ったリノベーション工事の経過をご紹介しましょう。実は私、カーテンや壁紙だけでなく、様々なリフォーム工事も行っているのです。

今までの店舗が手狭になってきたことから、そろそろ移転をしなければ・・・と前々から漠然と考えてはいたのですが、丁度10年目の節目を迎えた今年、物件探しは約半年程前から始まりました。

初めは元々の店があった地元の門前仲町から日本橋、ちょっと離れて銀座1丁目界隈など街を歩きながら・・・ 不動産屋さんを訪ねたり、インターネットでSOHOやおしゃれな物件を多く取り扱う「東京R不動産」のホームページをくまなくチェックしては、最終的に候補に残ったのが2つの物件でした。

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新店舗のイメージコンセプトは、ズバリ “パリのインテリアショップ” そして “シャビーシック”

毎年1月に訪れる展示会視察の時に、街を歩いては写真を取りためていたので、自分の頭の中ではある程度はイメージはかたまっていました。

上の写真は、パリのマレ地区のアパレルショップです。シックであったり、ポップだったり、自己主張をしっかりしながらも、古い建物に違和感なく上手く溶け込んでいる。こんなお店を作りたかったのです。

そんな中で、銀座にある築100年になる文化財にも指定されていたビルの1Fの設計事務所が退去することを知り、オーナーさんともお会いして意気投合し、ほぼ決めかかっていたのですが、立地と駐車スペースと倉庫スペースがあり、メゾネット構造になっているという利点から、迷いに迷ってこの南青山の物件に決めたのでした。

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これが最初の何も手をつけていない状態の写真です。

以前に借りていた設計事務所が退去してからしばらく時間が空いていました。

内装の外壁面はボードが張られていますが、ぼろ隠しといった感じ。垂直も出ていなので、後から結構下地からやり直すことになってしまいました。

スケルトンなので、自由にプラン出来るという利点もありましたが、設備関係を全て最初から作らなくてはいけないので、それだけコストがかかるというデメリットがあります。

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今年のお正月明け、最初の打ち合わせの様子です。

内装のデザインは、友人のインテリアデザイナーの衣笠直樹さんにお願いしました。

彼とは、知人を介して知り合い、たまーに彼のデザインした店舗で食事会をしながら、「何か面白いことやりたいねぇ~」などと情報交換したり、私が主催していたインテリア業界の集まりに来てくれたりする仲でしたが、仕事で組むのは今回が初めてのことです。

彼はまだ若いですが、イタリアでデザインを学んで、帰国後も多くの実践を積んでいる優秀なデザイナーです。しかも性格も気さくで親しみやすく、安心してまかせることができました。

今回は私がオーナーですので、「イメージを伝えるから、後は君の作品にして下さい!」と伝えました。

ラッキーなことに、彼が務めていた会社の先輩で、丁度転職するタイミングで時間の空いていた建築家の鈴木健司さんがユニットで加わってくれることになりました。

そして、照明のプランは、これまた知り合いのライティングエディターの谷田宏江さんとデザイナーの林崎暢亮さんのユニットに加わっていただき、様々なクリエーターのコラボによる作品となりました。

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いよいよ着工です。 壁面のボードを一部分壊して給排水の設備の配管を行います。

既存を生かしながら経路を考え、プランに沿って配管を行っていきます。

1階のフロアレベルは入口から決まっているので、部分的に床を斫って行わなくてはならないのが大変。しかし、以前からリフォームで組んでいるベテランの職人さんたちが上手くこなしてれました。墨出しが終れば、間仕切りの軽天スタッドを組んでいきます。

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水廻りの給排の配管も完了。 玄関の建具を撤去。間仕切りの下地組も着々と進行中。

今回電気屋さんは大変です。1Fの天壁面の仕上げはふかさないので全ては露出配管です。

コンクリート下地に金属電線管を曲げながら取付、その中に電線を入れていきます。

ライティングレールも天井から吊ったり、全て調光コントロールするので、電気屋さんには本当にご苦労をお掛けしました。

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1Fの床は勾配がついていました。天高か低く、なるべく床のレベルを上げたくないので生コンを流し込みレベルをとりました。その上に無垢のフローリングを中央部分だけヘリンボーンで張り、真鍮の見切りを付けて、廻りをもう一度モルタルで均して仕上げました。エアコン屋さんの大人数でテキパキとした作業には感服しました。水廻りのタイルはミラーの間にボーダータイルを入れ、女性のパウダールームを意識し、エレガントな感じにしています。

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そんな工事進行中の中で、什器に使う家具やインテリアの買い付けも同時進行で行わなくてはなりません。 シャビーシックなインテリアを求めて、アンティークショップを探し廻り、辿りついたのがここ。五反田TOCの地下室にはアンティーク家具の倉庫があったのです・・・。

探し当てた時には「おぉー!これだぁ~」と叫びました !(^^)! 右のミラー買いました!

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工事も終盤、仕上げ段階になり、私たちも工事に加わりました。 無垢のフローリングは蜜蝋ワックスで仕上げました。使い込むほどにいいアジが出てきます。これは私が担当しました。日頃やりなれない作業で腰が・・・(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

デザイナーの衣笠さんもこのためのつなぎの作業着を購入し大活躍。そして、外壁の框組の看板や什器家具もみんな自分たちで。 使ったペイントは今回当社がストッキストして認可され発売を開始した「アニースローン チョークペイント」で全て仕上げました。

極め付けは看板の文字。これは建築家の鈴木さんがハンドペイントで書いてくれました!

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上手い! 鈴木さん ありがとー!(^_^)/~

最後はバタバタでしたが、職人さんたちの協力で、何とかオープンまでに形にすることができました。 オープニングパーティーの前日までに什器を間に合わせてくれた家具屋さんのチームには本当に感謝です!

その後は前回のブログに書いた通りです。

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オープニングには間に合いませんでしたが、衣笠さんがデザインしたソファーもオープンから10日程遅れて届きました。

次回は、ショールームの商品の構成やその特徴についてご紹介しますね。