Paris DecoOff Rue du Mail

Paris Deco Off

今年のDecoOffは盛りだくさんです。

メゾン・エ・オブジェに出店していたエディターが殆ど全てといっていいくらいパリ市内で新作を発表する事態になっていました。

先ずはお馴染みのrue du mail のインスタレーション。其々のエディターの新作生地を使った巨大なランプシェードがメインストリートを彩ります。

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初日の朝一に始まったのが Sahco のヘンドリック氏によるプレゼンテーション。

「ラ・トラヴィアータ」は、オペラの椿姫からインスピレーションを得たコレクション。ハンマーで叩いたようなと表現していましたが立体感が際立つゴージャスな感じ。このブルーパープル本当に美しい。

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手前は民族調を現代的にアレンジした「フューチャーフォークロア」のコレクション。

その後の「ズイ」はキューブで柄を出すSahoco独自の表現です

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今年のウルフ・モーリッツは、少しおとなしめ。でもカッコイイ。

リネンにスパンコールで柄を表現しています。

今年は相変わらず、どのエディターでもリネン素材が目立ちます。

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PREGIO METALは一押しでです。トレンドのコッパー色でコーディネートされたコレクションはメタル感がモダンでゴージャス。

 

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今年はサンダーソンもとても良かったです。

Voyage of Discovery は、チャールス・ダーウィンが1835年に南米を旅した時の新しい発見からインスピレーションを得たラブリーストーリーです。

また、同じがらでコーディネートと出来る壁紙のコレクションも発表。

今回はついにサンダーソンもデジタルプリントです。しかも68㎝巾。コストパフォーマンスの良い規格になりました。裏打ちに不織布を使っており、施工性も向上しました。

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サンダーソン人気のボタニカルなプリントも健在です。

サンダーソン専属のデザイナーがスタジオで手書きで書いているそうです。

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6月にはセラミックのデザイナーとして人気のエマ・ブリッジウォーターによるキッズのコレクションも出されます。こうご期待です。

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今回のHAREQUINも一押しです。

いつものピーターさんとデザイナーのクレアさんのプレゼンテーション。

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ボヘミアンガーデンは幻想的な雰囲気のプリントと明るいエンブロイダリー。

そういえばピーターさん一度わざわざウチのショップに以前来てくれたことがありました・・・

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3回目のコレクションになる、リーズナブルなプライスゾーンのscion のシリーズはプロトタイプでプレゼン。

イギリス本国では大変人気の商品だそうです。

基本的にはHAREQUINとデザイナーは同じで、生地を軽くすることや色数を限定してコストダウンしています。

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そして今回は今までには無かったハイエンド向けの壁紙も発表されました。

壁紙は相当な売り上げの伸びを嶋しているそう。

 

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FISBA(クリスチャン・フュッシュバッハ)は日本から来ていた田原さんから説明を受けました。

カリグラフィーライトは、オランダはアムステルダムの街並みが運河に映る風景をを表現。

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面白かったのは、この川辺に座って話す女性4人はフィスバのデザインチームの人たちなのです。

以前発表したトワレドジュイもマイケルジャクソンやエルビスプレスリーに似た人がいたりして茶目っ気があって、こういうところがおもしろいなぁ~ (^_^.)

ちょっと遅めのランチは近くのレストランへ

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スズキのソテー?タイみたいだけど・・・ でも美味しかった!

 

メゾン・エ・オブジェ&Paris DecoOff 2014

メゾン・エ・オブジェ

今年もこの季節やってまりました。

しばらくブログをなまけていましたが、こちらに来ている限りはこうやって情報を発信することが仕事ですので頑張って書いていきます。

ParisDeco Off

今のメゾン・エ・オブジェ及びParis DecoOff の開催は例年より少し遅めです。

毎年、ドイツで行なわれるハイムテキスタイルの開催と日程が近いので、続けて来られる方も多いのですが、今年は1時日本に帰国して再びとい方も多いようです。

今年はおかげさまで年始早々から店舗のリノベーションの現場が始まり、丁度佳境になってきたところ。お客様にはしばらく離れる旨を説明し、後を新人のスタッフに引き続いだまではよかったのですが・・・ 他のリノベーションの見積りの修正とまたまた別の物件の日程の調整及び連絡、段取りなどやっと終わったのが、出発前日の深夜2時でした。

やっとの思いで残務を片付け、それかた旅支度をしているうちに朝になってしまい、そのままバタバタと出発という慌ただしさでした。

ここで飛行機で寝てしまうと、パリに着いてから時差で辛いので、がんばって起きていてることに。それでも2時間ほどウトウトとしたでしょうか。

そして毎年の恒例、機内映画ですが、今回おもしろかったのは邦画の「少年H」。

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作家の妹尾河童さんの幼少期の自伝物語です。この映画水谷豊、伊藤蘭の夫婦が夫婦として共演していることでも話題でしたが、とても面白かったです。

実は私はこの原作を読んだことがあったのですが、それにはおかしな切っ掛けがありました。

ある日、当店にあるご年配の素敵なご夫婦が来られてカーテンのオーダーの仕事をいただきました。

ご近所でしたので、何度かお客様宅におじゃましたり、また店に来ていただいたりしていました。そしてある日、ウチのスタfッフAさんが「あのお客様妹尾河童さんじゃないの?」と言いだしたのです。インターネットでご本人の画像を調べたりするととても良く似ている。しかも地元の深川のことも地元の雑誌に寄稿されていたりして「いました。

お客様の書斎の件仕事場の大きな本棚にもたしかに「少年H」が並べられていました。

そして、「こんど伺うとき、聞いてみなさいよ!」ということになり・・・ 勇気を振り絞って聞いてみることに。

「あのぉ~ 実はちょっと伺いたい事があるのですが・・・ お客様は作家の妹尾河童さんですか?」

「はっはぁーそういうことですか! 違いますよ。あの方は私よりもっと年配の方ですよ!」

実はこちらのお客様世に知れ有名なグラフィックデザイナーの方だったのですが。こいうことが切っ掛けで「少年H」を読むことになったのでした。

そんなこんなでパリに到着。

下の画像はパリの空港の待合スペースにあった寝ころべる椅子です。

こんな椅子に寝ころびながらでしたら、乗継ぎの待ち時間もそれほど辛くはないのでは。

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パリに着くと、外は雨です。今回で6度目ですが、半分は雨の思い出です。

去年の雪よりはまだいいですが・・・

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毎回、街まではロワシーバスを利用します。

上の写真は有名なキャバレー「ムーランルージュ」 モンマルトル界隈を通ったときにバスの車内から撮りました。個人的に見に行ったことはありません。

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ロワシーバスはオペラ・ガルニエ近くが終点。ここからメトロを乗り継いでやっとのことで今回宿泊するアパートホテルに到着。 13区のイタリー広場近くにあります。

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清潔感があって、部屋も広々バストイレ別で、バスタブ付です。 そして何よりもミニキッチンと冷蔵庫があります。レセプションスタッフもとても親切です。

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今回は1人なので夕食も簡単に済ませることができるように、日本から食材も持ち込みました。やっぱりお米は食べたくなります。

これお湯を入れて15分間蒸らすだけ。簡単おいしいごはんの出来上がり。けっこういけます!

今日は長旅疲れたのでこれで寝ます。

明日はDeco Offをレポートします!