久しぶりの休日の午前中。録りだめていた映画を見ました。
イギリスのロマンティック・コメディ映画 「ノッティングヒルの恋人」
ジュリア・ロバーツ&ヒュー・グラント共演のラブ・ストーリー。有名ハリウッド女優と平凡な男の恋の行方を、ユーモアたっぷりに描く1999年に放映された映画です。
華やかなハリウッド女優を演じるロバーツと、どこか頼りない青年に扮したグラントがハマリ役です。ウェストロンドンにある平凡な街“ノッティングヒル”。そこで小さな本屋を経営するウィリアムの店に、ある日偶然ハリウッドスターのアナ・スコットが訪れる。互いに運命を感じた2人は、やがて恋に落ちるが・・・ という皆さんもよくご存じストーリー。
ヒュー・グラントが出演してるだけで面白そうな映画だってことは解っちゃいますが、私が好きなのがグラント演じるウィリアムの奇妙な同居人、スパイク。こいつがめちゃくちゃ面白い。(^.^)
まさに私たちの世代にはドンピシャの大好きな映画なのです。
そこで、昨年の秋にロンドンをを訪れた時に立ち寄った、この映画の舞台となったノッティングヒルという街のことを書こうと思います。
アニースローンチョークペイントの25周年アニバーサリーイベントに出席した後、他の参加者の方たちと別けれて、一人早朝のバスでロンドンに入りました。
まだ早朝の9時頃にロンドンに着いてしまったのでどうしようかなぁ~と思っていた時でした。
そんな時、目的地のパディントンに着く前に停車したノッティングヒルのアナウンスを聞いて、どうしても歩いてみたくなってしまったのです。
重いスーツケースをゴロゴロと転がしながら歩きます・・・。
でも、あの「ノッティングヒルの恋人」の舞台となった街ってどうな感じだろう?と期待感は膨らみました。
ノッティング・ヒル(Notting Hill)はロンドンの西部に位置します。
そのメインストリートとなるのが、アンティーク・マーケットとして有名なポートベロー・ロード。
ノッティング・ヒル・ゲート駅に近いほうには、アンティークや古着、雑貨などのお店が並びます。週末には路面には屋台)も出て、早朝なのに結構な人出です。
たくさんの人でにぎわうマーケット。ロンドンらしくない、カラフルな外壁が楽しい雰囲気です。
映画に出てくる本屋さんを探してみたのですがなかなか見つかりませんでした。
後から知った話ですが、あまりに訪れる観光客が多いので、建物のオーナーが外観を変えてしまったそうです。 残念・・・
南北に長いポートベロー・ロードですが、ノッティング・ヒル・ゲートに近い南側にはアンティークや古着、雑貨のお店が多く、北のほうに進むにつれて、野菜や果物、オリーブ、チーズなど、食べ物のストールが増えてきます。
ちょうどその分かれ道の標識には、「こっちから先はアンチィーク街ではありませんんよー!」的な案内が出ていました。
レストランのファサードには色鮮やかな花のオーナメントが。
映画全体を通してポートベロー・ロードの様子は出てきますが、中でも印象的なのが、映画の後半、傷心のウィリアムが、マーケットを歩くシーンでしょう。ウィリアムがひたすら歩くだけなのですが、周囲のマーケットの様子が微妙に変わっていく、あのシーンです。季節の移り変わりと時の流れ、そしてウィリアムのアナに対する想いが、美しく表現されていましたね。
マーケットの活気あふれるポートベロ・ロードから、ほんの2ブロックも歩けば、そこは別世界! マーケット通りの喧騒がウソのように、静かでエレガントな住宅街になります。
ノッティグ・ヒル界隈は、ロンドンでも有数の高級住宅街で、この辺りに住んでいるセレブも沢山いるそうです・・・。
そして最後に、この映画のラストシーンで流れるエルビス・コステロの「SHE」を是非お聞きください!
泣けた~・・・ ( ^^) _U~~