川島織物セルコンの『Sumiko Honda』(スミコホンダ)コレクションの新作
発表会に行ってきました。
新作のテーマは「play the flowers」(花を奏でる)
日常に咲く花や植物をモチーフに、まるで音楽を奏でるように踊る様子が、デザイナーである本田純子さんの世界観によって表現されています。
今回発表されたアイテムの中で、代表的なデザインとなるのが、日常の喜びをブーケに託してデザインした「フィオリスタ」です。
縦糸に使用した超極細糸のオーガンジーが緻密な刺繍調の表現と、シルクライクで花束のような表情を華やかに表現しています。
デパートで先行発売されたディスプレイがそのまま表現されていました。
アクセントウォールとして新作の生地がファブエースという布団張りの壁装で表現され、川島織物セルコンの持つ商品バリエーションの持つコーディネートの幅を感じさせます。
また、レースのコレクション「コロナーレ」「セリアーレ」は共にドイツの工場で生産されています。新作はもとより、過去のシリーズとのコーディネート性も考えられており、組み合わせによるバリエーションはさらに広がりました。
今回の展示のなかで私が特に印象的だったのがこの「ピュトンⅡ」という生地です。
カラーの花のデザインで『Sumiko Honda』ブランドの代表的な柄ですが、今回組成を変更してポリエステル100%で再生されました。
この淡いピンクと透明感のあるイエローのミックスした春らしい華やかさ、そして繊細な糸とで織り上げられたジャガードが一際輝いて見えます。
mede in japan でこのクオリティとすばらいデザイン。日本の市場のみならず、世界に向けて発信していってもらいたいものです。
もちろん私達は、日本のお客様にこの素晴らしさをご紹介していこうと思います。
それにしても、デザイナーの本田純子さんのやさしく華やかな語り口調にいつも心を癒されます。