FISBA 2011  新作発表会


FISBA(フィスバ)ことChristian Fischbacherの2011年春夏コレクションの新作発表会に行ってきました。

昨年までは、国際フォーラムで行われていましたが、今回は湾岸エリア「日の出」にある「仕事」と「遊び」を創造する複合施設「TABLOID」で行われました。
昨年の秋には「ルイヴィトン」のイベントなども行われた今話題のスポットです。

会場へと続く廊下には、新作のコレクションのデザインがサークルに切り取られ、可愛らしくポップに演出されていました。

上階のドリンクスペースを兼ねたディスプレイスペースには、さりげなく新作の「BEAU MONDE」が。
オパール加工の上にボタニカルなデザインで貴婦人がコットンの素材で表現されています。

さて、会場に戻り前から3列めに陣取りました。
その直後に大きな余震が・・・。 会場がどよめきました。
ちょっと不安げな雰囲気のの中、発表会が始まりました。

そして、また違うことにサプライズです!
なんとスイス本国から社長のマイケル氏と社長の奥様でもあり主任デザイナーのカミラさんが来日してプレゼンテーションをしてくれたのです。

スイスから直行便が飛んでいなかったので、北京経由で日本入りしたとのことでした。

こんなときだからこそ、あえて日本に来ることに意味がある。
日本の事を思うマイケルさんの気持ちが強く感じられました。

さて、プレゼンテーションのスタートです。

スクリーンにイメージを映し出し、音楽に合わせて、ステージ上から1枚々コーディネートしていくフィスバのプレゼンテーションです。

左端の「LIAISON」は、トワレ・ド・デュイというフランスの伝統的な表現技法の中に現代的なモチーフ用いたデザインです。
今回のコレクションの中でも一際目を引きます。

その中には、ジェームスディーンやマイケルジャクソンに似た人物も描かれています。       (チャーミングですね!)

カミラさんが広げているグラデショーンの美しい生地はシルク100%。
ラグジュアリーでドラマティックなデコレーションが可能です。

3年目を迎えた若い年代向けの「HOMEⅢ」のコレクションは、蝶やサークルののエンブロイダリーをあしらった柄など、機能的でありながらデコレイティブで、しかも価格は抑えた展開となっていました。

特に、得意な無地のコレクションは、発色の美しさ、しなやかな素材感
など、世界中にファンがいることを改めて納得させられる素晴らしさでした。

1月のパリのレポートでもブログで書きましたが、改めて見るとやはり素敵だなぁ~と実感しました。

そして、こんな時期に日本に来てくれたフィッシュバッハご夫妻に感謝です。

こんな素敵で素晴らしい生地を是非お客様にご紹介していかなければと強く思いました。