ローマンシェード セパレートスタイル

本日は、ローマンシェードのセパレートスタイルのご紹介です。

ワイドが3.3m程あるL型のコーナー窓です。 左側の外開きのサッシ部分を起点に分割してセパレートスタイルでプレーンシェードをお作りしました。

左側の片開きのサッシの開閉時には、この部分だけ昇降すれば良いので使い勝手が便利です。右側はガラスはFIXになっているのであまり頻繁には操作しないからです。

セパレートスタイルは、1台のローマンシェードで生地を2分割し、左右のシェードが別々に操作出来ます。価格も2台お求めになるより断然お得なのです。

そしてもう一つ、プロとしての見せ所はL型のコーナー部分の収まりです。入り隅の直角部分の頂点が合うように、実寸で寸法図を起こして製作寸法を出しました。

同じ空間にある掃出し窓は、プレーンのカーテンスタイルにしました。横ストライプの張り感が強い生地ですので、形態安定加工をかけてシルエットが綺麗に出るようにしました。

間接照明の色の見え方や、アクセントに使ったエコカッラトを絵のように見せる演出も素敵です。より一層お部屋の雰囲気を引き立てていますね。

クリスチャン・フィッシュバッハ 「ボウ モンド」

クリスチャン・フィッシュバッハ(日本フィスバ)の「ボウ モンド」をお取付けしてきました。

幅1mの物をフラットスタイルのカーテンに仕立て、タペストリーの様なイメージでお使いいただきます。

玄関から直線に伸びた廊下の奥の扉を開けると、リビングの窓の正面に、この印象的な柄が見えてくる演出です。

背景には、ブルーのストリングカーテンが掛けられ、何となく幻想的な雰囲気を醸し出しています。

このコレクションは、昨年の春夏に発表されたものです。

貴婦人や子供たちを描いたディスプレイ効果の高いレース。オパール加工の上にボタニカルデザインをプリントで仕上げたデザインがとても印象的です。

昨年の暮れ頃から、丁度この位のサイズで店頭にディスプレイしたところ、同じようなサイズでアクセントとして使って頂ける方が多くいらっしゃるようになりました。

上の写真は、昨年の「パリ デコオフ」に行った際、クリスチャン・フィッシュバッハの現地のスタッフからショールームで説明を受けているところです。

この時は、面白いデザインだな・・・ としか思っていなかったのですが・・・。

こんな使い方もあるのだなと改めて実感した本日でした。

2012 ハイムテキスタイル トレンド

先日の続き、2012ハイムテキスタイルのトレンドについてお話しします。

今年のハイムテキスタイルの状況は、出展者数5%、来場者数3%増加とヨーロッパの不況を感じさせない盛況ぶりとのことでした。

60カ国・地域から2,601 の企業・団体が出展。ドイツ国外からの出展割合は、史上最高となる87%に達し、136カ国・地域から73,071 人もの来場者が集まりました。

そのような、世界中からインテリアテキスタイルの業界に携わる人々が集まって注目される大イベントなのです。

今年のテーマは MONTAGE

その中で4つのカテゴリーに分かれています。

COLOUR RIOT  洗練された光

  

イエローが主流、今年も続いてその傾向にあるよう。

DARK LUX  神秘的なエレガンス

  

光沢のある防水性のようなテキスタイルが印象的で新鮮な驚き。

CRAFT INDUSTRY  プロトタイプの進化

  

ここ数年のレトロの傾向。エスノポップ調で変わった色使い。

SPLIT CLARITY  存在感のある同化

  

素晴らしい曇りがかった様な控えめなカラーが表現。

(画像は本国ドイツの公式サイトより引用させて頂きました)

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その中での今年の傾向のキーワードを上げると以下のようになります。

サスティナブル、エコ、ナチュラル、多極化、MIX、クロスオーバー、コンフォート、ストレスフリーと言ったところでしょうか。

カラーのトレンドは、相変わらずブルーとパープル。昨年からグリーン系のイエローからオレンジ。そして、ベーシックカラー&ブラック。

素材としては、自然素材、再生素材、先端素材(洗えるシルクなど)、ヨーロッパでもアクアクリーンと言ったウォッシャブルの素材が注目されています。

パターンしては、相変わらず人気なフラワーモチーフ、それも水彩画調なもの。そしてイカットやペイズリーなどのエスニック、オリエンタルなものが人気です。

手法としては、ハンドプリント、デジタルプリント。一時は少なくなった、コットンやリネンのプリントがまた多くなってきています。

また、3Dエフェクトといった凸凹感のある壁装が目立っていました。

ハイムテキスタイル トレンド You Tube

インテリアトレンドセミナー

インテリア文化研究所の主催するセミナーに行ってきました。

このセミナーは1月に開催されたヨーロッパの三大インテリア展示会である『ハイムテキスタイル』『ケルン国際家具展』『メゾン・エ・オブジェ』そして『パリ・デコオフ』の最新のトレンド情報を紹介するものです。

今年のトレンドの傾向や発表会での主要ブースでの写真、そして色彩の専門家にようるデザイン分析などが発表されました。

日本で行われる最新のトレンドセミナーだけあって、業界の人々の申し込みが殺到し、入りきれない程の状況でした。

私は、主催された本田榮二先生や奥村公子さんとは個人的に親しくさせて頂いている間柄なので、早めに申し込みをして、今日も最前列から2列目に陣取り、最新の情報をキャッチしてきました。

トレンドの情報は、もう一度明日以降すこし詳しくお伝えしましょう。

とにかく、ヨーロッパはニュースで伝わっている程、経済は沈滞してはいないようで業界的には元気があるようです。

昨日も書きましたが、長年の歴史と文化によるものなんでしょうね!

最後に今年のトレンドを表した1枚の写真をご紹介します。

う~ん・・・ (^_^)/~ 

海外のカーテンについて

カーテン文化の発祥の地は、ヨーロッパです。私たちはその本場の素晴らしい商材を少しでも多く皆様に紹介していきたいと考えています。

国内の商品も日本人特有の繊細な技術に支えられて、機能やクオリティーも素晴らしい商品が沢山あります。

しかし、海外に目を向けるとインテリアの世界の無限の広がりを感じます。其々の国には、その国特有の個性があります。

例えば、イギリスのフローラルで華やかなプリント生地やスイスの繊細でコンテンポラリーな世界観であったり。

同じイタリアでもモダンを得意とするものや、逆にクラシカルなテイストを得意とするブランドもあります。

また、ドイツの職人気質なディテールへのこだわりであったり。

意外と日本の和の雰囲気にもマッチする北欧スタイルの意外性など。

そして、その色使いや自然素材を多用するテクスチャーへのこだわりは、さすがインテリアの本場と言わざるを得ません。

長年培われてきた歴史の重みと言うべきでしょうか、シルクやリネン、コットン等の素材が持つ手触り感や織りなす陰影に対する価値観には驚くべきものがあります。

特にカーテンに対する期待は、単に日除けや目隠し、断熱といった機能面だけではなく、部屋を美しく飾ることによって生活をエンジョイするところに重点が置かれているからなのです。

一昔前は、一流デパートや限られたデザイナーによってしか紹介されてこなかった海外の素晴らしい商品を一人でも多くの方にご紹介し、ご家族の集うリビングの1窓だけでも飾っていただける様に努めていきたいと思っています。

ETAMINE (エタミン) Tyrol

毎日寒いですね~! 東北や北陸ではこの寒波による雪の影響で被害が出ているニュースを目にします。

地球温暖化による気候の変化がもたらす影響だとも・・・。どうか被害がこれ以上広がらない事を祈ります。

しかし、ウィンタースポーツを楽しむ人にとって、特にスキーヤーにとってはゲレンデは最高のコンディションのはずです。

20年前以上も昔の話ですが、私も大学生の頃はスキー部に所属し、スキーのインストラクターを4年間務めるていたこともあるんですよ!!(^^)!

さて、本日は、この季節にピッタリのアルプスのチロルをイメージした生地のコレクションをご紹介します。

赤地の帯が可愛らしいフレンチブランドETAMINE(エタミン)のコレクションブックより『Tyrol』です。

     

ウールやコットンそしてリネンをふんだんに使い、暖かみのある色使いでアルプスの田舎を思わせるイメージのコレクションです。

まるで、民族衣装に使われるようなタータンチェックや刺繍使いが特徴でしょう。

おもわず触ってみたくなるような自然素材ならではテクスチャーです。

まさに、チロルの風景をイメージした日本の風景画のようなコットンプリントの生地もあります。

  

面白いのはこのデザイン。チロル山で過ごす人々の日常が織でで可愛らしく表現されています。

山の坂道を牛を連れて登って行く姿や、馬や鹿が戯れる姿が何とも微笑ましく柔らかな空間を演出してくれることでしょう。

クッションや椅子のカバーなど実際に肌に触れて使うアイテムとして、使ってみてはいかがでしょうか?

商品は全てフランスからのお取り寄せとなります。

生地巾140cm ~ ¥16,000/m からご用意しております。

バーチカルブラインドのクリーニングと修理

オフィスで使用されているバーチカルブラインドのクリーニングと修理を承りました。

スラットは定番のガラス繊維にPVCフィルムラミネートされたものです。

耐久性に優れていて遮光性もあり、昔からオフィスではよく使われている商品です。

しかし、経年劣化によってバランスウェイトのプラスチックが壊れ、ボトムコードも切れてしまっていました。

そこで、クリーニングをした後に部品を新しく交換しました。

もともと耐久性があるのでスラット自体はそれほど傷んでおりませんでした。

分解して1枚1枚専門の業者に依頼してクリーニングしてもらいまいた。

新品同様、見違えるようにきれいによみがえりました。

大切に修理して長く使って頂くこともこのエコの時代に必要なことですよね! (^-^)