海外ブランドのコーディネートブックを使って・・・

以前にも何度かご紹介していますが、海外のサンプルブックは日本の物とは形が異なります。

こちらはイギリスはハーレクイン『TEMPO』のコレクションブックです。

色のテイストごとに、プリントや刺繍、無地などコーディネート出来る素材ごとに分けられています。

今回は、将来的には間仕切って2つの部屋としても使うことの可能なフレックスウォールを採用したプランに、このコレクションを使ってコーディネートしてみました。

こちらは、新築分譲住宅の2Fの子供室です。

この窓と窓の間に間仕切りを建てて、将来的には2つに分けることが可能になっています。

同じサイズの窓でしたので内側にサークルの柄、外側にストライプの柄を配置してみました。

3連のスリット窓にも同じようにアレンジしました。

こうすることで、遊ぶ心のある可愛いらしい空間になりました。

このように、海外ブランドのコーディネートブックは、同空間での様々な組み合わせが楽しめるように色やテクスチャーによって分けられています。

生地を構成する様々な色の無地や、同じトーンの色調の刺繍のものなど、これらを上手に使ってカーテン以外にも、椅子張りやクッションなど様々なエレメントにアレンジすることが出来るのです。

こちらは、同じお宅の寝室のアレンジです。

落ち着いたダークな配色で、シェードに採用したサークルの柄を絵のように見せることを意識しました。

そして、レースのストライプの出方を縦横に変えることでそれぞれのスタイルの良さを引き出しています。

カーテンは、縦方向の柄を生かし、シェードは横にすることで生地に性質を生かし、きれいにたたみ上がるようにしたのです。

このように、ちょっとしたアレンジで、オリジナルな空間をさりげなく演出してみてはいかがでしょうか。

海外のコーディネートブックには、それらの多くのヒントが隠されているのです。

 

 

 

アンドリュー・マーチン・インテリアデザインレビュー VOL,16

イギリスの一流のテキスタイル・メーカー、アンドリュー・マーチン(Andrew Martin)は、「Andrew Martin Interior Designer of the Year Award」(アンドリュー・マーチン・インテリア・デザイナー・オブ・ザ・イヤー・アワード)を主催し、一年に一度、世界の優秀なインテリア・デザイナーを表彰しています。

そして、入選者のインテリアデザインは、Andrew Martin Interior Design Review(アンドリュー・マーチン・インテリアデザインレビュー)という写真集に編集され、世界各国で出版されてます。

毎年、その出版記念のレセプションが東京千代田区にあるイギリス大使館で行われます。

今年も主催するチェルシーインターナショナルさんから招待を頂き、参加してきました。

私自身は、昨年は都合が付かずに参加できませんでしたが、一昨年に続き2度目の参加となりました。

 

秋の風の肌寒さが心地よく感じられる中、千鳥ヶ淵の畔にあるイギリス大使館に向かいました。

さすがに大使館だけあってセキュリティーのチェックは厳重です。招待状と身分証明書の提示を求めらながら大使館のゲートを通りました。入って左側の1番奥にある館がパーティー会場です。

「Andrew Martin Intrior Design Review」は、レジデンス、ショップ、オフィス、ホテルなど、さまざまなインテリアデザインが紹介されている、どっしりとした永久保存版の年鑑です。

国際的なアワードらしく、洋の東西問わず、時代も問わず、何度見ても発見やインスピレーションが得られそうな面白いデザインばかりです。

招待客は大使館の中庭でワインを飲みながら歓談しています。そこにはモニターがあり、アワードに出展された作品が映し出せれています。

生バンドの音楽が流れ、お酒も程よく聞いてくると、秋風の肌寒さも心地よく感じられます。

その中に顔見知りを見付けては話に盛り上がりました。私の友人はトレードマークの帽子をアンドリューマーチンの新作で作り、社長とその話しで盛り上がっていました。

招待客は、ホテル関係やデザイン事務所などコントラクトな物件に携わる人は多いようです。

受付で招待客のリストが渡されるので、どんな人が来られているかが解るのです。

 

このアワードの受賞者は毎年秋に発表され、今年でもう第16回を数えるそうです。

そして今年度は、日本からも3名の方が受賞されました。

日本ではご存じない方も多いかと思いますが、海外のメディアでは、「インテリア・デザインのオスカー」と称され、世界中からエントリーされる程、規模の大きいアワードなのです。

アンドリュー・マーチンのコレクションは本当に斬新です。 このビートルズのクッションもその1つ。いかにもイギリスらしいファブリックです。

室内の窓辺には、新作のファブリックを使ったカーテンが掛けられていました。

 

それでは、アンドリュー・マーチンについて少し詳しくご紹介しましょう。

イギリスの一流のテキスタイル・メーカー、アンドリュー・マーチン(Andrew Martin)は、シンプルでありながら斬新でグローバルなデザインを提供しています。

   

世界の工芸品や文化的遺産を上品で現代的なスタイルにアレンジし、その独特な色調と風合いはインテリア業界で常に注目を浴びています。

元々インテリア・デザイナーであったマーチン・ウォーラー(MartinWaller)は、アンドリュー・ジレスピー(Andrew Gillespie)とビジネスパートナーを組み、1978年にリッチモンドで会社を立ち上げました。

ファブリックから始まったそのコレクションは、今や家具、壁紙、アクセサリーにまで拡大され、毎日3,000メートルものファブリックがオーダーされ、世界55カ国に流通されています。

こちらは2013年A/Wの新作「BERKELEY」のコレクションの表紙です。

今年の9月にパリ行われたメゾン・エオブジェでは、世界不況で、トレンドもミニマリズムに傾倒する中、この宇宙船のコックピットをイメージしたブースが異彩を放ち、とてもにぎわっていたとのことです。

『アンドリュー・マーチン』 今後注目のブランドなのです。

 

英国ファブリックイヤー

本年はエリザベス女王の即位60周年やロンドンドンオリンピックの開催イヤーということもあってイギリスブームとなっていますね!

サンダーソンの新作ディスプレイ マナトレーディング ショールームにて

当社では、昨年のウイリアムモリスの設立150周年を記念したイベントで、ショップディスプレイのコンテストで入賞をしたのに引き続き、多くの海外ブランドの代理店を務めるマナトレーディングさんが主催する『英国ファブリックイヤー 素敵なお部屋作りコンテスト』に参加いたします!

ハーレクイン新作ディスプレイ  マナトレーディング ショールームにて

このコンテストでは、お客様のお宅でイギリスのファブリックを使ってコ-ディネートさせていただいたお部屋を作品としてエントリーさせて頂くのです。

ロモ グループ 『ZINC』の新作コレクション

イギリスのブランドというと色鮮やかなフローラルなプリント生地を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、上のようなモダンなラインナップも揃います。

お使いいただけるブランドは下記の様になります。

『Sanderson』 『MORRIS&CO』 『OSBORNE&LITTLE』 『HARLEQUIN』 『ROMO』

其々のブランド名にリンクを貼ってありますので、是非ご覧になってみて下さい。

新作のサンプルが入荷しましたら、改めて画像と共にご紹介いたしますね。

合わせて、ホームデコアでは、『英国ファブリックイヤーキャンペーン』を開催します!

期間中、ご購入頂いたお客様には、オリジナル小物をプレゼント。そして商品を特別価格にてご提供いたします。

是非 お問い合わせをお待ちしております。

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話は変わりますが、私が個人的にロンドンオリンピックで注目しているのは、サッカーのイギリス代表が出場するのか?という話題です!

私、実は大のサッカー好きで、興味深々なのです。

知られている方も多いと思いますが、イギリスには4つのサッカー協会が存在します。それは、イングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズと別れていて、それぞれ独自の代表チームでワールドカップや欧州選手権などの国際大会にエントリーしているのです。

有名なデビッド・ベッカムはイングランド代表ですが、日本代表の香川が移籍すのではと噂されているあの「マンチェスター・ユナイテッド」のライアン・ギグスはウェールズ代表、監督のアレックス・ファーガソンはスコットランド人とそれぞれのルーツをもっているんです。

日韓共同開催のW杯の時も、イングランド代表で右サイドにベッカム、左のギグスがいれば強いのになぁ~と見ていたファンも私だけではないのでしょうか。

以前、ダイアナ妃が亡くなられた時に、スコットランド人の友人にそのことを聞いたところ、「あれはイングランドのことだから僕らには関係ないよ」という答えが返ってきて、ちょとびっくりしたことがありました。

日本人の私たちには理解が難しいですが、もともと人種が違い、イングランド人はアングロサクソン系、スコットランドやアイルランドはケルト人といこともあり、歴史的に1つの国としてまとまるのは無理。W杯イギリス代表というのは未来永劫ないと言われているのです。

しかし、1912年のストックホルム・オリンピックでは、イギリス代表として金メダルを獲得しているのです。歴史的な背景から、実現に向けて解決すべき問題は少なくないでしょうが、自国開催のロンドンオリンピックでは、是非イギリス代表として出場してもらいたものです。

サッカーおたくの話でした・・・。

今日は日本代表のアゼルバイジャン戦があるんだ!早く帰って見なければ・・・・ (^_^;)