11月に入ってイベントが目白押しと以前のブログでも書きましたが、今回はその続きです。
東京・六本木の宝石店「ガレリアUCHIHARA」にて開催された、ZIMMER+ROHDE(チマー アンド ロード)の新作発表会へ行ってきました。
ZIMMER+ROHDE は、SAHCO や JAB などと並ぶドイツを代表するトップエディターです。
1899年創立以来「最上の布地」を企業理念としている4世代に亘る家族経営の会社です。
現在の社長アンドレ・チマーが27年前に入社し、それまでのドイツ語圏の市場からインターナショナルに市場に規模を拡大してきました。
そして現在、メリオット、ヒルトン、シェラトンなど世界的なホテルに商品を納めています。
また、イタリアのカッシーナやB&Bなどの有名な家具メーカーにもその生地を提供しています。
そして、そのブランド戦略は、自社内にブランドを作るのではなく、様々な国の特徴を備えた高級なブランドを傘下に収めるという形で展開しています。
現在は自社ブランドの ZIMMER+ROHDE 以外にもフランスの ETAMMINE 、イタリアの ARDECORA 、イギリスの HODSOLL MCKENZIE や WARNER FABRICS 、アメリカのTRAVERSなどの其々違う個性を持ったブランドを展開しています。
商品説明会には、本社よりエクスポートマネージャーのルーシェ氏が来日され、ZIMMER+ROHDE 、ARDECORA 、HODSOLL MCKENZIE の新作のデザインについて1つずつプレゼンテーションが行われました。
写真は今回目の引いた新作の柄です。
毎回、ディスプレイに使われるようなキャッチな柄も何点か発表されています。
しかし、基本的には、ジオメタリックでモダンなデザインが特徴といえるでしょう。
少し前のコレクションですが、当社にあるハンガーサンプルをご紹介します。
このように洗練された、モダンな空間に相性の良いコレクションが豊富です。
そして、フェミニンな雰囲気のものは ETAMIN が、ナチュラルな雰囲気は HODSOLL MCKENZIE が担当しているのです。
日本では、まだあまりお目にかかる機会がありませんが、長年、世界的名なトップエディターとして親しまれているZIMMER+ROHDEの商品は、今後日本でも注目のブランドです。
上の写真はパリのパレロワイヤルの近くにあるZIMMER+ROHDEのショールームです。
入口を入ると吹抜けになっていて新作の生地が上から垂れさがってディスプレイされています。(見上げているのは私です・・・)
ちなみにエディターとは、本来は編集者という意味ですが、ヨーロッパのインテリアファブリックの業界では、毎年トレンド取り入れた新作コレクションを発表する高級ブランドを持つメーカーのことをこのように表現しています。