シェルシェード

Lucenthomeから発売されているのシェルシェードをお取付してきたのでご紹介します。

日本では、まだあまり馴染みのない商品ですが、欧米では有名ホテルなどのコントラクト物件にも多く採用され広く普及しています。

特徴は、その省エネ構造にあります。シェルは英語の“cellular”を短くした単語で、「小さく区切られた空間」を表します。

ハニカムシェードという呼び方の方が解りやすいと思いますが、写真のように六角形のハニカム構造になっているのです。

その素材はポリエステルの不織布で、リサイクル可能なエコ素材。そして、その構造の特性により外気との間に空気層を作ることで、高い保温性・断熱性を発揮します。

冷暖房の効率を上げてくれて、節電効果の高いのが特徴です。

以下は、日本の総代理店のキューセント(株)から送られてきたデータです。
(建材試験センターから建材試験情報 Vol.47 August 2011)

建材試験情報082011

もう一つの特徴としては、その色のバリーエーションの多さです。

お部屋のイメージに合わせて様々なシーンを演出することができるのです。

CASAMANCE(カサマンス)でタペストリー


フランス製のシルクのエンブロイダリー生地を使ってタペストリーをお作りしました。
使用した生地はCASAMANCE(カサマンス)の「DELIGHT」のコレクションから「Douceur」をセレクトしました。

コーディネートBOOKはこんな感じです。

同じシルク素材の鮮やかなグリーンの生地で上下にフレームを付けてアクセントにしました。

裏も同じグリーンの生地で裏打ちし、ボリュームを出すために芯材を入れてあります。

そしてもう一つアクセントとして、下部の両サイドにキータッセルを取りつけました。

刺繍の花の色オレンジに合わせて、フランス製のHOULES(ウレス)から探しました。

同じフランス製なので、CASAMACEHOULESはとても相性が良いのです。

フィスバ 2011 イタリアンコレクション

9月になり少し涼しくなってなってきましたね!
秋に向けてインテリアブランド各社も新作の発表やイベントが今月になって多く開催されています。

そんな中、フィスバの2011イタリアンコレクションの発表会に行ってきました。
1819年の操業以来、世界のセレブリティに愛され続けるクリスチャン・フィッシュバッハ。日本ではフィスバの名で親しまれています。

今回は、6代目CEOのマイケル・フィッシュバッハ氏が来日してフレゼンテーションが行われました。

日本では、今回初めて発表されるイタリアンコレクションですが、テキスタイルの産地としても有名な、北イタリアのコモ湖の近くに工房を持って地元イタリアに向けて販売されていました。

イタリアの芸術文化はヨーロッパ各国に多大な影響を与え、有名アパレルブランドなどに見られるようにエステティック(美意識)のセンスが高いとの評価があります。

また、イタリア人の色のセンスは、北ヨーロッパ人(ここでは、スイスを含め、フランス、ドイツ、イギリスなど)とはちょっと違うと思われます。

イタリアはモダンファニチャーとしても有名ですが、古くからの建築が多く、そのクラシカルな様式に合うインテイアが求めれれてきました。

そのロマンチィックでクラシカルなコレクションをイタリアだけで紹介するのはもったいない!とのことで今回の日本での発表となったのです。

今回のコレクションは、カントリーシック、モダンシック、ユニークシック、リッチシックの4つのカテゴリーから構成されています。

イタリアならではのフィニッシャーの技術が生かされ、天然素材でもしなやかな風合いを醸し出しています。

それらが、クリスチャン・フィッシュバッハらしい繊細な技術とデザインによりまさにラグジュアリーなコレクションに仕上がっていました。

たとえば、ポリエステルオーガンジーに地にトレンドのウール素材でストライプをデザインした「プッチーニ」。

しなやかな風合いの麻の地にさわやかなグラデ-ションを表現した「シパリオ」。

また、マットな素材感と柔らかで美しいドレープを生み出す「ジョーゼット」などなど。

一際目についたこの「インカンテシモ」という生地ですが、ストライプのタフタ織の地にカラフルなダマスクデザインがクリップコード織りでデザインされています。

このテクニック、横糸だけで柄を出し裏で余った糸をカットして収められている技法です。

生地の片側だけに柄があるのですが、上下を逆さまにすることで、柄の配置をシンメトリーにしたりすることができるのです。

その他にも、手織りシルクの80色展開のコレクションや、オパールプリントやアップリケのシアーなどなど、素敵な生地がたくさんありました。

毎回、フィスバの発表会は、バックのイメージ画像と音楽で素敵なプレゼンテーションを楽しませてくれます。

いつものカミラ夫人ではなく、今回のマイケルさん自らのプレゼンテーションもとても素晴らしいものでした。

JBS(ジェイビーエス)木製ブラインド


JBS(ジェイビーエス)の木製ブラインドを取り付けさせていただきました。

あまり聞きなれないブランドかもしれませんが、オーストラリア製の天然無垢の杉材を使用しているのが特徴です。

標準色は25色ありますが、この色を含めた4色は天然の色を生かしたナチュラルオイルフィニッシュです。

美しい温もりのある杉材特有のゆたかな木目が楽しめます。

杉材の特徴としては、反りが少なく耐候性の良い軽量材で、国産で主に使われているバスウッド(シナ材)よりも15%、ラミン材よりは30%も軽量なのです。

お値段も国産のブラインドともそれほど変わらないので、是非比較してご検討してみてはいかがでしょうか?

モリスの壁紙


当社で施工させて頂いたお客様のお宅がTV番組で放映されることになりました。

今回、施工させていただいたのは、モリスのコレンクションからブレアラビットという柄の壁紙です。

TV番組放映の予定は以下の通りです。

 NHK『美の壺』 File218「壁紙」特集 

(本放送)
 NHK BSプレミアム2011年9月8日(木) 19:30-19:59
(再放送)
 NHK BSプレミアム 2011年9月9日(金)15:00-
          2011年9月14日(水)8:00-
 NHK総合     2011年9月11日(日) 4:30-
 NHK-WORLD    2011年9月18日(日)
 その他、本放送後約2週間、NHKオンデマンドでの有料配信を予定。

番組ホームページ http://www.nhk.or.jp/tsubo/ ※予告動画がUpしましたのでご覧ください。

また、「ミセス」の9月号にてモリスのアーカイブコレクションの特集記事が掲載されています。

当店も東京地区の取り扱い店舗として一覧に掲載されております。

是非、皆様のご来店をお待ちしております。

※特典として、今 モリスの生地にてカーテンをオーダーして頂いたお客様に、もれなくモリスのクッションカバーをプレゼントしております。
(ご来店時にホームページを見た!とお伝え下さい)

『ゴールデントライアングル』の旅 その7

今日からいよいよ9月ですね!
7回に亘って書いてきました 旅ブログ・タイ編も今回が最終回です。


チェンマイ郊外の山岳民族の村を訪れました。
ここは、観光用に作られた村で入場するのに200バーツを支払います。


ここにも手作りの美しい民芸品の土産物が並んでいます。


ここには、様々な山岳民族の人たちが暮らしています。
写真はアカ族の女性です。タイ、ラオス、中国雲南省にかけて住む民族で、中国ではハニ族と呼ばれています。
何といっても女性が付ける、銀製の兜は特徴的で、悪霊から身を防ぐために寝る時もその兜を取らないそうです。


こちらはカレン族(バダウン族)の女の子。 やはり首に巻かれた真鍮のリングが印象的です。

パダウン族は約20もの支族を持つカレン族の一つで、タイ北部から、ミャンマーにかけて住む先住民です。
もともとは海抜500m以上の高地に住んでいたが近年低地への移住が進んでいるそうです。
もともとこの真鍮のリングは、古くからの風習で満月の水曜日に生まれた女性が首につけていたそうです。


こちらは笑顔が素敵なカレン族(カヨー族)の女性です。
ミャンマーの内戦のためタイに避難してきたカレン族の一種とのこと。
刺繍が入った鮮やかな赤い厚手の上着と、耳の向こう側が覗けるくらい大きなピアスをはめ込んでいるが特徴です。

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私が旅に出て楽しみにしていることの一つに、その国の市場を訪れることがあります。
市場を見ると、その国の食や文化を垣間見ることが出来るからです。


そんな訳で、チェンマイ最大の市場「ワロロット市場」を訪れました。
ガイドブックには「ワロロット市場」と書かれていますが、地元の人々の間では「ガート・ルアン」の愛称で親しまれています。
「ガート」は北部弁で市場、「ルアン」は大きいという意味です。


食料品、雑貨、衣服、カバン、化粧品、食堂などなど、なんでもそろっている「ワロロット市場」ですが、市場の周りにも、果物、下着類、布反物などを売っている屋台が沢山あります。


そして、私が行きたかったのは、市場の裏の一角にあるモン族の市場です。
舗装されていない、泥道にテントを張った路地を入ると鮮やかなピンクやブルーの色が目に飛び込んできました!
ここには、繊細でカラフルな刺繍が人気を集めているモン族の人たちが作った製品が、所狭しと並べれています。


ピンク色が鮮やかな刺繍のクッションです。きれいでしょう!
この他にも現代的にアレンジされたスカートやカバンなどなど。その他、ロウケツ染やグルグル巻きのパッチワークの布などが山積みにされている風景は、どこか違う世界に迷い込んだかの様です。


これってキータッセルとして使えそう!とか、この生地のこの部分を使って、クッションやバックを作ったら面白いな! などとアイデアが尽きません。

昨今、このような少数民族の人たちが手間暇かけて作った商品を、正当な価格で買い取り、再生産可能として、人々の自立を支援する「フェアトレード」というう考えが世界的に普及してきています。
タイでもフミポン国王によって「Hilltribe Products Promotion Center」が設立されています。
これは、山岳民族の人たちのケシの栽培をなくし、代わりに保障した価格で手工芸品を買い取り、これを販売するというプロジェクトです。
売上金は子供たちの奨学金、新しい製造技術、農業技術、学校給食などに使われています。

私自身も近い将来の目標として、インテリアの仕事を活かし、この活動に何かしらの形で貢献できればと模索しています。

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帰りに立ち寄ったバンコクで、トゥクトゥクに乗って「ジム・トンプソンハウス」に向かいました。
さすが、国民の9割が仏教徒のお国柄。車の天井には有名なお坊さんの写真が沢山貼られています。なんとなく安心します。


トンプソンがその半生を費やしてその復興と普及に努めたタイ・シルク製品は、現在ではタイの有力な産業の一つとなっており、特に自らの名を冠した『ジム・トンプソン』ブランドは、その高い品質と優れたデザインにより、タイ・シルクの最高級ブランドとして世界的に名高く高い人気を誇っています。

https://www.e-windy.com/brand/410/jim_thompson.html


ここは、ジム・トンプソンが生前、自宅兼オフィスとして使っていた屋敷を現在一般公開されているもので、カフェやショップが併設されています。


タイの古い建築様式を多く取り入れ、チーク材で出来た家を6件取り集めて作られています。
展示品は昔のタイのものばかりでなく、周辺諸国の古美術も多く含まれており貴重で価値のあるものばかりです。

パリのショールムームで見た同じもののオリジナルが寝室のベットカバーとして使われていたのは感動でした。(残念ですが室内は撮影禁止です)

1967年、マレージアのキャメロン高原で休暇中、謎の失踪をとげたジム・トンプソンですが、残してくれた痕跡は、素晴らしい文化の継承と発展という形で、現代でも私たちの暮らしに夢を与え続けてくれています。


写真は今回バンコクで滞在したホテルの隣のホテル(笑) バイヨークスカイホテルの84階からの夜景です。

今回の夏期休暇の旅。 山岳民族の人たちの暮らしに触れ、素晴らしい工芸品に出会い多くの感動を与えられました。
そして、ゴールデントライアングルでは、3国の国境の交わる地域として、交易や人々の移り住んだ隣国との歴史を垣間見ることができました。

そして、何よりタイ料理を満喫し、リフレッシュすることが出来ました!

ヨーシ!   明日からもがんばるぞーっと。

『ゴールデントライアングル』の旅 その6

タイ北部の旅も終盤に差し掛かり、チェンライからチェンマイに再び戻ります。

途中立ち寄った「ワット ロンクン」白亜の寺院です。 

1990年に建造され、現在もまだ進行中とか。チェンライの新たな観光スポットとなっています。

このお茶目な人が、この建物を建築した地元出身のアーチィスト、チャルーンチャイ・コーシピパットという人です。(ちなみにこれは写真看板です)

彼のニューエイジっぽい雰囲気のたくさんの絵画もギャラリーで見ることが出来ます。

途中、ガイドのAEさんにお願いして、地元が名産のシルク工場に立ち寄ってもらいました。

昔からの伝統の木製の機織り機で、熟練の職人さんによって織られています。

繭から生糸を生成して鮮やかな色に染め上げます。黄色の色は天然の色です。

タイシルクの特徴は、カラフルな色彩にあでやかな光沢、そして柔らかな手触りにあります。

タイの美しい工芸品の中でも特に目を引き、世界中に多くのファンを持つ『タイシルク』ですが、その歴史はずっと昔からのものでした。

民族や地方によって、色柄紋様が異なり、各地域ごとに特色がありまが、チェンマイはその産地として有名です。

工場に併設するショップです。

黒色の棚に、鮮やかなグラデーションで飾られたディスプレイは、少し前のフィスバのショールームを思い出させます。

チェンマイの町に繰り出し、ショップを見て廻りました。

丁度夕暮れ時で、照明の照らし出されて布の色の鮮やかさが一層引き立って見えます。

旧市街との間に建つ城壁、ターペー門です。夕暮れの空のブルーの色が鮮やかで思わずシャッターを切りました。

この日の夕食は、少し郊外のチェンマイ文化センター内にあるレストランで。 人気のスポットで、欧米人の観光客であふれています。

こちらは「カントーク料理」です。
実はそういう料理があるわけではなく、カントークという脚がある丸いお盆に料理を乗せたもので、行事やお客さんをもてなす時にこのスタイルで出せれます。
一緒に出される籠に入ったもち米を炊いたものが食事によく合っておいしかったなー!

そして、何より嬉しいのはタイ舞踊をま近で見ながら食事が出来ることです!

ショーの最後にお客様参加のダンスタイムがあり、踊り子の女の子が誘いに席を廻って来てくれます。

私も酒も入ってよい気分で、舞台に上がることに・・・。(笑)

ぎこちない後ろ姿ですが・・・楽しい夜でした。
しかし、私の後ろのイタリア人の女性。ノリノリでずーっと踊ってました・・・。