モリスの壁紙


当社で施工させて頂いたお客様のお宅がTV番組で放映されることになりました。

今回、施工させていただいたのは、モリスのコレンクションからブレアラビットという柄の壁紙です。

TV番組放映の予定は以下の通りです。

 NHK『美の壺』 File218「壁紙」特集 

(本放送)
 NHK BSプレミアム2011年9月8日(木) 19:30-19:59
(再放送)
 NHK BSプレミアム 2011年9月9日(金)15:00-
          2011年9月14日(水)8:00-
 NHK総合     2011年9月11日(日) 4:30-
 NHK-WORLD    2011年9月18日(日)
 その他、本放送後約2週間、NHKオンデマンドでの有料配信を予定。

番組ホームページ http://www.nhk.or.jp/tsubo/ ※予告動画がUpしましたのでご覧ください。

また、「ミセス」の9月号にてモリスのアーカイブコレクションの特集記事が掲載されています。

当店も東京地区の取り扱い店舗として一覧に掲載されております。

是非、皆様のご来店をお待ちしております。

※特典として、今 モリスの生地にてカーテンをオーダーして頂いたお客様に、もれなくモリスのクッションカバーをプレゼントしております。
(ご来店時にホームページを見た!とお伝え下さい)

『ゴールデントライアングル』の旅 その7

今日からいよいよ9月ですね!
7回に亘って書いてきました 旅ブログ・タイ編も今回が最終回です。


チェンマイ郊外の山岳民族の村を訪れました。
ここは、観光用に作られた村で入場するのに200バーツを支払います。


ここにも手作りの美しい民芸品の土産物が並んでいます。


ここには、様々な山岳民族の人たちが暮らしています。
写真はアカ族の女性です。タイ、ラオス、中国雲南省にかけて住む民族で、中国ではハニ族と呼ばれています。
何といっても女性が付ける、銀製の兜は特徴的で、悪霊から身を防ぐために寝る時もその兜を取らないそうです。


こちらはカレン族(バダウン族)の女の子。 やはり首に巻かれた真鍮のリングが印象的です。

パダウン族は約20もの支族を持つカレン族の一つで、タイ北部から、ミャンマーにかけて住む先住民です。
もともとは海抜500m以上の高地に住んでいたが近年低地への移住が進んでいるそうです。
もともとこの真鍮のリングは、古くからの風習で満月の水曜日に生まれた女性が首につけていたそうです。


こちらは笑顔が素敵なカレン族(カヨー族)の女性です。
ミャンマーの内戦のためタイに避難してきたカレン族の一種とのこと。
刺繍が入った鮮やかな赤い厚手の上着と、耳の向こう側が覗けるくらい大きなピアスをはめ込んでいるが特徴です。

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私が旅に出て楽しみにしていることの一つに、その国の市場を訪れることがあります。
市場を見ると、その国の食や文化を垣間見ることが出来るからです。


そんな訳で、チェンマイ最大の市場「ワロロット市場」を訪れました。
ガイドブックには「ワロロット市場」と書かれていますが、地元の人々の間では「ガート・ルアン」の愛称で親しまれています。
「ガート」は北部弁で市場、「ルアン」は大きいという意味です。


食料品、雑貨、衣服、カバン、化粧品、食堂などなど、なんでもそろっている「ワロロット市場」ですが、市場の周りにも、果物、下着類、布反物などを売っている屋台が沢山あります。


そして、私が行きたかったのは、市場の裏の一角にあるモン族の市場です。
舗装されていない、泥道にテントを張った路地を入ると鮮やかなピンクやブルーの色が目に飛び込んできました!
ここには、繊細でカラフルな刺繍が人気を集めているモン族の人たちが作った製品が、所狭しと並べれています。


ピンク色が鮮やかな刺繍のクッションです。きれいでしょう!
この他にも現代的にアレンジされたスカートやカバンなどなど。その他、ロウケツ染やグルグル巻きのパッチワークの布などが山積みにされている風景は、どこか違う世界に迷い込んだかの様です。


これってキータッセルとして使えそう!とか、この生地のこの部分を使って、クッションやバックを作ったら面白いな! などとアイデアが尽きません。

昨今、このような少数民族の人たちが手間暇かけて作った商品を、正当な価格で買い取り、再生産可能として、人々の自立を支援する「フェアトレード」というう考えが世界的に普及してきています。
タイでもフミポン国王によって「Hilltribe Products Promotion Center」が設立されています。
これは、山岳民族の人たちのケシの栽培をなくし、代わりに保障した価格で手工芸品を買い取り、これを販売するというプロジェクトです。
売上金は子供たちの奨学金、新しい製造技術、農業技術、学校給食などに使われています。

私自身も近い将来の目標として、インテリアの仕事を活かし、この活動に何かしらの形で貢献できればと模索しています。

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帰りに立ち寄ったバンコクで、トゥクトゥクに乗って「ジム・トンプソンハウス」に向かいました。
さすが、国民の9割が仏教徒のお国柄。車の天井には有名なお坊さんの写真が沢山貼られています。なんとなく安心します。


トンプソンがその半生を費やしてその復興と普及に努めたタイ・シルク製品は、現在ではタイの有力な産業の一つとなっており、特に自らの名を冠した『ジム・トンプソン』ブランドは、その高い品質と優れたデザインにより、タイ・シルクの最高級ブランドとして世界的に名高く高い人気を誇っています。

https://www.e-windy.com/brand/410/jim_thompson.html


ここは、ジム・トンプソンが生前、自宅兼オフィスとして使っていた屋敷を現在一般公開されているもので、カフェやショップが併設されています。


タイの古い建築様式を多く取り入れ、チーク材で出来た家を6件取り集めて作られています。
展示品は昔のタイのものばかりでなく、周辺諸国の古美術も多く含まれており貴重で価値のあるものばかりです。

パリのショールムームで見た同じもののオリジナルが寝室のベットカバーとして使われていたのは感動でした。(残念ですが室内は撮影禁止です)

1967年、マレージアのキャメロン高原で休暇中、謎の失踪をとげたジム・トンプソンですが、残してくれた痕跡は、素晴らしい文化の継承と発展という形で、現代でも私たちの暮らしに夢を与え続けてくれています。


写真は今回バンコクで滞在したホテルの隣のホテル(笑) バイヨークスカイホテルの84階からの夜景です。

今回の夏期休暇の旅。 山岳民族の人たちの暮らしに触れ、素晴らしい工芸品に出会い多くの感動を与えられました。
そして、ゴールデントライアングルでは、3国の国境の交わる地域として、交易や人々の移り住んだ隣国との歴史を垣間見ることができました。

そして、何よりタイ料理を満喫し、リフレッシュすることが出来ました!

ヨーシ!   明日からもがんばるぞーっと。