JAPAN DECOON in TOKYO   ~インテリアセミナーで学ぶ1日~

JAPAN DECOON

本日は、日頃の実務とはちょっとは離れた活動についてご紹介します。

私たち、インテリア販売に携わる有志でのメンバーで活動していることの一つに「JAPAN DECOON」があります。
DECOONとは、FACEBOOKの公開グループ『室内装飾・インテリア販売に関わる仲間の集まり』より派生したインテリア合同展示会のイベントです。

今や1600人を超えるインテリに従事するメンバーが学び、海外の最先端のインテリアに触れ、日本のインテリア市場を根底から盛り上げていこうというしがらみのない有志の集まりなのです。

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第1回目は昨年6月に代官山ヒルサイドギャラリーで合同展示会が行われました。

今まで海外のブランドの販売代理店を務める代理店(ディストリビューター)は、それぞれに新作発表会を行っていましたが、それを私たち第三者の立場の者が企画主催することで、多くの海外ブランドが一堂に会する機会となりました。

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私も各ブランドの代表が行うトークセッションの司会を務めさせていただきました。

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第2回目は10月にビックサイトJAPANTEXにて展示発表会を行いました。

この時は、出展側として当社が代理店を務める『PASAYA』の空間展示を行いました。

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空間展示の他に、各ブランドのプレゼンテーションが行われ、今までにない新しい企画に多くの来場者の方が訪れ大盛況でした。

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左から、この為に来日した 『Iliv』LIBERTY』 『GANCED』 『GASTON Y DANIERA』のメンバーの皆さん。

この後のJAPATEXオフ会のパーティーにも参加されて、日本を楽しんでくれていました!

このイベントの特長としましては、主催者が専門店や販工店など小売店の立場に携わる人たちで、しかもボランティアで運営されていることです。

海外の商品の中には、素晴らしいデザインや素材の商品がこんなに沢山あるのに、一般のユーザーの方々には中々伝わっていないのが現状ではないでしょうか。

海外の展示会やイベントに行けば、これらの商品を一度に見ることができます。

しかし国内では、個々の企業様が独自な発表会を行っていますが、それらを比較して一様に見る機会があまりありません。

そこで、私たちのような「B to C」のBの立場である仲間が協力して、国内のディストリビューターやインポーターの皆さまに依頼して共同で展示を行うイベントを企画することになったのです。

私たちの思いは『日本に素晴らしい海外のインテリアを広めたい!』そして「日本のインテイア文化の発展に少しでも力になりたい!」いうことの一心なのです。

さて、来月の5月18日(水)に第3回目のイベントが『~インテリアセミナーで学ぶ1日~』と題して代官山カラート71で行われることとなりました。

今回は、インテリアファニシングの枠を飛び越え、家具や照明、塗料など様々にインテリアエレメントも交えてのイベントなります。

また、海外最新のトレンド情報や日本に新しく紹介されるブランドの発表など内容盛りだくさんの会になりそうです。

もちろん業界の方のみならず、参加の方の参加も大歓迎です。

詳しくは下記のフェイスブックのページをご覧ください。

https://www.facebook.com/events/1701792890090922/

Maison & Objet 2016

2016年のメゾン・エ・オブジェはテロの影響もあり、会場に向かう電車RER Parc des Expositionの駅では銃を持った警官が、ゲートでは厳重なセキュリティーチェックがあり、物々しい雰囲気も漂っていましたが予定通りに盛大に行われました。

メゾン・エ・オブジェ

先ず私が目指す6号館には、以前はファブリックブランドが一堂に会すエディトールがParis Deco of に移行したために無くなり少しさびしい感もありますが、日本から出展の「有田焼」のブースが大変な賑わいを見せていました。

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集大成となる今回の出展では、プロデューサー奥山清行氏にゲストクリエイター3名(北野武氏、隈研吾氏、佐藤可士和氏)を加えた4名のクリエイターが出展し、話題を呼んでいました。

ボラスタペーター

その中でも、壁紙や敷物のブースは見どころ満載です。

上の写真は、北欧スウェーデンのブランド「borastapeter」のコレクションです。

今回は人気のHanna Werning の北欧らしい自然をモチーフとした色鮮やかなデザインが特徴です。 右側のecoは、立体的なテクスチャーが斬新

弊社のコレクションに加わりました。

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ベルギーブランドのOMEXCOは日本の住宅にも取りいれ易いシックなデザイン。

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壁面をいっぱいに使ったデジタルプリント壁紙は、今年も各所に見られました。

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イギルスの壁紙を塗料のメーカー「FARROW&BALL」 多色な色展開かをアピールしたディスプレイ

トゥールモンドボシャール

フランスの敷物やカーペットのブランド「TOULMONDE BOCHART」(トゥールモンド・ボシャール) 世界中の産地で作られた、モダンな最先端デザインと様々素材感が特長。

弊社でもサンプルコレクションを増やしていく予定です。

TEVENON

数少ないファブリック出展ブースの中で目を引くのはフランスの伝統的なトワレドジュイのデザインモチーフが人気な「TEVENON」(テブノン)

8号館には、ビッグネームのブランドが終結。イテリアのファッションデザイナー、ジャンフランコ・フェレのラグコレクション

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MISSONI HOME のソファー

アニースローンチョークペイント

こちらは6号館に初めて出展した「アニースローンチョークペイント」のコーナー。

アニースローンの楽しく、素敵なDIYの世界観を表現したDIYコーナーは、多くの人だかり。

弊社のショールームでは東京23区唯一のストッキストとしてワークショップを毎月開催しています。

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プロダクトデザイナーのトム・ディクソンが率いるイギリスのブランド「TOM DIXON」(トム・ディクソン)

日本でも表参道にショップがオープンして話題になりました。

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それでは、会場の他の雰囲気もランダムに写真でご紹介します。

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毎年見るフランスのトラディショナルなタッセルのメーカー。

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クラフトの会場のものすごく多くのブースがあります。これは必見。

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アジアやアフリカから集められた多彩なクラフト

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まるで日本の民芸品のようなブースはフランスの企業。

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こちらは本物日本から東京手仕事というブースで江戸切子などの手工芸品が出展されていました。

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2日間通いましたが、それではとても全てを廻ることはできない程のメゾン・エ・オブジェです。

今年も、多くの収穫がを得たパリへの出張でした。

また折りに触れてご紹介していこうと思います。

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帰りの飛行機の窓から見えた美しいブルーが印象的でした・・・・

 

Paris Déco Off... 2016 Ⅳ

日本でも人気のデザイナーズギルドのショールームは、1つだけけ離れたバスティーユ地区にあります。 HOULES のショールームも近くにありますが、Deco offは新設したメール通りで出展されています。

DESIGNERSGUILD

さて、今回のDESIGNERS GUILD(デザイナーズギルド)のイメージはソフトカラー。

50’年代のニュールーック。クリスチャンディオールへのオマージュです。 

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COUTURE ROSE は、ギルドから毎回出される水彩画タッチのデジタルプリント。

今年はビンテージルック、ニュートラルなカラーが特徴。

右 ファンションデザイナー クリスチャン・ラクロアのコレクション。

エキゾチックな花柄プリントとストライプとの組み合わせが独自の世界観を表現しています。

CLARKE&CLARKE

CLARKE&CLARKE は、使い易い価格帯と洗練されたデザインが特徴。

今回のメインは、BLACK+WHITE デザインや技法、素材が其々違えど全てがチャコールカラー。 様々な組み合わせは可能になります。

CLARKE&CLARKE

Glenmore のコレクションは、ウールライクなニュートラルトーンのチェック&ストライプ。

これも使い易そう。 ディスプレーはいつもののC&Cの見せ方で・・・。 

 Studioart

こちらはちょっと変わって、イタリアのレザータイルのブランドSTUDIOART

型押しされて立体感のあるレザータイルのコレクションは、壁装としてモダンでラグジュアリーな空間をもたらしてくれます。

NOBILIS

フランスの老舗ブランドNOBILIS(ノビリス)のディスプレイ。

ウールのフランネル素材のでやわらかさとリラックス感の中に背景のパーテーションとのデザインコントラストが斬新。 

LIZZO

スペインのブランドLIZZO(リッツォ)の壁紙。

日本の屏風絵絵のような作品は、イタリアの芸術家Elena Carozzi によるもの。

Jim Thompson

日本でも御馴染みの、タイのブランドJim Thompson のウィンドー。そこには毎回何かしらの動物がいます。今年は鮮やかなコンゴウインコでした。

オレンジとブルーの鮮やかなコントラストが映える BONSAI OF THE VANITIES のコレクションは、ジム・トンプソンのアーカイブから見出されました。

 

Paris Déco Off... 2016 Ⅲ

サンジェルマンデプレ

上の写真は、今回 滞在したアパート近くにあるサンジェルマン・デプレ教会です。

Paris Decooff の会場は大きくはセーヌ川を挟み、右岸のメール通りと河岸のサンジェルマン・デ・プレの会場に分かれます。

その粗中心部の位置のパレロワイヤルの地区にあるのが、ドイツブランドZIMMER+ROHDE (チマー&ロード)です。

ETAMIN

2階部のディスプレーはグレーシュブルーを背景としたETAMIN新作です。

エタミンは明るいフレンチカラーな色使いが特徴ですが、今回は割と抑えたカラーになりました。  カントリーサイド、ビンテージルックな感じ。

ZIMMER+ROHDE    ETAMIN

チマー&ロードにとって今年は、ブルーカラーはとても重要です。

中央アジアからインスピレーションを得たト-ン&トーンのコントラスト。

Kirkby Design

イギリスのROMOグループ Kirkby Design はポップでキュートな色やデザインが特徴。

今回はJon Burgerman のDoodle Art Interiorと題した、まるで落書きのようなアーティスティックな新コレクションが目を引きました。

THIBAUT

アメリカンブランドTHIBAUT。ここでも今年の重要の色、ブルーで天井面をディスプレーしています。

CASAMANCE

今年のCASAMANCEは、右岸と左岸両方にショールームを構える気合の入れよう。

妹ブランドのCAMENGOも合わせて多彩なコレクションを発表しました。

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左は、コットン地にエンブロイダリーのEVAはハッピーな意味を示します。

右は、今年の色 ブルーに蝶の柄をあしらったシルクエンブロイダリーのVIIREVOLTE

RUBERI

イタリアンブランドRUBELI。ライムイエローグリーンのジャガード生地と同じデザインでデジタルプリントされた床材で統一されて世界は圧巻です。ルソー・ジャカードは、ルベリ2016収集の2つの花のテーマのうちの1つです。

RUBERI

ビスコースシェニュールに水彩画タッチで にデジタルプリントされたMonet.

MANUEL CANOVAS

MANUEL CANOVAS の今年のトワレドジュイは、モンゴルの民をモチーフにしたもの。

ELITIS

毎年新しい驚きを与えてくれる、フレンチブランドELITIS。ジュート素材のシアー

ELITIS

今回も壁装に注目。日本では、防火認定の問題で扱いづらいのですが、このようにアートパネルとして使えば問題ありません。

ELITIS

ELITISは、壁紙とは言えない様々素材を使ったWallcaverring の製品を次々と発表しています。

DIDAR

こちらは、イタリアの高級ブランドDEDARの壁紙のコレクション。

まるで日本の屏風絵を見るようです。

こう見ると、エディター各社は壁紙に力をいれているのが解ります。

 

Paris Déco Off... 2016 Ⅱ

ルードメール

今年の1月に行われたParisDeco off の各エディターの新作をご紹介していきます。

ピエールフレイ

毎年、奇抜なデザインで楽しませてくれる、フランスのトップブランド「PIERRE FREY」(ピエールフレイ)

今回は2つのコレクションを発表しました。その中でも目を引くのがサウスアメリカをテーマにしたもの。メキシコからインスピレーションを得ています。

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サボテンの荒野をイメージしたトワレドジュイやサボテン柄のキュートな壁紙。

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トレンドのライムグリーンを使ったエントランスのディスプレイが素敵です。

JAB

こちらはドイツのトップブランド「JAB」のウィンドウディスプレイ。

今年はラグジュアリー感漂う『GRANDEZZA』のシリーズを発表。昨今よく見かける日本の青海波模様のデザインは、ゴージャスにスパンコールをあしらったもの。

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ゴールド系のグラマラスなデザインから自然の岩肌などをイメージした俗にいうミネラルパターンと多彩なラインナップです。

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「Sanderson」で気になったのはこのツイード風の生地です。

サンダーソン

シックなカラーは、椅子張りやクッションとして使いたいですね。

クリーエションバウマン

「cration baumann」(クリエーションバウマン)は、銅と真鍮による新しい遮熱カーテンBURASSE BASEに幾何学デザインを施した新作を発表。

ALDECO

ポルトガルのブランド「ALDECO」は、毎年 独自と斬新なトレンド解釈で楽しませてくれます。

今回のコレクションテーマはMYSTIC&CHIC エスニックをイメージしたオレンジ~の赤のカラーに惹かれます。

ジャンポールゴルチィエ

ファッションデザイナー「JEAN PAUL GAULTIER」(ジャンポールゴルティエ)の今回のコレクションでのお気に入りはこの花柄ベルベットのデジタルプリント。

いままではちょっと奇抜すぎて・・・という感じでしたがこれは使えそう。

JP&JBAKER

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「JP&JBAKER」

ブルーのベルベットを張ったソファーに多彩なイエローを合わせたコーディネートはアクセントが効いています。

ROMO

ROMO

「ROMO」

キャノピーでの設えはイギリスのブランドで見られたニュートラルなブルーカラーでコーディネートされています。

 

Paris Déco Off... 2016

Paris Decooff 2016

毎年1月の末の期間にメゾン・エ・オブジェと合せてパリの市内でに行われる『Paris Decooff』

に今年も行ってまりました。

今年は、同時多発テロの影響で、日本からの視察ツアーなどが相次いで中止になったおりましたが、パリは日常と相変わらず、年に一度のインテリアの祭典はとれも盛り上げを見せておりました。

 

毎回 ドイツのハイエンドブランドSAHCO からスタート

SAHCO

SAHCO

ナチュラルな素材をベースに光沢糸やメタル糸などを使ったテクニックなど、ビンテージルック。

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毎回、ラグジュアリーな雰囲気が漂うSAHCOのショールームの様子です。

 

次は フランスのタッセルやアクセサリーのコレクションが豊富なHOULES

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今年の新作はこんな感じ。 上部にチェックの柄が特徴のシンプルな全8色のコレクション。

早速サンプルを買い付けました。

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こちらが、今年のファブリックのコレクション。ニュートラルなカラー展開で、立体感のあるテクスチャ-が特長です。とても使い易そうです。こちらもサンプルが入荷しております。

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トリミングを使ったスタイルアレンジもとても参考になります。

トップのアクセントに黒のトリミングを付けることで、ぐっと引き締まってかっこよくなります。

 

日本でもおなじみのスイスブランドFISBA (クリスチャン・フィッシュバッハ)

フィスバ

今回のコレクションテーマは『アートミュージアム』

ドイツの現代美術アート作品からインスパイアされています。

フィスバ

シンプルながら 注目は、ECO FR のコレクション。

フィスバ

分子構造を変えることによって、科学的な薬品を使わないで難燃の効果を持たせるに成功しました。

フィスバ

それともう一つ、ここ何年かペットボトルのリサイクルポリエステルを繊維にしたコレクションを発表してきましたが、今回はアパレル工場で排出される糸くずを使ったリサイクルのファブリックを発表。

エコに取り組む企業の姿勢が感じられますね。

 

OXFORD~ Annie Sloan 25’sAnniversary

こちらは、オックスフォード市街の中心部からちょっと外れにあるアニースーロンのショップです。DSC03798_800

ウィンドウには、25周年を祝うペイントディスプレイが施されていました。

現在では、先に御紹介したような大きなオフィスやアトリエがありますが、25年前にこの小さなショップから始まったそうです。

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ところ狭しと可愛らしく商品が陳列されています。

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アニースローンのコレクションはファブリックからフレグランス、キャンドルまで様々です。

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ワークショップに使うステンシルシートもしっかりゲットしてきましたよ~!!

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けっこう日射しが強く、西日に当たってテッカテッカのちょっと満足げなオヤジです。

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しばしオクスフォードの市街をブーラブラ・・・と

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オックスフォードは小塔が立ち並ぶ荘厳な学園都市です。

オックスフォード大学って、世界でも常にトップレベルの優秀な大学として評価される世界有数の名門ですけど、街全体に沢山のカレッジがあって、それらを含めてオックスフォード大学なんだそうです。日本のカレッジとは少し違うんですね!

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ランチは、旭川来られたストッキストの林さんとトリップアドバイザーを頼りに中華を目指します!

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やっぱり麺やごはんは欠かせません! チンタオビールとチキンの汁なしソバで大満足!

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クライストチャーチって、こちらもオックスフォードで最大且つ裕福なカレッジとして有名ですが、ハリーポッターの撮影に使われたことでさらに有名になりました。

しかし、ハリーポッターの映画を見てないので今一つピンときません!(^_^;)

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さて、いよいよ夜は、世界中から400人ものストッキストが集まる盛大なパーティーへ参加しました! スマホで撮ったので画像がブレブレですいません・・・(-_-)

オックスフォード中心部に位置するシティーホールは、まるで中世の舞踏会場のような荘厳で幻想的な雰囲気です。

アイリッシュダンスはまさに小学校でやったフォークダンス。楽しく盛り上がりました!

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写真は、静岡から来られたストッキスト、デコライトの小川さん。

彼は、エイジング塗装のスペシャリストでアニースローン本社でパフォーマンスを行ったので、大人気でした!

意気投合して、この後ホテルにかってからも、そしてロンドンでもパブで飲むことに・・・(^_^;)

そして、オックスフォーの夜は更けていきました ・・・

Annie Sloan Open Day 2015 その2

それでは、いよいよアニーさんの工房へ・・・

アニースローンチョークペイント

こちらは、新しく本社のお向いにできたアニーさんのアトリエです。

エントランスも可愛らしく飾られています。

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広々とした倉庫はコーナーでイメージテーマごとにディスプレイされています。

カーテンは、フランス製のリネンでシーツをペイントで染めたものです。

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テーマごとにディスプレイされていて、その中で調色の方法や様々な表現のテクニックが紹介されています。

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そしていよいよアニースローンさんの登場です!自らテクニックを解説してくれます。

アニースローン

こちらは、椅子の張替えの実演をしてくれている様子です。

「背面の柄の出方はこんな感じで・・・ よさそうね!」

DIYで結構かんたんに出来るんですね・・・。

ずっと見ていたくなりますねぇ~

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アニーさん自らのワークショップが始まりました!

本当に色々な技法を試されていて、その表現する姿はまさにアーティストなんだなぁ~

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ディスプレイテーマ「ビンテージフローラル」の表現解説レシピです。

壁面はアントワネットという色を使って表現・・・。チェストはプロヴァンスとピュアホワイトを混ぜてグリークブルーにプロヴァンスを調色した色を塗り重ねて・・・と様々な塗り重ねとサンドペーパーとワックスワークでこんなビンテージ感が表現できるんです!

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ベースになっているプライマーレッドが重ね塗ったブルーからかすれて浮き出ている感じ。

フィニッシュにパリスグレーで拭き取ってこのシャビーな感じが出てるんですね・・・。

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これも面白いテクニックですね!

ホワイトを薄く塗った後で、紙に書いたデザインを上から鉛筆でなぞって柄を出しているんです。

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これは、切り絵のステンシルワ-ク。可愛いらしい天板の出来上がり!

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こちらはライティングビューローにステンシルで可愛いらしい柄を出してます。

テーマは「クラッシック スウェーディッシュ」だそう。この色いいなぁ~

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アニーさんとツーショット!!

アニーさん「あなたのストール ウチので染めたの?」

ワタシ「え~チガイマスヨ・・・ でもやってみようかなぁ~?」

アニーさんは本当にやさしくて、チャーミングで素敵な人です!

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その夜は、各国のストッキストが参加しての前夜祭的なパーティ-でした。

アニースローン本社の倉庫でピアノの生演奏をバックに、ノンアルコールにブタの丸焼きで素敵な時間を過ごしました。

 

Annie Sloan Open Day 2015

この日は、25周年を記念したOpen Dayで、各国のストッキストに時間割でアニースローン本社の全てが公開されます。

アニースローン本社

受付で、ストッキストネームをチェックして、自分の好きな色のネームプレートの首掛け紐を選びます。(もちろんアニーのペイントで染められたもの)迷わずダックエッグブルーを選びます。

アニースローン本社

入口から入ってすぐ右側にあるオフィス。受付件、応接といった部屋でしょうか。

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右側の壁面には、雑誌の切り抜きのアートが・・・。

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階段を見上げると、踊り場吹き抜けの壁面にスラップウッドのモザイクアート施されています。

階段も、一段々違う色のカーペットで、オフィスの全てがアーテイスティックに飾られていて、いきなりワクワク感が漂います。

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Mail Order

Mail Order

この部屋で、イギリス国内のメールオーダーからの商品が出荷されます。

生地もこの裁断機でカットされ、梱包されます。

アニースローンのファブリックコレクションは、リネン&コットンをベースとした、イギリススタイルのプリントです。

トワレ、花柄、ストライプやドットなど27アイテムのコレクションです。

10月から日本でも展開さて、もちろん当社でも取り扱い致します。

キッチン

キッチン    キッチン

こちらは、キッチンとスタッフの休憩室といった部屋。

チェアーはスタッフ思い々の作品で飾られ、カラフルで可愛いらしい雰囲気。

壁面は、チョークボードになっていて、インフォメーションが・・・

「ヨガは水曜日の4:30からとか、ピアノの使用は5:00までですよ!とか・・・」

なんか楽しそう!

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カスタマーサービスの部屋では、まだ未発売のギフトセットを見せてもらいました。

「写真は撮ってもいいけど、載せるのはご自身のSNSだけにしてね!」 「ハイ!」

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2階に上がった廊下のスペースもまさにアートなんです、

これって、全て平面にペイントされていて、描かれたフレームの中にペラッと写真が張られているだけなのです。

他のストッキストさんたちは、「フム これ使える!」とテクニックとアイデアに研究熱心・・・。

エイジング塗装のスペシャリストさんたちなんですよね。 ディズニーランドアトラクションを造るお仕事とか・・・。

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オフィスに向かう部屋は全く違う趣。オレンジとブルーの対比コントラストが鮮やか。

右下のペイントブラシはドアストッパーとして代用。 しゃれでしょう!

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壁面のいたるところにアート。これ全てアニーさんの作品。アニーさんは美大出のアーテイストなのです。

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これ、若かりしアニーが所属していたパンクロックバンドのアルバムシャケット!

なんとピンクフロイドの前座をやっていたとか・・・ 本物です!

アニー

これ アニーが学生の時に描いて、賞を撮った作品。アニースローンのイメージロゴとしてそのまま使われているものです。マーケティングオフィスに飾られています。

Course Room      Course Room

ここは、Course Room といって様々な試作が行われている部屋。つまり実験ラボといった所。

チェアーの座面のベルベットにそのまま直接ペイントしちゃったりしてます。

「どれくらいで座れるようになるの?」 「2~3時間くらい。乾いたら座っても全然大丈夫よ!」

右は、染物の絞りをやっているところ。アニースローンペイントは、水性なので、生地の染色にも使えるのです。

Course Room

家具にペイントするスタッフもとても楽しそう! 引出しを取らずにそのまま塗っていて、けっこう大ざっぱだったりします。(笑)

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染色して、パーチワークでクッションに!

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スウェーデッシュブラインド A SWEDISH BLIND 右をクリックするとメイキングがご覧いただけます。

ジャケットはストッキストの方が作ったもの。この世界地図が描かれた生地が一番売れているそうです。

ワークショップボード

ワークショップに使うボードは世界共通。みんなこれでテクニックを学びます。

ミーティングルーム

ミーティングルームでは、先程の絞りで染色されたファブリックで作られたカーテンが飾られ、壁面には、世界地図の柄のファブリックが張られていました。

ほんとうにアニースローンのスタッフはみんな気さくで明るくフレンドリーで素敵な会社です。

続いては、いよいよアニーの工房へ・・・ ご対面です!!

2015 LONDON OXFORD

久しぶりにブログを更新します! (^_^;)

アニースローンチョークペイント 

1週間程、ロンドンからオックスフォードへ行ってきました!

今回のイギリス出張は、当社がストッキストを務める『アニースローンチョークペイント』の25周年アニバーサリーイベントに参加することが目的です。

世界中から数多くのストッキストの人たちがが集まります!

アニースローンチョークペイント

皆さん 『アニースローンチョークペイント』を御存知でしょうか?

イギリスから始まり、今や世界中で大人気のシャビーシックの世界観を表現できるDIYペイントなのです。

詳しくは当社のショールームサイトPrime étoffe のHPをチェックしてみて下さい。http://primeetoffe.com/feature/anniesloan.html

ホームデコアは、東京23区内で唯一のストッキストで毎月ペイントのワークショップを開催しています。

こちらも Prime étoffe のホームページでご案内しています!

本当に楽しいので是非ご参加をお待ちしております!

さて、せっかくロンドンに行くので最新インテリアについてもリサーチしてきましたので、少しづつご紹介していきます。

バッキンガムパレス

今回のアニスーロン25周年のイベントには、日本からは11名が参加することになっていました。

私は、1人早めにのり込み、今回で2回目のロンドンの街を散策することにしました!

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ロンドンには、icon(日本インテリアコーディネーター協会)の友人の高石さんが、今年の春から住んでいるので、事前に連絡を入れていて、せっかくだから案内してもらおうとバッキンガムパレスの前で待合せしました。

ロンドンは快晴! ちょうど「衛兵交替」の時間帯で、すごい人だかりとなっていました。

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宮殿の内部見学は、ロイヤルファミリーが休暇を過ごされる夏のこの時期、エリザベス女王の不在時のみ公開されているのです。

バッキンガム宮殿は、エリザベス女王のロンドンの公邸で執務の場でもあり、以前までは、見物出来ませんでした。

高石さんからは、「私も一回見たけど、絶対石田さんも見た方がいいよ!」と奨められました。

いつも、サンダーソン社のマイケル・バリーさんが来日された時のセミナーでその素晴らしさを聞いていたので、今回 実際に宮殿の中を見ることができたのは本当にラッキーでした。

しかも、高石さんのご家族の年間パスのチケットをお借りして、ちゃっかりタダで入場させてもらいました! !(^^)!

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残念ながら宮殿の内部は撮影禁止でしたので、イメージだけでも・・・本国のツアー会社のHP httpent.com/en/s://www.musem からお借りしました。

19室ものスイートは、それぞれのカラーや設え、調度品の数々それらすべてがドラマティックてでゴージャスそのもの。

宮殿は美術館ではありませんが、その美術コレクションは多くの国立美術館に匹敵するものだそうです。

歴代の王たちのために精巧に作られた家具やレンブラントのような第一級の芸術家によって創作された王室伝来の芸術作品を見ることができます。

壁や椅子の張地には、シルクのダマスク織の生地で部屋ごとのテーマカラーで飾られ、全てがため息もの装飾です。

天井から飾られた煌びやかなクリスタルのシャンデリアは、その昔 ろうそくのすすを掃除するためだけに45人もの人が雇われていたというのも それを見れば頷けます。

「いやぁ~本当にいい勉強になりました。 やっぱり実際に見てみるのは違いますね!」

 

さて、バッキンガムパレスを後にし、ぼくらは遅めのランチを取ることに・・・。

ロンドン

 

「やっぱり ロンドンに来たら、ビールをフィッシュ&チップスでしょう!!!」

「スタウトではなく冷えたラガーでね!」

話は盛り上がり、このまま2杯目にに突入!(笑)

「ロンドンの人たちって本当に働かないんですよ~。 昼間からみんなビール飲んでるし・・・。会社だって、5時になったみんなサーって帰っちゃいますからねー!」

「それでも、インテリアに対する価値観みたいなものが根付いていて、みんな美しいもに対する対価はちゃんとお金を使う。だからインテリアの文化が豊かなんだと思います・・・」

「たしかに、住んでみて解ることだよね! 本場でのインテリアの勉強がんばってね!」

あっという間に時間が経ち、私はその日の夕方に、日本から来る他のストッキストの方たちと待合せてオックスフォードに向かうことになっていたので、慌てて荷物を預けてあるホテルに戻り待合せ場所のヒースローに向かいました。

さて、次回はいよいよオックスフォード。アニースローンの本社をレポートします。