メゾンエオブジェ エディトゥール

sumikoHonda

川島織物セルコンのブースではデザイナーの本田純子さんとお話しすることができました。

メゾンエオブジェへの出展も今年で4回目になるとのことで、今回は『円が響く』をテーマに幾重にも円が重なるイメージを表現した「ナタンテ」と味わい深いストライプの「リネタリア」を新柄として発表されていました。

川島織物の持つ伝統の技術と日本人の手先の器用さを大切にして世界に向けて発信して行きたいとのこと。現にヨーロッパでも多くの反響が寄せられているとのことでした。

クリエイションバウマン

クリエイションバウマンは日本人向けのプレゼンに参加しました。

最先端のデジタルプリントで表現した自然の風景やリボンが風になびく表情などを表した透明感のある柄が印象的でした。

 

また、コントラクトに使える無地のパールカラーの難燃素材の新作などバウマンらしいシンプルな生地も発表されていました。

ハーレクイン

日本でもおなじみのハーレクイーンの美しい色使い

ニヤノルディスカ

オズボーン&リトル

デザイナーズギルドのピンクやグリーンの淡いトーンのエレガントさ、オズボーン&リトルの刺繍の素晴しさなどがとても印象的でした。

また、ニアノルディスカはイメージカラーのオレンジに囲まれたブースに、プリーツ加工のレースやメタル系のプリントなど、高級感のあるモダンなディスプレイが目だっていました。

再びエディトゥールへ

アルハンブラ

アルハンブラ

さて、昨日の見られなかったロスを取り戻すべく午後は積極的にエディトゥールの各ブースを廻りました。

当社でも扱いのあるスペインのアルハンブラ社では、最近のコレクションでは見られなっかた、イギリスの伝統的なプリントや色柄も落ち着いたとても使いやすい新しい柄が発表されていました。

日本のエージェントにここに来た事を伝えてもらう事を約束しました。

バーモラル、フローレンス、ロマンスのコレクションは当社でもブックを取り寄せいる予定です。

クリスチャンフィッシュバッハ

クリスチャンフィッシュバッハ

クリスチャンフィッシュバッハ(フィスバ)では、広報の井上さん色々と細かな説明をしていただきました。

FISBA アフリカンスピリットイメージ人形

FISBA アフリカンスピリット

アフリカンスピリットは、乾いた空気、民族などをイメージしたブラウン系のコレクション。

FISBA アーバンリビング

アーバンリビングは大きな花柄のレースのディスプレイがとても印象的でした。

FISBA ヴィンテージ

ヴィンテージのパウダーピンク~モーヴ色への色使いやがらがとても日本人の好みに合うと思いました。

またHOMEと言うコレクションは初めてフィスバを買う若い世代の方に向けた比較的リーズナブルな価格のコレクションです。

日本フィスバの社長の藤田さんともお話しさせていただきました。

「始めまして」とご挨拶すると、「年末のスタイリングプロのパーティーでお会いしましたよね!」と言われてたじたじ・・・。

そういえばあの時は知らない方ばかりなので緊張していてワインをけっこう飲んでしまってあまり記憶が・・・。

「すいません。そうでいたね・・・」などと言ってその場を取り繕いしのぎました。

メゾンエオブジェ 2日目

メゾンエオブジェ5B 照明

オリエンタルな照明器具

会場に入るとすぐにオーブインターナショナルの越川さんに会いました。

越川さんは毎年ヨーロッパの見本市を廻られていて、本当に良く知っておられるので色々アドバイスをもらいました。

越川さんとは川島織物セルコンのfiroマスターセミナーでたまたま隣り合わせて座ったことで、一緒に接客マナーの発表をする事になったのをきっかけにいろいろな所で会うたびに話をするようになりました。

聞くところによると、エディトゥールのホールは午後から再開されるとの事でした

メゾンエオブジェ5B 壁紙

壁紙のブース

再開までにまだ時間があったので、前日に見ることが出来なかったブースを見てみようと少し遠いところまで足を延ばしました。

ホール4や5Aのインテリアデコレーションのブースでは本当に様々な雑貨が出展されています。

例えば、キャンドルを扱うブースがある一角に行くと、そこには本当にたくさんのそれぞれが違った個性をもった企業・商品が競い合うように出展されています。

改めてインテリアエレメントの持つ可能性と奥深さを感じました。

さて、ベンチに座って買ってきたサンドイッチでお昼を取っていると隣に座った人がどうも日本の方のようです。

話しかけて見ると川島セルコンの社員の方でした。

私もOBであることを明かし共通の人の話など盛り上がってしまいました。

1時からのホールの再開の情報も確認し、後でブースに伺うことを約束して別れました。

モンマルトルのカーテン屋

モンマルトルの生地屋2

実はモンマルトルに来た本当の理由は別にあるからです。

それは、この近くに点在する生地屋を見に行く事でした。

丘を下り左手に向うとそこには、あるわ々ずーっと生地屋さんが続いています。

モンマルトルの生地屋1

店に入ってみると生地が山のように積んであり、カーテンに仕立てた物もディスプレイされています。

まるで日本の「ユザワヤ」さんのようです。

モンマルトルのカーテン屋1

もう一件の店を見てみると今度はカーテンに使うフレンジなどのパーツの数々、装飾タッセル、カーテンレールの部品などが大量に並んでします。

こちらもその種類と数の多さに驚かされます。

モンマルトルのカーテン屋2

どれも色が鮮やかでしかも安い!

思わず買って帰ろうかと思いましたが、これからメゾンの会場に向うこともあり荷物を増やしたくなかったので、今度来るときにしっかりと仕入れの計画を立ててこよう思いその場を立ち去りました。

RERの車内にて

だいぶ時間をロスしてしまったので、慌ててメゾンの会場に向うことにしました。

その前にオープンしたてのカフェのテイクアウトでお弁当用のサンドイッチを買い込みました。

会場のカフェやレストランは何処も込み合っているし、しかも高いのでこの日はお弁当にしようと決めていたのです。

メトロからRERに乗り換え、昨日と同じルートでパリノール会場へ向かいました。

時間が前日よりも遅かったので車内もそれほど混み合っていませんでした。

モンマルトルの丘

サクレ・クレール寺院

この日は少し早起きしてメゾンの会場へ向う前にモンマルトルに行く事にしました。

方向的には少しだけそれるだけなので、それほど時間のロスにはならないと思ったからです。

実は初日のショップ廻りの時に行くつもりだったのが、時間が無くてあきらめていたのです。

メトロ2号線のアンヴェール駅で降り、坂を上って行くとモンマルトルの丘にそびえるサクレ・クール寺院が見えました。

モンマルトルの丘より

方向丘を登り眼下を見下ろすとパリの町並みが見渡せます。

テルトル広場

パリの北部に位置するモンマルトルの丘といえば、昔から芸術家の住む場所として有名でした。

サクレ・クール寺院を左手から廻り込みお土産物屋のある通りをぬけるとテルトル広場にでました。

朝早い時間にもかかわらず似顔絵書きの画家の人たちが寄ってきます。

モンマルトルの坂道

私は時間が無いので写真を1枚だけ撮って次へ向かいました。

アクシデント

ハプニング 会場外の風景

(会場から締め出され戸惑う人々)

ふと天井を見るとテントの天井から吊られた照明やディスプレイが大きく揺れています。

この日は風が強く、こんなに揺れてて大丈夫なのかな?と思っていたら案の定。警備の人から非難するようにと言われ、皆5Cのホールから追い出されてしまいました。

このホールは会場の1番奥で仮設のテントホールとなっているので、風の影響をもろに受けてしまうからです。

マリメッコ

ホールを出たところで私の所属しているインテリアコーディネーターサークルでWBインテリアの代表の奥村さんにお会いしました。

奥村さんは取材でドイツのケルンからフランクフルトを経由してからこの会場に来られていました。日本を発つ前にもしかしたらお会いできるかな?と思っていたので感動し、早速帰りに待ち合わせて、今晩の夕食の約束をしました。

WBインテリア

WBインテリアのHP
http://www.filfull.com/wb-interior

イッソエッコ ブース

この日は結局エディトゥールは再開されませんでした。

そこで、もう一つ案内をいただいていた日本のメーカーでイッソエッコのブースを見に行く事にしました。

イッソエッコはコットンプリントのテキスタイルを使ったバックや小物、タオルなどを出展していました。

ッソエッコ柄

(当社で見本をそろえていますので是非見に来て下さい! )

その後も色々とブースを見て廻り6時半に奥村さんと待ち合わせて、この日はシャトルバスで市内まで帰ることにしました。

帰る途中で会場を見て廻るコツやポイントなどのアドバイスをいただき、日本での仕事のことなど色々な話をしました。

パリ市内のポルトマイヨに着き、その日の夕食はそこから近くの「リヨン」というムール貝の美味しい店に連れて行ってもらいました。ビールで乾杯し、山盛りのムール貝を食べながら、ヨーロッパでの苦労話など色々な話をしました。

奥村さんはヨローッパの見本市にここ6年ほど毎年来られていて、日本でプロ向けのセミナーや執筆などをされています。

とても気さくな方でバイタリティーがあり、女性お一人なのに頻繁に海外に取材に行かれています。

私の店にも何度か来ていただいたり、私もトレンドのセミナーに参加したり、WBインテリアの忘年会などでも話しはしますが、海外で聞く話はまた違った意味でリアルさが伝わり、本当に楽しい時間を過ごせました。

また、翌日の会場のパーティーでの再開を約束し、メトロの駅で別れました。

ホテルの近くの酒屋で黒ビールを買い、日記を付ながら一日を振り返りました・・・。

でも今日は本当に一日よく歩きました・・・。

メゾン・エ・オブジェ・エディトゥール

ガストン・ダニエラ

エディトゥールのホールに入ると本当にびっくり!

世界中のデザイナーズ・インテリアテキスタイルがここに一堂に会しているのです。

スペインのガストンダニエラ、オランダのキファソ、イギリスのオズボーン&リトル、デザイナーズギルド、スイスの、クリエイションバウマン、クリチャンフィッシュバッハ(フィスバ)、ドイツのJAB、ニアノルディスカ、フランスのサコ、私のお目当てのカサマンス、そして日本からは、川島織物セルコン、マナトレーディング、サンゲツ、「NEED’K」の日恵装飾さんらが出展されていました。

JAB1

その中でも最初に目を引いたのがJABのブースです。

薄くやわかな風合いで光沢感のあるベルベットに光沢感のある大きなダマスク柄をあしらった生地がドレスやオブジェとなって天井から飾られています。

丁度ホールのほぼセンターの位置にありものすごい人です。

私はキョロキョロしながらそれぞれのブースに立ち止まり、新作の生地を手に取ったり、拙い英語で新作のコンセプトを聞いたりと会場内を歩き回りました。

JAB2

さすがにこのホールでは日本の方も多く見かけました。

メゾン・エ・オブジェ

ホームデコア公式ブログ-メゾンエオブジェ5A

まず入ってみて感じたのは、「とにかく広い!!」ということです。

ブースとブースの間を歩いていてちょっと興味があるものを見かけて道をはずれると迷子になってしまいます。

ただ目的もなくダラダラ歩いていると、いつの間にかまたさっき見た同じ道を歩いています。

天井を見上げると「ちょっとどこまで続いているの!」と言いたくなるくらい果てしなく続いているのです。

ホームデコア公式ブログ-メゾンエオブジェ6
話には聞いていましたが、ここまで広いとは・・・。

とりあえず、まぁ~初めてなのだからとにかく歩いて歩いて何でも見てやろう!と勇んでいたのですが、日本で申し込んでいたカタログが分厚くて重く肩からショルダーで提げているのが段々と辛くなってきました。

それに、初めの内の感動が麻痺してきて、ただ黙々と歩き続けているようでした。

よーし作戦変更!

どうせ2日間しかないのだから1番の目的のエディトゥールを見に行こう!

そして ホール5Cに向かうのでした。

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いよいよメゾン・エ・オブジェへ

ホテルの朝食

朝食はフランスパンとクロワッサンにジュース、コーヒーかショコラとヨーグルトと毎日同じです。でもこれで十分満足です。

メゾンエオブジェ会場入口

メトロを2回乗り継ぎRERという電車に乗り換えて郊外にあるパリノール見本市会場に向いました。

前日にメトロの乗り方は大体把握していたし、回数券を購入していたのでスムーズに向うことができました。

RERは早朝や夜遅い時間帯は治安が良くないと聞いていたのですが、社内は会場に向う人たちで大変混み合っていました。

ちなみに会場へは市内のポルト・マイヨーという駅から出ているシャトルバスでも行く事が出来ます。

シャルルドゴール空港駅の一歩手前のパルク・デ・ゼグスポジション駅を降りると人の流れで会場はすぐに分かりました。

メゾンエオブジェ会場入口②

受付はすでに人であふれていて入場のバッジを得る為の人の長い行列が出来ていました。

私は日本でインターネットを通じて先に申し込みをしていたので、返信されてきたプリントを見せるとスムーズに入場バッジを受け取る事ができました。

見本市はプロのためのものですので記入する書類の項目も多く、日本で申し込んでおいて本当に良かったと実感しました。

ギャラリーラファイエット カーテン売り場

カーテン売り場

お目当てのファブリックスの売り場でで思った事は、生地やデザインの豊富さはもとより、売り場がカラーイメージ毎に分けられていて、その生地を使った様々なエレメントが陳列されている事でした。

そしてタッセルのようなアクセサリーの種類の多いこと。また、話には聞いていましたが、既製品のカーテンは全てハトメのスタイルで作られていました。

日本では機能性を重視してあまりハトメのスタイルは使われない事が多いのですが、ヨーローッパではやはりインテリアとしてのスタイルや装飾性が重視されていることの表われです。

コーディネートカタログ

日本のカタログのような物はなく、コーディネートBOOKのスタイルになっています。

これは、イメージする色彩やトーンを合わせてインテリアをトータルにコーディネートできるものです。

例えば、カーテンもインテリアを構成するパーツの一つだと言う事なのです。

カサマンスBOOK

当店でも「CASAMANCE」コレクションカタログを多数取り揃えておりますので、是非見にきて下さいね・・・。

ご説明はこちら

一日中歩きつかれたのでホテルに戻り少し休んでから夕食にと思っていたのですが、そのまま寝てしまい気が付くともう0時を廻る頃でした。

これから出かけるのも危ないと思い外食はあきらめ、買い置きしてあったビールと日本から持ってきたお菓子を食べてそのままホテルで過ごす事にしました。

この晩もまた夜中にお客様から携帯に着信が・・・

(しかし、仕事のご依頼なのでありがたいです!)(>_<)