Maison & Objet 2016

2016年のメゾン・エ・オブジェはテロの影響もあり、会場に向かう電車RER Parc des Expositionの駅では銃を持った警官が、ゲートでは厳重なセキュリティーチェックがあり、物々しい雰囲気も漂っていましたが予定通りに盛大に行われました。

メゾン・エ・オブジェ

先ず私が目指す6号館には、以前はファブリックブランドが一堂に会すエディトールがParis Deco of に移行したために無くなり少しさびしい感もありますが、日本から出展の「有田焼」のブースが大変な賑わいを見せていました。

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集大成となる今回の出展では、プロデューサー奥山清行氏にゲストクリエイター3名(北野武氏、隈研吾氏、佐藤可士和氏)を加えた4名のクリエイターが出展し、話題を呼んでいました。

ボラスタペーター

その中でも、壁紙や敷物のブースは見どころ満載です。

上の写真は、北欧スウェーデンのブランド「borastapeter」のコレクションです。

今回は人気のHanna Werning の北欧らしい自然をモチーフとした色鮮やかなデザインが特徴です。 右側のecoは、立体的なテクスチャーが斬新

弊社のコレクションに加わりました。

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ベルギーブランドのOMEXCOは日本の住宅にも取りいれ易いシックなデザイン。

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壁面をいっぱいに使ったデジタルプリント壁紙は、今年も各所に見られました。

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イギルスの壁紙を塗料のメーカー「FARROW&BALL」 多色な色展開かをアピールしたディスプレイ

トゥールモンドボシャール

フランスの敷物やカーペットのブランド「TOULMONDE BOCHART」(トゥールモンド・ボシャール) 世界中の産地で作られた、モダンな最先端デザインと様々素材感が特長。

弊社でもサンプルコレクションを増やしていく予定です。

TEVENON

数少ないファブリック出展ブースの中で目を引くのはフランスの伝統的なトワレドジュイのデザインモチーフが人気な「TEVENON」(テブノン)

8号館には、ビッグネームのブランドが終結。イテリアのファッションデザイナー、ジャンフランコ・フェレのラグコレクション

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MISSONI HOME のソファー

アニースローンチョークペイント

こちらは6号館に初めて出展した「アニースローンチョークペイント」のコーナー。

アニースローンの楽しく、素敵なDIYの世界観を表現したDIYコーナーは、多くの人だかり。

弊社のショールームでは東京23区唯一のストッキストとしてワークショップを毎月開催しています。

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プロダクトデザイナーのトム・ディクソンが率いるイギリスのブランド「TOM DIXON」(トム・ディクソン)

日本でも表参道にショップがオープンして話題になりました。

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それでは、会場の他の雰囲気もランダムに写真でご紹介します。

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毎年見るフランスのトラディショナルなタッセルのメーカー。

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クラフトの会場のものすごく多くのブースがあります。これは必見。

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アジアやアフリカから集められた多彩なクラフト

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まるで日本の民芸品のようなブースはフランスの企業。

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こちらは本物日本から東京手仕事というブースで江戸切子などの手工芸品が出展されていました。

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2日間通いましたが、それではとても全てを廻ることはできない程のメゾン・エ・オブジェです。

今年も、多くの収穫がを得たパリへの出張でした。

また折りに触れてご紹介していこうと思います。

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帰りの飛行機の窓から見えた美しいブルーが印象的でした・・・・

 

Paris Déco Off... 2016

Paris Decooff 2016

毎年1月の末の期間にメゾン・エ・オブジェと合せてパリの市内でに行われる『Paris Decooff』

に今年も行ってまりました。

今年は、同時多発テロの影響で、日本からの視察ツアーなどが相次いで中止になったおりましたが、パリは日常と相変わらず、年に一度のインテリアの祭典はとれも盛り上げを見せておりました。

 

毎回 ドイツのハイエンドブランドSAHCO からスタート

SAHCO

SAHCO

ナチュラルな素材をベースに光沢糸やメタル糸などを使ったテクニックなど、ビンテージルック。

SAHCO    SAHCO

毎回、ラグジュアリーな雰囲気が漂うSAHCOのショールームの様子です。

 

次は フランスのタッセルやアクセサリーのコレクションが豊富なHOULES

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今年の新作はこんな感じ。 上部にチェックの柄が特徴のシンプルな全8色のコレクション。

早速サンプルを買い付けました。

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こちらが、今年のファブリックのコレクション。ニュートラルなカラー展開で、立体感のあるテクスチャ-が特長です。とても使い易そうです。こちらもサンプルが入荷しております。

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トリミングを使ったスタイルアレンジもとても参考になります。

トップのアクセントに黒のトリミングを付けることで、ぐっと引き締まってかっこよくなります。

 

日本でもおなじみのスイスブランドFISBA (クリスチャン・フィッシュバッハ)

フィスバ

今回のコレクションテーマは『アートミュージアム』

ドイツの現代美術アート作品からインスパイアされています。

フィスバ

シンプルながら 注目は、ECO FR のコレクション。

フィスバ

分子構造を変えることによって、科学的な薬品を使わないで難燃の効果を持たせるに成功しました。

フィスバ

それともう一つ、ここ何年かペットボトルのリサイクルポリエステルを繊維にしたコレクションを発表してきましたが、今回はアパレル工場で排出される糸くずを使ったリサイクルのファブリックを発表。

エコに取り組む企業の姿勢が感じられますね。

 

OXFORD~ Annie Sloan 25’sAnniversary

こちらは、オックスフォード市街の中心部からちょっと外れにあるアニースーロンのショップです。DSC03798_800

ウィンドウには、25周年を祝うペイントディスプレイが施されていました。

現在では、先に御紹介したような大きなオフィスやアトリエがありますが、25年前にこの小さなショップから始まったそうです。

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ところ狭しと可愛らしく商品が陳列されています。

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アニースローンのコレクションはファブリックからフレグランス、キャンドルまで様々です。

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ワークショップに使うステンシルシートもしっかりゲットしてきましたよ~!!

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けっこう日射しが強く、西日に当たってテッカテッカのちょっと満足げなオヤジです。

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しばしオクスフォードの市街をブーラブラ・・・と

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オックスフォードは小塔が立ち並ぶ荘厳な学園都市です。

オックスフォード大学って、世界でも常にトップレベルの優秀な大学として評価される世界有数の名門ですけど、街全体に沢山のカレッジがあって、それらを含めてオックスフォード大学なんだそうです。日本のカレッジとは少し違うんですね!

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ランチは、旭川来られたストッキストの林さんとトリップアドバイザーを頼りに中華を目指します!

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やっぱり麺やごはんは欠かせません! チンタオビールとチキンの汁なしソバで大満足!

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クライストチャーチって、こちらもオックスフォードで最大且つ裕福なカレッジとして有名ですが、ハリーポッターの撮影に使われたことでさらに有名になりました。

しかし、ハリーポッターの映画を見てないので今一つピンときません!(^_^;)

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さて、いよいよ夜は、世界中から400人ものストッキストが集まる盛大なパーティーへ参加しました! スマホで撮ったので画像がブレブレですいません・・・(-_-)

オックスフォード中心部に位置するシティーホールは、まるで中世の舞踏会場のような荘厳で幻想的な雰囲気です。

アイリッシュダンスはまさに小学校でやったフォークダンス。楽しく盛り上がりました!

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写真は、静岡から来られたストッキスト、デコライトの小川さん。

彼は、エイジング塗装のスペシャリストでアニースローン本社でパフォーマンスを行ったので、大人気でした!

意気投合して、この後ホテルにかってからも、そしてロンドンでもパブで飲むことに・・・(^_^;)

そして、オックスフォーの夜は更けていきました ・・・

Annie Sloan Open Day 2015 その2

それでは、いよいよアニーさんの工房へ・・・

アニースローンチョークペイント

こちらは、新しく本社のお向いにできたアニーさんのアトリエです。

エントランスも可愛らしく飾られています。

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広々とした倉庫はコーナーでイメージテーマごとにディスプレイされています。

カーテンは、フランス製のリネンでシーツをペイントで染めたものです。

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テーマごとにディスプレイされていて、その中で調色の方法や様々な表現のテクニックが紹介されています。

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そしていよいよアニースローンさんの登場です!自らテクニックを解説してくれます。

アニースローン

こちらは、椅子の張替えの実演をしてくれている様子です。

「背面の柄の出方はこんな感じで・・・ よさそうね!」

DIYで結構かんたんに出来るんですね・・・。

ずっと見ていたくなりますねぇ~

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アニーさん自らのワークショップが始まりました!

本当に色々な技法を試されていて、その表現する姿はまさにアーティストなんだなぁ~

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ディスプレイテーマ「ビンテージフローラル」の表現解説レシピです。

壁面はアントワネットという色を使って表現・・・。チェストはプロヴァンスとピュアホワイトを混ぜてグリークブルーにプロヴァンスを調色した色を塗り重ねて・・・と様々な塗り重ねとサンドペーパーとワックスワークでこんなビンテージ感が表現できるんです!

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ベースになっているプライマーレッドが重ね塗ったブルーからかすれて浮き出ている感じ。

フィニッシュにパリスグレーで拭き取ってこのシャビーな感じが出てるんですね・・・。

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これも面白いテクニックですね!

ホワイトを薄く塗った後で、紙に書いたデザインを上から鉛筆でなぞって柄を出しているんです。

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これは、切り絵のステンシルワ-ク。可愛いらしい天板の出来上がり!

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こちらはライティングビューローにステンシルで可愛いらしい柄を出してます。

テーマは「クラッシック スウェーディッシュ」だそう。この色いいなぁ~

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アニーさんとツーショット!!

アニーさん「あなたのストール ウチので染めたの?」

ワタシ「え~チガイマスヨ・・・ でもやってみようかなぁ~?」

アニーさんは本当にやさしくて、チャーミングで素敵な人です!

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その夜は、各国のストッキストが参加しての前夜祭的なパーティ-でした。

アニースローン本社の倉庫でピアノの生演奏をバックに、ノンアルコールにブタの丸焼きで素敵な時間を過ごしました。

 

Annie Sloan Open Day 2015

この日は、25周年を記念したOpen Dayで、各国のストッキストに時間割でアニースローン本社の全てが公開されます。

アニースローン本社

受付で、ストッキストネームをチェックして、自分の好きな色のネームプレートの首掛け紐を選びます。(もちろんアニーのペイントで染められたもの)迷わずダックエッグブルーを選びます。

アニースローン本社

入口から入ってすぐ右側にあるオフィス。受付件、応接といった部屋でしょうか。

アニースローン本社

右側の壁面には、雑誌の切り抜きのアートが・・・。

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階段を見上げると、踊り場吹き抜けの壁面にスラップウッドのモザイクアート施されています。

階段も、一段々違う色のカーペットで、オフィスの全てがアーテイスティックに飾られていて、いきなりワクワク感が漂います。

MailOrder

Mail Order

Mail Order

この部屋で、イギリス国内のメールオーダーからの商品が出荷されます。

生地もこの裁断機でカットされ、梱包されます。

アニースローンのファブリックコレクションは、リネン&コットンをベースとした、イギリススタイルのプリントです。

トワレ、花柄、ストライプやドットなど27アイテムのコレクションです。

10月から日本でも展開さて、もちろん当社でも取り扱い致します。

キッチン

キッチン    キッチン

こちらは、キッチンとスタッフの休憩室といった部屋。

チェアーはスタッフ思い々の作品で飾られ、カラフルで可愛いらしい雰囲気。

壁面は、チョークボードになっていて、インフォメーションが・・・

「ヨガは水曜日の4:30からとか、ピアノの使用は5:00までですよ!とか・・・」

なんか楽しそう!

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カスタマーサービスの部屋では、まだ未発売のギフトセットを見せてもらいました。

「写真は撮ってもいいけど、載せるのはご自身のSNSだけにしてね!」 「ハイ!」

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2階に上がった廊下のスペースもまさにアートなんです、

これって、全て平面にペイントされていて、描かれたフレームの中にペラッと写真が張られているだけなのです。

他のストッキストさんたちは、「フム これ使える!」とテクニックとアイデアに研究熱心・・・。

エイジング塗装のスペシャリストさんたちなんですよね。 ディズニーランドアトラクションを造るお仕事とか・・・。

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オフィスに向かう部屋は全く違う趣。オレンジとブルーの対比コントラストが鮮やか。

右下のペイントブラシはドアストッパーとして代用。 しゃれでしょう!

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壁面のいたるところにアート。これ全てアニーさんの作品。アニーさんは美大出のアーテイストなのです。

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これ、若かりしアニーが所属していたパンクロックバンドのアルバムシャケット!

なんとピンクフロイドの前座をやっていたとか・・・ 本物です!

アニー

これ アニーが学生の時に描いて、賞を撮った作品。アニースローンのイメージロゴとしてそのまま使われているものです。マーケティングオフィスに飾られています。

Course Room      Course Room

ここは、Course Room といって様々な試作が行われている部屋。つまり実験ラボといった所。

チェアーの座面のベルベットにそのまま直接ペイントしちゃったりしてます。

「どれくらいで座れるようになるの?」 「2~3時間くらい。乾いたら座っても全然大丈夫よ!」

右は、染物の絞りをやっているところ。アニースローンペイントは、水性なので、生地の染色にも使えるのです。

Course Room

家具にペイントするスタッフもとても楽しそう! 引出しを取らずにそのまま塗っていて、けっこう大ざっぱだったりします。(笑)

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染色して、パーチワークでクッションに!

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スウェーデッシュブラインド A SWEDISH BLIND 右をクリックするとメイキングがご覧いただけます。

ジャケットはストッキストの方が作ったもの。この世界地図が描かれた生地が一番売れているそうです。

ワークショップボード

ワークショップに使うボードは世界共通。みんなこれでテクニックを学びます。

ミーティングルーム

ミーティングルームでは、先程の絞りで染色されたファブリックで作られたカーテンが飾られ、壁面には、世界地図の柄のファブリックが張られていました。

ほんとうにアニースローンのスタッフはみんな気さくで明るくフレンドリーで素敵な会社です。

続いては、いよいよアニーの工房へ・・・ ご対面です!!

2015 LONDON OXFORD

久しぶりにブログを更新します! (^_^;)

アニースローンチョークペイント 

1週間程、ロンドンからオックスフォードへ行ってきました!

今回のイギリス出張は、当社がストッキストを務める『アニースローンチョークペイント』の25周年アニバーサリーイベントに参加することが目的です。

世界中から数多くのストッキストの人たちがが集まります!

アニースローンチョークペイント

皆さん 『アニースローンチョークペイント』を御存知でしょうか?

イギリスから始まり、今や世界中で大人気のシャビーシックの世界観を表現できるDIYペイントなのです。

詳しくは当社のショールームサイトPrime étoffe のHPをチェックしてみて下さい。http://primeetoffe.com/feature/anniesloan.html

ホームデコアは、東京23区内で唯一のストッキストで毎月ペイントのワークショップを開催しています。

こちらも Prime étoffe のホームページでご案内しています!

本当に楽しいので是非ご参加をお待ちしております!

さて、せっかくロンドンに行くので最新インテリアについてもリサーチしてきましたので、少しづつご紹介していきます。

バッキンガムパレス

今回のアニスーロン25周年のイベントには、日本からは11名が参加することになっていました。

私は、1人早めにのり込み、今回で2回目のロンドンの街を散策することにしました!

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ロンドンには、icon(日本インテリアコーディネーター協会)の友人の高石さんが、今年の春から住んでいるので、事前に連絡を入れていて、せっかくだから案内してもらおうとバッキンガムパレスの前で待合せしました。

ロンドンは快晴! ちょうど「衛兵交替」の時間帯で、すごい人だかりとなっていました。

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宮殿の内部見学は、ロイヤルファミリーが休暇を過ごされる夏のこの時期、エリザベス女王の不在時のみ公開されているのです。

バッキンガム宮殿は、エリザベス女王のロンドンの公邸で執務の場でもあり、以前までは、見物出来ませんでした。

高石さんからは、「私も一回見たけど、絶対石田さんも見た方がいいよ!」と奨められました。

いつも、サンダーソン社のマイケル・バリーさんが来日された時のセミナーでその素晴らしさを聞いていたので、今回 実際に宮殿の中を見ることができたのは本当にラッキーでした。

しかも、高石さんのご家族の年間パスのチケットをお借りして、ちゃっかりタダで入場させてもらいました! !(^^)!

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残念ながら宮殿の内部は撮影禁止でしたので、イメージだけでも・・・本国のツアー会社のHP httpent.com/en/s://www.musem からお借りしました。

19室ものスイートは、それぞれのカラーや設え、調度品の数々それらすべてがドラマティックてでゴージャスそのもの。

宮殿は美術館ではありませんが、その美術コレクションは多くの国立美術館に匹敵するものだそうです。

歴代の王たちのために精巧に作られた家具やレンブラントのような第一級の芸術家によって創作された王室伝来の芸術作品を見ることができます。

壁や椅子の張地には、シルクのダマスク織の生地で部屋ごとのテーマカラーで飾られ、全てがため息もの装飾です。

天井から飾られた煌びやかなクリスタルのシャンデリアは、その昔 ろうそくのすすを掃除するためだけに45人もの人が雇われていたというのも それを見れば頷けます。

「いやぁ~本当にいい勉強になりました。 やっぱり実際に見てみるのは違いますね!」

 

さて、バッキンガムパレスを後にし、ぼくらは遅めのランチを取ることに・・・。

ロンドン

 

「やっぱり ロンドンに来たら、ビールをフィッシュ&チップスでしょう!!!」

「スタウトではなく冷えたラガーでね!」

話は盛り上がり、このまま2杯目にに突入!(笑)

「ロンドンの人たちって本当に働かないんですよ~。 昼間からみんなビール飲んでるし・・・。会社だって、5時になったみんなサーって帰っちゃいますからねー!」

「それでも、インテリアに対する価値観みたいなものが根付いていて、みんな美しいもに対する対価はちゃんとお金を使う。だからインテリアの文化が豊かなんだと思います・・・」

「たしかに、住んでみて解ることだよね! 本場でのインテリアの勉強がんばってね!」

あっという間に時間が経ち、私はその日の夕方に、日本から来る他のストッキストの方たちと待合せてオックスフォードに向かうことになっていたので、慌てて荷物を預けてあるホテルに戻り待合せ場所のヒースローに向かいました。

さて、次回はいよいよオックスフォード。アニースローンの本社をレポートします。

 

ZIMMER+ROHDE JIM THOMPSON  ELITIS  

ドイツの高級ブランドエディター ZIMMER+ROHDE (チマー&ロード)の新作プレゼンに参加しました。

ZIMMER+ROHDE

今回の新作のテーマは PARADISE

生命力、多様性と華やかさが表現されています。

ZIMMER+ROHDE

洗練されたテクニックには毎回驚かされます。

ZIMMER+ROHDE

縦糸はシルク、緯糸は4種類の糸で織られています。(コットン、シルク、ビスコース、ポリエステル)

このスパンコール 生地のしなやかさが出るように、特殊な素材でやわらかく加工されているそうです。

ETAMIN

グループブランドのフレンチコレクションETAMIN(エタミン)

リネンベースにレーザーカット、アップリケ、刺繍と本当に手の込んだ ファブリックの数々です。

TRAVAS

こちらはまた別のグループブランドTRAVERS(トラバース)。アメリカのブランドです。

アメリカとイギリスのカントリースタイルパターンの折衷的な組み合わせ特長で、現代風にアレンジした伝統的なテキスタイルデザインが特徴です。

JIM TOMPSON

こちらは、タイ発のブランドJIM TOMPSON(ジムトンプソン)プレゼンテーション会場です。

ジムトンプソンのコレクション、今年は一押しです!

JIM TOMPSON

ショールームとは別な特別な場所に会場を設け、思考を凝らしたインスタレーションがされています。

この部屋に入るまでもファブリックで出来たトンネルを抜けていくような面白い演出がされています。

JIM TOMPSON

こちらは、ジムトンプソンの別ブランド『No,9』のデザイナーのリチャード・スミスさんによるプレゼンテーション。

No,9は、アジアの異なる文化をインスピレーションの基とし、独自のカラーパレットにより軽やかに描き上げたコレクションです。

JIM TOMPSON

ジムトンプソンは今回よりクリエイティブ・ディレクターにウー・バホリョルデン氏(Ou Baholyodhin)を起用しました。

イケメンですよね!声も渋くてカッコいーんです!(笑)

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ウー氏は、元々建築や各具などのプロダクトデザインの世界で活躍されていたそうです。

新たなデザイナーの起用により往年の輝きを取り戻したような感じがします。

ジムトンプソンと言えばタイシルクが有名です。

現在も手織りの職人を多く抱え、コスト的にも高品質で素晴らしい商品を多く世に送り出しています。

JIM TOMPSON

今回のメインカラーはこのエメラルド。

デザインパターンはフランスのアーカイブをあえてアレンジせずにそのまま採用し、カラーで新たなトレンドを吹き込んでいます。

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ウー氏は、『豊かな空間は豊かな人生に通じる』として、カラー・カテゴリーに基づく素材開発を行い、色と素材の表情に富む作品となっています。

JIM TOMPSON

今年のトレンド、ピーコックカラー。

鮮やかすぎないバーンオレンジにターコイズ、そしてキングフィッシャーブルー。

カラーパレットごとのプレゼンが終るとオーディエンスは拍手喝采!

今年のジムトンプソン 一押しです!!

ELITIS

続いては、フランスブランドの中では斬新で洗練されたコレクションを展開するELITIS(エリティス)のプレゼンテーションです。

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ファブリックは色鮮やかなデジタルプリントのシアー。

デジタルプリントの表現の技術は日進月歩。繊細なデザインが美しく表現されていきます。

ELITIS

リネン、コットンなどのナチュラルな素材感のコレクションも新たに発表されました。

階段室にディスプレイされたインディゴブルー のちょっとエスニックパターンのグラデーションが素敵です。

これ 個人的には好きだなぁ~

エリティスは元々壁装には力を入れていましたが、今年も数々のコレクションを発表しました。

アルバムしてみましたのでご覧ください。

MANA-Sコレクションにも生地で採用されているユン・ニル・リー氏による壁飾材はケルンの展示会で2015イノベーションアワードを受賞しています。

下段中央のこのオレンジカラーのキラキラしたやつ。昔、ノートの間に入れて使う「下敷き」に似たようなのがあったような・・・。(笑)

To Be Continued

パリ Part3

こちらは『Paris Deco off』 メイン会場の一つメール通りです。

パリ デコオフは、セーヌ川を隔てて右岸はこの地域。 左岸はサンジェルマン・デ・プレの2つの会場にて主に行われます。

今回のインスタレーションはとても華やか。色鮮やかなランプシェードの花が咲きました!

それでは、各エディターの新作コレクション少しずつですがご紹介していきましょう。

 

この日はデコオフ初日で、朝からドイツのエディターSAHCO(サコ)で日本人向けの説明会が開かれるとあって、多くの日本の方が詰めかけました。

   

右上は、BOUQUET(ブーケ)とMOIRAGE(モアラージュ)の組み合わせ。

ブーケはメール通りのメインのウィンドウにもディスプレイしてある今回の新作の顔です。鮮やかな花束がジャカードで表現されています。モアラージュは、カレンダー加工されたモアレが様々な表情を生み出します。

   

左上はULF MORIZ(ウルフモーリッツ)の新作でSONATA。シアーにリボンが所々に止めつけられているリ立体感のあるウルフモーリッツらしいモダンなデザインです。

そして右もULF MORITZ からTRESSA。小さなスパンコールで縄模様がデザインされています。新作タイバックとのコーディネートも必見です。

続いて訪れたのは、地元パリの老舗ブランドPIERRE FREY(ピエール・フレイ)です。

メール通りの入口のとても大きなショールームを構えています。

写真は、家族経営であるピエールフレイのご家族のひとり、マシュー・フレイさんです。

以前、日本の代理店を務めるトミタさんイベントで来日された際に、お会いして、「パリ デコオフで会いましょう!」と約束していたのです。

マシューさんの後ろにある肖像画は「ブラクニエ」さん。そう、ピエール・フレイが抱えるブランドの名前のひとつです。

Braquenie (ブラクニエ)は、18世紀から続くフランスの伝統的なブランドです。そのコレクションは、トワレドジュイや更紗、古典的なフランス装飾が特徴です。

現在はピエールフレイ社がその販権を買い取り、フランスの伝統的なアーカイブコレクションのデザインを元にアレンジされたコレクションを展開しています。

日本でお会いした時に「是非、ブラクニエのアーカーブコレクションをお見せします!」と言われていたので楽しみにしていたのです。

 

左はショールームの地下の様子。そこには新作の「SHIBAO」がディスプレイされています。

ちょっと解り難いですが、特徴的なのは色のインディゴブルー。デザイナーであるお父さんのパトリック・フレイ氏が大好きな色なのだそうです。 プリントやジャガード、刺繍の技法で様々国々の特徴をモーチフにデザインされています。

右側は、ショーウィンドウのディスプレイ、新作「HIMARAYA」のコレクションです。昨年のヒット作の続編で、ニュートラルなカラーが特徴です。

      

こちらは、パリの若手デザイナー ローラ・ゴンザレスさんによりコーディネーされた部屋です。

伝統的なブラクニエのファブリックを上手に使い、様々な小物と共にアレンジされています。

右のファブリックはインドの伝統的ながらからインスピレーションを得たブラクニエの新作。

古典的な物、エキゾチックなもの、そして可愛いらしい小物を上手に使い、個性豊かな空間を作り上げるテクニックには驚かせれます。

 

 

そして、ご存じ Christian Fischbacher (フィスバ)です。

今回の一押しはこれFloraです。

上の写真のディスプレイでもあるように、華やかなフラワーモチーフのデジタルプリントです。

   

ベッドリネンや小物、カーテンと様々なアイテムに使われていますが、其々柄の大きさや細部のデザインを水彩画タッチで加えたりして変えているのです。

 

こちらはクリエーションバウマンです。

   

バウマンでは、こんな風にファブリックを素材として上から掛けるだけのような自然な感覚のインスタレーションが良く見かけます。

床にその生地のイメージが書かれた札が置かれていて、生地を下に引くとそのイメージの音が流れるという仕組みです。

そんな中でも、面白かったのは上の写真のファブリック。デジタルプリントにプリーツ加工されてた部分がストライプになっていて何とも不思議で幻想的な雰囲気を出します。

日本でも話題になること請け合いです。

 

 

そして今、話題のブランド ALDECO(アルデコ)です。

上の写真は、ショールームに入ると目に飛び込んでくるプラスチックのアーティスト ペドロ ギマランイスのアートワークです。

3つの視点で見る角度によって見えてくるものが変わってくるのです。

    

アルデコのデザイナーSusanaさんから新作の説明を聞きました。グラデーションの美しいCOMPORTAは52%リネン48%ビスコース、しなやかな風合いです。

話題性豊かなPOP ARTはメガネの柄。GOOD MOOD(上機嫌!)というテーマにもなっています。

そして、この時もらった 伊達メガネが今晩のパーティーのドレスコードに・・・。

 

フレンチブランド、ルリエーブルです。

 

新しくコレクションに加わったジャンポール・ゴルティエののファブリックが偉才を放っていました。

この鯉の柄ROCKと言う生地は、なんと日本のタトゥーを模したデザインです。

 

 

午後は1つだけ離れてバスティーユ地区にあるHOULES(ウレス)のショールームへ。

初日の午後に伺うと、日本のエージェントのジャン・マルクさんと待合せしていたのでした。

  

マルクさんから新作の説明を受けました。

このロープタッセル、リングを重ねていくやり方で、様々な窓の大きさにも対応できます。また色をアレンジして、オリジナルな配色を楽しむこともできるのです。

  

ショップに置くタッセルのサンプルとキーターッセルを注文しました。

このキータッセル、私のショップでも女性がバックに付けたり、携帯電話のストラップにしたりと本当に良く売れています。

実は、フランス本国のウレス社では、タッセルよりカーテンレールの方の売り上げの方が高いのだと聞きました。 紐引でシンプルな構造の装飾レールは日本でも使えそうです。

 

 

さて、アパートに帰って一休みし、大雪の降る中、再びメール通りに向かいました。

エディターの主催するパーティーに参加するためです。

まず伺ったのは、ピエールフレイ。 ディストリビューターのトミタさんから invitation をもらっていたのです。

素晴らしい雰囲気の中、美味しいシャンパンとカナッペをいただき、気分は上機嫌!

しかし、大雪の影響で先に帰られたトミタさんとは会えずじまい・・・。

  

それもお構えなく、次はルリエーブルのショールームへ・・・。  こちらはグット大人の雰囲気。

マーチングバンドを追いかけて今度はサコのショールームへ。招待状はないけれど、なんのその・・・。

そして最後はアルデコのショールームへ

本日ヘルシンキから到着した越川さんやフィスバの田原さんも加わり大盛り上がり! !(^^)!

私は、女性スタッフを送る使命もあったので早めに切り上げましたが、パーティーは午前2時まで続いたとか・・・。

はぁ~楽しかった!

翌朝はメゾン・エ・オブジャの会場へ向かいます。

 

 

 

パリ Part2

パリ2日目は、bpインターナショナルの林田さんが主宰するツアーに便乗させてもらいました。

 

ル・コッルビジェの建築物を視察するツアーです。

 

ご存じの通り、コルビジェは、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共に近代建築の3大巨匠と称されています。

 

 

 

朝、集合場所のパリ中心部にあるウェストミンスターホテルに向かいました。

いや~やはり☆☆☆☆の高級ホテルは違います。建物の1階にはカルティエの本店も入っているくらい。 (林田さんいわく・・・・ ウィンドウに画鋲のような宝石が入ってるんですよ! )

さて、集合場所の行くと顔見知りもちらほら・・・。

マイクロバスに乗って総勢10名でツアーは出発しました。

パリから西へ車を走られて行くと、壮麗なオスマン様式の建物はしだいに姿を消し、30分ほどで中世の香り漂うポワシー(Poissy)に到着しました。

サヴォア邸

 

サヴォア邸は、ル・コルビュジエが設計した近代建築の住宅で、サヴォア家の週末用の別荘として建てられ 『明るい時間』 と名付けられました。

1931年に竣工されたこの建物は、20世紀の住宅の最高作品の一つであり、フランスの歴史的建築物に指定されています。

           
サヴォア邸は、モダニズム以前の装飾的で重厚な西洋的伝統建築とは大きく異なり、空間を大胆に使ったことで、当時の建築家たちに大きな衝撃を与えました。

ピロティ(独立柱に支えられた空間)を使うことにより、居住部分がまるで空中に浮かんでいるかのような印象を与え、水平連続窓はたっぷりと光を取り込むことで室内を明るくしています。

平らな屋根部を利用してテラスが設けられ、植物を植えることもできます。

また、バスルームや螺旋階段など、ところどころで曲線が使われており、ゆったりとした印象を与へ、部屋の壁面毎に白、黒、青、橙などの色が使われ、絶妙な色合いになっています。

また、建築だけでなく家具もまたサヴォア邸の雰囲気にあうようにデザインされており、ル・コルビュジエの傑作ともいわれるコルビジェ・チェアが多数置かれていました。

 

 

さて、お昼は市内のベルシー地区にあるベルシーヴィラージュへ向かいました。

  

かつてはワイン倉庫だったところが開発されたベルシー地区。

敷地内の石畳の上には、今も2本の鉄のレールが走り、当時ワイン倉庫街だった面影を残しています。

いただいたのは、ガレットとムール貝の山盛り、そしてビールにワインも少々・・・。

ビールはセットになっているので、飲めない方の分が、私とカサマンスの高橋さんの方に廻ってきて仕方なく飲みました・・・(笑)  いやぁ~美味かった! (^.^)

 

 

午後からはバスティーユ地区にあるアートの高架橋、ヴィアデュック・デ・ザールをブラブラと。

ここは、前回宿泊したホテルがすぐ近くにあり。以前のブログでも書かせていただきました。

  

元の国鉄高架橋を、上を遊歩道や緑地、下をアート・クラフトなどの工房アトリエに改造されています。赤レンガをうまく残し、のんびり散歩できる美しい道になっています。

50軒ほどの家具や絵画のアトリエ、職人が作業するアトリエが点在し、カーテンえお扱うインテリアショップなどもありました。

 

 

さて次に向かったのは、パリ国際大学都市です。この中に建つコルビジェの設計した建物を見に行きました。

これは、フランスの高等教育機関で学ぶ主に留学生のためにパリ14区に創られた学生寮群です。そしてなんと、その建物はそれぞれの国にちなんだ建築様式をしています。

上の写真は日本館です。参加した方皆 「旅館のよう・・・」 と揃って言っていました。

 

目的はこちら、コルビジェの設計したスイス館です。

サヴォア邸の完成直後に建てられたとあって何となく似ています。やはりピロティの仕様になっていますね。

 

スイス館の内部は見学できるようになっています。

こちらは学生寮の個室の中の様子です。

そてもシンプルな構造。とても機能的な作りになっています。

でもコルビジェの建物の中で勉強出来るなんてうらやましいかぎりです。

 

 

  

そしてもう一つは、上の写真にあるブラジル館です。

こちらは、スイス館の36年後に建てられました。コルビュジェのパリでの活動の最後の作品だそうです。 カラフルな色使いがいかにもブラジルらしい感じでした。

 

 

最後に向かったのは、ラ・ロッシュ邸です。

ラ・ロッシュ邸

ラ・ロッシュ邸は、1923年にコルビジェの友人で芸術の庇護者であったラウル・ラ・ロッシュ氏が、絵画コレクションを展示するためのギャラリーのある家として設計を依頼したものです。

現在はル・コルビジェ財団により管理されています。

 

室内に入ると、まず靴にビニールのカバーを付けるように言われます。

皆が青い靴なのが面白いです。 

依頼者の ラウル・ラ・ロシュは、同館が完成した当時「キャンバスに描かれるより、その姿を実際に見てこそ美しさがわかる建物」と賞賛の言葉を贈ったと言われています。

いたる所に存在する曲線と直線のの交わり。立体的な空間の構成。光の取り入れ方などなど。90年以上昔の建物なのに未だに斬新に思えました。

 

それから、ホテルに帰って解散でしたが・・・。

折角なので、宿泊していた高橋さんに頼んでお部屋の中を見せてもらうことに・・・。

なんと、深紅の壁紙にビックリ。まさにパリ様式と英国スタイルの洗練されたクラシカルといった感じです。

 

 

その日の夕飯は、フランクフルトからこの日にパリに到着したチェルシーインターナショナルの手井社長と待合せしてこれまた美味しいシーフードを食べに行きました。

食後アパートまで歩きながら相棒の石井さんと少し反省。

「ちょっとパリに入ってからオレ達エンゲル係数高いですよね・・・」

「明日はアパートで自炊にしましょう!」

「あッ! 明日はDec ooff の会場でパーティーだね ! ということはただ飯しか?」

「でも明日の夜は雪だしな・・・」

続く

 

パリ Part 1

5度目のパリとなります。今回もいろいろなものを見て様々人と出会い刺激を受けて来ました。

これから数回に分けて「メゾン・エ・オブジェ」 や「パリ・デコオフ」のことをご紹介していきます。

1/15(火)日本は大雪で羽田空港の国内便は欠航が相次ぎ、はたして出発することが出来るのか危ぶまれましたが、深夜発の国際便は予定通り出発することができました。

  

12時間のフライトは、エコノミークラスの一番最後尾を事前チェックインでキープし、なかなか快適に過ごすことが出来ました。

毎回、機内で見る映画の事を冒頭で感想を書いてきましたが、今回印象に残ったのはフランス映画 『最強のふたり』 です。

車いすで生活している大富豪と介護者として雇われた黒人青年が垣根を越えて友情を結ぶ、実話を基にしたヒューマン・コメディーです。

年齢や環境、好みも異なる二人が、お互いを認め合い、変化していくプロセスを描いていく物語。

障害を持つ主人公フィリップの誕生日の夜、介護人のドリスが、アースウィンド&ファイアの「Boogie Wonderland」のリズムを刻む軽快なダンスで、使用人たちを巻き込んだ“グル―ヴ”へ発展するシーンがたまらなく良かった。 本当に笑って泣けました・・・。

 

さて、早朝の便でパリに到着したらこちらも同じく雪が降っています。いつも通りロワシーバスでパリ市内の中心部OPELAまで行き、そこからタクシーで 17区にある メトロ13号線のBrochaant いうところまで行きました。

今回、宿泊に利用したのは、滞在型のアパートメントです。パリに在住の友人の紹介で、1週間借りてシャアすることにしました。

   

   

アパ-トメントはこんな感じです・・・。

古い建物で、らせん階段で5階まで登らなければならないのが厄介ですが、その分パリの街並みが見渡せるのが良いところ。広々していて快適です。

このシステムはオーナーの不在時に、使っていない間だけ旅行者に提供するというものです。

今回は、ここを拠点に精力的に活動します。 石井さんのいびきが無ければよいが・・・(^_^;)

荷物を置いて、近所のスーパーで買い物を済ませ、バスに乗って早速街に繰り出しました。

 

凱旋門からシャンゼリゼ通りのインテリアショップやをウィンドウを眺めながら歩き、そこからメトロに乗って、マレ地区にあるBHVというデパートに向かいました。

ここは前から行ってみたかったところで、日本でいう東急ハンズのようなところときいていました。

  

  

上階にあるインテリア売り場に行って驚きました。日本でいうところの高級ブランドのエディターの商品がものすごい数とバリエーションで販売されているのです。

それも高級品という特別な扱いではなく、普通に・・・ しかも、セール中で20%OFF!!

ギャラリーラファイエットのメゾン館なんて目じゃないです!

しかも、カーテンレールの種類の豊富さや、壁紙のコーナーなども必見です。

  

以前のパリでの取材でもモンマルトルのショップで見てきたことを書きましたが、

こちらでは、全てレールはパーツとして揃えます。ブラケット、ロッド、キャップとそれぞれに本当に多くの部品が売られています。

 

高級エディターの商品のカタログがボロボロになるまで使い込まれていて、ご婦人がオーダーしていたりします。

やっぱりヨーロッパは壁紙文化なんだな~と実感させれれます。

続いて・・・ 照明器具や金物のパーツコーナーなど々。

  

  

本当にインテリア関係の仕事をされている人は見ていて飽きないと思いますよ!

まだまだ廻りたいのですが、お腹も空いてきたので、目星をつけておいたレストランに向かうことに・・・。

 

デパートの向かい側にある市庁舎の前にはスケートリンクが設けれられています。

近くから72番のバスに乗ってセーヌ川の近くでで降りて、夜のエッフェル塔を見ながら歩いていくことにしました。

 

行ったのは、パッシーの地区にある「AL FONTAINE DE MARS」というレストラン。

相棒の石井さんが日本で調べて目星を付けておいたのです。

予約を入れていなかったのですが、快く2Fの奥の良い部屋に案内してもらいました。

部屋ごとに内装が違います。この部屋は、いかにもパリらしく可愛いらしいトワレドジュイの壁紙にピンクのコットンベルベットのカーテンが掛けられています。タッセルの吊る位置、カーテンボックスに真鍮製のロッドレールが付いているところなど参考になります。            一応これもリサーチの一環ですので・・・ (^.^)

私はやぎのチーズの前菜とメインは鴨のコンフィをいただきました。

 

お・い・し・か・っ・た です・・・ !(^^)!

翌日はコルビジェの建築を巡るツアーに参加します。