バルセロナへ

ミラノ中央駅からバスに乗って、来たときとは違う小規模な「リナーテ空港」へ向かいました。

空港には日本人らしき人は1人も見当たりませんでした。

外国に来たって感じで嬉しくなってしまうのは、私だけではないはず・・・。

バルセロナに向う機内では、イタリア人の若者男子チームのワイワイ旅行にはさまれてうるさくてしょうがない!!

しかも私の前はたいそうなおデブちゃんで、離陸する前からリクライニングされてとっても苦しいフライトでした・・・ (´0ノ`*)

しかし我慢も2時間程で無事バルセロナに到着しました。

サグラダ・ファミリア

【上空から見たサグラダ・ファミリア】

空港から重たいスーツケースを引きずり々シャトルバスに乗って市内中央の「カタルーニャ広場」へ向かいました。

広場の一角の地下にある観光案内所によって予約していたBus turistic(バス・ツーリスティック)のチケットを受け取りに行きました。

これは、観光客向けに、市内各地の名所を結ぶルートを巡回しているバスで、 バルセロナ市観光局が主体となって、長年運行しているバスなので、使いやすさや利便性は折り紙つきとの事なのです。

事前にインターネットで調べて予約していたのでした。

私達の滞在するホテルは市街中心部から少し離れているので、メトロに向い、また回数券を買うことにしました。

そこでまたまた変なヤツに遭遇・・・ 白人の」男性が財布を落としたので、メトロの代金を貸してほしいと近寄ってきたのです。

これは、観光地特有の詐欺だと解っていたので、無視して過ぎ去りました。

案の定翌日またそこを通ると同じ人が観光客らしき人に同じことを言って擦り寄っていました。

外国で怪しいやつには要注意です!   日本でも同じですよね (;^_^A)v

ウチの奥さんはミラノでもミサンガ詐欺に合っていたので、ガードも厳重になっています。

(手首に勝手にミサンガ結ばれてお金をせびられてました!)

そんなこんな やっとのことでホテルまでたどり着きました。

そこでまた一悶着・・・

ミラノで滞在したホテルでこの日から泊まるホテルのバウチャーも一緒に渡してしまっていたのです。

私は、どうすんの!!って奥さんに八つ当たりしていたのですが、すんなりチェックインすることが出来ました。

(心せまくてすいません・・・ だってもしも泊まれなかったらどうしよーって思うでしょ・・・。(^o^;)

ホテル「アムレイ・ディアゴナル」は近代的で清潔感があってとってもGOODでした。

2人とも移動でくたくたでしたが、スペインに着いたらバル廻りだー!!! と決めていたので、夜の街に繰り出しました。

歩いてみるとホテルの横から続く道は公園通りになっていて、バルやレストランが沢山ありました。

通りにテーブルを出して皆食事やお酒を楽しんでいます。

そのうちの一件の入りました。

タパス

まずは、いわしのオリーブ酢漬け、オリーブの実をつまみにビールで乾杯!!!

その後は、「お勧めは?」

「えびが旨いよ!」

「じゃあ それー!」

「隣の人が食べてる ムール貝旨そー!」

「ワインたのもーか?」

タパス

「ビーノ・ブランコ プリーズ !」

「あれ ビールのお代わりが出てきちゃった!」

「ま いっかー 飲も 飲も・・・」

「でも ワインも飲むからね~!!」

そうして、バルセロナの初日の夜は更けていきました・・・。

ミラノの街を歩く・・・

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア

世界でも有数なオベラ劇場「スカラ座」を見学し、併設する博物館で「マリア・カラス」の肖像画の美しさに感激した後、ミラノの象徴的なアーケードである「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」に向かいました。

ここでもガイドのおねえマンは自前のノートPCを持ち出し、モデルのエビちゃんがこの場所でCM撮影をした時の動画を見せてくれたり、とってもサービスよくガイドしてくれました!

(=⌒▽⌒=)

【ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア】

グッチのカフェ

この「スカラ座」の前の広場と「ドゥオモ」を繋ぐアーケードは

店舗の配置も決められています。

あの「GUCCI」もカフェの場所を割り当てられると店舗と併設してカフェをやらなくてはなりません。

黒のマクドナルド

店舗の配色も黒とゴールドに決められているのでマクドナルドもこうなってしまいます!

(マックの高級店というわけではありません o(^▽^)o )

ストラフ

ついでにトレンドのホテル「ストラフ」もチェック!

ドゥオモから近くのの路地を入ったところにありました。

エントランスにはモダンアートの絵画が・・・

外観とは違い中は現代的な雰囲気が漂いセンスの良さをうかがわせます。

ドゥリーニ通り

インテリアショップが立ち並ぶ「ドゥリーニ通り」に行ってみたのですが・・・。

今は、8月のバカンスシーズンでどのお店も長期休暇で閉まっていました(。>0<。)  残念・・・

ンテナポレオーネ通り

こちらは高級ブランドショップが立ち並ぶ「モンテナポレオーネ通り」

フィアットの車型のオブジェが街路樹のプランターになっていました。

駐車禁止対策かな?

すごい柄のワンピース

すごい柄のワンピースを着たご婦人を発見!!

何と「安物買いの銭失い」とか「清水の舞台から飛び降りる」とかの文字がプリントされています!! ( ̄□ ̄;)

思わず後姿にシャッターを押してしまいました!

ゴメンなさい・・・ (^_^;)

ナヴォリオ運河

翌日は早起きして「ナヴォリ運河」の周辺に出掛けました。

オシェレなレストランやクラブが集まるスポットです。

サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会

教会の横の広場で一休み・・・。

途中 前を歩いていたおば様がいきなり引き返して、道を教えてくれました!

私達が地図を広げながら歩いていたので心配してわざわざ戻ってきてくれたのです!

「あなた達大丈夫なの・・・。街の中心部に行くにはこっちの道よ!」

イタリア語で一生懸命に説明してくれるのです。

異国で出あった人の温かさに感激したのでした・・・。

ホテル

ミラノの古い町並みってホンと歴史が感じられて素敵な風景に出会えます。

古いホテルの看板に哀愁を感じて思わずシャッターを切りました。

ジェラート

イタリアンジェラート

美味しそう!

ロドリゴ

ウチの奥さんはホテルのフロントの男の子といつの間にか友達になっていました!

ロドリゴは日系3世のブラジル人で片言の日本語も話せます。

とってもいいやつです。

「MIRANO EVENTS」 というスポーツ観戦やオペラ、コンサートのチケットを手配する会社もやっています。

ちなみにサッカーはインテルファンだそうです・・・。

ドゥオモ

あっというまのミラノ滞在でした。

「ドゥオモ」のゴシック建築の偉大さには感激しました。

言い忘れましたが、「ドゥオモ」の内部もすごかったですよ!

フライングバッドレスの天井様式の重厚感、ブロンズの扉、荘厳な主祭壇、ステンドグラスの美しさ・・・。

それと、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に出会えたこと・・・。

そして、次の目的地 バルセロナに向かいました・・・。

【最後の晩餐】

ダ・ヴィンチ

【レオナルド・ダ・ヴィンチ像】

先ずはミラノのルネッサンス期最大の宮殿であるスフォルツェスコ城を見に行きました。

ダ・ヴィンチの生い立ちやどうしてフィレンツェからミラノに来ることになった経緯、「万能の人」と言われるダ・ヴィンチは実は有能な弟子を集め、その才能を利用していた?かも知れない・・・など、歴史に隠された裏話しなどをガイドの「おねえマン」はとても面白く語ってくれます・・・。

そして、いよいよ「最後の晩餐」が描かれている「サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会」に向かいました。

ンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会

【サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会】

近年では映画「ダヴィンチ・コード」でも一躍脚光を浴びていたので、ご存知の方も多いことでしょう。

ダヴィンチは、イタリアの芸術家・建築家・科学者.絵画においては,明暗法・遠近法・肉付け法により古典主義芸術を完成,後世の美術に大きな影響を与えました。

その中の絵画の代表作と言えば「最後の晩餐」「モナ‐リザ」でしょう。

「最後の晩餐」は損傷が激しく、その鑑賞にも厳しい制限がかけられています。

インターネットで調べてみると、鑑賞には予約が必須な為、現地で予約サービスを業務を行っているツアー会社にお願いしました。

希望の日時に観る為には早めに予約する事が必要とのことです。

私は出発の3日前に問い合わせましたが、出発前日になってようやく予約の確認が取れたのでした。

最後の晩餐

「最後の晩餐」 レオナルド・ダ・ヴィンチ

最後の晩餐 (さいごのばんさん、伊 : Il Cenacolo o L’Ultima Cena) はレオナルド・ダ・ヴィンチが、彼のパトロンであったルドヴィーコ・スフォルツァ公の要望で描いた絵画です。

絵はマリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁画として描かれたもので、420 x 910 cm の巨大なもので、世界遺産に登録されています。

これはキリスト教の聖書に登場するイエス・キリストの最後の日に描かれている「最後の晩餐」の情景を描いています。ヨハネによる福音書13章21節より、12弟子の中の一人が私を裏切る、とキリストが予言した時の情景です。

小学校から高校までミッション系の学校で育った私は、聖書に書かれている物語にとても親しみがあります。

よく西洋の教会やお城などの天井絵などに見られるものはフレスコ画と呼ばれるも物ですが、「最後の晩餐」はテンペラ画という油彩に似た技法で描かれています。

その為損傷が激しく、今世紀中にも見ることが出来なくなってしまうのではないかと言われているのです。

鑑賞における制限も厳しく一度にこの食堂のスペースに入ることが出来る人数も25人、時間も15分と決められています。

順番を待っていよいよ食堂に入ると、その大きさと厳粛な雰囲気、そして遠近法を駆使して描かれた作品の見事さに圧倒されました。

「ダビンチコード」の影響かもしれませんが、どうしてもイエスの左隣のヨハネが女性に見えてしまうことや、ユダの背後にはナイフを握った手が描かれていることが気になってしまします。

しかし、何よりも500年以上も前にこの場所にダ・ヴィンチが立ってこの絵を描いていたののか・・・と思うと、感慨深いものがありました。

【ミラノ~バルセロナの旅】

ゥオモ

【ドゥオモ】

天を仰ぐミラノのシンボル  完成までに500年以上を費やされたイタリア最大のゴシック建築

今回は夏期休暇を利用して2人の偉大なる人物の作品に会いに行ってきました。

先ず、その一人とは、イタリアの生んだ天才「レオナルド・ダ・ヴィンチ」

そして、もう一人は、スペイン建築の巨匠「アントニオ・ガウディ」です。

かねてから、ガウディの建築は見たいと思っていました。

もちろんイタリアやスペインのインテリアも見てみたいという思いと、我が奥方のショッピングしたい願望とが合いマッチして、今回は〔ミラノからバルセロナへの旅〕となりました。

もちろん、ガイド付きツアー旅行ではないので、歩け歩けの旅となることに・・・。

それも若いうちか!(もうそうでもないのですが・・・)
と、行き当たりばったりの旅なのですが、いくつかの目標は持っていました。

1つはダヴィンチ絵画の傑作「最後の晩餐」を鑑賞する事。

2つ目はガウディ建築未完の大作「サグラダファミリア」を見ること。

そして3番めは、子供のころからの夢だった、あの世界から愛されるチーム「FCバルセロナ」のホームグランドである「カンプノウ」に行く事!です。

小学校からオヤジになった現在にいたってもサッカーを続けている私のとっては、3番目も絶対に外せない目的なのでした!!

ミラノに着いた翌日、現地のツアー会社に指定されたメトロの駅前広場にあるカフェに向かいました。

私達の滞在したホテルはミラノ中央駅近くにあり、市内の中心部の「ドゥオモ」の近くに行くには、メトロやトラムといった路面電車を使います。

そこには、ガイドの人と私達以外には5人に日本人の方たちが来ていました。

この市内観光半日ツアーは、英語、フランス語圏のツアーに私達日本人ツアーが同乗するような形になっています。

【スフォルツェスコ城】

ミラノの栄華を今に残す領主の居城

ガイドの人は年の頃30歳前後でポロシャツにグレーのカラージーンズといったいでたちで普通の人なのですが、話し言葉がどういうわけか女言葉なのです・・・。

後で解ったのですが、座り方や走り方など見てもどうやら「おねえ系」

私達は影で「おねえマン」というアダナを付けました!

でも、ガイドとしての話術はとても解り易くすばらしい!ので楽しくなってきました・・・。≧(´▽`)≦

【フジエテキスタイル新作発表会】

フジエテキスタイルのニューコレクション「PROFILE」の新作発表会へ行ってきました。

これは、従来海外向けに作られた「YUBI」のシリーズのコレクションを主体した高級ゾーンのコレクションです。

しかし、嬉しい事に、新BOOK発売にあたり、価格設定を下げてより使いやすくなっています。

日本人の感性、美意識を現代的に表現した独自性の強いものとなっています。

また、特殊生地が多いため、縫製加工にもこだわり、生地ごとに最適な縫製スタイルを提案されています。

特徴としましては・・・

糸から拘った物作り 素材感

シルク・麻・ウールなどの自然素材とレーヨン・ポリエステルの組み合わせ
(日本におけるウオッシャブルや防炎品に対する開発コンセプトの違いが感じられます)

テクニックとしましては・・・

通風織・バーンアウト・バックカット・フィルム糸の使用・サークル刺繍・レーザーカットなどのテクニックなどなど・・・

日本で企画デザインし、ヨーロッパの織物工場で製作されています。
また、スタイルバリエーションの提案も豊富でした。

フレンジの使い方、 ダブルギャザー(ドレスのよう)、ビーズフレンジプラススワッグスタイル。フレーム上下の切り替えしなどのテクニックはとても参考になりました。

また、アパレルメーカーの織物工場を使う事による今までに出来なかった風合いの表現ができるようになったとの事でした。

改めて流石!と思うことは、何よりも社員の方々が、商品の特徴や開発製造に至るまでのストーリーを熟知していることです。

自社の商品に対するこだわりとプライドを感じられました。