【PARIS DECO…OFF】 その5

Houles(ウレス)のショールームはメインの会場とは離れてたバスティ-ユ地区にありました。
私たちが泊っていたホテルの近くです。
以前のショールームは火事になって一昨年に移転したので、新たにオープンされたショールームはとても綺麗になっていました。


Houlesは1928年にFelix Houles氏によって創立されました。
80年以上の歴史を持つフランス、パリの老舗タッセルメーカーです。

2代目まではクラッシックでゴージャスなデザインがほとんどでしたが3代目に受け継がれてからは、日本の伝統美に影響されたオリエンタルなコレクションを発信しています。
タッセルのモデル名にもNaomiやGeishaなど日本名が使われています。

実は、今回のウレス訪問には重大なミッションが託されていました・・・。

なんて大げさな・・・。 商談中のお客様のメインのカーテンに合わせたタッセルを2物件分仕入してくることになっていたのです。

偶然にも、日本でのウレス社のエージェンとを務めるジャン・マルク ドゥペールさんと遭遇。商談もスムーズに進みました。

その他に、店に展示する分や可愛らしいキータッセルを仕入れして、後日、日本に送ってもらう手続きをして、ショールームを後にしました。

さて、この夜は、パリ在住のマオさんと食事をする約束になっていました。
昨年も色々とパリを案内してもらったお礼にちょっと素敵なレストランを予約したのでした。

エッフェル塔のすぐ脇に「ケ・ブランリー美術館」はあります。アフリカ、アジア、オセアニアの原始美術中心とした美術品、彫刻品装飾品などが展示され、2006年のオープン以来話題を集めている美術館です。

ジャン・ヌーヴェルの設計で、池や小さな丘のある庭に囲まれ、夜は幻想的にライトアップされています。

その最上階にあるモダンなレストランが「レ・ゾンブル」です。全面ガラス張りでエッフェル塔を目の前に望むことができるのです。

肉料理ばかりで、魚料理に飢えていたので、皆迷わずメインは魚料理をオーダーしました。

テーブルに付いてくれたギャルソンが、どうもサルコジ大統領に似ていてなぜか緊張します。(笑)

美術館の建物と同じく、ジャン・ヌーヴェルが設計した店内では、天井のガラスに走る何本もの鉄筋が織り成す陰(レ・ゾンブル)が床に美しい模様を描き出します。

何と言っても、全面ガラス張りの目の前にそびえるエッフェル塔があまりにも大きくて夢かと思うほどです。
しかも、1時間おきにフラッシュライトが点滅するのです。

マオさんは相棒の石井さんのお知り合いの建築家のお嬢さんで、現在パリで大学に通いながら国連で働いているというスーパーレディです。
美味しい料理と楽しい話しで3人で大変盛り上がり、素敵なディナーでした。

エッフェル塔って下から見上げるととこんな感じです・・・(笑)

さて、翌日はロンドンへ向かいます・・・。


【PARIS DECO…OFF】 その4

パリの7区、老舗百貨店「ル・ボン・マルシェ」の裏通り辺りにもインテリアショップが立ち並ぶエリアがあります。

写真は「コンランショップ」の店内です。
日本とどこが違うのかな?リサーチ中です。
この「ウィリアム・モリス」の生地っていくらなんだろう?

雰囲気は日本の新宿の方が高級な感じがします。
お値段は凡そ半分くらいかなぁ。

こちらは、イギリスはウェールズのブランド「ELANBACH」(エランバック)です。
昨年から日本にも入ってきています。
一昨年の新宿で行われた「ヨーロピアンデザイン展」で最初に見かけて気になっていました。

エランバックは、故バーナード・アシュレイ卿によって創設されました。
この方の奥様がローラ。つまり、「ローラ・アシュレイ」なのです。

エランバックの特徴はそのデジタルプリントの技術にあります。
コットンかコットンリネンミックスの素材を使い、8種類の基本色から、1620万種類に上る数の色のバリエーション提供が可能なのです。

ようやく目的地のクリエーションバウマンのショールームに到着しました。

今年はクリエーションバウマン創立125周年とのことです。
原点に帰り、リネン・コットン・シルク・ウールの天然素材100%の“NATURA”コレクションを発表しました。

天燃素材は、まるで生き物のように空気や熱、湿気を吸収し、備蓄し、吐き出し室内の温・湿を自然に調整してくれる。
これが、ドイツを中心に普及し始めている「パッシブハウス」という省エネ住宅の考え方です。

左側の生地「ELWOOD EXTRAVAGANZA」はオークの木片が生地に付けられています。

いつも驚きを与えてくれるデザインもしっかり発表されていました。

親切に説明をしてくれたソフィアさん ありがとう!

次は、タッセルやアクセサリーの「HOULES」(ウレス)のショールムへ向かいます・・・。

FISBA 2011  新作発表会


FISBA(フィスバ)ことChristian Fischbacherの2011年春夏コレクションの新作発表会に行ってきました。

昨年までは、国際フォーラムで行われていましたが、今回は湾岸エリア「日の出」にある「仕事」と「遊び」を創造する複合施設「TABLOID」で行われました。
昨年の秋には「ルイヴィトン」のイベントなども行われた今話題のスポットです。

会場へと続く廊下には、新作のコレクションのデザインがサークルに切り取られ、可愛らしくポップに演出されていました。

上階のドリンクスペースを兼ねたディスプレイスペースには、さりげなく新作の「BEAU MONDE」が。
オパール加工の上にボタニカルなデザインで貴婦人がコットンの素材で表現されています。

さて、会場に戻り前から3列めに陣取りました。
その直後に大きな余震が・・・。 会場がどよめきました。
ちょっと不安げな雰囲気のの中、発表会が始まりました。

そして、また違うことにサプライズです!
なんとスイス本国から社長のマイケル氏と社長の奥様でもあり主任デザイナーのカミラさんが来日してプレゼンテーションをしてくれたのです。

スイスから直行便が飛んでいなかったので、北京経由で日本入りしたとのことでした。

こんなときだからこそ、あえて日本に来ることに意味がある。
日本の事を思うマイケルさんの気持ちが強く感じられました。

さて、プレゼンテーションのスタートです。

スクリーンにイメージを映し出し、音楽に合わせて、ステージ上から1枚々コーディネートしていくフィスバのプレゼンテーションです。

左端の「LIAISON」は、トワレ・ド・デュイというフランスの伝統的な表現技法の中に現代的なモチーフ用いたデザインです。
今回のコレクションの中でも一際目を引きます。

その中には、ジェームスディーンやマイケルジャクソンに似た人物も描かれています。       (チャーミングですね!)

カミラさんが広げているグラデショーンの美しい生地はシルク100%。
ラグジュアリーでドラマティックなデコレーションが可能です。

3年目を迎えた若い年代向けの「HOMEⅢ」のコレクションは、蝶やサークルののエンブロイダリーをあしらった柄など、機能的でありながらデコレイティブで、しかも価格は抑えた展開となっていました。

特に、得意な無地のコレクションは、発色の美しさ、しなやかな素材感
など、世界中にファンがいることを改めて納得させられる素晴らしさでした。

1月のパリのレポートでもブログで書きましたが、改めて見るとやはり素敵だなぁ~と実感しました。

そして、こんな時期に日本に来てくれたフィッシュバッハご夫妻に感謝です。

こんな素敵で素晴らしい生地を是非お客様にご紹介していかなければと強く思いました。

北欧スタイル Part2

北欧スタイルの施工例の続きです。


こちらもお馴染みのFANNY ARONSENの『カタリナ』です。

ホール・ヘニングセンのペンダントとも相性バッチリです。

ブラック&ブラウンの色だと大分印象が変わりますね。

こちらは、階段室の入口部をロールスクリーンのスタイルに仕立てました。

BORASの『ロック』のベージュ色です。

BORASの『ユートラドゴッド』です。

色違いのものをプレーンシェードのスタイルに。

BORASの『グリニング』です。

MARIMEKKOの『ルミマルヤ』 フラットスタイルのカーテンです。

ALMEDAHLSの『キツネとぶどう』 プレーンシェードスタイルです。

色違いのマルチです。1.5倍ヒダ使いのカーテンスタイルです。

TEIJA BRUHNの『イルタ』です。
生地巾が1つの柄になっています。 フラットカーテンスタイルです。

こちらは北欧ではありませんが、オランダのCHIVASSOのコットンプリントです。

こちらは、国産ISSO ECCO(イッソエッコ)『ペアー』です。

こちらも国産 トーソーのロールスクリーンです。

以上 北欧スタイルの施工例でした。

またやりますね!

北欧スタイル施工例 Part1

だいぶ春らしく暖かくなってきましたね!

これで花粉さえ飛んでなければ最高なんですが・・・(笑) 

さて、今回は当社で納めさせていただいた施工例をご紹介します。

当社のコレクションの中でも根強い人気の北欧スタイルから・・・。

人気のBORAS(ボラス)からMARIMEKO(マリメッコ)までの施工例を一挙ご紹介します。

相変わらず大人気のBORASの『バードランド』です。

アシンメトリナーなコーナー窓のをアレンジしました。

色違いのネイビーになるとこんな感じです。これもまた素敵ですね!

シェードスタイルにすると、絵のようですね。

ボトムを無地で切り替えしてアレンジしてみました。

可愛いらしい照明がいっそう引き立ちますね。

続づいては、こちらも大人気の『マラガ』です。

アクセントカラーの壁紙を張り替えて、同じ柄のファブリックパネルも付けました。

レッドの色もとても人気があります。

シェードスタイルにするとこんな感じです。

ブラック色です。

こちらはライトグリーン色です。

小窓はシェードスタイルに。内側はカフェカーテンで。

棚の目かくしはハトメのスタイルに、色はブラウンです。

こちらもBORASの『フォグリングストゥール』 春らしい柄ですね!

輸入建具に直接取付けたシェードスタイルです。

パイン材のフローリングによく合います。

次回に続きます・・・

「キツネとぶどう」と笹倉哲平

気が付いたらもう4月ですね!

さぁ~今日から新年度です!

ブログも普通のスタイルにもどして書いていきます!

私のお店がある江東区は新築マンションの竣工ラッシュです。

同じマンションの別のお部屋に何度も伺ったりします。

今日も、目の前に「ニトリ」さんがそびえる新築のマンションに納品に伺いました。

北欧スタイルの大好きなお客様のお宅です。

寝室の窓にアルメダール(スウェーデン)の「キツネとぶどう」というコットン地のカーテンを納めさせていただきました。

レースも雰囲気を合わせて可愛らし水玉のマルチカラーです。

透けにくい地にドットが刺繍されています。

お客様にも大変よろこんでいただきました!

帰り際、ふと見ると玄関の正面に素敵な絵が・・・

私の大好きな「笹倉哲平」さんの絵が飾られていたのです。
笹倉哲平さんのオフィシャルサイトはこちらです

「これって笹倉哲平さんの絵ですよね?」

「わかりますか? 私、この方の絵が好きで何枚か持ってるんです!」

という事で、お引越し後で大変なところをわざわざ見せていただくことになりました。

これってリトグラフではなくて本物の絵なんです!

お子様が生れた記念やご結婚の記念日などに少しずつ買い足していかれたそうです。

とっても素敵ですね!

元気お子さん達は、私をエレベーターの前まで見送ってくれました。

なんだかとっても元気が出て、明るい気持ちになりました。

フランスからのメッセージ

当社でメインで商材として取扱いしていますフランスのブランドCASAMANNCE(カサマンス)より震災により被災された方々へメッセージが送られてきました。

CASAMNNCE事務局からメールを以下にご紹介させていただきます。

先週の週末に、CASAMANCEの本社があります、フランスの北の街、リールで、日本での震災を想い追悼集会が開かれたそうです。

本社で、いつも一生懸命日本のマーケットをサポートしてくれているスタッフより、家族と共に参加したと写真が送られてきました。

Light de ≪ nihon gambare ! ≫、これがこのイベントの名前でした。

以下は、CASAMANEのCEOである Mr. Mathiew Derville からのメッセージです。

「私たちは、このような厳しい状況となっている日本のみなさまに心を向けており、一刻も早い復興を祈っています。

日本人がとても勇敢である事を知っています、そしてこの悲劇に大きな勇気を持って接している事でしょう。

今、私たちが多くの事を出来るわけではありませんが、何かできる事があれば、できる限りの事を致します。

どうか、私たちの思いが日本にある事を忘れないで!」

支援物資を届ける

先日ブログでご紹介した、台湾から送られてきた救援物資を届けに行ってきました。

いったいどこに持っていけばいいのか調べてみると、「東京青年会議所」が

近くの物流センターの1画を借りて支援物資の受付を行っていたのです。

こちらはOA機器メーカー「リコー」の善意により無償で開放されているのです。

センターの4階にある受付に行くと、「ありがとうございます!」という明るく元気な声で迎えられました。

そこには、男女数名の若いボランティアスタッフが、支援物資の品目毎の種分け作業をテキパキと行っているところでした。

「隣の倉庫に物資が保管してありますので是非見ていって下さい!」とスタッフの方に言われて中を見せてもらる事に・・・。

被災地からの要望を受け、それに合わせて必要なものを必要なだけ敏速に届けるようにしっかりと準備がなされていました。

その為に品目ごとにしかしっかりした種分けが必要なのです。

この大量の段ボール箱は「サンリオ」から送られたマスクだそうです。すごい数ですね!

綺麗に整頓された資材は其々の被災地へ送られて行きます。

何と 配送に使われている大型トラックはやはり「リコー」から無償で提供されたいるとのことです。

コピー機は是非リコーを使いましょう!っとスタッフの方と冗談で笑いました。

本当にボランティアの方々の明るくきびきびした姿勢に感動しました。

帰り際「ありがとうございました!」って言われて こちらが逆にありがとうございます!って思いました。

「頑張って下さい」と言ってセンターを出た後、なんだか元気が出てきました。

みんな何か自分の出来る事をやらなければと、得体の知れない義務感のようなものを感じているのかもしれません。

ちょっとしたことでも、「少しでも役に立てた」と思うだけでこんなにも明るい気持ちになれるものだなと感じました。

それにしても、日本の若者って捨てたもんじゃない!

いや逆にみんなが集まればすごいパワーになるんだなーって!

台湾のからの贈り物

今朝 DHLの配送便にて海外からの荷物がとどきました!

何だろう?と開けてみると、中にはインスタントラーメンなどの食料やビスケットやチョコレートなどの菓子の他に電池やマスクなどが沢山詰め込まれていました。

これって何かの間違いでは・・・?と思い、差出人を見ると、そこには見覚えのある名前がありました。

荷物は台湾からでした。

それは、アメリカのシェードメーカー「ルーセントホーム」の日本法人の社長からの物でした。

彼は台湾人で、日本の大学院を卒業し、アメリカのメーカーの代理店を日本で立ち上げたのでした。

そんなに頻繁に連絡を取合っていたわけではありませんでしたが、地震の直後には心配して、お互いの状況を確認し合っていました。

添えられていた手紙には、苦渋の決断が綴られていました。

1歳になる小さいお子さんの食料があまり手に入り難い状況による不安や、奥様のことを考えて台湾に帰る決断をしたとのことでした。

しかし、日本にいるスタッフを気使い、1人で日本に帰るつもりでしたが、台湾政府が東京を「RED ZONE」に指定していて、帰ることが出来なくなってしまったようなのでした。

彼は彼なりの精一杯の気持ちで私に食料などの荷物を送ってくれたのでしょうが、私は全然平気なので、彼にメールを送りました。

「心のこもった贈り物をありがとう!しかし、君からの善意の気持ちは被災地の人に届ける為、区役所に持って行くことにします!」

「この震災が少し落ちついて、また仕事が出来るようになったら、この業界を盛り上げる為に一緒に頑張りましょう!」

「その日が少しでも早く来るように、私はこの東京で私の出来る事を私なりに頑張っていきます。」

さぁ~ 明日からもガソリンは控えめに、節電しながらバリバリ仕事します!!

東北関東大震災  あなた達は1人じゃない

大変な事が起こってしまいました・・・

メディアから流れる映像を見るたびに心が打ちひしがれてどうしようもない気持ちになります。

そんな中、小学校の先生が作られた動画に感動して涙が止まりませんでした。

みんなと気持ちを共有し復興に向けて頑張ろう!という気持ちを奮い立たせてくれました!

世界中からあふれるエール 日本人のみんなの優しさ、そして強さを感じます。

先ずは自分の出来ることから始めます。

夕食の時に節電の為、照明を消してローソクを立ててみました。

「結構ロマンチックでいいかも・・・?」 

あんまり深く考え込んでいてもしょうがない。

前を向いて今自分が出来る事をやりましょう。

それは普段通りに冷静に過ごすことなのかもしれません。