オリジナルカーテンを作ろう

前回の話では、カーテンやシェードのサイドや上下に違う色の生地を持ってくることにより、
全体的な印象が変わってくるお話しをしました。

それでは、実際の事例をご紹介いたします。

カメンゴ(CSMENGO)
こちらは、フレーンシェードでサイドフレームを入れた事例です。

実は、生地巾が足りずに、苦肉の策でもあったのですが、引き締まった印象になり、
結果としては、とても良い仕上がりで、お客様にも大変喜んでいただきました。

カサマンス(CASAMANCE)
こちらはの場合は、上の例とは逆に、サイドに印象度の強い刺繍の柄を持ってきた例です。

中央のピンクが、明るい印象を与えるので、花柄の華やかさが一層美しく映えますね。

カメンゴ(CAMENGO)
こちらは、子供部屋の例ですが、水玉とストライプの組み合わせです。
ボトムに色を持ってくることにより安定感が出ます。
お客様には大変喜んで頂き、後日、お子様からこんなに可愛らしいお手紙をいただいちゃいました!
ありがとうございました。

フジエテキスタイル ワールドコレクション
下の写真の例では、窓の大きさによりトップとボトムを逆に切り替えしを入れてみました。
ビビッドな赤の色が映えて、力強い印象を与え、大胆な花柄をより引き立てていますね。

アルメダール
こちらでは、柄のポイントになっているキツネの色のオレンジを10cmだけフレームに入れました。

川島織物セルコン
最後の例は、両開きのカーテンの中央にもフレームを入れた場合です。
フレームの巾は20cmです。 淡いグリーンの植物柄に少し濃い色の茶系のグリーンを入れてみました。

このように、柄物生地にプラスして一工夫することにより、違った印象のオリジナリティーを出すことができます。

是非 ご自分だけのオリジナルカーテンを考えてみてはいかがですか?

こうやって、お客様と一緒にオーダーならでは良さを考えていければ・・・と思っています。

サイドフレームの色

オーダーカーテンや、オーダーのローマンシェードの場合、オリジナリティーを表現するために
サイドにフレームを付けたり、ボトムやトップに切り替えしを入れたりすることがあります。

製品そのものを引き締った印象にしたり、安定感を出す効果もあります。

以下の写真は、お客様にご提案した時の簡単なシュミレーションです。

サンダーソン スウィートベイ(1)

イギリスはサンダーソン社のスウィートベイという人気の生地です。

サイドフレームに草花のグリーンの内の1色を取り入れて、その印象の違いを比較してみました。

まずは、1番濃い色のグリーンを合わせた場合です。
引き締まった印象になります。

サンダーソン スウィートベイ(2)

次は、中間色の明るいグリーンを合わせた場合です。
フレームの色が、花柄をより引き立てますね。

サンダーソン スウィートベイ(3)

そして、一番明るいグリーンの色で合わせた場合です。
明るい印象になりますが、少しぼやけた感じになりますね。

サンダーソン スウィートベイ(4)

そして、最後はグリーンではなく、落ち着いたブラウングレー系の色で合わせた場合です。
少しさみしい印象でしょうか。

このように、合わせる色でまた違った印象になり、オリジナリティーも楽しめるのです。

大きな大胆な柄物でも無地を一部取り入れるだけで、そんなにしつこくない印象になったりするのです。

是非 オーダーならではの、自分だけの組み合わせを楽しんでみてください。

ロールスクリーンの生地交換

今回は、ロールスクリーンに生地の交換について書きます。

数年前に幼稚園の遊技場にお取付したロールスクリンのメンテナンスにお伺いました。

巻きずれが起こってしまい、そのまま無理に昇降を繰り返したので、生地の端部分が傷んでしまったのでした。

このまま、調整して使う事もできますが、まだ数年しかたっていないので、無償で生地を交換させていただくことにしました。

まずは、新しい取替え用の幕体を用意します。通常、生地のみの交換の場合は製品価格の60%で承ります。

既存のロールスクリーンの芯のアルミ部分まで下して生地を端から外して行きます。

スクリーン押さえのつばの部分を巻取りパイプの端から引っ張って生地を取外します。

次に新しい生地を外した時と同じように端から生地を取り付けます。

生地をスクリーン押さえのところで折り曲げ、スクリーン押さえを押し込みながらパイプの溝にはめ込みます。

生地が全て挟み込めたら、逆に巻き取ってサイドカバーを付けて完成です。

最後に巻きずれがないか確認し、あるようならば、調整シールを貼って左右のバランスを取ります。

慣れれば意外に簡単にできます。ウォッシャブルの生地をお洗濯して取り付けるのも同じ要領です。

また、メーカーのホームページにも図解で解りやすく解説してありますのでご参照下さい。
http://www.blind.co.jp/maintenance/pdf/06RS-8.pdf

チマー&ロード(ZIMMER+ROHDE) その3

今回もチマー&ロードのコレクションをご紹介します。

こちらは、「Residence」のコレクションから「Callas」という生地です。

素材はポリエステル100% 薄いベージュからモーヴ色をベースに立体感のある幾何学柄が表現されています。

コンテンポラリーな空間にとてもマッチする色合いです。

チマー&ロードは、ファッションの流行を意識し、洗練された「輝き」を取り入れています。

こちらは「Scroll」という難燃性に優れたトレビラ100%のコレクションです。

透明感のあるシアーな生地で、バックカットという手法で柔らかな曲線の柄が表現されています。

色展開も ブラウンやグレーをベースとしたダークで落ち着いた雰囲気のものから

純白をベースとした北欧スタイルの空間にマッチしそうなものまで様々。

実験的で、立体感のある刺繍や総模様の刺繍、メタリックでクールな色合いの生地や大胆なオーナメント柄など、

上質なシルクをベースに使ったファブリックや、機能的なトレビラCSのコレクションは、

コントラクトからハイセンスな住宅まで、モダンで気品ある居住空間を演出してくれそうです。

チマー&ロード(ZIMMER+ROHDE)は1899年の創立以来、ヨーロッパの最高級ブランドの一つとして常にインテリア業界をリードしてきました。

フランクフルトで設立された後瞬く間にヨーロッパ中に知られるようになり、戦後は世界のインテリアの主要な影響力となる一流ブランドへまで成長しました。

当店では、チマー&ロード(ZIMMER+ROHDE)の正規取扱い店として、最新のコレクションブックやハンガーサンプルを取り揃えております。

是非 お手に取ってその風合い、クオリティー、微妙な色のバランスを感じていただければと思っております。 

チマー&ロード (ZIMMER+ROHDE) その2

前回に引き続き チマー&ロードのコレクションの中からご紹介します。 

こちらは昨年発表された「RESIDENCE」のコレクションから「Eleganza」という生地です。

シルク100%のベースの生地にビスコースで立体感のある重厚な刺繍が施されています。

実験的で、立体感のある刺繍や総模様の刺繍、メタリックでクールな色合いの生地や大胆なオーナメント柄 等々

モダンかつ豪華、そして技巧的にもとても面白いコレクションです。

上質なシルクをベースに使ったファブリックは、モダンで気品ある居住空間を演出してくれそうです。

チマー&ロード (ZIMMER+ROHDE)

ドイツの高級ファブリックブランド「チマー&ロード」をご紹介します。

チマー&ロード(ZIMMER+ROHDE)は、1899年の創立以来、ヨーロッパの最高級ブランドの一つとして常にインテリア業界をリードしてきました。

伝統的ながらも、モダンな色使い、斬新なテクスチャー、そして豊富なデザインが特徴です。

「Fine Cloth-上質の生地」をコンセプトに、100年以上に亘って素材、色彩、デザインの研究を続け、常に美しさと普遍性を兼ね備えたファブリックを生産しています。

写真の「Manoli」のコレクションはコットン65%ポリエステル35%の組成です。

使いやすいベージュ系からグレー、ボルドー、パープル、ブラックまで13色の展開。 

ジオメタリックな柄が力強い刺繍で表現されています。

カーテン以外にも、椅子の張地としても使用できます。

以前ブログでご紹介したパリのショールームでもソファーの張地として使われていました。 

次回も当店の「チマー&ロード」のコレクションをご紹介します。

ナニック ウッド(木製)ブラインド

今回は、ナニックのウッド(木製)ブラインドを取り付けてきましたのでご紹介します。

ナニック社のウッドブラインドは厳選された反り難い無垢材を使用し、スラットの塗装は加工後に施す為とても綺麗に仕上ります。

やはり無垢材の風合いは格別で、理想の高いファン層には大変支持されています。

ナニック社はアメリカ・マサチューセッツ州に拠点を置く木製ブラインドメーカーです。

1996年ナニックジャパンが設立され、2003年より日本国内生産を開始しました。

無垢のバズウッド(シナノキ)を使用し、注文に応じて材料の選定、加工、塗装、組立て等の全工程を一貫して戸田工場(埼玉県)で行い1台づつ製作されています。

ナニックの木製ブラインドには数々の特徴がありますが、特筆すべき点としては、以下の通りです。

① 標準63色を始め特注色にも応えられるカラーバリエーションの豊富さ

② 横型ブラインドの羽幅が25㎜~60㎜まで4種類揃っている

③ 製作寸法がミリ単位で発注できる

④ 標準のヘッドレールに無垢材が貼りこまれていて意匠性に配慮されている

⑤ 最大製作寸法が9㎡までと適応範囲が広い。

などが挙げられるでしょう。

今回採用していただいた、このグリローズと言う色も微妙に肌色がかったホワイトグレーで木目が美しく表れていて素敵な色合いです。

ブラインドの昇降とチルト(羽根角度)操作は、軽くスムーズなモノコントロール方式です。

スラット(羽根)重量の重い木製ブラインド用に特に開発した昇降機構を標準装備している為、ブラインドの昇降及びチルト(羽根角度)操作がとても軽く、そして確実に行えるのです。

クリエーションバウマン バーチカルブラインド

クリエーションバウマンのバーチカル(タテ型)ブラインドを取り付けてきました。

スイスのメーカー「クリエーションバウマン」の特徴は、その洗練されたデザインとクオリティーにあります。

そして、他のエディターともっとも違うところはいわゆるメカ物を持っているということではないでしょうか?

そのメカ物の代表格がこのバーチカルブラインドです。

従来、バーチカルブラインドの羽根は、1000㎜以上の幅の生地に加工を施し、それをカットして作られています。

織に凸凹感がある生地はこのような加工ができないので、平坦でのっぺりした生地しか使うことが出来ずに、主に機能重視のオフィス用でした。

そんな味もそっけもないバーチカルブラインドの革命を起こしたのがクリエーションバウマンでした。

生地を羽根幅の127mmで織ることに成功し、洗練した生地で、裾にチェーンを付けなくても良い、美しいシルエットを表現できるようになったのです。

また、上部のメカも端の重なり部も均等になるように配慮されています。

スラットを余分に何枚か別に付けてくれているのも、今の国産メーカーにはない親切なところですね!

写真は「SUEZⅡ」のコレクションです。羽根の中央が少しラメが入ったようなスリットが入って、そこから抜ける光がキラキラと光って見える美しいスラットです。

日本では1番に人気があるコレクションだそうです。

モリスの壁紙

今日もとっても蒸し暑かったですね!

そんな中でも職人さん達は頑張ってくれていて、リフォームの仕事は進行しています。

ウィリアムモリスの壁紙を施工したので、ご紹介します。

こちらは「ブレアラビット」というモリスのコレクションの中でも人気のデザインです。

1882年にモリス自身によりデザインされ、うさぎのモチーフの柄がシンメトリーに表現されています。

当店でも現在、モリス商会の設立150周年を記念した、モリスアーカイブコレクションのショップディスプレイのコンテストに参加しています。

日本の人々から昔から愛され続けるウィリアムモリスのコレクション。

是非 この機会にご来店いただき、ご自分の目でお確かめいただければと思っております。

お待ちしております!!

モリス商会 設立150周年記念サイトはこちらから http://www.morris150.com/

ロールアップ網戸

ちょっと変わった「ロールアップ網戸」をご紹介します。

セイキ販売という会社から販売されているセロアⅡという商品です。

新築された時に設計事務所からの依頼で、すべての窓にウッドブラインドを取り付けさせていただいたのですが、お勝手口のドアからの風通しを良くされたいとの事で網戸を取り付けることになりました。

と言っても、あまり意匠を壊すことがないように、しかも機能的なものをと言うことでこの網戸を採用しました。

網戸といってもロールスクリーンの様な形です。 サイドと下部にフレーム枠を付けて、隙間から虫が入らないようになっています。

メカ部分の色もサッシ枠の色に合わせて選ぶことができます。

これで、リビングからの風通しも良くなり、エアコンを使わなくても少し涼しくなるのではないでしょうか? 節電に貢献ですね!

セロアⅡ カタログ