アルハンブラの新作カーテン

今日は一日雨がシトシト、肌寒い天気でしたね・・・。

そんな中、高層マンションの見晴らしいの良いお部屋にカーテンの納品にお伺いして来ました。

Forever Collection col.07

お納めしたシアーの生地は、スペインのブランド『ALHAMBRA』の昨年のコレクションです。

人気のサークルモチーフの柄に、これもトレンドのモーブ色のドレープを新作のコレクション「Sensai Collection」から合わせました。

Sensai Collection LUOMA col.09

「arflex」のシックなカウチソファーと、ナチュラルなキャベの敷物。クリスタルのシャンデリア。

ナチュラルモダンなテイストのコーディネートです。

HOULES IOKO 35262 col.9009

 

タイバックにフランス「HOULES」(ウレス)のIOKOのコレクションを合わせました。

ちょっとお天気が悪く、画像が悪いですが、後日改めて施工例でご紹介させて頂きます。

 

 

ローマンシェード セパレートスタイル

本日は、ローマンシェードのセパレートスタイルのご紹介です。

ワイドが3.3m程あるL型のコーナー窓です。 左側の外開きのサッシ部分を起点に分割してセパレートスタイルでプレーンシェードをお作りしました。

左側の片開きのサッシの開閉時には、この部分だけ昇降すれば良いので使い勝手が便利です。右側はガラスはFIXになっているのであまり頻繁には操作しないからです。

セパレートスタイルは、1台のローマンシェードで生地を2分割し、左右のシェードが別々に操作出来ます。価格も2台お求めになるより断然お得なのです。

そしてもう一つ、プロとしての見せ所はL型のコーナー部分の収まりです。入り隅の直角部分の頂点が合うように、実寸で寸法図を起こして製作寸法を出しました。

同じ空間にある掃出し窓は、プレーンのカーテンスタイルにしました。横ストライプの張り感が強い生地ですので、形態安定加工をかけてシルエットが綺麗に出るようにしました。

間接照明の色の見え方や、アクセントに使ったエコカッラトを絵のように見せる演出も素敵です。より一層お部屋の雰囲気を引き立てていますね。

クリスチャン・フィッシュバッハ 「ボウ モンド」

クリスチャン・フィッシュバッハ(日本フィスバ)の「ボウ モンド」をお取付けしてきました。

幅1mの物をフラットスタイルのカーテンに仕立て、タペストリーの様なイメージでお使いいただきます。

玄関から直線に伸びた廊下の奥の扉を開けると、リビングの窓の正面に、この印象的な柄が見えてくる演出です。

背景には、ブルーのストリングカーテンが掛けられ、何となく幻想的な雰囲気を醸し出しています。

このコレクションは、昨年の春夏に発表されたものです。

貴婦人や子供たちを描いたディスプレイ効果の高いレース。オパール加工の上にボタニカルデザインをプリントで仕上げたデザインがとても印象的です。

昨年の暮れ頃から、丁度この位のサイズで店頭にディスプレイしたところ、同じようなサイズでアクセントとして使って頂ける方が多くいらっしゃるようになりました。

上の写真は、昨年の「パリ デコオフ」に行った際、クリスチャン・フィッシュバッハの現地のスタッフからショールームで説明を受けているところです。

この時は、面白いデザインだな・・・ としか思っていなかったのですが・・・。

こんな使い方もあるのだなと改めて実感した本日でした。

カーペットの張替え ジョイントってどうやるの? 

今日は、カーペットの張替工事を行いました! 

日頃お住まいになっていてもどのように工事されて収まっているのか解らないものです。

そこで、写真でご紹介しながら解説しちゃいます!

写真左上から、キッカー、トリマー、アイロン、カーペットローラー、カッター、目打ち、ハンマー、はさみです。だいぶ年季が入って使い込んでますね~ (^o^)

これらが、カーペットのフェルトグリッパー工法に使用する道具です。はさみは2種類。フェルト用とカーペット用に分けて使います。

本日、施工をお願いした市川さんとは、もうかれこれ20年以上の付き合いになります。

キャリア29年の大ベテランです。


部屋の隅には、カーペットを引っかけて固定するためのグリッパーが付いています。

これの内側にフェルトを敷き詰めて、あまった部分をきれいにカットします。


施工したお部屋のサイズは6.8m×4.2mです。カーペットの巾は3.64mですので、ジョイントが必要でした。

ジョイント部分が美しく仕上がるように、カーペットの目に合わせて、直線が出るようにカットします。これを目を通す作業と言います。


ここで登場するのがシーミングテープです。カーペットの裏側に入れてジョイントするために使います。


カーペットのジョイントのセンター部分にシーミングテープを入れます。


シーミングテープの表面を溶かす為に、熱したアイロンを入れます。


ジョイント部分に沿ってアイロンをスライドさせ、上から抑えてジョイントしていきます。
この時にカーペットのループ部分が交互に重なるようにするのがポイントです。


ジョイント部分にカーペットローラーを掛けながらなじませます。


目打ちの先端がジョイントした部分です。 

良く見ないと、ジョイントがいったいどこだか解りません。


ジョイントが冷えて固まってくれば、次の作業はキッカーでカーペットを4方に伸ばし、グリッパーに固定する作業です。

この引っ張り具合が悪いと、後でカーペットがたるんで、表面はしわになってきたりします。

大変な重労働。汗をかく作業です。でも今日は寒かったので丁度よいかも・・・(^o^)


あまった部分をトリマーでカットしていきます。


最後にカーペットの端部を巾木との間にきれいに入れ込んで仕上りです。

その後、手伝って掃除機をかけていたので、仕上りの写真を撮るのを忘れていました・・・。

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カーペットは温かみがあって歩行感もやわらかく、体にやさしいので最近特に見直されてきています。

特にウール素材の物は『冬暖かく夏は涼しく』断熱材効果がありとても快適です。

また空気を浄化する機能を持っています。シックハウスの原因となる「ホルムアルデヒド」などの有害物質を吸着し内部に閉じ込める効果もあるのです。

カーペットや壁紙のインテリアリフォームのご依頼も承っております。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

ハンターダグラスのデュエットシェード

ここ2.3日本当に寒いですね~!

今日はそんな中ハンターダグラス社のデュエットシェードをお取付してきました。

お取付したお部屋は1F寝室なのですが、ここはお庭に出入りできるガラスの開きドアになっています。

おやすみになっているととても寒いということで、断熱性に優れたデェットシェードをお奨めしました。

まさに寒さ対策なのですが、そのシルエットも素敵です。

デュエットシェードは、1985年にアメリカで開発されました。優れた断熱効果のハニカム構造により夏は涼しく、冬は暖か省エネシェードです。

そしてお取付したのは、上の写真のように2層のハニカム構造のアーキテラシリーズです。

もちろんより高い断熱性と吸音性を発揮します。

上の写真は、少し前に付けたものですが、このようにスリット窓の内側にすっきり収まり、見た目も美しいシェードです。

CASAMANCE シルクのカーテン

フランスの高級ブランドCASAMANCE(カサマンス)のシルクのカーテンをお取付してきました。

iPhoneで撮影したので画像があまり鮮明でなく申し訳ありません・・・。

天然素材のシルクやリネンの刺繍のコレクションはまさに一番高価な価格帯になります。

今回は、ご新居のリフォームを機にリビングに採用してしていただきました。

  

一昨年に発表されたコレクションで「Baie d’Along」

ベトナムの世界遺産の名前が付いたこのコレクションは、オリエンタルからインスパイアされた花柄のデザインを中心に構成されています。

写真は、3年前のパリで開催されたメゾン・エ・オブジェでのディスプレイです。

それぞれのデザインは、刺繍、プリント、ジャガードなど素地によって様々な雰囲気を醸し出していますが、全体としてはエレガンスで上質な表情を持ち、優雅でモダンな印象のコレクションです。

ワイドスパンの形態安定加工

本日ご紹介するのは、ワイドが4m程ある大きなスパンでの形態安定加工を施した事例です。

以前のブログでも書きましたが、形態安定加工には2種類ありまして、縫製が仕上がってからスチームフィニッシャーで整えるものが1つです。

そしてもう一つは、上部のプリーツ部分を仕上げる前に型にはめて真空釜に入れ、圧力をかけてしっかりと形状を整えるやり方です。

今回は後者を採用しました。しかし、従来ならばその型紙の問題で仕上げられるワイドが2.5m程しか出来ないことになっていました。

そこを縫製工場にお願いして、このために4mのワイドスパンの型紙を特別に作ってもらったのでした。

こちらの窓は、クランク状にカーブレールが付いてます。入り済みで合わさるように左右アシンメトリーな寸法になりました。

ちょっと解り難いですが、裾の切替えし部分を家具のTVボードの高さに合わせて流れるような一体感を出すようにしています。

また、ボトム部分をダークな配色で切り換え、安定感とオリジナリティーを表現しています。

シンプルな生地ですので、形態安定加工を施し、美しいシルエットを作り出すことで、大きな総ワイド6m程ある窓がに圧迫感をもたらすことなく上手く仕上がりました。

使用した生地は、インハウスの新作「ESSENCE」よりセレクト。ポリエステル100%の組成、ベルギー製です。

マリメッコのビンテージファブリックで

コットンプリント大好きなお客様から、お手持ちのヴィンテージファブリックをお預かりしてローマンシェードとクッションをお作りしました。

お客様が昔から大切に仕舞われていた鮮やかでポップなデザインの生地です。

日本でも大変人気の高い北欧のマリメッコの生地で「KARUSELLI(カルセッリ)」という1973年にデザインされたシリーズのヴィンテージ生地です。(現在は販売されておりません)

実はこの生地をデザインされたのは日本の方で『脇阪克二』さんと言う方なのです。脇坂さんのデザインは、大胆な色使いと華やかでかわいらしさが特徴的です。

それでは少し脇坂克二さんについてご紹介しましょう。

1944年京都生まれ。24歳でフィンランドに渡り、飛び込みで世界的なブランドであるマリメッコに入社、1968年から1976年の8年間活躍しました。

中でも車をモチーフにしたポップなテキスタイル「Bo Boo」はアメリカで大人気となり、マリメッコのクラシックコレクションになっています。

1976年から1985年まではニューヨークのラーセン社に所属。帰国後もワコールのインテリアファブリックやマリメッコのファブリックコレクションを発表。

現在は「SOU・SOU」のテキスタイルデザインのほか雑誌の表紙や絵本の絵、2005年から京都造形芸術大学染織コースで客員教授もされています。

脇坂さんの他にもマリメッコには『石本藤雄』さんも2006年まで在籍されていましたね。

コットンプリントが大好きなお客様と仕事をさせて頂いたことでとっても勉強になりました。

こちらの窓以外にも素敵なコットンプリントで飾らせていただいたので、また改めて施工事例としてご紹介させて頂きましょう。

イギリス 花柄のカーテン

最近 若い女性でインテリアにお金をかけられる方が増えています。

その中でも共通しているコンセプトが、やはり女性らしい花柄をご希望されるということです。

当店で取り扱う輸入の生地の中では、イギリスの「CLARK&CLARKE」や PT 「prestigious textiles」などが比較的リーズナブルな価格で人気の高い商品です。

  
写真はパリで行われた「メゾン・エ・オブジェ」での其々のブースの一コマです。

 それでは、その事例をいくつかご紹介します。 まずは「CLARK&CLARKE」から。

お客様のご希望のイメージは花柄のバックが人気の「キャス・キッドソン」です。

ブルーグレーの落ち着いた地の色に華やかな柄が映えます。

こちらも同じ「CLARKE & CLARKE」の「VINTAGE」のコレクションからで、小枝にチョウが舞い小鳥が歌っています。

   

ピンクの色違いもあります。

  

上の写真は、シェードとコーディネートしたみた事例です。

続いては、PT 「prestigious textiles」のコレクションからの例をご紹介します。

このブランドは、様々な国内のメーカーからセレクトされコレクションブックの中に入っています。

フジエテキスタイルのワールドコレクションから販売されているシリーズです。

トップの部分を切り返してアクセントにしています。

プリント生地だけではなく、サテン地に刺繍が施されたチューリップの柄が可愛らしいものもあります。

こちらもピンクが大好きなお客様にお作りしたものです。

明るいイギリスの花柄の生地でお部屋を華やかに演出してみてはいかがでしょうか・・・?

 

デザイナーズギルド

デザイナーズギルドのカーテンをお取り付けさせていただきました。

WhitewellのコレクションからELENORA という生地を使いまいた。麻100%の地に手書きタッチで美しいアジサイの柄が描かれています。

色違いはこんな感じです。

お付けしたのは、窓ではなくて収納の目隠しとしてでした。このスペースに華やかな雰囲気を出すことでダイニングスペースを明るくされたいとのご要望でした。

元々、枠の内側に機能性レールが付いていましたが、このまま取りつけてしまうと、カーテンが壁面に干渉してしまい、せっかくの良いカーテンが台無しです。

しかし、社宅のお住まいなので新しく壁に穴をあけるのは出来ません。そこで、補助金具を使って下の写真の様に装飾レールを取り付けました。

既存の装飾レールを取り外しL型の補助金具で、100mm程高い位置に正面付け出来るようにしました。
これでしたら、お引っ越しする時は、元付いていた位置にレールを戻せば大丈夫です。ビスの穴の後はコークボンドで補修しました。

お取り付け後、お客様にはとても喜んでいただきました。

お使いしたカーテンレールはTOSOのソワイユ19のパールホワイト色です。

カーテンは生地だけではなく、その見せ方によって印象度も全然変わってきます。

お部屋の雰囲気にあったカーテンレールやタッセルなどのアクセサリーの使い方などが大切です。

また、生地の特徴にあったヒダ使いやスタイルなどによってウィンドウトリートントの良し悪しは決まってくるのです。