コルクタイルの施工

今回は、コルクタイルの施工手順をご紹介しましょう。

コルクの床は他の一般木質床材に比べて保温性が高く、床表面温度が下りにくいため、足が触れた時の放熱効果(ヒヤッとした感覚)を解消します。

また、表面がベトベトしにくいため、夏場でも快適です。

今回は、カーペットからコルクタイルへのリフォームです。

下地用コルク

既存のカーペットを剥し、下地を調整します。

そして下地用のコルクタイルを張ります。

こうやって2重にすることによって優れた遮音性を発揮するのです。

部屋の角に小さなタイルが入らないように、基準になる線を出します。

揮発性の接着剤を使用しますので、扇風機を使って、換気を行いながらの作業です。

コルクタイルは両面に接着剤を塗って接着します。

このように広げて裏側に接着剤を刷毛ベラまんべんなく塗布していきます。

下地にも同じように接着剤を塗って、仕上げ用をコルクを圧着していきます。

コルクとコルクの目地部分が段差にならないように、上からしっかりとローラーを掛けます。

はい、きれいに仕上がりました。

全体に専用のワックスをかけて完了です。

2重貼りにして敷居との高さを合わせたので段差もなくすっきりと仕上がりました。

コルク材は自然の生命力を最大限に生かした素材のため、ホルムアルデヒドなどの発生がほとんどありません。

耐摩耗性に優れ、高い防滑性をそなえたコルクタイルは、ほどよいクッション性により滑らず、足に疲れを感じさせないのが特長です。