【メゾンの会場へ】

パリに来て3日目。本日から『メゾン・エ・オブジェ』の開催です。

毎回 初日は混むことが分かっているで、シャトルバスは使わず、RERにて会場に向いました。


毎回のレポートでもご紹介している通り、メゾンの会場はとっても広いので全部を見て廻っていたら何日あっても時間が足りないほどです。

やはり私たちが向かうのは、当然世界のインテリアテキスタイルのトレンドを発表しているエディターが集う「」エディトゥール」になります。


今年から新設された7号館です。

2年前に起きた、強風の影響での会場クローズ問題を受けて新設されたのでした。

これにより、今までは5号館の奥に位置し、たどり着くまで大変だったのが解消されたのは助かります・・・。

しかし、パリ市内にショールームを持つ大手のエディターは昨年と同様「パリス・デコ・オフ」で新作を発表するということになったのでした。

さて、レポートは当然エディトゥールをメインにさせていただきます!


会場に入ると早速に知り合いに遭遇しまいた。

前々回のブログでリポートした「チマーアンドロード」の日本代理店を務めるチェルシーインターナショナル手井社長のご一行です。

皆さん ドイツのハイムテキスタイルから長期で日本を離れパリに入っているので少々お疲れのご様子です。

この後、同じく日本でトレンドセミナーの講師としても活躍されていて、ヨーロッパ取材中の奥村さんとも合流。

サンゲツさんのブースの席をお借りして一休み・・・。今夜のディナーの約束をして、行動開始です・・・。

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写真はタッセルやフリンジなどアクセサリーの会社です。 やはりヨーロッパは本場 このようなアクセサリーはとっても豊富です。

私たちも お客様一点ものオリジナリティーを演出するために日ごろから提案の中に取り入れるようにしています。


このような立体的な壁装は会場いたるところで見られました。

これは立体感のある出来上がったものをランダムにデザインしてるものですが、いわゆるベッドのヘッドボードのような「布団貼り」も壁装のアクセントとして多く見かけました。


こちらは、アジアはタイ発のブランド「PASAYA」です。

何故か今年のテーマはスカンジナビアだそうで、写真のような鮮やかなストライプやチェックなどさわやかな印象のコレクションを発表していました。

こちらも世界的な見本市 ベルギーの「DECOSIT」でも3年連続でデザイン賞を受賞し、ヨーロッパでも高い評価を受けています。

説明してくれたManaging Directerのラィチヤさん(女性)は、是非タイの本社工場を見学に来てくれって!

「是非行くよー!案内してくれます?」って言ったら「もちろん!待ってますよー!!って」

相棒の石井さんと 絶対行こうっ!て決めたのでした・・・。 それまで頑張らねば p(^-^)q

当社でも昨年から本格的に取り扱いを初め、見本帳やサンプルも少しずつ入荷しております。

是非ご覧になりに来てください! しかもお値段もお手頃で使いやすい設定となっているのも魅力です。


こちらはおなじみにの「デザイナーズギルド」です。

ギルドのブースは本当にいつ来てもにぎわっています!

しかもその大半が女性です。

鮮やかで華やかで可愛いらしいコレクションの数々は毎年うれしい驚きをもたらしてくれます。


リゾートをテーマとしたような、さわやかなブルーを基調としたコレクションが目を引きました。

また、クラシカルな柄を現代的にアレンジして独特の世界を表現しています。

デザイナーズギルドでは、斬新で幅広い種類のデザインが毎年生まれています。

東欧のデコラティブなデザインアートやイタリアの建築、古典的な様々なモチーフからインスピレーションを得ているそうです。


また、今年は2年ぶりにキッズのコレクションを発表しました。

本当に華やかで可愛いらしいですよね! 日本でも最近子供部屋にお金を掛ける若いお母さんが増えています。

やっぱり夢があるたくさんの色やキャラクターに囲まれて成長して行くのって、お子さんの情操教育にとても良いのだそうです。


さて、こちらは当社でもメインで取り扱っております「カサマンス」です。

カサマンスはパリからも近いリールに本社とショームームがあるので、あえてパリにはショールームを出さずに、こうしてメゾンの会場に出展して大きなブースを構えています。

毎年出されるコレクションの多さもさることながら、そのそれぞれのデザインや色使いに外れがが無いのには感服します。

写真は「Odyss」からのコレクション。メタリックなビロードの糸を使って浮き彫りのようなパターンを表現しています。

現代的ですが、何故かエレガントであり落ち着き感のある色使いのカサマンスのコレクションは、個人的にも大好きなブランドの一つです。


こちらは妹ブランドのカメンゴのコレクションです。

よりあでやかで華やかな色使いが特徴のコレクションは毎年時期をずらしての発表が多くなってきました。

いつも新鮮なイメージを与えられるし、其々の特徴の良さをじっくりと味わえるメリットもありますが、マーケッティングの戦略としても的を得ていますね。

もともと、ブランド発足からのアイデンティティーとして、フランスの伝統に固着することなくワールドワイドな独自の視野を持ち、商品開発する。というポリシーが様々な国の人々の心を捉え短期間で急成長した要因なのでしょうね。

今後も目が離せません。注目のブランドです。


こちらも、毎年斬新なコレクションを発表して私たちを楽しませてくれる「エリティス」です。

写真は」Eliya」。アフリカンテイストの エスニックな柄を レーザープリントで表現しています。


スペインの高級ファブリックを扱う「ガストン・ダニエラ」。

スペインらしく南国のリゾートしたブースは毎回ソファーを中央に配置してリラックス感のある雰囲気を出しています。

また、古い布地を復元する特別チームを持っているそうで、多くの歴史的建造物の修復にも携わって来たそうです。

さすが老舗。1876年に設立と言うから歴史を感じますね・・・。


こちらも好きなブランド、スウェーデンの「サンドバーグ」社です。

こじんまりとしたブースですが、壁紙とテキスタイルが可愛らしく且つ華やかに表現されています。

北欧らしい温かみのある鮮やかなコレクションのバラエティさは実にさまざまです。


オランダの「アイフィンガー」のブースです。

鮮やかでポップな壁紙が印象的ですが、テキスタイルのコレクションも豊富です。

オランダらしく、常に時代の先端トレンドを取り入れ、毎年幅広い生地や壁紙のコレクションをヨーロッパ市場に送り出しています。

当社でも力を入れているコレクションの一つです。

私たちの業界的には、昨年のキムタクのドラマの製作の協力でも話題になっていました。


イギリス発「クラーク&クラーク」のブースです。

グローバルテックス社が扱うこのコレクションはカジュアルでポップなプリントのコレクションを多く持っています。

当社でも特に若い女性やお子さんに人気のブランドです。


こちらはスペインの「アルハンブラ」です。

昨年からブースを大きくして高級感を演出したブースを作っていました。

こちらも比較的扱いやすい価格帯ですが、様々なテイストのコレクションを持っています。

カジュアルなプリントからジオメタリックなモダンテイスト、トラッドからリゾート風なものまでハイクオリティーで本当にバリエーション豊かです。

当社でもコレクションしています。是非ご覧になりに来てください。

ちなみに説明してくれたExport Aria Managerのサンチェスさんの好きなチームバルセロナだそうです・・・。

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さて、メゾン会場を後にして、お目当てのレストランに向かいました。

奥村さんとオペラ座の前で待ち合わせ、そこからメトロで2駅目のグランドブルバードの近くにあります。「Chartier」というレストランです。


実は去年も石井さんとこのレストランに来ていて、どうしてもまた来たいと思っていたのです。

ご覧の通り地元の人気店でとても込み合っています。

昨年来たときには、同席したご老人に色々とオーダーのレクチャーをしていただき、とてもすばらしい時間を過ごしたのでした。


そのお目当第一がこのフォアグラのパテです。

濃厚な味が口の中で広がりオーガニックな赤ワインにまた良く合います。

付け合せのプラムと一緒に食べるのがまた格別です。


石井さんはエスカルゴを注文。

このガーリックバターソースもより食欲をそそります!

お肉もしっかり注文! 付け合わせのフレンチポテトもたっぷりです。


テーブルを担当してくれたギャルソンと記念の写真をパシャ!!

本当に満足の本日のディナーでした・・・  (*^▽^*)


またパリに来るたびに訪れることになりそうです。

ランチでは行列が出来るので時間をずらした方がよさそうです。


帰り道 リヨンの駅に着くと 地鳴りのような音が響いていました!

こんな遅い時間になんだろう? 道路工事でもしてるのかな?と近づいてみると・・・

なんとドラムのパフォーマンスでした! これがまたかっこいーんです。 \(゜□゜)/

思わず寒い中 観衆と共に見とれてしまいました。

今日は充実した一日でした・・・。

明日はまた「デコ・オフ」の続き・・・  サンジェルマン地区へ向かいます。