2016年のメゾン・エ・オブジェはテロの影響もあり、会場に向かう電車RER Parc des Expositionの駅では銃を持った警官が、ゲートでは厳重なセキュリティーチェックがあり、物々しい雰囲気も漂っていましたが予定通りに盛大に行われました。
先ず私が目指す6号館には、以前はファブリックブランドが一堂に会すエディトールがParis Deco of に移行したために無くなり少しさびしい感もありますが、日本から出展の「有田焼」のブースが大変な賑わいを見せていました。
集大成となる今回の出展では、プロデューサー奥山清行氏にゲストクリエイター3名(北野武氏、隈研吾氏、佐藤可士和氏)を加えた4名のクリエイターが出展し、話題を呼んでいました。
その中でも、壁紙や敷物のブースは見どころ満載です。
上の写真は、北欧スウェーデンのブランド「borastapeter」のコレクションです。
今回は人気のHanna Werning の北欧らしい自然をモチーフとした色鮮やかなデザインが特徴です。 右側のecoは、立体的なテクスチャーが斬新
弊社のコレクションに加わりました。
ベルギーブランドのOMEXCOは日本の住宅にも取りいれ易いシックなデザイン。
壁面をいっぱいに使ったデジタルプリント壁紙は、今年も各所に見られました。
イギルスの壁紙を塗料のメーカー「FARROW&BALL」 多色な色展開かをアピールしたディスプレイ
フランスの敷物やカーペットのブランド「TOULMONDE BOCHART」(トゥールモンド・ボシャール) 世界中の産地で作られた、モダンな最先端デザインと様々素材感が特長。
弊社でもサンプルコレクションを増やしていく予定です。
数少ないファブリック出展ブースの中で目を引くのはフランスの伝統的なトワレドジュイのデザインモチーフが人気な「TEVENON」(テブノン)
8号館には、ビッグネームのブランドが終結。イテリアのファッションデザイナー、ジャンフランコ・フェレのラグコレクション
MISSONI HOME のソファー
こちらは6号館に初めて出展した「アニースローンチョークペイント」のコーナー。
アニースローンの楽しく、素敵なDIYの世界観を表現したDIYコーナーは、多くの人だかり。
弊社のショールームでは東京23区唯一のストッキストとしてワークショップを毎月開催しています。
プロダクトデザイナーのトム・ディクソンが率いるイギリスのブランド「TOM DIXON」(トム・ディクソン)
日本でも表参道にショップがオープンして話題になりました。
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それでは、会場の他の雰囲気もランダムに写真でご紹介します。
毎年見るフランスのトラディショナルなタッセルのメーカー。
クラフトの会場のものすごく多くのブースがあります。これは必見。
アジアやアフリカから集められた多彩なクラフト
まるで日本の民芸品のようなブースはフランスの企業。
こちらは本物日本から東京手仕事というブースで江戸切子などの手工芸品が出展されていました。
2日間通いましたが、それではとても全てを廻ることはできない程のメゾン・エ・オブジェです。
今年も、多くの収穫がを得たパリへの出張でした。
また折りに触れてご紹介していこうと思います。
帰りの飛行機の窓から見えた美しいブルーが印象的でした・・・・