ピエール フレィ社 マシュー・フレィ氏を囲む会 

 

世界各国のインテリアテキスタイルのディストリビューターを務める㈱トミタさんのお招きで、フランスはパリの高級ファブリックブランド「ピエールフレィ」の発表会に行ってきました!

本国フランスの人からも

「いつかはピエールフレィ・・・」

と言われる憧れのブランドなのです。

 

今回は、創業者ファミリーの一族であるマシュー・フレィ氏が来日され、㈱トミタさんの池田山サロンにて少人数でアットホームな雰囲気の中で行われました。

 

こちらは、ピエールフレィのファミリー 右から現社長で祖父の名前を引き継いだ長男のピエール、今回来日した三男のマシュー、二男のヴィンセント、そして会長でるパトリック・フレイさんです。

このように、ヨーロッパのファブリックメーカーはファミリー企業が多いようです。

現社長のピエールさん以外は、其々違う職に就いてキャリアを積んでいましたが、現在は全員が加わり、ファミリービジネスをより強固なものにしています。

お父さんであるパトリックはとても喜んでいるとのことです。

㈱トミタさん35年もの昔からとお取引があるとのことで、同じご兄弟でやられているスタンスが似ていてとても友好な関係を長年築かれているようです。

1935年創業のピエールフレイは、フランスでもトップシェアを誇ると聞きます。

そして、製品の60~65%は自社の工場で今も作られているのです。

   

パリ市内にも、サンジェルマン地区に2ヶ所、そしてショールームの連なる rue du Maill に大きなショールームを構えています。

上の写真は、パリのショールームの中の様子です。

 

それでは、今回見せていただいた中で印象に残った生地をご紹介させて頂きましょう。

   

 

ピエールフレイはデザイナーで会長であるパトリック・フレイ氏がデザイン全ての監修に携わっています。

そして、様々な旅の中からインスピレーションを得て、そのデザインは起こされことが多いようです。

これはLEOという生地です。日本の藍染のような色合いです。

パトリックさんが南仏を旅してした時に見つけた陶器のデザインからインスピレーションを得て作られました。

GAYA これも面白いですね!

中央アジアを旅した時の民族衣装をモチーフにしています。

こちらはVENUSという生地。ヨーロッパの教会にあるフレスコ画の様ですね!

これに関しては、面白いエピソードを伺いました。

新作のプレゼンテーションの時に、「お見せしますが、この商品は売れないと思います!」と言いながらご紹介したそうですが、実際はこれがけっこう売れているそうです!

どこで?  ラスベガスのカジノとか・・・だそうです (^o^)

これも面白いです! 人々の生活がパターンで表現されています。

ヨローッパの伝統的な柄で「トワレドジュイ」というのをご存じでしょうか。

こんな感じで人々の暮らしを絵に描いたような柄をよく見かけますよね。

これを、若いデザイナーを起用してデジタルプリントで現代版を作ってしまったと言う訳です。

今回初めて知りましたが、「トワレドジュイ」は、中世の読み書きの出来ない人々に伝える為の手段として作られたそうです。 (^.^)

プレゼンの後、美味しいワインとサンドイッチを頂きながらアットホームな感じの素敵な会でした。

トミタさん お招きいただきましてありがとうございました。