Paris Déco Off... 2016 Ⅲ

サンジェルマンデプレ

上の写真は、今回 滞在したアパート近くにあるサンジェルマン・デプレ教会です。

Paris Decooff の会場は大きくはセーヌ川を挟み、右岸のメール通りと河岸のサンジェルマン・デ・プレの会場に分かれます。

その粗中心部の位置のパレロワイヤルの地区にあるのが、ドイツブランドZIMMER+ROHDE (チマー&ロード)です。

ETAMIN

2階部のディスプレーはグレーシュブルーを背景としたETAMIN新作です。

エタミンは明るいフレンチカラーな色使いが特徴ですが、今回は割と抑えたカラーになりました。  カントリーサイド、ビンテージルックな感じ。

ZIMMER+ROHDE    ETAMIN

チマー&ロードにとって今年は、ブルーカラーはとても重要です。

中央アジアからインスピレーションを得たト-ン&トーンのコントラスト。

Kirkby Design

イギリスのROMOグループ Kirkby Design はポップでキュートな色やデザインが特徴。

今回はJon Burgerman のDoodle Art Interiorと題した、まるで落書きのようなアーティスティックな新コレクションが目を引きました。

THIBAUT

アメリカンブランドTHIBAUT。ここでも今年の重要の色、ブルーで天井面をディスプレーしています。

CASAMANCE

今年のCASAMANCEは、右岸と左岸両方にショールームを構える気合の入れよう。

妹ブランドのCAMENGOも合わせて多彩なコレクションを発表しました。

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左は、コットン地にエンブロイダリーのEVAはハッピーな意味を示します。

右は、今年の色 ブルーに蝶の柄をあしらったシルクエンブロイダリーのVIIREVOLTE

RUBERI

イタリアンブランドRUBELI。ライムイエローグリーンのジャガード生地と同じデザインでデジタルプリントされた床材で統一されて世界は圧巻です。ルソー・ジャカードは、ルベリ2016収集の2つの花のテーマのうちの1つです。

RUBERI

ビスコースシェニュールに水彩画タッチで にデジタルプリントされたMonet.

MANUEL CANOVAS

MANUEL CANOVAS の今年のトワレドジュイは、モンゴルの民をモチーフにしたもの。

ELITIS

毎年新しい驚きを与えてくれる、フレンチブランドELITIS。ジュート素材のシアー

ELITIS

今回も壁装に注目。日本では、防火認定の問題で扱いづらいのですが、このようにアートパネルとして使えば問題ありません。

ELITIS

ELITISは、壁紙とは言えない様々素材を使ったWallcaverring の製品を次々と発表しています。

DIDAR

こちらは、イタリアの高級ブランドDEDARの壁紙のコレクション。

まるで日本の屏風絵を見るようです。

こう見ると、エディター各社は壁紙に力をいれているのが解ります。

 

Paris Déco Off... 2016 Ⅱ

ルードメール

今年の1月に行われたParisDeco off の各エディターの新作をご紹介していきます。

ピエールフレイ

毎年、奇抜なデザインで楽しませてくれる、フランスのトップブランド「PIERRE FREY」(ピエールフレイ)

今回は2つのコレクションを発表しました。その中でも目を引くのがサウスアメリカをテーマにしたもの。メキシコからインスピレーションを得ています。

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サボテンの荒野をイメージしたトワレドジュイやサボテン柄のキュートな壁紙。

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トレンドのライムグリーンを使ったエントランスのディスプレイが素敵です。

JAB

こちらはドイツのトップブランド「JAB」のウィンドウディスプレイ。

今年はラグジュアリー感漂う『GRANDEZZA』のシリーズを発表。昨今よく見かける日本の青海波模様のデザインは、ゴージャスにスパンコールをあしらったもの。

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ゴールド系のグラマラスなデザインから自然の岩肌などをイメージした俗にいうミネラルパターンと多彩なラインナップです。

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「Sanderson」で気になったのはこのツイード風の生地です。

サンダーソン

シックなカラーは、椅子張りやクッションとして使いたいですね。

クリーエションバウマン

「cration baumann」(クリエーションバウマン)は、銅と真鍮による新しい遮熱カーテンBURASSE BASEに幾何学デザインを施した新作を発表。

ALDECO

ポルトガルのブランド「ALDECO」は、毎年 独自と斬新なトレンド解釈で楽しませてくれます。

今回のコレクションテーマはMYSTIC&CHIC エスニックをイメージしたオレンジ~の赤のカラーに惹かれます。

ジャンポールゴルチィエ

ファッションデザイナー「JEAN PAUL GAULTIER」(ジャンポールゴルティエ)の今回のコレクションでのお気に入りはこの花柄ベルベットのデジタルプリント。

いままではちょっと奇抜すぎて・・・という感じでしたがこれは使えそう。

JP&JBAKER

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「JP&JBAKER」

ブルーのベルベットを張ったソファーに多彩なイエローを合わせたコーディネートはアクセントが効いています。

ROMO

ROMO

「ROMO」

キャノピーでの設えはイギリスのブランドで見られたニュートラルなブルーカラーでコーディネートされています。

 

Paris Déco Off... 2016

Paris Decooff 2016

毎年1月の末の期間にメゾン・エ・オブジェと合せてパリの市内でに行われる『Paris Decooff』

に今年も行ってまりました。

今年は、同時多発テロの影響で、日本からの視察ツアーなどが相次いで中止になったおりましたが、パリは日常と相変わらず、年に一度のインテリアの祭典はとれも盛り上げを見せておりました。

 

毎回 ドイツのハイエンドブランドSAHCO からスタート

SAHCO

SAHCO

ナチュラルな素材をベースに光沢糸やメタル糸などを使ったテクニックなど、ビンテージルック。

SAHCO    SAHCO

毎回、ラグジュアリーな雰囲気が漂うSAHCOのショールームの様子です。

 

次は フランスのタッセルやアクセサリーのコレクションが豊富なHOULES

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今年の新作はこんな感じ。 上部にチェックの柄が特徴のシンプルな全8色のコレクション。

早速サンプルを買い付けました。

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こちらが、今年のファブリックのコレクション。ニュートラルなカラー展開で、立体感のあるテクスチャ-が特長です。とても使い易そうです。こちらもサンプルが入荷しております。

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トリミングを使ったスタイルアレンジもとても参考になります。

トップのアクセントに黒のトリミングを付けることで、ぐっと引き締まってかっこよくなります。

 

日本でもおなじみのスイスブランドFISBA (クリスチャン・フィッシュバッハ)

フィスバ

今回のコレクションテーマは『アートミュージアム』

ドイツの現代美術アート作品からインスパイアされています。

フィスバ

シンプルながら 注目は、ECO FR のコレクション。

フィスバ

分子構造を変えることによって、科学的な薬品を使わないで難燃の効果を持たせるに成功しました。

フィスバ

それともう一つ、ここ何年かペットボトルのリサイクルポリエステルを繊維にしたコレクションを発表してきましたが、今回はアパレル工場で排出される糸くずを使ったリサイクルのファブリックを発表。

エコに取り組む企業の姿勢が感じられますね。