DOMOTEX(ドモテックス)へ

 

ハイムテキスタイルと同時期に開催されてたDOMOTEX(ドモテックス)へ行ってきました。

 

ドモテックスは、世界で最も影響あるカーペットや木質床材、タイルなどのフロアカバリング(床材)の展示会です。ヨーロッパだけでなく世界からバイヤーが集まります。

 

早朝フランク中央駅を発って、会場のあるハノーファーへ向かいました。

 

 

ホール2を入ると、ハンドメイドのカーペットが山積みにされています。

其々一点物のデザインをめくりながら、買い付けが行われています。

ハイムテキスタイルとはまた違った雰囲気です。

 

 

このホールには「2023カーペットデザインアワード」の展示がされていました。

ステージが設けられ、表彰も行われています。

 

 

こちらは ベスト モダン デザイン スーペリアに選ばれた「生命の囲い」という作品。

 

グレーとベージュのニュートラルなパレットの上にある グリーンの色は、手付かずの素朴な魅力でモダンな美学を生み出しています。

 

 

近くで見ると砂地に苔の様な植物が生えている風景にも見えます。

細かいハンドタフトのテクニックで表現されています。

 

 

この「Lady in Rug」にはドキリとしました!

全身に待ち針が刺さっていて、腕の部分が動くのです。

オブジェを人間化し、体を客観化し創造的な規律を抑止します? (+o+)

 

 

ホール4のこちらもハンドタフトのブースです。

使い古されてた敷物を解いて再生し作られています。

ハイムテキスタイルのトレンドブースのイメージそのままですね。

 

 

同じ様な方法で作られた虎の皮をイメージした可愛らしいラグです。

織ってからカットするのでは無く、このままの形に織り上げるそうです。

トルコの会社でしたが、アメリカでとても売れているそうです。

 

 

ホール5~6はマシーンメイドのブース。

機械織で作られるラグ・敷物の会社が出展しています。

この写真のカービング加工の立体感がすごいですね。

 

 

その中でも時に目立っていたのが、こちらのエジプトの会社。

 

ブースの面積もとても広いのですが、外側の動線通路も自社のカーペットで敷き詰められていて、とてもゴージャスな雰囲気を醸し出しています。

 

 

ブースの中では沢山のテーブルが設けられ、活気のある買い付け商談が行われていました。

日本人のチームを何人か見かけたので、どこかのメーカーのチームかもしれません。

 

 

23ホールに設けられた「THE GREEN COLLECTION」はカーペットや床材におけるサステイナビリティーをテーマにした新しい特別展示エリアとなっていました。

また展示だけでなくプレゼンやカンファレンスも行われていました。

 

 

今年のDOMOTEXのテーマは「FLOORED BY NATURE」

やはりカーペット・床材の業界でも同じく、サステイナビリティー、気候変動や環境、素材調達などが配慮された製品がトレンドですね。