メゾン・エ・オブジェ&Paris DecoOff 2014

メゾン・エ・オブジェ

今年もこの季節やってまりました。

しばらくブログをなまけていましたが、こちらに来ている限りはこうやって情報を発信することが仕事ですので頑張って書いていきます。

ParisDeco Off

今のメゾン・エ・オブジェ及びParis DecoOff の開催は例年より少し遅めです。

毎年、ドイツで行なわれるハイムテキスタイルの開催と日程が近いので、続けて来られる方も多いのですが、今年は1時日本に帰国して再びとい方も多いようです。

今年はおかげさまで年始早々から店舗のリノベーションの現場が始まり、丁度佳境になってきたところ。お客様にはしばらく離れる旨を説明し、後を新人のスタッフに引き続いだまではよかったのですが・・・ 他のリノベーションの見積りの修正とまたまた別の物件の日程の調整及び連絡、段取りなどやっと終わったのが、出発前日の深夜2時でした。

やっとの思いで残務を片付け、それかた旅支度をしているうちに朝になってしまい、そのままバタバタと出発という慌ただしさでした。

ここで飛行機で寝てしまうと、パリに着いてから時差で辛いので、がんばって起きていてることに。それでも2時間ほどウトウトとしたでしょうか。

そして毎年の恒例、機内映画ですが、今回おもしろかったのは邦画の「少年H」。

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作家の妹尾河童さんの幼少期の自伝物語です。この映画水谷豊、伊藤蘭の夫婦が夫婦として共演していることでも話題でしたが、とても面白かったです。

実は私はこの原作を読んだことがあったのですが、それにはおかしな切っ掛けがありました。

ある日、当店にあるご年配の素敵なご夫婦が来られてカーテンのオーダーの仕事をいただきました。

ご近所でしたので、何度かお客様宅におじゃましたり、また店に来ていただいたりしていました。そしてある日、ウチのスタfッフAさんが「あのお客様妹尾河童さんじゃないの?」と言いだしたのです。インターネットでご本人の画像を調べたりするととても良く似ている。しかも地元の深川のことも地元の雑誌に寄稿されていたりして「いました。

お客様の書斎の件仕事場の大きな本棚にもたしかに「少年H」が並べられていました。

そして、「こんど伺うとき、聞いてみなさいよ!」ということになり・・・ 勇気を振り絞って聞いてみることに。

「あのぉ~ 実はちょっと伺いたい事があるのですが・・・ お客様は作家の妹尾河童さんですか?」

「はっはぁーそういうことですか! 違いますよ。あの方は私よりもっと年配の方ですよ!」

実はこちらのお客様世に知れ有名なグラフィックデザイナーの方だったのですが。こいうことが切っ掛けで「少年H」を読むことになったのでした。

そんなこんなでパリに到着。

下の画像はパリの空港の待合スペースにあった寝ころべる椅子です。

こんな椅子に寝ころびながらでしたら、乗継ぎの待ち時間もそれほど辛くはないのでは。

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パリに着くと、外は雨です。今回で6度目ですが、半分は雨の思い出です。

去年の雪よりはまだいいですが・・・

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毎回、街まではロワシーバスを利用します。

上の写真は有名なキャバレー「ムーランルージュ」 モンマルトル界隈を通ったときにバスの車内から撮りました。個人的に見に行ったことはありません。

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ロワシーバスはオペラ・ガルニエ近くが終点。ここからメトロを乗り継いでやっとのことで今回宿泊するアパートホテルに到着。 13区のイタリー広場近くにあります。

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清潔感があって、部屋も広々バストイレ別で、バスタブ付です。 そして何よりもミニキッチンと冷蔵庫があります。レセプションスタッフもとても親切です。

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今回は1人なので夕食も簡単に済ませることができるように、日本から食材も持ち込みました。やっぱりお米は食べたくなります。

これお湯を入れて15分間蒸らすだけ。簡単おいしいごはんの出来上がり。けっこういけます!

今日は長旅疲れたのでこれで寝ます。

明日はDeco Offをレポートします!

 

Maison&OBJET (アンドリュー・マーチン) 

今日ご紹介するのは、『ANDREW MARTIN』(アアンドリュー・マーチン)のブースです。

元々インテリア・デザイナーであったマーチン・ウォーラー(MartinWaller)と、アンドリュー・ジレスピー(Andrew Gillespie)がビジネスパートナーを組み、1978年にイギリスのリッチモンドでを立ち上げたブランドです。

以前のブログでもご紹介しましたが、毎年イギリス大使館で行われる、デザインアワードの創設でも知られています。

アンドリュー・マーチンは、本当に毎回楽しませてくれます。まるで、アミューズメントパークに入って行くような感じです。

昨年の9月のメゾン・エ・オブジェの会場では、宇宙船のコックピットをイメージしたブースが話題になりました。

色々の文化がごちゃまぜな感じですが、奇抜で、それでいて居心地のよい不思議な空間を演出します。

こちらは、ロシアの作家トルストイの『アンナ・カレーニナ』にインスピレーションを得た、アンドリューマーティンのインスタレーションです。

ドライアイスでの煙で、霧がかかるような演出がされていました。

元々ファブリックから始まりましたが、現在では、家具や壁紙、照明など様々なコレクションを展開しています。

クライアントは世界中の富裕層と聞きましたが、それ程高額でもないファブリックのコレクションも揃っていますので、お部屋のアクセントとして使っていただきたいものです。

日本では、チェルシーインターナショナルさんがデュストリビューターを務めています。

来週の月曜日には、コーディネーター、スタッフ全員で、チェルシーさんのショールームで商品勉強会をさせて頂く予定です。

改めて、素敵なファブリックの数々をそれぞれのコーディネーターの視点でご紹介させて頂きましょう。