ロマンテッィクと・・・ (サンダーソン その2)

こちらです!

撮影にフラッシュをたいたので、随分白っぽくなっていますが、
実際はもう少し柔らかな雰囲気です。

自然光だと・・・

シャンデリアの灯りで・・・

カーテンは、窓枠についていたレールを外し、
天井から床までを覆わせて頂きました。

こうすることで、窓の開口が大きく感じられるとともに、お部屋も広く見えるんです。

取り付け直後、お客様も
「わぁ、なんだか広く感じます!」と、いって下さいました。

気に入った生地をさらっとかけました、という雰囲気にしたかったので、
ひだはあまり取らず、ワンタックです。
もちろん、ひだ間の波が少ないので、美しい花柄もよく見えます。

そして、両サイドの腰高のお窓は、
ボイルレースを2重にしました。

下の生地で、窓の冷たいサッシ枠を隠しつつ、
上の生地で、ちょっと華やかに。

お客様は、上のレースの裾のふりふりを大変気にいって下さり、
「TVの位置を変えて、ふりふりが見えるようにしようかな。」と
言われるほど。

カーテンの残布でお作りした、クッションも可愛くて、
本当に喜んで頂きました!

ということで、同時期にお仕事させて頂いた、
全く雰囲気の違うカーテンです。

カーテンも、お洋服と同じで、
お選びになる生地とスタイルで、全く違う、
その人だけのスタイルが出来上がるんです。

生地選びもスタイル検討も、着たい洋服を作るような感覚で
楽しんで頂ければいいな、と思います。

ロマンテッィクと・・・ (サンダーソン その1)

少し間があいてしまいましたが、雰囲気のがらりと違うカーテン、
今度は、ロマンティックなお部屋のご紹介です。

こちらは、お引越しではなく、既にお住まいになっているお宅です。

なんと、入口の敷石がピンクベージュ!
もう、ここから可愛いいのです。

小ぶりのシャンデリアや、白いソファに白い家具と
とても美しく、可愛らしいお部屋だったのですが・・・

お客様は、
「カーテンっていうのは、量販店や既製品のようなものしかないのかと
思ってて・・・気に入るものが全くなくて、どうしようか悩んで、
とりあえず、白いのをかけてたんだけど。」
とのこと。

そんな時に、当社のHPを見つけて下さり、お問い合わせ頂きました!

しかし、本当にこういうお声をよく聞きます。
日本には、大小様々なインテリアファブリックの輸入会社があり、
決して大げさではなく、世界中の何千何万という種類の中から
生地を選べるんです。

しかも、毎年、次から次へと新作が出て、私達も追いつけないほど。

もちろん、それらの素敵な生地を、どのようにご紹介していけば
お客様に身近に感じて頂けるか、というのが私達の課題ですが・・・。

それはともかく、そのようなことで呼んで頂けました!
ありがとうございます!

そして、私のブログの写真に使わせて頂いている、CASAMANCEの
ピンクの花柄のスタイルを気に入られ、この雰囲気で・・・ということになりました。

まず、ポイントになるピンク色ですが、お打合せ時に私がたまたま
持ち合わせていた、CAMENGOのレース生地をご覧になり、
即決定。

写真では分かりにくいかもしれませんが、決して代わりのきかない、
とても美しく、濃いピンクです。

さて、これに合わせる花柄をどうするかということですが、
CASAMANCEのイメージ写真のプリント地も、とても素敵なのですが、
これは蓮の花のような柄。

お客様も、私も、「このお部屋は“蓮”じゃあないですよね・・・。」

ということで、お客様と一緒に、午前中だけでショールームを4店まわりました。

目指すはただ一つ、ピンクのレースに合う、バラのような花柄!ですので、
ないと思ったら、即、次へ移動です。

そして見つけたのが、マナトレーディングにあるサンダーソンのプリント生地。
ショールームの女性が、奥から出して来て下さいました。

華やかで、軽やかで、色もピッタリ♪

お客様と2人でにんまり。

そして、出来上がったカーテンが・・・

思いがけなく、家族が増えました!

なんと!

これまで、お客様のお宅に可愛いいわんこがいたりして、
うちでも、飼ってみようかなぁ~などと、
ふと思ったりはしてたのですが、とにかく
生まれてこれまで、私も旦那さんもペットを飼ったことがなく、
ペットは雲の上の・・・憧れの存在、という感じでした。

しかし、とうとう1歩踏み出してみました!!

あ~心配、すごく心配。
ちゃんと育てられるんだろうか。

家に来て2~3日は、ストレスもあるのでいじくりまわさず
見守るように、ペットショップの方にいわれました。

教えを忠実に守り、旦那さんと2人で遠巻きにしてますが、
奴は、ぐーがーいびきかいてます。

ストレスって・・・。

エスニックと・・・ (ジム・トンプソン)

そして、エスニックは ジム・トンプソンの生地。

ジム・トンプソンといえば、タイシルクの艶やかなイメージが
強いと思うのですが、今回お選び頂いたのは、麻とコットンが混じった、
大きく可愛らしい柄です。

布が大好きで、エスニックな雰囲気もとても好き、
意識していないのに、気がついたらそんな雰囲気のものばかり
揃っていた・・・と仰るお客様。

バンブー素材のダイニングテーブルに、
1枚1枚が貝殻で作られている照明等、
カーテンをお作りする前から、お部屋の雰囲気は充分。

そして、レースは麻のシェードにしたいというご希望です。

お部屋の雰囲気にピッタリですし、麻は本当に素敵なのですが・・・
湿気を吸って、伸びたり縮んだりという、自然素材ならではの特性が
あります。

腰高の窓や、小窓でしたら、使用するうちに多少長さが上下しても、
大して気にならない場合もありますが、今回は、床までの掃き出しの窓です。

そうなりますと、使用するうちに生地が伸びてシェードが床についてしまったり、
反対に、縮んでつんつるてんになってしまうという心配もゼロではありません。

そこで、麻の雰囲気を表現しつつ、ポリエステル素材の、インハウスの 
リーナを使用しました。

これならば、伸縮の心配なく、ご使用頂けます!

そして、カーテンの出来上がりがこちら。

新たに購入された、フロアランプも届き、
居心地のいい、エスニックカフェのようなお部屋が出来上がりました。

お客様は、お仕事でお忙しい毎日ということもあり、
週末に、家にいたくなるようなお部屋を作りたいと仰っていました。

お好きなものに囲まれた、素敵なお部屋になったのではないでしょうか。

お客様も、これにしてよかった♪ と、大変喜んで下さいました。

今は、カーテンの柄からとった水色を使った、クッションを作成中。
きっと、バンブーのダイニングセットにも、ピッタリ合うと思います。

お客様が、外出先から飛んで帰ってきたくなるお部屋でありますように・・・。

トラディショナルと・・・(ウイリアム・モリス)

トラディショナルと、エスニックと、ロマンテッィク、
同時期に、全く違う3タイプの、お部屋のカーテンを納品させて頂きました!

それぞれ、お住まいのお客様ご自身にも、お手持ちの家具にも、
ぴったり合ったカーテンとなり、私も、お客様のお好みや、
仕上がったお部屋の雰囲気の違いを楽しませて頂きました。

まずは、トラディショナルといえば・・・という感じの
ウィリアムモリス。
こちらは、ケルムスコットツリーです。

これは、モリスのお誕生日祝いに、女性たちが刺繍して作ったカーテンをもとに、
現在のモリス・スタジオの女性によってデザインされたそう。

もとのカーテンは、3ヶ月かけて刺繍されていたらしいです。
優雅ですねぇ。

お客様のお部屋の、赤味がかった茶色のカップボードや、ダイニングテーブルにも
ぴったりあって、さすがモリス、優しい雰囲気と温かく品のあるデザインで、
お部屋の格を1ランク上げてくれたように思います。

お引越し当日の、大変な状況の時に伺った為、
残念なことに、カーテンのアップの写真しかないのですが、
片づけが落ち着かれたら、改めて、素敵なお部屋の様子を
ご紹介させて頂きたいと思っています。