さて、引き続き今年の春に納めさせて頂いた、
お宅をご紹介させて頂きます。
こちらは、昨年の秋にお問合せ頂いたお客様。
確か、一番初めのご要望は、ローラアシュレイのような優しく柔らかな
雰囲気で、でも花柄ではなく・・・ということだったかと思います。
確か・・・。
それならば、是非、イギリスのウェールズで作られている、
ELAMBACH を見て頂こうと、ブックを持ってお伺いしてから
約半年!
生地の入荷が遅れる等の問題もあり、大変お待たせしてしまったのですが、
この春、やっと納めさせて頂きました。
今回はLDとご寝室のかけ替えで、当初、ご寝室は黄色やベージュをベースに
明るく爽やかに、LDは少しシックにというお話しで進んでいましたが、
奥様がこちら ↓ の少しパープルに近い茶とブルーの色味も好きで、
とても気になるとのこと。
そして、最後の最後、本当にギリギリまで悩み、茶色のほうで!
ということになりました。
しかし・・・
黄色を持ってくるのと、茶系とでは、
お部屋の雰囲気は一変します!
茶がお部屋の3面に来て暗すぎなかったかな・・・
建物の木の色と合うかな・・・と、
納品当日まで、本当に、気が気じゃありませんでした。
が・・・
思った以上に爽やかに、清々しく仕上がりました!
フラッシュをたいた写真と、そうでない写真との
色味が全く違うので、うまくお伝えできませんが・・・
この辺の色が↓ 実際に一番近いかもしれません。
ストレートバランスと、シェードの縦の切替えの無地は、
柄に合わせた茶系のパープルを使いました。
こちらは、ROMOのリネン地です。
ベッドの頭の部分に腰高のカーテン、
横は床まで、そして足元にもシェードが下がるのに
イメージと違う仕上がりになったら、目も当てられません。
想像を膨らませて・・・といっても、イギリスから送られてくる
生地サンプルは、なんと 5セン×5センチ程度。
コースターか? ・・・というサイズです。
柄が1つ入るか入らないか、という大きさのサンプルを見て、
それがお部屋全体に広がる様子をイメージするのです。
私はもちろん、お客様も、悩みに悩んで下さったことと思います。
お客様にも長い間お付き合い頂き、また、
イギリスって一体!?!? という色々な思い出のある案件です。
次回は、勝手にそれらを振り返らせて頂こうと思います。