TOSOロールスクリーンと三銃士 3

ということで、ロールスクリーンのデメリットは
前回ご説明した通りですが、もちろんメリットも。

『こごまま様』も完成後に喜んで下さいましたが、
シェードと違い、上げた時に上部で生地がたまることがないので、
大変すっきりと納まってくれるのです。

ということで、メリット、デメリットをご理解頂いたうえで、
三銃士のため(?)にも、いたずら出来ないロールスクリーンで、
生地選びを。

国産のスクリーンで、大手メーカーとして有名なのは、
TOSO、タチカワブラインド、ニチベイの3社です。

もちろん、それぞれの特徴や多少のメカの違い、
価格の上下もありますが、家電ではなくインテリアなので、
もうそこは、 お客様好みの生地があるかどうか! の違いでしかありません。

・・・と、私は思っています。

これが、海外メーカーと国内メーカーになりますと、
在庫や、メカの構造、アフターケア等、違いが大きいこともあるのですが・・・。

ということで、『こごまま様』が気に入られたのは、
TOSOの生地。

レースはこちら。
遮熱効果はないのですが、この花柄を大変気に入られ、こちらに決定。

ヒュージ_フラワー・マルチカラー_TR-2177-L14000444

反対に、こちらの厚地には、遮光機能(←遮熱とは違います) がありますので、
40度近い真夏など、窓の途中まで下げてお出かけ頂けば、
お部屋に入る太陽光を遮り、三銃士を暑さから守ってくれます。

コルトシークル_カーマイン_TR-8472_TR-8372_TF-4472_TF-4372_TP-4220_TP-4224_TS-8372-L10000593

そして、いよいよ取り付けの日。

IMG_5546

『こごまま様』には、お打合せの度に毎回大笑いさせて頂いたのですが、
この日も、凄腕の職人さん(別名小林さん) を眺めながら、そして、
三銃士の不思議そうな顔を楽しみながら、終了まで散々笑わせて頂きました。

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さて、隙間が大きくなってしまうL字の部分ですが、
少しでも軽減されるよう、片側は、レース、厚地ともに逆巻きにしました。

IMG_5552

スクリーンの生地が、メカ(=芯)の向こう側に落ちるのではなく、
手前に落ちるのが逆巻きです。

小窓チェーンメカ_逆巻き仕様タイプ_閉-L14000484

そして、このL字部分のサイズを出すのが、私にとって最大の難関なのですが、
今回は、本当に無駄なく最小の隙間になるよう納まってます!

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ブラボ~♪

なぜならそれは、凄腕の職人さん(別名小林さん) に採寸に入って頂いたから!

そう、お部屋全面を覆う大窓、
なおかつ、L字、
なおかつ、隙間を最小限にして納める・・・には、

1cm間違っても命取りになると思い、
1人での採寸が不安だった為、事前に見て頂いたのです。

この、大型のL字窓の採寸が、私には最大のネック。
もっと、学ばねば。

それはともかく、あれよあれよという間に取り付けが完了しました。

レースの様子はこちら。

IMG_5547_640

厚地が下りると、またがらりと雰囲気が変わります。

IMG_5562_640

ここで、『こごまま様』が、

スクリーンの間の隙間が、スリットのデザインみたいで
むしろ素敵ですね!と、言って下さいました。

確かに!!

この大窓を、隙間なく生地が覆っていたら、
少し息苦しく感じるかもしれません。

よかった~・・・。

さて、今回のお客様『こごまま様』ですが、‟Tonkinese Times” という
猫好きにはたまらないブログを書いてらっしゃいます。

『こごまま様』は、そこでお使いになっているお名前。

そして、なんとこのカーテンの取り換えも記事にして下さいました。
ご趣味のカメラで撮った、私のとは比べ物にならない美しい写真で
ご紹介くださってます。
(2015年3月の記事をご覧ください。)

イケメン三銃士の姿はもちろんのこと、
『こごまま様』のお好きなものがたくさん詰まった、
居心地のよいリビングも、ご覧頂けます!

TOSOロールスクリーンと三銃士 2

さて、ここからが本題のロールスクリーンですが・・・

以前ご説明した通り、今回のお客様の『こごまま様』は、
猫さん達にシェードの紐をいたずらされるのが原因で、
カーテンの取り換えをご検討です。

で、その他のご希望は・・・

1、西日が入るのを遮りたいので、カーテンではなく上下に動くもの、
出来れば熱を遮れるレースで。

2、赤系の生地がお好み。

の、2点。

猫さん達のいたずらは、飛びついたり、噛んで遊んだりする紐がなければ、
防止できますので、ロールスクリーンはぴったりのアイテムと言えますが、
ちょっとしたデメリットも。

シェードスタイルというのは、生地を紐で引っ張り上げ、
パタパタとたたんでいくスタイルで、上げ下げするメカの上部表面に
マジックテープで生地を張り付けたものです。

そこで、メカの巾と同じ大きさの生地を付けることが出来ます。

↓ 正面のシェードをご覧頂くと、シェードのメカが全く見えてないのがお分かりかと。

ローマンシェード2013.10表紙-L13000548

そして、2台並べてもお隣との隙間はほとんど空きません。

(全く空かないわけではありません!相手は鉄板ではなく生地ですので、
縮んだり、伸びたり、たわんだり、風に吹かれたりで隙間は空いてしまいます。)

ローマンシェード_シャープスタイル-L07001578

しかし、ロールスクリーンはメカ(=芯)にくるくると生地を巻き付けて
上げ下げするスタイルなので、その芯の部分より、僅かに生地は小さくなります。

マイテック_コンテ_アシアト・ライトグレー_TR-2201-L14000477

ということで、ロールスクリーン最大のデメリット、
それは、隙間が空く!ちょっと目立つほど空く!
です。

外部からの視線や、紫外線が気になる方にとっては、
これは許せない問題でしょう。

マイテックシーズ_TYPE16_マイテックループシーズ_TYPE16_TR-8026_コルト_ホワイト-L10000070

そしてこれがまた、『こごまま様』のお宅のように、
L字型のお窓となりますと、L字部分の隙間はどうしても大きくなります。

~こちらの美しい画像の数々は、TOSOさんのカタログから拝借しました~

イケメン‟猫三銃士”のお姿

さて、イケメン三銃士がどんな猫さん達か
さぞ皆さんも、ご覧になりたいでしょう・・・

ということで、
お客様のブログから、お写真拝借しました!

これは、若かりし頃の三銃士。

大ってのが、だいふくちゃん。

中ってのが、もにゃちゃん。

小ってのが、こたちゃん。

SONY DSC

か、可愛い過ぎる・・・、

の、前に!
おでこにキン肉マン風の、大・中・小のあしらい!

いけてます!

私がお会いする度に大笑いさせて頂いた
今回のお客様のご様子が、少しは想像して頂けるでしょうか。

で・・・今のイケメンぶりがこちら。

好奇心旺盛で、私から目を離さず、
三銃士の任務を一番理解しているだいふくちゃん。

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こちらのもにゃちゃんは、いつもゆったり、高みの見物。

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そして、近づいたり遠ざかったりと、
少し遠慮気味に私を観察していた、こたちゃん。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

皆、クール ! 本当にイケメン揃い。

~三銃士のお写真はこちらから ~

そして・・・

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完敗です。

負けを認めざるをえないでしょう・・・。

TOSOロールスクリーンと三銃士 1

まだ、春になるかならないかの3月
レース+厚地のダブルで納品させて頂いた、
TOSOのロールスクリーン。

無機質なイメージのある、ロールスクリーンですが、
美しいサーモンピンクと華やかな柄のレースで、
リビングの雰囲気にマッチした、素敵な仕上がりとなりました。

IMG_5560_640

シェードの紐を、猫にいたずらされ、
シェードが上げられなくなって困っている・・・
というご相談から始まった、今回のお仕事。

初めは、シェードの紐の部分を布で覆うような縫製をして
いたずらされないようにするのは!?等
店長と一緒に色々考えてましたが、
とにかく、直接お会いしてお話しさせて頂くことに。

そこで、お宅に伺ってみると・・・

なんと、そこには イケメン猫三銃士 が。

猫といえば、三毛猫とシャムネコくらいしか分からない私も、
一目でわかった!

この猫は、血統書のある猫だっ!!

そのくらい、とにかく美しい。

薄~いシルバーグレーの身体に、
透き通ったブルーの目。

うちの王子とは正反対の、
しなやかに引き締まった身体。

か、かっこいい・・・。

そう、この美しい猫三銃士は、 “トンキニーズ” という種類の猫さんだそう。

そして、この美しい三銃士に守られているご主人様はというと、
気高いお姫様風・・・

ではなく

これがまた、とにかく面白い方。

そんなこんなで、楽しい打合せが始まりました。

理解力のなさをさらけ出す。

Prime Etoffe (プリムエトフ)はフランス語でした・・・。

Prime は、英語の Premium の形容詞、
と教えてくれた人から、更なる情報が。

岡本さん、Prime Etoffe はフランス語であってるから。

???だそうで???

もう、何も言うまい。

いや、言えない。

間違えてないことは・・・そう、読み方は大丈夫。

Prime Etoffe (プリムエトフ)

そして、

美しい生地があるお店、というのも大丈夫。

そうそう、生地だけではありません。

壁紙はもちろん、なんとペンキも!
ちょっと他では見られないシャンデリアもあったりします。

ちなみに、いつまでも眺めてしまいそうなこの壁紙は、
アンドリューマーチンのもの。

このブランドはとってもユニークで、
壁紙など、どれを貼っても個性的なお部屋になること間違いなし。

PA253026_640

そして、オランダのアイフィンガーの壁紙は、こんなにキュート。

PC200897_640

PC200898_640

PC200901_640

よし、商品の紹介で、名誉挽回だ!