嬉しいような、悲しいような・・・

実は、少し前にうちの王子に付いて、ブログを更新したところ・・・

お客様、友人、同僚、メーカーさんやら、なんやら、
多方面から反響が。

「もしかして、私、犬ブログで食べていけるんじゃない?」
と、旦那さんに確認してしまうほど。

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ま、王子は王国の収入源などおかまいなく、
じいやにもらった、”シルバー人材センター” のバンドに夢中です。

実は私、犬ブログやらオバマ大統領カップの事件やら
カーテン以外の記事は、あっという間に書けるんです。

深く考えてないので。

しかし、カーテンの記事は、

情報間違えてないかな?
お客様に失礼はないかな?
嘘ついてないよね?

と、もう、時間がかかるかかる。

そして、1つ書き上げた時は、超長編小説を書き上げた気分。
やり切った感マンマン。

なのに、反応があるのは・・・。

先日など、おフランスの某高級ファブリックメーカーの
素敵な女性が、涙を流すほど大笑いしながら・・・

“岡本さ~ん、ブログ見ました~、
もう、面白くて続きが気になって気になって・・・
いつ、王に即位するのかと・・・”

やはり、そこか。

私の仕事って何だっけ?ブリーダーか?

しかし、そんなに喜んで頂けるなら♪

次回は、

『うちの王子牧場へ行く』で。

よろしくお願いします!

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王子、その寝方間違ってますってば。

まるでプチホテルその8  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

今回こそ最後!

とうとう8回目になってしまいましたが、
K様邸の玄関ホールに作らせて頂いたのがこちら。

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Aldeco の 濃紺のダマスク柄のカットベルベットに、完全遮光の
裏地を付けました。

色も艶感も美しく、厚手で十分な高級感もあるのに、
この生地は、見た目より価格が抑えめで優秀です。
(あくまでも、見た目より・・・ですが。)

当初、玄関ホールのカーテンはお考えではなかったのですが、
生活をされるうちに、玄関ドアのガラスから漏れる室内の明かりや、
シルエットが気になるので・・・とのこと。

お引越しされた方、皆さま仰ってますが、暮らしてみないと分からないことって
たくさんありますね。

で、このカーテン・・・
ベルベット+遮光裏地と言うことで、重い重い、普通じゃない重量。

写真からも、その重厚な感じは伝わると思います。

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ちょっと、普通のお宅では、レールや下地の問題を考え
躊躇したかもしれませんが、K様宅はそこが問題なし!なのです。

お仕事の関係で、アイアンのレールは、全てK様のほうで製作されたもの。

もちろん、アイアン風ではなく、本物のアイアンレールです。

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そして、これらをどこに設置してもいいよう、
建築の段階で、下地はしっかり入れて下さったとのこと。

これなら心配いりません!

が、このカーテンを取り付けてくださった職人さん、
さぞかし、大変だったことでしょう・・・。

その横で、何もお手伝いせず、K様とクッションカバーについて
喋りっぱなしだった私を、どうか許してください。

ということで、本当に長い間、お付き合い頂いたK様のお仕事も
ほぼ終わりを迎えました。

カーテンの制作に関してはもちろんのこと、
その、真摯なご性格や、他人への気遣いなど、
K様には勉強させて頂くことが多く、お会いした帰りには
思わず背筋がピンと伸びてしまうような、そんなお仕事でした。

毎回、お付き合いの長短に関係なく、無事お仕事が終了するのは
ホッとするとともに、寂しくもあります。

メンテナンスなどで、またお気軽にご連絡頂ければ!

そうそう、K様のお宅は、雑誌にも掲載されました。

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カーテンは完成前の撮影だったので、ちょっと残念な部分もありますが、
輸入住宅にご興味のある方は、是非♪

まるでプチホテルその7  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

さて、1年以上お付き合い頂き、
7回にもわたって、長々とご紹介させて頂いた
K様邸のご報告も、今回が最後となります。

最後を締めくくるにふさわしい、大階段と
玄関ホールをご紹介します!

階段部分は、上がってすぐの踊り場に大窓、
そして、その正面に対をなしている、
これまた大窓があります。

当初は、イギリスのCole&Son (コールアンドサン)というメーカーの
美しいブルーの壁紙に合わせ、白いベルベットのカーテンを入れただけでした。

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私は心の中で、
(バランス付けたいなぁ・・・バランス付けたい・・・)と、
思ってはいたものの、ここまででもかなり費用のかかった
K様邸。

しかも、美しいカーテンボックスも取り付けらているのに、
それを無視して、すぐにバランス付けるのも・・・と思い、

何年かして飽きたら、バランスとか付けられますから!と
お話しするにとどまっておりました。

が!

仕事も後半にさしかかったある日、K様が、
(階段だけは、こんなアーチ形の飾りを付けようかなぁと思うんだけど・・・)と、
写真を見せて下さいました。

付けます!付けます!すぐ作ります!!

ということで、トリム(バランスの下に付いてる小さなふさふさですね。)
を決め、職人さんに現場を確認してもらい、縫製所と半円の大きさ相談をして
仕上がったのが、こちら。

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ベルベットで製作した上飾りなので、
大変な重量があり、普通にマジックテープで取り付けただけでは
落ちてしまいます。

・・・お客様によくびっくりされますが、上飾りバランスというのは、
基本、専用のレールやボックスにマジックテープで貼り付けてあるんです・・・

そこで、職人さんがタッカーで、しっかりとボックスに止めて下さり、
生地が浮いたり、納まりが悪い箇所は、私がカーテンとバランスを縫い付けたり
もしました。

存在感ある大階段の上部ですので、豪華なバランスも浮くことなく、
お宅の雰囲気をアップさせてくれたと思います!

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また、タッセルとトリムは、探しに探したブルーのもの。

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ブルーのふさふさなんて、普通にあるじゃない!
と思われる方もいらっしゃるでしょうが、このタッセル探しって
結構難しいんです。

ブルーと言っても、濃淡も含め色は様々。
また、大きさも、お窓やカーテンのボリュームに合ったものを
見つける必要があります。

有名なフランスのウレス社やその他、輸入物は、日本のお宅には
ちょっと大きすぎることも。

しかし、国内メーカーさんのものはK様のお宅には
小さすぎるし、美しいブルーがない・・・。

なかなかピンとくるものが見つからず、
どうしたものかと困っていたところ、1年越しでひょっこり出会ったのが、
ゲートウェイ・インターナショナルさんが輸入されている、
こちらのシリーズ。

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ブルーの色も2色あり、白い部分が多い明るめの壁紙のLDと、
インパクトある階段ホールで、濃淡を分けて使うことが出来ました♪

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こちらの商品は、大々的に宣伝されているものではなかったので、
ご紹介頂いたのは、本当に偶然です。

幸運でした!出会えてよかった~♪

生地も、それを引き立てる飾りも、
お客様のご希望をお聞きし、私の中でも
こんなものを!とイメージを決めて探すのですが、
なかなかピンとくるものに出会えないことが、よくあります。

それこそ生地なんて、輸入と国産合わせたら
数千、数万とあるのに!!!

でも、お客様にとっては、今回のように一般に知れ渡ってないものを
お探しできるのが、私達コーディネーターが付くメリットでもありますよね。

そうでないと、インターネットや大型店で買うのと
変わらない場合も出てきてしまう恐れが・・・。

なので、毎回、頑張って探してます。
運も味方に付けつつ。

そうだ、私も、トイレ磨いておこう!

(長くなったので、玄関ホールは次回へ)

まるでプチホテルその6  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

さて、ついIKEAの宣伝をしてしまった。

前回の記事の印象を薄くする為にも、
張り切って、次を書かなくちゃ!!と思って
早、1ヶ月・・・。

なんてことでしょう~。

さぼってないで、まだまだある、K様宅の素敵なお部屋を
ご紹介させて頂きます!

リビングとお仕事部屋に続くのは、
プライベートなお部屋や、ピアノルームにゲストルームです。

あまり詳しくご紹介するのも・・・と思いますので、
どのカーテンが、どのお部屋のものかは、
ご想像にお任せします!

K様が大好きなモリスの中から、葡萄の房と蔓をデザインした
〖ヴァイン〗を使ったお部屋。

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こちらは、その名の通り、レモンやザクロの果実をデザインした
モリスの〖フルーツ〗。

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女性らしい、サンダーソンの華やかなプリント〖ペインターズガーデン〗で
飾ったお部屋。

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ミッキーの壁紙に合わせ、可愛らしい街並みがデザインされた
ハーレクィーンの〖ブティックブルバード〗を使ったお部屋。

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全て、同じ形状のフランス窓であるという外観を考慮し、
レースは、全室同じ生地で作らせて頂きましたが、
ドレープは、それぞれのお部屋や、お使いになる方に合わせ
様々な雰囲気のファブリックを使わせて頂きました。

開口の広い窓の、直射日光から生地を守る為、
また、K様のお好みもあり、全てにしっかりと裏地を付けてあります。

いつも、本当に隅々まで美しく整えられたK様のお宅。
ベッドリネンも、とてもキレイにお洗濯され、きちんとアイロンをかけられたものが
使用されていましたが・・・

K様が

“一度には無理だけど、今度はベッドカバーを作りたいですね~” と。

つ、作りた~い!

ホテル並みに、いや、それ以上に整理整頓されたお部屋には、
ファブリックの色や柄を邪魔するものが一切ありません。

そんなお部屋で、カーテンとコーディネートされたベッドカバーは、
きっと映える、もう、カーテンやお部屋の魅力倍増でしょう!

そして、トイレにまで貼られたモリスの壁紙。

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もちろん、こちらにはモリスのカーテンを。

そして、もう一方のトイレには、バラの壁紙に合わせ、
サンダーソンの〖ソリラ〗というバラのプリント地を。

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照明はもちろん、手洗いのボウルや蛇口にいたるまで、
お好きなものを選び抜かれた、清潔で美しいトイレ。

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ちょっとした小部屋ぐらいの広さがあります。

そういえば、以前お仕事させて頂いた社長様のお宅のトイレも、
お掃除が行き届き、まるでどこかのショールームのように美しかった・・・。

きっと、こういうところに、トイレの神様は来られるに違いない。

K様のお宅のトイレにも、神様が列をなして
順番待ちされていることでしょう。