帰りたくなる部屋

上げ膳据え膳の温泉旅館へ泊まりにいっても、
どんなお洒落なホテルに泊まっても、家に帰ってくるとホッとしませんか。

私とうちの旦那さんは、旅行から帰ってくる度に、
「あー、家が一番!」といいながら、うちの狭っ苦しい玄関に
入っていきます。

勿論、旅行は旅行で楽しいのですが、散らかってようが、
古かろうが、自分の家の安心感に勝るものはない気がします。

しかも、無条件に安心できる空間が、素敵に整えられていたら・・・
自分が好ましいと思える、インテリアで飾られていたら・・・

外出先から、一目散に家を目指して帰りたくなりますよね。

先日、息子さんのお部屋にシェードを納めさせて頂いた時、

奥様が

「こうやって部屋を素敵に整えてみると、息子も家にいる事が多くなるんです。」

と、仰ってました。

なるほど~。

お子さんといっても、学校に、部活、塾に、スポーツと、大人顔負けの忙しさ。

そんな中で、子供同士で集まるときは、お友達を家に呼ぶことが多くなったそうです。

奥様は「あんまり多いと、私も大変なんだけど・・・。」と笑っていらっしゃいました。

現在製作中のソファーカバーが仕上がったら、“家集合” がもっと増えてしまうかもしれませんね!

また、先日お邪魔したこちらのお宅は、玄関の置物から始まり、
カーテン以外に、ソファやキャビネも素敵にコーディネートされ、
スピーカーからは、女性が唄うジャズ(ジャズ?多分ジャズ・・・)が流れていて、
私はお茶を頂きながら、
(あー、ご主人は毎日こんなお宅に帰ってこれて、幸せだろうなぁ・・・)
と思っていました。

私が、ノートや生地サンプルを散乱させている家に帰ってくる、
うちの旦那さんがちょっと気の毒に・・・。

ご家族が帰ってきたくなるお部屋というのは、究極の目標ですよね。

セキスイハウスのCMも、確か、うちに帰ろう~~~♪ とか歌ってたような。
セキス~イハウス~♪♪♪ 確か和風モダンなお家がでてきたような?
あのCMすごく好きでした。

これからも、帰りたくなる部屋づくり目指して、お客様のお手伝いができるよう頑張ります。

贅沢な白いカーテン

白いインテリアは贅沢ですね。

汚れや傷も目立つし、メンテナンスも大変です。

しかし、大変な分、アイボリーやベージュでは味わえない、
美しさがあります。

そんな白いインテリアが好きなお客様のお宅に、白いカーテンを
作らせていただきました!

白いインテリアといっても、今回のお客様はゴールドをちらすような、
豪奢な感じではなく、ナチュラルな白です。

リビングは、黒いアイアンレールをポイントに使い、
麻の入った、ナチュラルな素材感のカーテンとシェードで。

マナトレーディングさんの、今年のVISコレクションの生地です。

アイアンレールは、太いものを使うと、
重くなりすぎてしまうので、細めのレールを加工してくれる、
アイアン雑貨専門店のセラーさんへお願いしました。

http://www.mb.ccnw.ne.jp/cellar/

オーダー生産の為、少々時間がかかりましたが、
お待ち頂いた甲斐があったと思います。

リビング以外は、質感の違う生地で、シェードとレースを
納めました。

こちらのお部屋は、家具も白で統一されています。

これからリビングには、無垢材のキャビネットが入り、
グリーンが飾られるとのこと。
きっと、この白いカーテンの魅力も倍増することと思います!

こちらのお客様のお仕事が始まったのは、7月中旬。
カーテンを納めさせて頂くまでの間に、可愛いい赤ちゃんが生まれ、
ご家族も増えました♪♪♪

赤ちゃんの他にも、幼稚園前のやんちゃなお兄ちゃんもいます。
これがまた、全く人見知りしないお兄ちゃんで、とても可愛いい♪

幸せなご家族の、新生活のお手伝いができ、私も幸せです!
ありがとうございました。

デザイナーズギルドのダブルシェード

首をながーくしてお待ち頂いた、デザイナーズギルドの
ダブルシェードを納品させて頂きました。

こちらのギルドは、ストライプとチェックのコレクションで、
世界的にも大人気のシリーズです。

7月に生地を決めて頂きましたが、なんと、ブルー系は
どのパターンも在庫切れの状態で、1ヶ月ほどお持ち頂くことに。

やっと入荷したと思ったら、今度は私が生地の品番を間違えるという
大失態をしでかし、更に2週間お待ち頂く事に。

本当に申し訳ありませんでした。

しかし、お待ち頂いた甲斐があるだけの、大変素敵なものが仕上がったと思います。
本当に、本当に、よかった・・・。

厚地のストライプに合わせ、レースの生地の両端に、
濃紺の細いトリムを付けました。

厚地のストライプとのバランスもよく、
白い壁と白いレースの間で、いいアクセントになっています。

そして、仮の白いカバーがかかっているソファベッドには、
現在、ブルーのカバーを製作中。

ソファの上のクッションは、スペインのアルハンブラというメーカーの生地で
作りました。

こちらは、アルハンブラのブックをご覧になった奥様が、一目惚れされて、
カーテンより何より先にご注文下さったクッションです。

クッションは、インテリア小物としてとても重要です。
インパクトのあるもの、カーテンや、ソファと同系統のもの、
何を置くかで、お部屋がグッと華やいだり、締まったり、落ち着いたりと
七変化します。

本当ですよ。

今回のシェードは、シャイでおっとりしたスポーツマンの息子さんのお部屋。
学校からお帰りになった息子さんに、「どうですか?」とお聞きしたところ、
「おお!」と言って下さいました。

あの嬉しそうなお顔は、喜んで下さったに違いない!

楽しくお茶目な奥様も、納品の度に感激して下さいます。

お客様の嬉しそうなお顔を拝見する度に、もっともっとびっくりして頂きたいし、
もっともっと喜んで頂きたいと思ってしまうのです。

このお仕事をしていてよかったと、心から思える瞬間です。

エレガントなフロントレースのお部屋

先日のブログでもご紹介させて頂きました、
取り付け後のお写真を、お送り下さったお客様のお宅に、
お邪魔させて頂きました!

お送り頂いたお写真も、とても美しかったのですが、
実際のお部屋も、本当に素敵でした。

照明、リヤドロの置物、ラグにいたるまで、奥様のご趣味と品のよさが
隅々まで行き届いていて・・・。

こちらのカーテンは、フロントレースという厚地のカーテンの前、窓側でなく部屋側に
レースをかけるスタイルです。

お客様は、茶系の厚地の前に、光沢のある刺繍レースをかけるスタイルをお選びになり、
美しいヒダが出るよう、厚地には形態安定加工を施されました。

形態安定加工は、生地の素材によって、かけられないものもありますし、
生地の質感によっては、かけないほうがよいものも・・・。

しかし、美しく波打つヒダを出したい場合や、裾が広がりがちな生地などは、
是非おすすめしたい、オプションの一つです。

そしてこちらは、別のお部屋。

リビングとはがらりと雰囲気を変えた、可愛いい刺繍の生地を
お選びになりました。

リビングのレースも、こちらの花柄の厚地も、夜になり外が暗くなると、
柄が浮き出て、全く違う雰囲気になるんです・・・と、奥様が嬉しそうに
ご説明下さいました。

こんな感じ??? 少し違うかも・・・。

エレガントなもの、ナチュラルなもの、カジュアルなもの、キュートなもの、
カーテンのお好みは千差万別ですが、何よりも大切なのは、そこで生活される
お客様にとって、居心地のいい部屋かどうか、ということですよね。

今回お伺いしたお客様宅は、優雅で穏やかで、いつまでもお邪魔していたくなる
居心地のよさでした。

お茶と一緒に出して頂いた、冷たく冷えた可愛いいおしぼり、
思わず、写真を撮ってしまいました。

ゆとりを持って、丁寧に楽しく暮らしていらっしゃる様子の奥様、
これが、居心地のよいお部屋にも通じるんだろうなぁ~・・・と、
思わず、我が身の慌ただしい毎日を振り返りつつ帰ってきました。

この度は、本当にありがとうございました!

フィスバさんにお邪魔しました。

先日発表されたイタリアンコレクションの新作、ど~してももう一度見たかったのです。

私の中では、フィスバさんはモダンなのにクラシカル、
クラシックなものを、現代風にアレンジされている(順番を逆に言ってみただけです。)
というイメージなのですが、イタリアンコレクションは、そんなモダン+クラシックに、
ナチュラルがプラスされている感じです。

フィスバさんの品と、上質感を失わず、優しさ倍増といえばいいでしょうか。
光沢のある生地も、決してキラキラてかてかではなく、ふわっと光っています。

今回は、一人で思う存分見せて頂きましたが、発表会で(好きな感じ♪)
と思ったとおり、やはり惹かれるものがたくさんありました。

美しいゴールドのストライプ。

様々な雰囲気のリネン。

色もシックでナチュラルなものが多いように思います。

エスニックなストライプは、流行ってことでしょうか。
他のメーカーでも出ていました。

縫製の細部までこだわったディスプレイは、いつも見応えがあり、
とても参考になります。

センスを磨き、知識を増やして、こんな素敵な生地を最高の形で
納品できるようになりたいものだ・・・と、鼻息荒く帰ってきました。