まるでプチホテルその6  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

さて、ついIKEAの宣伝をしてしまった。

前回の記事の印象を薄くする為にも、
張り切って、次を書かなくちゃ!!と思って
早、1ヶ月・・・。

なんてことでしょう~。

さぼってないで、まだまだある、K様宅の素敵なお部屋を
ご紹介させて頂きます!

リビングとお仕事部屋に続くのは、
プライベートなお部屋や、ピアノルームにゲストルームです。

あまり詳しくご紹介するのも・・・と思いますので、
どのカーテンが、どのお部屋のものかは、
ご想像にお任せします!

K様が大好きなモリスの中から、葡萄の房と蔓をデザインした
〖ヴァイン〗を使ったお部屋。

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こちらは、その名の通り、レモンやザクロの果実をデザインした
モリスの〖フルーツ〗。

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女性らしい、サンダーソンの華やかなプリント〖ペインターズガーデン〗で
飾ったお部屋。

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ミッキーの壁紙に合わせ、可愛らしい街並みがデザインされた
ハーレクィーンの〖ブティックブルバード〗を使ったお部屋。

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全て、同じ形状のフランス窓であるという外観を考慮し、
レースは、全室同じ生地で作らせて頂きましたが、
ドレープは、それぞれのお部屋や、お使いになる方に合わせ
様々な雰囲気のファブリックを使わせて頂きました。

開口の広い窓の、直射日光から生地を守る為、
また、K様のお好みもあり、全てにしっかりと裏地を付けてあります。

いつも、本当に隅々まで美しく整えられたK様のお宅。
ベッドリネンも、とてもキレイにお洗濯され、きちんとアイロンをかけられたものが
使用されていましたが・・・

K様が

“一度には無理だけど、今度はベッドカバーを作りたいですね~” と。

つ、作りた~い!

ホテル並みに、いや、それ以上に整理整頓されたお部屋には、
ファブリックの色や柄を邪魔するものが一切ありません。

そんなお部屋で、カーテンとコーディネートされたベッドカバーは、
きっと映える、もう、カーテンやお部屋の魅力倍増でしょう!

そして、トイレにまで貼られたモリスの壁紙。

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もちろん、こちらにはモリスのカーテンを。

そして、もう一方のトイレには、バラの壁紙に合わせ、
サンダーソンの〖ソリラ〗というバラのプリント地を。

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照明はもちろん、手洗いのボウルや蛇口にいたるまで、
お好きなものを選び抜かれた、清潔で美しいトイレ。

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ちょっとした小部屋ぐらいの広さがあります。

そういえば、以前お仕事させて頂いた社長様のお宅のトイレも、
お掃除が行き届き、まるでどこかのショールームのように美しかった・・・。

きっと、こういうところに、トイレの神様は来られるに違いない。

K様のお宅のトイレにも、神様が列をなして
順番待ちされていることでしょう。

まるでプチホテルその5  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

「岡本さ~ん、これ、全部IKEAなのよ。」

え?IKEA?何がIKEA?どこがIKEA?

言われたってわかりゃしない・・・。

そう、K様はIKEAの収納に、輸入ものの取っ手をご用意されたのです。

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お仕事に必要な、多くの書類や書籍を収納する為に用意された、
壁1面を使った、大型収納家具。

輸入物のキッチンや、豪華なシャンデリアをご用意されたK様ですが、
ここはIKEAで。

賢い、さすがのメリハリです。

そうなんです、私も自宅で仕事をすることが多いのでよく分かるのですが、
仕事をしていると、注意をしていても、(・・・そう、注意していても!)
家具に傷をつけてしまうことが。

私なんて、iPadやら、メジャーやらを 何度も床に落とし、
旦那さんから、

「お前、また床に何か落としたんじゃないのー???
何か刺さった後がある!」

といわれる事も、しばしば。

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もちろん、知らぬ存ぜぬで通しますが、
落とした瞬間、そして、床が傷ついてるのを見た瞬間は
落胆します。

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実は、私の自宅は下地の関係で、悲しいことに本物のフローリングが貼れず、
工務店の友人がなんとか探してきてくれた、薄い薄い床材を貼っています。

傷がつこうが、はがれようが、たいして惜しくない!(多分。)

それでも、ガッカリするのですから、
万が一仕事用の書棚が、高級イタリア製などでは、
私だったら扉を開けるのにも躊躇し、閉まった書類は2度と出せません!

まぁ、これはあくまでも私の場合で、
K様は、もっと落ち着きのある方なのですが・・・。

しかし、実用的に、そして取っ手だけは変えて
素敵にIKEAを活用されたところ、さすがだなぁと。

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モノのあふれる時代だからこそ、必要なものを必要に応じて
チョイス出来るというのは、大事なことですよね。

このお仕事をしていると、ご新居に伺う割合が断然多く、
お引越しのお荷物や、新しい家具を拝見することがよくあります。

しかし、今までIKEAのものが一切無かった・・・というお宅に伺ったことが
ありません。

どんなに素敵なアンティーク家具で揃えていらっしゃっても、
ちょっとした小物収納にお使いになっていたり、キッチンでお使いになっていたり・・・。

そして、子供部屋のIKEA率の高さときたら!!

IKEA、恐るべし。

まるでプチホテルその4  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

さて、お次はK様のお仕事部屋。

こちらには、K様が大好きなモリスのアービュータスの
壁紙が貼ってあります。

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当初はリビング同様、Aldecoのベルベットを使用して
アービュータスの少しアンティークで爽やかな緑に、
白く光沢のある生地が映えて・・・
という計画でしたが、

K様が、アービュータスの生地で仕立てた、
カーテンの写真をご覧になり、

「白いほうの壁は、アービュータスのカーテンにしたらどうかしら?」
と。

なるほど、それは素敵です!

全くそれが浮かばなかった、自分のふがいなさを責めつつ、
こちらのお部屋には、2種類のカーテンを納めさせて頂きました。

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もちろんレースは、他の部屋と合わせ、
外から見ても美しい、K様お気に入りの裾刺繍柄。

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カーテンをお納めした際は、まだ家具は何も入ってなかったのですが、
お部屋の真中に、大きな書類机が置かれ、壁には世界地図が貼られるとのこと。

大好きなモリスに囲まれたお部屋は、きっとお仕事でのお疲れを
癒してくれることでしょう。

そして・・・

こんなに広々とした、美しいお部屋がお仕事部屋とは!と、
指をくわえてみている私に、K様が明かして下さったのは・・・。

次回、奴の思わぬ正体が明らかに!

続く。

まるでプチホテルその3  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

そして、仕上ったカーテンはこちら。

リビングは全てのお窓に、カーテンボックスが作られていましたので、
特に、バランス等で飾ることなく、美しいヒダが出るように、
2倍3山で、シンプルに縫製したカーテンのみです。

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この撮影のときは、まだふさかけが付いておらず、
タッセルを洗濯ばさみで止めていたので、ちょっと、
カーテンがぺしゃんとしてしまってますが・・・

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高めの天井から、床までおちる
艶のある生地は、とても美しく、
レースに続き、こちらもK様が、
本当にいい生地ですね~・・・と、喜んで下さいました。

そして、写真に写ってるダイニングテーブルが、なんとも不思議で。

これは、K様が何年も前からお持ちだったダイニングセットですが、
今までは使うことなく、しまっていらっしゃったそう。

それを、今回のご新居に合わせ、出してこられたのですが、
椅子の数が足りない。

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6脚は欲しいが、4脚しかない。

ということで、新たに椅子をご購入。

ただ、同じものは無理だろうからと諦めて、
少しリーズナブルに買えるものの中から、決められたと・・・。

しかし、なんと到着してビックリ!

前からあったものと全く同じ椅子だったそうです。

そして、テーブルとお揃いの椅子が8脚そろうことに。

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K様ご自身、何年もこのダイニングテーブルをご覧になってなかったので、
デザインなど、全く覚えておらず、多少合わなくても・・・という
気持ちでお買いになったそう。

絶対揃えたい!!と探しまくっても
見つからないこともあるのに、
こんなこともあるとは。

仲間を呼び寄せた、K様宅の椅子達の能力、
イルカ顔負けです。

まるでプチホテルその2  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

さて、まずは、フランス窓にかけた美しいレースのご紹介から。

こちらは、トルコ製のレースで、
裾5分の1程度に、豪華で繊細な刺繍が施されています。

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この生地を、一目で気に入って下さったK様は、
フランス窓の下端の部分から、きっと刺繍がきれいに見えて、
外から見ても美しいと思う
と、とても楽しみにして下さってました。

が・・・
私のほうは、きちんとお窓を測ってはいたものの、

(見えるよね、外から見てもいいバランスで刺繍出るよね、
大丈夫だよね・・・ああっ、本当に大丈夫?)

と納品まで自問自答。

とにかく心配。

そしてやってきた、納品日。

まぁ、生地の気分で、刺繍の位置が自由自在に動くわけではないので、
測っておいたとおりに、レースは仕上っておりました!

お部屋の中から光りを通してみる刺繍の様子も美しく、

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また、外からもばっちり。

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白とブルーと、アイアンでデザインされた
美しい外観のお宅に、無事、華を添えることが出来ました!

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K様も、やっぱりこのレースきれいですね~!と、
大変喜んで下さいました。

お客様には、大きく分けて2通りの方がいらっしゃいます。

モダンな感じ、エスニックな感じ・・・とイメージだけ持ってお見えになる方と、
こんな生地、この形、この色、と明確にご自分のご希望を持ってお見えになる方。

この、プチホテルのようなお宅を、設計事務所と細部まで打合せて
お建てになったK様はもちろん後者。

そうなると、私の役割は、いかにK様のご希望に合う生地を
お探しできるかということと、
K様が、AかBか・・・と迷った時にそれぞれのよさ(もしくはデメリット)を、
明確にご説明すること、

だと思うのですが、

今回は、決断力と行動力のあるK様の後ろを追ってばかりだった
ような気がします。

またも、どこまでお役に立てていたか微妙ではありますが、
ここから、K様と一緒に、
たくさんあるお部屋のドレープ用の生地選びが始まりました!