銅版画展

先日、銀座で行われた銅夢版画展に、以前勤めていた
会社の先輩が出品されていたので、出かけて来ました!

その先輩は、イラストレーターのセミプロで、
以前は新聞の連載などに、イラストを描いていたこともあります。

これは、その招待状。

まるで楳図かずおの漫画の主人公のようなイラストが・・・。

実は、招待状が届いてから暫くは、このいもむし美女の面が
見えないようにして、ハガキを保管。

うーん、私の知ってる先輩は、こんな絵を描く感じじゃなかったけど、
どんな作品になってるんだろうと、おっかなびっくり出かけたところ・・・

よかった、いつもの先輩ワールド全開の作品でした。

おおらかで、伸び伸びしてて、優しくて、でもちょっぴりリアルで現実的な感じの絵。

まるで作者そのもの?

しかも、この作者はいたずら大好きです。

この先輩と飲むと、私は十中八九へべれけに酔っ払い、記憶を無くします。
いつも翌日、一体どうやって家に帰ったのか???と、我が身の無事を
神様に感謝したくなるほど。

そして、財布を確認すると、訳の分からない減りっぷりに、
オーマイガッ!! と言いたくなります。

うちの旦那さんは、その状況を目の当たりにしてるので、
私が 「○○さんと会ってくるね。」というと、=酔っ払って帰ってくる 
と、当然思っています。

しかし!
そんな先輩から届いた 引っ越しましたハガキには
“お久しぶり!元気にしてますか?”の文字が・・・。

数日前に会いましたよね?私達・・・。
私、また泥酔して帰ってきたのですが???

このハガキを見た、うちの旦那さんは、
(一体こいつは、「○○さんと会ってくるね。」といって出かけて、誰と飲んでるんだ?)
と思ったに違いありません!!!

全くどういうことでしょう。

絵の中にも、笑っている悪役らしき人物が。

これはきっと先輩の分身に違いない。

銅版画は、こんな道具を使って、細い線を彫っていくようです。

こんな繊細な作業ができる人と、あの泥酔してる人が同一人物だなんて、
信じられません!!

しかし、絵が描けるって本当にうらやましい才能です。

そして、作者の人となりを知っていると、作品は倍楽しめますね。