エスニックと・・・ (ジム・トンプソン)

そして、エスニックは ジム・トンプソンの生地。

ジム・トンプソンといえば、タイシルクの艶やかなイメージが
強いと思うのですが、今回お選び頂いたのは、麻とコットンが混じった、
大きく可愛らしい柄です。

布が大好きで、エスニックな雰囲気もとても好き、
意識していないのに、気がついたらそんな雰囲気のものばかり
揃っていた・・・と仰るお客様。

バンブー素材のダイニングテーブルに、
1枚1枚が貝殻で作られている照明等、
カーテンをお作りする前から、お部屋の雰囲気は充分。

そして、レースは麻のシェードにしたいというご希望です。

お部屋の雰囲気にピッタリですし、麻は本当に素敵なのですが・・・
湿気を吸って、伸びたり縮んだりという、自然素材ならではの特性が
あります。

腰高の窓や、小窓でしたら、使用するうちに多少長さが上下しても、
大して気にならない場合もありますが、今回は、床までの掃き出しの窓です。

そうなりますと、使用するうちに生地が伸びてシェードが床についてしまったり、
反対に、縮んでつんつるてんになってしまうという心配もゼロではありません。

そこで、麻の雰囲気を表現しつつ、ポリエステル素材の、インハウスの 
リーナを使用しました。

これならば、伸縮の心配なく、ご使用頂けます!

そして、カーテンの出来上がりがこちら。

新たに購入された、フロアランプも届き、
居心地のいい、エスニックカフェのようなお部屋が出来上がりました。

お客様は、お仕事でお忙しい毎日ということもあり、
週末に、家にいたくなるようなお部屋を作りたいと仰っていました。

お好きなものに囲まれた、素敵なお部屋になったのではないでしょうか。

お客様も、これにしてよかった♪ と、大変喜んで下さいました。

今は、カーテンの柄からとった水色を使った、クッションを作成中。
きっと、バンブーのダイニングセットにも、ピッタリ合うと思います。

お客様が、外出先から飛んで帰ってきたくなるお部屋でありますように・・・。

トラディショナルと・・・(ウイリアム・モリス)

トラディショナルと、エスニックと、ロマンテッィク、
同時期に、全く違う3タイプの、お部屋のカーテンを納品させて頂きました!

それぞれ、お住まいのお客様ご自身にも、お手持ちの家具にも、
ぴったり合ったカーテンとなり、私も、お客様のお好みや、
仕上がったお部屋の雰囲気の違いを楽しませて頂きました。

まずは、トラディショナルといえば・・・という感じの
ウィリアムモリス。
こちらは、ケルムスコットツリーです。

これは、モリスのお誕生日祝いに、女性たちが刺繍して作ったカーテンをもとに、
現在のモリス・スタジオの女性によってデザインされたそう。

もとのカーテンは、3ヶ月かけて刺繍されていたらしいです。
優雅ですねぇ。

お客様のお部屋の、赤味がかった茶色のカップボードや、ダイニングテーブルにも
ぴったりあって、さすがモリス、優しい雰囲気と温かく品のあるデザインで、
お部屋の格を1ランク上げてくれたように思います。

お引越し当日の、大変な状況の時に伺った為、
残念なことに、カーテンのアップの写真しかないのですが、
片づけが落ち着かれたら、改めて、素敵なお部屋の様子を
ご紹介させて頂きたいと思っています。

お子様のお部屋のカーテン その1

ホームデコアのHPでも、ど真ん中にキッズコレクションを
紹介させて頂いていますが、海外ブランドのキッズコレクションは、
本当に可愛いい!!のです。

こちらは、イギリスのデザイナーズギルドのキッズコレクション。

そうなんです・・・。
残念なことに、日本国内のメーカーに、
この雰囲気はありません・・・。

見て下さい!エスキモーの少年に白熊が!

お城が!
その下には、可愛いいギンガムチェックと花柄のカーテンが
見え隠れしています。

これらは、生地を見てるだけで癒される
フランスの CAMENGO のキッズコレクションです。

このほかにも、ハーレクイン、アルハンブラ等のブランドにも
可愛いいコレクションが、山ほど。

キッズといわず、大人でも、毎日こんな部屋で過ごせたら、
気持ちが上がるだろうなぁ↑↑ なんて思ってしまいます。

こんなお部屋で過ごせたら、お子様にもいい影響があるに違いなく、
是非是非、ご検討頂きたいのです。

が、1つ問題が。

海外セレブのように、妊娠が分かった途端、部屋を模様替えし、
素敵な壁紙やカーテンを揃える!ということが出来れば、
長い間、可愛いいお部屋を楽しんで頂けると思うのですが・・・

例えば、お子様が10歳ぐらいになったところで、ご新居に移られたとしたら・・・

数年で、お子様は思春期です!
お好みも変わってしまうかもしれません。

また、転勤が多く、2~3年で移らなくては・・・という
場合もあります。

そこで、昨年末作らせて頂いたカーテンがこちらです。

続く。

新作発表会 -ROMO- チンツ

前回ご紹介した、ROMOのナチュラル感とは正反対の、
光沢テカテカの、チンツシリーズのご紹介です。

ご覧のとおり、カタログもピカピカ!
まぶし~。

チンツとは、生地にノリやロウをつけ、圧力を加え、
光沢をつけた生地のことですが、私はチンツというと、
あの、高校生の時の男子のズボンのお尻が浮かびます・・・。

3年間はきまくり、お尻と椅子の間で圧着された男子のズボンは
テッカテカでしたよね。

誰が教えてくれたのか、私は昔っからあれを(チンツ)と思っていました。

社長にそれを言ったら、(あ~、ナチュラルチンツね。)と。
うまい。

勿論今回は、ナチュラルではなく、高級感溢れる美しい光沢です。

写真はモノトーンですが、鮮やかなカラーもあります。

メタリックなものや、近未来的なテカテカしたものは、広範囲に使うと
ゴージャス過ぎて疲れてしまう、という方もいらっしゃるでしょうが、
(私はそうなんですが・・・。)少しだけ、カーテンの一部や、小物で入れると、
ぴりりと効いてくれます。

うなぎの山椒?

のように使ってみたい生地でした。

ケーキのいちご
サンドイッチのパセリ
しゅうまいのグリーンピース
ネイルのスワロフスキー

止まらないのでやめておきます。

新作発表会が目白押し -ROMO-

10月末に行われる、デザイナーズウィークから、
11月中旬のジャパンテックスの間に、海外のブランドから
多くの新作コレクションが紹介され、各社、工夫を凝らした
発表会を開催して下さいます。

見逃してなるものか!と、とにかく、お誘い頂いたものは、
出来る限り見て回ったので、何回かに分けてご紹介させて頂きます。

まず、最初はマナトレーディングさんで行われた、ROMO
イギリスの老舗ブランドです。

大変申し訳ないことに、私はあまり ROMO について知らなかったので、
今までこのブランドから生地探すことはなかったのですが・・・

かなり好みです。

どちらかというと、あっさりすっきりしたものが好きな私は、
ついつい、ストライプに惹かれてしまいます。

デザイナーズギルドのブックを思い出させる、リネン素材の
ストライプやチェックもありました。
ROMOのものは、生地がしっかりしています。厚地です。

厚いのがいいか、薄いのがいいかは、用途によって変わってくるとは
思いますが、ROMO のものは、リネンの軽さでなくざっくり感が楽しめる感じ。

そして、このオレンジ色がとてもきれい!

軽すぎず、重すぎず、茶系のお部屋にも、白系のお部屋にも、
ブルーや黄色にも、素敵にマッチしてくれそうです。

花柄も、“フラワ~~~~~” って感じでなく、
少し、モダンにナチュラルにデザインされてて、日本のお宅に合いそうです。

この花柄は、イギリスというより、私には北欧のイメージ。

お約束のイカット柄もあり、組合わせ放題です。

取り入れやすそうな ROMO 今後はもっと勉強させて頂かねば!