さて、ペットショップかと思われそうなブログばかりなので、
そろそろお仕事の話を・・・。
今回は、アンティークの家具がお好きな
M様の、美しいお宅をご紹介させて頂きます!
前にも書いたように思いますが、
お客様には2通りいらっしゃいます。
1、イメージも雰囲気も、まだ全く決めてないから
一緒に考えて欲しい、とおっしゃる方
と、
2、ご自身の中で、雰囲気も、
時には、生地ですらお決めになっていて、
そのイメージを実現して欲しい、とおっしゃる方。
M様は、2番目の方。
さて、そうなると
いかにお客様が抱いていらっしゃるイメージ通りのものを
仕上げることが出来るか、私の仕事はその1点にかかっています。
実際に作ってみたら、なんだかイメージと違う・・・
と言うことは、結構あるんです。
お会いする前から、
サンダーソンの、花鳥柄が美しい “Porcelain Garden” という生地を、
バランス付きカーテンに!と決めてらっしゃったM様。
生地はブルー系か、グリーン系か、ということだけをお迷いに。
英国王室御用達の老舗、サンダーソンの生地は、
どの色も大変美しく、迷い甲斐十分です!
ドレープには遮光の裏地を付け、レースにも遮熱生地をお選びになり、
大窓の暑さ対策もこれでばっちり。
ドレープにつける裏地は、
遮光や遮熱の機能だけでなく、
美しく高価な表地を、太陽光から守るという
重要な役目もあるのです。
そして次は、バランス。
丁寧に検討され、細かくご指示下さるM様の足を
私が引っ張るわけにはいきません。
手元にあった余り布で、工場にご希望の形のサンプルを作ってもらい、
持参しました!!
実際の窓にサンプルをあて、
どこにひだを入れるか、
いくつ入れるか、
長さは何㎝に?と、ご相談。
そして、仕上がったリビングがこちら!
窓横のアンティークな飾り棚との相性も
ばっちり。
生地そのものが華やかなので、
バランスに入れるひだは、少なめに。
反対に、タッセルにはフリルを付けて
優雅なポイントに。
仕上がったカーテンを見たM様が、
「岡本さん、イメージ通り!!」
と言って下さったことが、いまだに忘れられません。
(ああ、よかったぁぁぁぁ~~~。)
さて、次はダマスク柄のジャガードや、
プリントのトワレ柄をお選びになった、
他のお窓もご紹介します!