さて、まずは、フランス窓にかけた美しいレースのご紹介から。
こちらは、トルコ製のレースで、
裾5分の1程度に、豪華で繊細な刺繍が施されています。
この生地を、一目で気に入って下さったK様は、
フランス窓の下端の部分から、きっと刺繍がきれいに見えて、
外から見ても美しいと思う
と、とても楽しみにして下さってました。
が・・・
私のほうは、きちんとお窓を測ってはいたものの、
(見えるよね、外から見てもいいバランスで刺繍出るよね、
大丈夫だよね・・・ああっ、本当に大丈夫?)
と納品まで自問自答。
とにかく心配。
そしてやってきた、納品日。
まぁ、生地の気分で、刺繍の位置が自由自在に動くわけではないので、
測っておいたとおりに、レースは仕上っておりました!
お部屋の中から光りを通してみる刺繍の様子も美しく、
また、外からもばっちり。
白とブルーと、アイアンでデザインされた
美しい外観のお宅に、無事、華を添えることが出来ました!
K様も、やっぱりこのレースきれいですね~!と、
大変喜んで下さいました。
お客様には、大きく分けて2通りの方がいらっしゃいます。
モダンな感じ、エスニックな感じ・・・とイメージだけ持ってお見えになる方と、
こんな生地、この形、この色、と明確にご自分のご希望を持ってお見えになる方。
この、プチホテルのようなお宅を、設計事務所と細部まで打合せて
お建てになったK様はもちろん後者。
そうなると、私の役割は、いかにK様のご希望に合う生地を
お探しできるかということと、
K様が、AかBか・・・と迷った時にそれぞれのよさ(もしくはデメリット)を、
明確にご説明すること、
だと思うのですが、
今回は、決断力と行動力のあるK様の後ろを追ってばかりだった
ような気がします。
またも、どこまでお役に立てていたか微妙ではありますが、
ここから、K様と一緒に、
たくさんあるお部屋のドレープ用の生地選びが始まりました!