お庭が広い都心のお宅。

都心で、庭が広い、
そんな2つの究極な条件を満たすお宅なんて、
今時、皆無・・・

と思ってたら、ありましたー!!

庭師の方が入って、まぁーるく植木を刈ってしまうほどの、
お庭のあるお宅。

今回は、そんなお宅のカーテンを作らせて頂きました。

おおっ?と思うほど、品があって優しい雰囲気の奥様と、
これぞダンディ、といったご主人様とのお打合せです。

私がお会いした時は、お使いになりたい生地や、スタイルのご希望が
ほぼ決まっていたので、あとは、その生地をどのように使っていくかの
ご相談となりました。

まずは、リビングに続く、ダイニングキッチン。

ここはウッドブラインドで・・・というご希望で、
窓枠に合わせた、白いものをお選びに。

少しグレーがかった色味のものと迷われ、
実は私も、真っ白は、少し軽くなりすぎないかなぁ・・・
と、考えに考えていましたが、最終的に、
窓枠が見えるので、窓枠に合わせたほうがいいだろうということで、
白をご選択に。

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ごちゃごちゃ考えていた私も、
取り付けてみたら、白のほうがスッキリ納まったな、
なんて思ってみたり・・・。

そして、リビングはお庭の緑が、シェード越しに透けて見える
ようにしたいと。

それは、もう、ごもっともです!

広くて素敵なお庭を、カーテンで隠してしまうなんて、
考えられません。

しかし・・・

奥様が大変気に入られた、五洋インテックスのタスカーという生地は、
ブロンズ、シルバー、ベージュ系の光沢のある糸の混ざった、ざっくりとした
とても美しい生地ですが、透け感は殆どありません。

IH27701

シャッターがあるので、ドレープは作らず、レースシェードのみということです。

となると、このタスカーはどう使うべきか・・・

ということで、上部の大きな面積は透け感のあるレースで
視界を遮らないようにし、下部にこのタスカーを入れて、
切替えてみるご提案をしたところ、ご賛成頂きその形に ♪♪♪

床や家具とのバランスもよく、また、お庭に面した窓も
足元には、履物等が置いてある場合もあり、
それを見えにくくする為にも、よかったのではないかと。
( ↑ 2個目の効果は、仕上がってから気づいたのですが・・・。)

ということで、リビングの仕上がりはこんな感じです。

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リビングから、ダイニングをのぞくと、こんな様子。

毛利様リビング

家具や、飾り棚の置物の1つ1つがどれも素敵で、
窓から見える、広々とした芝生と緑もインテリアの1部となり、
本当に、居心地のいいリビングが出来ました。

あー、これが自分の家だったら、
窓の前のソファに、タコが出来るほど座ってるのに・・・。

ということで、
次回は、階段の踊り場のお窓をご紹介します!