開放感いっぱいの出窓、なんですが・・・

さて、前回ご紹介したお客様のお宅、
大窓の隣には、L字型の出窓がありました。

そちらは、食卓に射し込む朝陽を遮る為の
ロールスクリーンと、レースシェードの組合せです。

栗原様5_640

高台にあるマンションで、しかも、上層階ということで、
都心にもかかわらず、遠くに見える電車の線路や清々しい緑の景色を
遮るものが何もなく・・・

栗原様4_640

・・・って、K様、本当にすみません。
お部屋の素敵さが伝わらない写真しかなくて・・・。

気を取り直してご説明しますと、

ALDECOのストライプのレースは、プリントやリボンで作られた
ストライプではなく、生地を細くつまんで、タックを寄せたストライプです。
立体感があり、プリントやリボンで現されたストライプよりも、
グッとおとなっぽい雰囲気となります。

実はこれ、お客様はストライプをご希望になったのではなく、
“タック”に注目されたのです。

生地選びを進めていくうちに、お客様が、
「岡本さん、分かりました!私、タックの入ってるものに弱いみたいです!」
と。

そこで、大窓の厚地も含め、タックが入ってる生地を探したり、
縫製でタックを入れる方法や、リボンを縫い付ける方法等、
色々とご相談しました。

この、お客様と一緒に、あーでもない、こーでもないと考える時間が
1番楽しいんですよね。

最終的に、タックはレースのほうで入れて、
大窓のドレープは、それに合うシンプルで上質なものを、となりました。

フィスバのドレープは、シャンタン調の少し張りと光沢のある
かっこいい生地です。
写真でなく、本物の色はグレイッシュなベージュ。

栗原様1_640

カーテンを開けて、風を入れられるのがお好きということで、
出窓のロールスクリーンも、直射日光を遮る場合のみのご使用
ということでした。

日中に、直接差し込んでくる光は、左右に開閉するカーテンより、
上下に動かし、必要な高さで止められるシェード類が重宝しますね。

栗原様6_640

タック好きのK様。
きっと、毎日レース生地のタックを眺め、喜んで下さっていることと思います。

栗原様7_640

初めてお会いしてから納品までの2ヶ月間、K様の清々しいご対応に、
惚れ惚れしつつ、さて、お仕事も終了か・・・と思っていたところ、
大変嬉しいメールを頂戴しました!

小躍りしてしまいそうな程嬉しかったので、次にご紹介させて頂きます。