結局、なんだか決め手に欠け、
決定まで至りません。
そこで、予定にはなかったのですが、
フィスバに行ってみましょう!
ということになり、急遽、お客様のお車でショールームへ。
・・・やはり、お好みに合っているんですね。
カジュアルなものがお好きな方、クラシックなもの、
ゴージャスなもの、ナチュラルなもの、と、お客様のお好みは
千差万別ですが、今回のお客様は、あのフィスバの
品があり、重過ぎないクラシカルな雰囲気がお好きだったようです。
出来上がりは、こちら。
向って右手にあるレースシェードを、
移設させて頂きました。
奥様も仰ってましたが、このシェードは、
全て降ろしている時より、少したたまれているほうが
リボンが立体的に折り重なって、素敵な雰囲気が出ます。
奥の床まであるお窓は、シェードに合わせて同じレースを。
厚地は、同じくフィスバの Cremona です。
照明のブルーに合わせて、ブルーのダマスクをお選びになりました。
そして、こちらはリビングです。
せっかくの眺めを邪魔しないように、ということで、
最初は、透明性の高いレースをお考えでしたが、
フィスバのイタリアンコレクションの PIXEL ROSE を
大変気に入られ、こちらをドレープが視界の邪魔にならないよう、
ひだを殆ど取らず、ワンタックで仕上げました。
写真で、茶に写っている部分は、えんじ色。
無地のように見えますが、えんじ色の部分には、
バラの柄が織り込まれています。
眺望を楽しまれる時は、レースを全開にされますし、
ストライプの巾が太いので、こちらであれば閉めていても、
景色を楽しむことが可能です。
ドレープは、ゴールド系のシャンタン生地です。
フロントレースですので、夜は、ストライプの間から、
ゴールドが覗きます。
えんじ色との相性も、抜群です。
ということで、既存のフィスバのレースシェードから
スタートした生地探しですが、散々寄り道をした挙句、
フィスバでゴールとなりました。
お引越しの手配や片付け、また、海外と日本を行き来する
お忙しいお仕事の合間を縫ってのお打合せに、
毎回、長時間お付き合い頂きました。
ありがとうございました。