まるでプチホテルその4  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

さて、お次はK様のお仕事部屋。

こちらには、K様が大好きなモリスのアービュータスの
壁紙が貼ってあります。

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当初はリビング同様、Aldecoのベルベットを使用して
アービュータスの少しアンティークで爽やかな緑に、
白く光沢のある生地が映えて・・・
という計画でしたが、

K様が、アービュータスの生地で仕立てた、
カーテンの写真をご覧になり、

「白いほうの壁は、アービュータスのカーテンにしたらどうかしら?」
と。

なるほど、それは素敵です!

全くそれが浮かばなかった、自分のふがいなさを責めつつ、
こちらのお部屋には、2種類のカーテンを納めさせて頂きました。

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もちろんレースは、他の部屋と合わせ、
外から見ても美しい、K様お気に入りの裾刺繍柄。

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カーテンをお納めした際は、まだ家具は何も入ってなかったのですが、
お部屋の真中に、大きな書類机が置かれ、壁には世界地図が貼られるとのこと。

大好きなモリスに囲まれたお部屋は、きっとお仕事でのお疲れを
癒してくれることでしょう。

そして・・・

こんなに広々とした、美しいお部屋がお仕事部屋とは!と、
指をくわえてみている私に、K様が明かして下さったのは・・・。

次回、奴の思わぬ正体が明らかに!

続く。

まるでプチホテルその3  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

そして、仕上ったカーテンはこちら。

リビングは全てのお窓に、カーテンボックスが作られていましたので、
特に、バランス等で飾ることなく、美しいヒダが出るように、
2倍3山で、シンプルに縫製したカーテンのみです。

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この撮影のときは、まだふさかけが付いておらず、
タッセルを洗濯ばさみで止めていたので、ちょっと、
カーテンがぺしゃんとしてしまってますが・・・

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高めの天井から、床までおちる
艶のある生地は、とても美しく、
レースに続き、こちらもK様が、
本当にいい生地ですね~・・・と、喜んで下さいました。

そして、写真に写ってるダイニングテーブルが、なんとも不思議で。

これは、K様が何年も前からお持ちだったダイニングセットですが、
今までは使うことなく、しまっていらっしゃったそう。

それを、今回のご新居に合わせ、出してこられたのですが、
椅子の数が足りない。

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6脚は欲しいが、4脚しかない。

ということで、新たに椅子をご購入。

ただ、同じものは無理だろうからと諦めて、
少しリーズナブルに買えるものの中から、決められたと・・・。

しかし、なんと到着してビックリ!

前からあったものと全く同じ椅子だったそうです。

そして、テーブルとお揃いの椅子が8脚そろうことに。

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K様ご自身、何年もこのダイニングテーブルをご覧になってなかったので、
デザインなど、全く覚えておらず、多少合わなくても・・・という
気持ちでお買いになったそう。

絶対揃えたい!!と探しまくっても
見つからないこともあるのに、
こんなこともあるとは。

仲間を呼び寄せた、K様宅の椅子達の能力、
イルカ顔負けです。

まるでプチホテルその2  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

さて、まずは、フランス窓にかけた美しいレースのご紹介から。

こちらは、トルコ製のレースで、
裾5分の1程度に、豪華で繊細な刺繍が施されています。

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この生地を、一目で気に入って下さったK様は、
フランス窓の下端の部分から、きっと刺繍がきれいに見えて、
外から見ても美しいと思う
と、とても楽しみにして下さってました。

が・・・
私のほうは、きちんとお窓を測ってはいたものの、

(見えるよね、外から見てもいいバランスで刺繍出るよね、
大丈夫だよね・・・ああっ、本当に大丈夫?)

と納品まで自問自答。

とにかく心配。

そしてやってきた、納品日。

まぁ、生地の気分で、刺繍の位置が自由自在に動くわけではないので、
測っておいたとおりに、レースは仕上っておりました!

お部屋の中から光りを通してみる刺繍の様子も美しく、

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また、外からもばっちり。

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白とブルーと、アイアンでデザインされた
美しい外観のお宅に、無事、華を添えることが出来ました!

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K様も、やっぱりこのレースきれいですね~!と、
大変喜んで下さいました。

お客様には、大きく分けて2通りの方がいらっしゃいます。

モダンな感じ、エスニックな感じ・・・とイメージだけ持ってお見えになる方と、
こんな生地、この形、この色、と明確にご自分のご希望を持ってお見えになる方。

この、プチホテルのようなお宅を、設計事務所と細部まで打合せて
お建てになったK様はもちろん後者。

そうなると、私の役割は、いかにK様のご希望に合う生地を
お探しできるかということと、
K様が、AかBか・・・と迷った時にそれぞれのよさ(もしくはデメリット)を、
明確にご説明すること、

だと思うのですが、

今回は、決断力と行動力のあるK様の後ろを追ってばかりだった
ような気がします。

またも、どこまでお役に立てていたか微妙ではありますが、
ここから、K様と一緒に、
たくさんあるお部屋のドレープ用の生地選びが始まりました!

まるでプチホテルその1  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

ついこの前、明けましておめでとう~!なんて言ってたのに、
既に、今年も1ヶ月近くが経とうとしています・・・。

早い、早すぎる。

このブログも、明けましておめでとうございます!!
と華々しく始める予定だったのに、気づいたら、そんな挨拶など
出来ない時期に。

こんなブログですが、とにかく、
今年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、そんな新年1件目にふさわしい、華やかなお宅を
ご紹介させて頂きます!

1昨年の秋から、既に1年半ほどお仕事させて頂いている
K様邸。
昨年末に、ほぼ完成致しました。

外観全体をご紹介出来ないのが残念ですが、
まるで、ヨーロッパのプチホテルのようなお宅。

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もちろん、お部屋数も多く、お宅の中央には大階段が!

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初めてお伺いした時は、まだ手すりも付いておらず、
高所恐怖症気味の私は、おっかなびっくり・・・

“ああ、宝塚スターってすごい・・・” と、思いながら
階段を降りた事が思い出されます。

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“カーテンをどうしようかと思い、ネットで探して、
岡本さんのブログを、隅から隅まで読んで、連絡したんですよ”

と、言って下さったK様。

ワンコがどーの、本田選手があーだのこーだのまで書いている
ブログのどこで、こんな素敵なお宅を任せようと思って下さったのかは、
全く不明ですが、お客様であるにもかかわらず、
いつも、私のことを気遣ってくださるK様のご様子には、
お会いする度、頭が下がりました。

ああ、私も人としてこうあらねば、と思うこともしばしば。

そして、そんなK様邸の、昨年末に完成した大階段はこんな感じ。

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K様がお好きな色、ブルーの壁紙の映えるカーテンです。

ということで・・・
美しいフランス窓に合わせた刺繍のレースや、
おトイレにまで貼られたモリスの壁紙、
びっくりするような、テーブルと椅子の出会いなど、
順番にご紹介させて頂きます!

完成品! Etamin(エタミン)                             Etamin(エタミン)

さて、壷の話しにそれてしまいましたが、

T様が一緒に動き、考え、作らせて下さったカーテンがこちら。

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窓の大きさが違うので、刺繍の位置と巾を変えました。

私もT様も、大窓のほうのブルーの面積が広い部分に
もう1本、刺繍のラインを入れたかったのですが、
そうなると、また2.4m生地を追加しなければいけません。

うーん・・・その1本で、プラス 71,280円・・・。

だったら、このままいきましょう!ということになりました。

ただ、ソファの座面もブルーだったので、お部屋の真中の部分にだけ
やたらブルーの分量が多くなってしまった為、T様にお願いして、
刺繍の中から1色取った、濃い目のピンクパープルの生地で、
クッションを作らせて頂きました。

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こうすることで、お部屋の雰囲気が
キュキュッと締まります!

T様がひとつひとつ探して、じっくり決められた照明も、
ナチュラルなお部屋の雰囲気をより素敵に。

レースは、細かくない、柄がポンポンととんでるもの・・・
というご希望だったので、FEDEのフリカという、艶のあるグレーの糸で
お花が刺繍されている生地をご紹介しました。

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ということで、インテリア好きのT様に教えて頂くことも多かった
楽しいお仕事も、とうとう終わりを迎えてしまいました。

T様に限らず、打合せし、相談し、考え直して、悩み悩まれ・・・
という日々をご一緒し、お付き合い頂いていたお客様のカーテンが完成するのは、
嬉しい半面、ちょっと寂しいものです。

あ~、終っちゃったなぁ・・・と。

もちろん、終らないと私は報酬を頂けないので、
日々の暮らしに困るわけですが。

さて、
お打合せの最中、
ロッキングチェアとかいいですよね~
欲しいですよね~
とお話ししていたT様から後日届いたお写真。

田島様 ベランダ写真_640

もう、ジェラシーすら覚えました。

私が、部屋に入れたかったゆり椅子。

でも、こんな大きなものを部屋に入れたら、
部屋が家具屋状態になるので、諦めたゆり椅子。

それをやすやすとベランダに!

しかも、T様がせっせとお世話されて、青々と植物が潤ってる
癒しのベランダ。

お部屋がほぼ完成し、最近では家にいるのが居心地よく、
ご主人様が、週末になっても外に出たがらないそう。

そして、そのご主人様、朝起きていきなり
“ILove my home!” と仰ったそう!

なんて素敵!

TVと犬がいれば、ソファの色など知ったこっちゃないうちの旦那さんの口からは、
腐っても出てこなそうな台詞。

そしてT様から・・・

“嬉しいのは嬉しいけど、食いしん坊の三食を作るのに
どれだけ面倒臭いこと!岡本さん分かりますよね!” と。

いやいや、それが、T様はお料理上手で、
私も打合せとランチの時間が重なり、何度かご馳走になったことが♪♪♪

あれだったら、私だって言っちゃいます。

“ILove my お客さんち!”

 

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