ポンポン付きカーテン♪

さて、遮熱を語るのに熱くなってしまったのですが、

もとはと言えば、O様邸をご紹介しているところでした。

吹き抜けの、広々としたリビングからの続きは、

モリスのフルーツ柄のシェードが入ったキッチン。

大谷様4_640

ウォールナットの素敵なアイランドキッチンや、

壁のタイルにも合って、落ち着きながらもキッチンらしい爽やかな雰囲気に!

P8033418_640

そしてこちらは、ご寝室。

花や葉が刺繍刺繍された生地の合わさる部分にポンポンを付けた

キュートなカーテンです。

IMG_3233 (2)_640

大谷様8_640

実は、O様は私と同い年で、お仕事をしているうちに

どうも友人のような感覚になってしまったのですが・・・

分かる、よく分かります!

いくつになっても、かわいいものには心躍るんですよね~。

こんなカーテンを作らせて頂くと、

納品時に箱から出てきただけで、私もテンションあがるあがる ↑↑↑

それでなくても、納品は舞い上がっているのに、

ますます訳が分からなくなります。

遮熱カーテン仕上がりました!

さて、前回まで遮熱の色々をお話してきましたが、

百聞は一見に如かずです!

仕上がったお部屋をご覧ください。

こちらは、眺望がどうのこうのと言うよりも、

男性のお部屋だったので、モダンな雰囲気に仕上げたいと思い

クリエーションバウマンの、スチールコレクションという

グレーの地にピンストライプの遮熱レースを使いました。

IMG_3842_640

熱は遮っても、薄く透ける生地なので、もったり感ゼロ。

すっきりと、都会的に仕上がります。

IMG_3793_640

クッションの後ろに下りている生地です。

(ちなみにクッションも、ソファのグレーやドアのネイビーに合わせてお作りしました。)

こちらのような生地は、

熱は遮るけど、光は通すのでお部屋が暗く感じることもありません。

IMG_3840_640

そして、ご寝室のほうは

川島織物の、白地にグレーのボーダーの生地。

IMG_3801_640

こちらは、遮熱生地ではありません。

透け感が少なく、熱ではなくて光自体を遮る

少し厚手のレースです。

これは、『涼しや』でも『サラクール』でも無いのですが

『涼しや』や、『サラクール』のような白い遮熱レースは

このような雰囲気に仕上がりますね。

IMG_3805_640

熱を遮る効果のある生地ではありませんが、

厚手と言うことで、ベッド頭上の窓から入る強い西日は

しっかり遮ってくれます。

リビングと雰囲気を変えたかったこと、

また、ご寝室はリビングより柔らかな雰囲気にしたかったので

こちらのレースを使わせて頂きました。

そして、以前ご紹介した、O様邸の遮熱ロールスクリーンと

今回のお部屋の窓辺も、これまた全く違う雰囲気。

太陽光をカットする!

熱を遮る!

という同じ目的でも

選ばれるもので、お部屋の雰囲気は全く変わってきますよね。

裏地付カーテン

さて、キュートな刺繍の生地をお選びくださったS様、

まず、寒いのが苦手とのこと

そして、大変器用でいらっしゃるお母様が、

S様の幼い頃からカーテンを手作りされ、

それが裏地付だった (すごいです!) とのことで、

やはり、薄手の生地1枚は抵抗があるとのことで、

裏地付で仕上げさせて頂きました。

さて裏地を付けるということは・・・

1、表地を日焼けや風から守り、劣化を防ぐ。

2、表地と裏地の間に、もう1層空気の層ができるので、省エネ効果が上がる。

(厚くてしっかりした生地1枚よりも、薄くても裏地をつけて空気の層が出来るほうが、

暑さ寒さを通しにくいです!)

3、遮光裏地の使用で、薄い生地でも外部の光をシャットアウト出来る。

4、カーテンが、ふっくらとした印象に仕上がり高級感が増す。

5、グレーのカーテンにピンクの裏地を合わせるなどで、裏地自体をアクセントに。

と、メリットがたくさんあります。

が・・・

やはり裏地を付けるということは、価格が上がるということ。

表地によっては、価格が倍ぐらいになることもあるので、

そこはもう、お客様が何を重視なさるか!によるので、ご選択は様々です。

ということで、今回の裏地付ご希望のS様は、このように仕上がりました~。

IMG_2885_640

S様は、遮光は求めていらっしゃらなかったので、裏地も薄手で

光を通すものをお選びになりました。

クリームベージュで明るくまとめられた室内に、刺繍の赤が素敵なアクセントに。IMG_2886_640

P6213352_640

S様からは、

(ちょっと贅沢しすぎちゃったかなぁ・・・と、満足しすぎて反省してます。)

などという、これまた可愛いご感想を頂きました。

ご出張も多くてお忙しく、そして少し寒がりなS様が、

心底ホッとできるお部屋になってますように!!!

 

 

渦巻きのカーテン(ジェーンチャーチル)

今回のお客様は、すらりと背が高く

お仕事バリバリの女性。

夜遅くまで、ハードなお仕事をこなし、

海外に何週間もご出張にいかれるようなS様ですが、

メールでのやり取りも、お会いしてお話しても、

そんな、バリバリとんがった雰囲気を全く感じさせない、

インテリア好きの、とてもおおらかな方!

私も、ちょっとホッとしたりして・・・。

さて、そんなS様がご来店になり、真っ先に気に入られたのは

イギリスのジェーンチャーチルの、うずまき柄の生地。FullSizeRender_640(こちらは、S様のとは色違いです!)

なんと、丸を一つ一つ刺繍し、その丸が連なって渦巻き柄になっているという、

文句なしに楽しい生地 ♪

一目ぼれされたS様、ご寝室の小窓に即決です!

が、さすが手が込んでる、さすが刺繍・・・ということで、

生地代だけでも、1mで15,400円と言うお値段です。

お使いになるのは、巾は1m高さが1m30cm程度の小窓でしたが、

それでも、これを2巾つなげると、生地代だけで

なんと 50,560円。

これは・・・いきなり厳しい。

いくらインテリア好きで、お仕事バリバリのS様でも、小窓1つに

6万円も7万円もかけてる場合ではないだろう。

私だって、自分の身体が通りそうもない窓に、

7万はかけずらい・・・。

ということで、両サイドは無地で切替させて頂くことになりました。

そして、仕上りがこちら!

坂田様3

思わず、(どう?いいでしょ?どう?) と言ってしまいそうな仕上がりです。

切り替えたのは、価格だけでなく、スタイル面からもありですよね。

 

この渦巻きの生地、色がたくさん入ってにぎやかですが、

地は白いコットンです。

そして、上の写真は、照明で壁が黄味がかっていますが、

実際のお部屋は、真っ白い壁紙です。

全て白でコーディネートするならともかく、

白い壁+白地の柄物は、せっかくのカーテンが映えないこともあるんです。

もちろん、柄にもよりますが!!

そして、今回切り替えたのは、ピンクとパープルの間の

少し濃い目の大人っぽい色。写真 (12)_640

グリーンや、青みがかった薄いパープルなど、

色だけでなく、様々な生地感も取り揃え

(明るくしたいけど、ピンクはこっぱずかしいのよね・・・)

というS様のご意見も頂きつつ、

8色ぐらいの候補から、ご相談しました。

もちろん、合わせる色で、カーテンの雰囲気はガラリと

変わります。IMG_1047_640IMG_1046_640IMG_1045_640

高価な生地が気に入ってしまったけど・・・という方、

是非お試し下さい ♪

 

 

TOSOロールスクリーンと三銃士 3

ということで、ロールスクリーンのデメリットは
前回ご説明した通りですが、もちろんメリットも。

『こごまま様』も完成後に喜んで下さいましたが、
シェードと違い、上げた時に上部で生地がたまることがないので、
大変すっきりと納まってくれるのです。

ということで、メリット、デメリットをご理解頂いたうえで、
三銃士のため(?)にも、いたずら出来ないロールスクリーンで、
生地選びを。

国産のスクリーンで、大手メーカーとして有名なのは、
TOSO、タチカワブラインド、ニチベイの3社です。

もちろん、それぞれの特徴や多少のメカの違い、
価格の上下もありますが、家電ではなくインテリアなので、
もうそこは、 お客様好みの生地があるかどうか! の違いでしかありません。

・・・と、私は思っています。

これが、海外メーカーと国内メーカーになりますと、
在庫や、メカの構造、アフターケア等、違いが大きいこともあるのですが・・・。

ということで、『こごまま様』が気に入られたのは、
TOSOの生地。

レースはこちら。
遮熱効果はないのですが、この花柄を大変気に入られ、こちらに決定。

ヒュージ_フラワー・マルチカラー_TR-2177-L14000444

反対に、こちらの厚地には、遮光機能(←遮熱とは違います) がありますので、
40度近い真夏など、窓の途中まで下げてお出かけ頂けば、
お部屋に入る太陽光を遮り、三銃士を暑さから守ってくれます。

コルトシークル_カーマイン_TR-8472_TR-8372_TF-4472_TF-4372_TP-4220_TP-4224_TS-8372-L10000593

そして、いよいよ取り付けの日。

IMG_5546

『こごまま様』には、お打合せの度に毎回大笑いさせて頂いたのですが、
この日も、凄腕の職人さん(別名小林さん) を眺めながら、そして、
三銃士の不思議そうな顔を楽しみながら、終了まで散々笑わせて頂きました。

IMG_5555

さて、隙間が大きくなってしまうL字の部分ですが、
少しでも軽減されるよう、片側は、レース、厚地ともに逆巻きにしました。

IMG_5552

スクリーンの生地が、メカ(=芯)の向こう側に落ちるのではなく、
手前に落ちるのが逆巻きです。

小窓チェーンメカ_逆巻き仕様タイプ_閉-L14000484

そして、このL字部分のサイズを出すのが、私にとって最大の難関なのですが、
今回は、本当に無駄なく最小の隙間になるよう納まってます!

IMG_5549

ブラボ~♪

なぜならそれは、凄腕の職人さん(別名小林さん) に採寸に入って頂いたから!

そう、お部屋全面を覆う大窓、
なおかつ、L字、
なおかつ、隙間を最小限にして納める・・・には、

1cm間違っても命取りになると思い、
1人での採寸が不安だった為、事前に見て頂いたのです。

この、大型のL字窓の採寸が、私には最大のネック。
もっと、学ばねば。

それはともかく、あれよあれよという間に取り付けが完了しました。

レースの様子はこちら。

IMG_5547_640

厚地が下りると、またがらりと雰囲気が変わります。

IMG_5562_640

ここで、『こごまま様』が、

スクリーンの間の隙間が、スリットのデザインみたいで
むしろ素敵ですね!と、言って下さいました。

確かに!!

この大窓を、隙間なく生地が覆っていたら、
少し息苦しく感じるかもしれません。

よかった~・・・。

さて、今回のお客様『こごまま様』ですが、‟Tonkinese Times” という
猫好きにはたまらないブログを書いてらっしゃいます。

『こごまま様』は、そこでお使いになっているお名前。

そして、なんとこのカーテンの取り換えも記事にして下さいました。
ご趣味のカメラで撮った、私のとは比べ物にならない美しい写真で
ご紹介くださってます。
(2015年3月の記事をご覧ください。)

イケメン三銃士の姿はもちろんのこと、
『こごまま様』のお好きなものがたくさん詰まった、
居心地のよいリビングも、ご覧頂けます!